自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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二話

「お前達は本当に愚かだな。」

 

はい、来ましたね5月1日。

あれから今日までは特になにもしなかったです。

強いて言うなら綾小路君とかなり仲良くなったことぐらいか。

あ、そういえば監視カメラ全部探しました!

クッソ多かったんやけど。まあ入れへん所は行ってないけど普通に過ごしてて通る可能性のある場所は全部確認した。

 

てか結構お金使っちゃってねー。今もう4万ぐらいしかないのよ。

え?なんに使ったって?肥料だよ肥料!あと普通に食費。

は?我慢しろ?米とか買わんと生活できんやろが。

は?米食わんとおれるやと?テメェさては非国民やな?(名推理)

そうそう、米と言えば、米の研ぎ汁を野菜にあげるとエコだよって言うの知って実践中。この学校もしかして実力ある奴じゃなくてエコな人材育てたいんちゃうか?

 

さてさて、茶柱先生の話を聞き流していたらいつの間にかホームルーム終わってました。

 

放課後は平田君が対策会議を開くのでそれには参加しましょう。参加しとかないと協調性無い人間やと思われるからね。

 

 

さ、放課後や。『キンコンカンコーン』

お、これは綾小路君お呼び出しやな。

頑張れ綾小路君。女教師と生徒…なんかえっちだ…。(錯乱)

 

『1年Dクラス綾小路君、草元君、茶柱先生がお呼びです。至急職員室まで来て下さい。』

 

 

 

ふぁっ!!!!?????

お、俺も!!!?????

な、ななななななんで!??

 

「俺達なんかしたか?」

 

綾小路君が話しかけてくる。

 

「……もしかしてシャワー借りるとかアカンかったんかな。」

 

「いや、それなら草元の浴槽だろう。畑作ってるんだぞ?」

 

うーん心当たりがあるのがなぁ。

もしかして俺怒られるだけなんちゃう?

 

 

 

 

「ここに入れ。」

 

え、マジでこのイベント参加させられるの?

ちょっと怒られるだけやと思ってたんやけど…。

えぇ……マジで?

 

 

さて、堀北ちゃんが入って来たので聞き耳を立ててます。

 

うーん、原作通りの流れ。

なんで俺目付けられてんの?

入試…は俺じゃないからわからんけど、テストは別に普通やったやん?

うーん、菜園作るのって違反やったりするんかな?

てかそれしか心当たりないわ。

 

 

茶柱先生に呼ばれたのでさっさと出て50点すげー!の流れをする。

マジで全部50点や…すげぇな。

 

「さて、次はお前だ、草元。」

 

「いや、マジで意味わからんのですけど。なんかしましたっけ?」

 

「心当たりが無いなら見てもらった方が早いだろう。」

 

そう言って何枚かの写真をプリントアウトした紙を広げた。

 

「入学してから2日目、校内の全ての監視カメラにお前が写っていた。ご丁寧にマッピングまでしているようで感心したぞ。」

 

あ、え、あ……おぉーーーん。

確かに言われて見ればバッチリ写りこんでますねぇ…。

いや、ちゃうねん、言い訳させて!

画角とかも知らなあかんからちゃんと正面から確認せなアカンかってん!これは沼じゃないから許してくれ…。

 

「確かにそうすね。で、これが?」

 

まずはすっとぼけてみる。

 

「とぼけるな。それからの2週間ほどでほぼ全ての監視カメラを確認しているな?敷地内にあるほぼ全ての監視カメラを把握しているのはお前だけだ。」

 

んー、まぁそうだよね。

てか龍園君まだ監視カメラ確認してなかったんや…あくしてくれよ。お陰で俺がこんな目にあってるじゃねぇかよ。

 

「これは…褒められてる?んすかね?」

 

「さらにお前のポイントの使用履歴も調べさせて貰った。野菜の種に土、肥料、プランター…農業でもする気か?」

 

こっわ!!なんで知ってんの!??

マジで怖いんやけど!どうやって調べたんよ…

 

「あー、えーと、実は実家が農家でですね。」

 

「お前の実家は大阪の大都会だろうに。」

 

ばれてーら。

 

「てかよくそんなこと調べましたね。」

 

「生徒の行動を見守るのも教師の役目だ。」

 

うそだ!!こいつはAに上がりたいだけなんだ!

俺達を利用しようとしてるんだ!

 

「…別に趣味で家庭菜園しても良くないですか?」

 

「そうだな。本当に趣味ならな。」

 

えぇー…この人マジで怖い。

趣味とかも全部調べてるんちゃうか?この人絶対結婚できない!ヤンデレ…いやヤンヤンやもん!絶対!

 

「じゃあ趣味じゃないとしてなんの問題があるんですか?」

 

「問題は無いさ。しかしクラスの奴らが知れば野菜を求めて押しかけるだろうな。」

 

うーん、野菜を求めて押しかけるって言葉の響きが全然シリアスじゃないんよなぁ…。

 

「別に話してもええですよ。こっちは無料でお裾分けなんかする義理ないですし。

てか、何がしたいんすか?綾小路君が凄いかもしれない、俺がもしかしたら凄いかもしれない。それを堀北ちゃんの前で話して何の意味があるんですか?」

 

とりあえず結論を急がせる。これ以上とぼけても意味がないやろ。

 

「別に何も。ただ堀北がAクラスに上がりたいと言うからその手助けをしているだけだ。」

 

堀北が…ねぇ。

ふーん。

 

「さぁ、これから職員会議だ、さっさと出て行け。」

 

えー、どうしよー。言っちゃった方がええんかな?

でもなー、目付けられるしなー。あ、もうついてるか。

じゃあええや。

 

「そんなにAクラスに未練かおありですか?茶柱先生。」

 

「なに?」

 

弛緩しかけた空気が引き締まる。

 

「トラウマって…振り切るの大変ですよね。あと一歩だったのに届かない。もしもあの時、なになにをしてたら、なになにしていなければ。過去のたらればに捉われて生きるの大変ですよね。」

 

「な、何を言って…」

 

「リベンジしたいなら素直に頼めば良いのに。じゃ、さいなら。」

 

そう言って出て行く。

決まった…これは脳汁出ますわー。

 

 

 

 

決めてしまった高揚感から、鼻歌を歌いながら歩いていると、後ろを歩く堀北から声がかかる。

 

「貴方達、何者?」

 

「達って心外だな。俺は一般高校生だ。」

 

「ほんまやで。俺達のどこが変やっちゅうねん。」

 

「いや、草元はなんか違うだろ。」

 

え、それはショック…

 

「あなたもよ、綾小路君。全部50点なんておかしいわ。」

 

「いや、俺はたまたまだ。断じてこいつとは違う。」

 

「そうゆう言い方をされると傷付くんやけど…」

 

「それは悪かった。」

 

「許してやろう。てか全部50点取れる方がすごいと思うんやけど。」

 

「いや、だから偶々だって。」

 

「勝手に話を進めないでちょうだい。」

 

怒られちゃった…ご褒美です。ありがとうございます。

 

「あなた達に…協力をお願いしたいの。」

 

「「協力ぅ?」」

 

ここはしっかりと合わせた。

 

「そう。Aクラスに上がるための協力。どうかしら?あなた達は私の指示に従うだけでプライベートポイントが増えていく。悪い話ではないはずよ。」

 

残念だが堀北、俺にだって譲れないものがあるんだ。

俺の最も好きな事の一つは、自分より強いと思っている相手にNO!と言ってやる事だ!!

 

「…だが断る!」

「断る。」

 

「ありがとう2人とも。協力してくれると思っていたわ。」

 

無理でした☆

 

 

 

言いたいことだけ言った堀北はさっさと寮に帰ってしまった。

 

えぇ…なんでこうなったの…。

俺なんかただ知ってるだけで何の取り柄もないぞ?

しかもなんか原作改変ムーブ入ってるしよー!!

 

「どうする?草元。」

 

「…どうせ綾小路君暇やろ?俺は農業で忙しいから。」

 

「ちょ、マジで言ってるのか?」

 

「堀北には、Aに上がったらお裾分けしてあげるって言っといて。頼んだぞ。」

 

逃げるが勝ちよ。すまんなぁ綾小路はん。君には生贄になってもらうわ。

 

もう二度と会う事はない。サラダバー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上がったよー。」

 

「あぁ。」

 

今日もお風呂借りました草元です。

 

今気付いたけど風呂上がった後ずっと綾小路君の部屋おるからほぼ2人部屋よな。

流石に寝るときは部屋に帰ってるけど。

 

「…草元は戸惑ってないんだな。」

 

「戸惑う?何に?」

 

「今日の事だ。皆ポイントはゼロだと言われて、さらに不良品とまで言われて多少なりとも動揺してるのに草元はそんな様子がない。」

 

「いやいや、俺だって結構動揺してるんやで?」

 

「その割には茶柱先生が話してる時は上の空だったがな。」

 

見てたんかコイツ。いやー失敗やったな…一応驚いた風に演技しとけば良かった…

 

「なんで見てるねん。ハハーン、さては俺の事好きやな?」

 

「いや、断じてそんな趣味は無い。それに茶柱先生の事もだ。何を知ってるんだ?」

 

おぉ、踏み込んでくるね。もしかして俺の事見極めるムーブか?

どうしようかな…。

 

「………偶々よ偶々。偶々知ってるだけや。」

 

「……そうか。」

 

うーーん、一応切り抜けたか?グレーではあるけど黒ではない感じぽいな。

でもやられっぱなしは性に合わん!

 

「綾小路君ってさては凄い奴?」

 

「は?俺は凡人だぞ?」

 

「またその問答するの?たまたま全部50点に揃う奴なんかおらんねんて。ええ加減認めたら?」

 

「いや、認めるも何もたまたまなんだから…」

 

「ん、せやな、認めんでもええや。俺が君が凄い事を見抜いてて、君は俺が見抜いてる事を知ってる。それでオッケーや。」

 

「…もうそれでいい。」

 

勝った…

 

「そういえば堀北ちゃんの連絡先持ってんの?」

 

「堀北の?なんでだ?」

 

「だって堀北の手となり足となる訳やねんからメールぐらい出来んとアレじゃない?」

 

「あー、たしかにそうか。」

 

「てことはまだ伝言伝えてないんやんな?」

 

「そうだな。」

 

「んじゃ伝言取り消しでええよ。俺も手伝うわ。」

 

「え、手伝うのか?」

 

「気が変わってん。俺"も"手伝うから綾小路君"も"全力で頑張ろな。」

 

なんやかんやで話を終えて部屋に帰った。

 

 

協力することに意思を変えた理由だが、もう既に手遅れな事に気付いたからだ。

 

というのも、まず綾小路君と仲良くなっちゃったこと。

どう考えても毎日風呂に入りに来るから友情自然消滅戦法は使えない。この不景気(Dクラスだけ)で他のクラスメイトが風呂を貸してくれるはずもない。

つまり綾小路君と友好的な関係を築くほかに道は無いのだ。

二学期以降の軽井沢とまでは行かずとも、クラスに必要な存在だと認知されれば王の庇護(?)を受けられる可能性もある。

 

次に茶柱先生に目をつけられちったこと。

これが一番の想定外。

だってそんなんバレへん思うやん…監視カメラ全部見るなんか思わんやん?しかもポイントの使用履歴まで探してさ!

あれ、なんか茶柱先生の苦労が身にしみてきた気がする。ずっとカメラを早戻ししたり巻き戻ししたりして俺がどこに映り込んでるか探すなんか途方もない作業やし。

人事課とかゆう言葉もあるぐらいやからポイントの使用履歴もそうゆう特別な課に頭下げて聞きに行ったってことやんな?

俺のためにこんなにしてくれてたんか……苦労したやろうな…パソコンの前で目を血走らせる茶柱先生が目に浮かぶ。やべ、涙出てきた。ごめんな、2人の前であんなこと言ってもて。

今度モンスターエナジー奢ってあげよ。(奢るとは言ってない)

 

 

まあとにかく、既に原作ブレイクはしちゃってるわけよ。

ならもう玉の輿しかねぇよなぁ!?って感じや。

 

綾小路君おったら絶対勝つる。間違いない。

原作と多少変わったところで問題ないやろ綾小路君やし。

 

 

さぁ明日からお勉強会か…さっさと寝よう。




はい。
全員原作もしくはアニメ知ってる前提で書いてるから細かい説明とか全部抜いてるんですけど大丈夫ですかね?
さすがに船上試験からはアニメ勢のために一応書く気なんですけど、いらないっぽいなら書かないです。

ステータスって後書きに書くのと本文に書くのどっちが良いんですかね?とりあえず今回は後書きに書いときます。

草元剛 くさもと つよし

学力   Bー
知性   C+
判断力  C+
身体能力 C+
協調性  Bー

担任所見
綾小路君とよく一緒にいるようです。他のクラスメイトとも良好な関係を築けています。


こんな感じでええんかな?
実は過去の話とか全然考えてなくて、このまま何の深みもなく過ごしていく感じになりそうです。

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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