二年生編の二巻が出ましたので、とりあえず更新しておきます。
久々の更新なんで自分が書いたの全話見たんですけど、なんかわかりにくい所多いね。文章力は多少上がったと思うんで、見やすくなってくれてると嬉しいです。かなり文の感じ変わってる?かな?
後書きの方にて、感想でたくさん頂いたタイトル詐欺状態についてのお話をしますので気になる方は見てください。
3月8日。
俺達Cクラスは大人しく席に座って茶柱先生の入室を待っている。
雰囲気は非常に重たい。その理由は、40あったはずの机と椅子が39しかない……一つ欠けた事にある。
前回のクラス内投票にて、大事な大事なクラスメイトである山内春樹が退学してしまったのだ。
そんな彼らにとってみれば、これから発表される一年生最後の特別試験には並々ならぬ緊張感を持ってしまうことは仕方のない事だ。
………ま!俺にとっては全く全然関係無いんですけどね!
なにせ試験内容も結果も知ってるからね。なーんの心配も無い。
しばらくすると茶柱先生が入って来て、特別試験の説明を始めた。
最後の試験は『選抜種目試験』。
5種類の本命ともう半分のダミーを合わせた10種類の種目を公表して、本命である5種目を対戦するクラス同士で集めた10種目の内から7種目を選び勝敗を競う。因みにその7種目は学校側のシステムによってランダムに選ばれる。
そして、この試験では『司令塔』を立てなくてはならない。司令塔は直接種目には参加せず、監督のような立ち位置になる。その権限は大きく、例えばチームスポーツだと選手の交代の指示、囲碁や将棋では競技者に代わって指すことが出来る。事前に司令塔が関与できる内容はあらかじめ設定される事になるが…。因みに負けたら司令塔は退学になる。
一先ず、まとめるとこんな感じだろうか。細かいルールは沢山あるがこんなもんだろう。
さてさて、今回の試験での俺の動きについて改めて考えよう。
まず、望む着地点は原作通りの敗北だ。
理由としては、単純に原作改変による影響が怖い。
確かに俺のせいで歪みを発生しているが、きよぽん自身への変化は殆ど無い。もし今回勝ったとして、プロテクトポイントを保持しているせいで試験の内容がより鬼畜なものになると俺の原作知識が通用しなくなる可能性があるのだ。
何度も言ってるけど、俺なんて原作知識が無かったらただのパンピーやからな?舐めるなよ?
そんな訳で、今回の試験で勝ちに行く必要はない。
しかも、俺個人が頑張った所でどうこうなる戦力差でもないからどうしようもない。せいぜい戦犯にならないように頑張るぐらいかな?
というかそもそも、俺らが勝ちそうになったら月城理事代行様が『調整』するやろうしな。
とは言え、何もせず試験まで無駄な時間を過ごす気は無い。
この先に待つバケモン一年生達に万が一でも頃されないように何かしらの手段を取っておきたい。
…………ま!なーんにも思いつかないんですけどね!
まぁ、またそれぞれのイベントの時に考えるわ。まだ後一ヶ月もあるし、なんとかなるやろ。
今回の試験について考えていると、前回の試験についての説明を堀北ちゃんが終わらせていたようだ。
俺からすれば山内はただのバカやから必要な犠牲と思えるんやけど、そんなこと言うたらボコられるから言わなーい。
昼休みの話し合いでは平田君と高円寺君が早々に退出。
話し合いなんか関係無いぜ!という強い意志を感じた。っょぃ。
そして放課後、きよぽんが対戦相手を決めに行き、原作通りAクラスと対決することになった。まぁ予定調和やな。
因みに、今日は軽井沢さんの誕生日だ。
別に覚えていた訳じゃ無い。きよぽんから相談を受けていたのだ。「誕生日プレゼント、何を贈れば良い?」ってな。
そこは当然俺も「ググれカス」って返したやったぜ!(ドヤァ)
なお、ハートのネックレスを贈ったと聞いてニヤついてしまったのは内緒である。
次の日の放課後。
「平田くん!」
「ひ、平田くんっ!」
チッ!ひらたくぅん(はぁと)…じゃねぇよ。イケメンだからってチヤホヤされやがって。ペッ!ペッ!
と言っても、無視されても構わずアタックし続ける女子達を尊敬したいと思います。コレ男子が女子に同じことやられてたら二、三回で心折れるからなぁ…。
今日の話し合いは、殆どが高円寺君についてだ。
実際、高円寺君が本気の本気で何かをしたところはついぞ見たことがない。なのに負ける想像がつかないのはどうしてだろう。
その日の夕方、話し合いを終えた後の事だった。
ある人物からメールが届いた。ご丁寧に場所の指定までされている。
二度と連絡してくることはないと思っていただけに、どういう話なのか非常に興味があるので、向かってみることにした。まぁ、興味が無くても念のために行ってたやろうけど。
「久しぶり…?いや、ついこの間会ったか」
「そうだな……まぁ座れよ」
いつも通りの焼肉……では無い。俺を呼び出した龍園御用達のカラオケだ。
「どしたん?俺の歌声でも聴きたくなったん?」
「フ…冗談は止せ。耳が悪くなったらどうすんだ」
「あ、俺の事舐めてるな?俺そんなに歌下手くそちゃうで?」
そんな風に軽口を言い合う。
正直な話、もう二度とこうして話すことはないと思っていた。今回の試験を機に、またクラスを引っ張っていく立場になるのだから、綾小路とつるむ俺と接触する事はないだろうと思っていた。
このタイミングでの接触………あれ?そもそももう石崎達からのお願いイベントあったんか?
「…まぁそれはさておいて。どうゆう用なん?」
もう既に6時を回っており、そろそろ帰らないと7時からの番組を見逃してしまう。出来たら早く用を済ませたいんやけど…。
「まぁ待てよ。もう少し雑談でも楽しもうじゃねぇか」
「……………良えけど」
怪しい。俺は龍園君という男をかなり信頼している。だが信用はしていない。
そして龍園という男をかなり買っている。綾小路清隆とかゆう化け物の最初の犠牲者になってしまい噛ませ犬の汚名を着せられたが、俺は龍園という男は坂柳にすら勝ち得る存在だと思っている。
まあ早い話、この雑談によって何が起こるのか…それが不安で仕方ないっちゅうこっちゃな。
雑談をしているうちに、時刻は8時を回った。
めちゃめちゃ警戒していたが、特に何も起きる様子は無い。
警戒し過ぎやったか?ほんまに雑談楽しみたかっただけ…?
いやいや、龍園に限ってそんなこと無いやろ。無いよね?あったとしたら俺の好感度がマックスハートするんやけど……。
「…そろそろ行くか」
時間をチラリと確認すると、立ち上がって荷物を持つ。
「行くって…帰るってこと?」
「良いからついて来い」
「…はぁー、へいへい」
まさかこの後に及んでボッコボコにされてこの前の復讐をされるなんて事はないやろうしな。
……後に、俺はこの時の甘い判断を呪った。
邪智暴虐の王リュウエンティヌスは、俺の想像通りに動くような人物では無かったのだ。
「もう限界!」
カラオケルームの一室に、伊吹の大声が響く。
龍園を呼び出し、特別試験の話をしようと約束したのが4時半。
しかし時刻は既に8時を回っており、すっぽかされた以外考えられない。
「なんだかんだ、おまえも10曲くらい歌ったじゃねえか」
「伊吹さんの限界は、まだまだこれからのはずです」
椎名ののほほんとした声は伊吹の苛立ちを加速させる。
「それが限界に限界を重ねたってことよ!」
「では限界突破を目指しましょう」
「冗談じゃない!」
「プリプリ怒りやがって……。いっつも怒ってて疲れないのか?」
「あんたの顔見てると百万倍疲れるのよ」
止めようとする石崎の手を振り払い、出て行こうと扉に手をかける直前でひとりでに扉が開く。
「なんだおまえら、まさか本気で来ると思って待ってやがったのか?」
笑いながら入って来た龍園に、石崎と伊吹は身体が硬直する。
もはや来るはずがないと思っていたからだ。
「遅刻ですよ龍園くん」
「それにしちゃ、随分と楽しそうだな」
「ええ。私カラオケに来たの初めてなんです、とても楽しくて楽しくて」
「なら俺は帰るとするか。精々楽しめよ伊吹」
邪魔だろ?と扉を閉めようとするのを伊吹が止める。
「私をこれ以上カラオケ地獄に落とすならあんたをぶっ飛ばす」
「クク。怖ぇよ」
石崎に炭酸水を注文させてソファに腰を下ろすと、入口の方へ視線を向ける。
「おい、何やってんだ。とっとと入ってこいよ」
「…………帰って良い?」
「草元!??」
「あら、これは珍しい客ですね」
驚くのも無理は無い。
龍園が来ただけでも割と驚きなのに、あの綾小路と同じクラスである草元まで来ているなど驚かずにはいられない。
「いや、マジでナニコレ……俺なんかやっちゃいました?」
「良いから座れよ」
「いや……えぇ……」
草元は渋々と言った感じでソファに腰掛ける。
「俺このC…じゃなかった、Dクラスの集まりに居る意味ある?というか俺他クラスやぞ?」
「後で話してやるから待ってろよ」
「えぇー……うそやん……」
軽ーく会話を繰り広げる二人を、伊吹と石崎は半ば放心状態で見守っていた。
我を取り戻したらしい伊吹が、即座に龍園を睨み付ける。
「ちょっと!どうゆうこと!?なんでコイツがいるのよ!」
当然の疑問だろう。
「後で話してやるから、コイツについては黙ってろ」
「っ!あんたねぇ!!」
「お、おい落ち着けよ伊吹。龍園さんに噛みついたって良いことないぜ」
ヒートアップする伊吹を収めようと石崎が口を開く。
「あんたはあんたで、いつまで腰ぎんちゃくやってんのよ」
「いつまでって、俺は……俺は、龍園さんについていくって決めたんだよ」
「よく言うわよ。最初は散々嫌ってたくせに」
「そ、それは、余計なこと言うなよ!」
二人の火花を尻目に、草元は椎名とタブレットを覗きながらなにやら話をしている。
「このバカはあんたの口車に乗せられて、折角の指名権でBクラスを指名したのよ?」
「らしいな」
「コイツはあんたに心酔してる。つまり発言したあんたにも一定の責任はあるってことよ」
「クク、それなら仕方ねーな。俺も迂闊な発言をしたもんだぜ」
笑って龍園は話し出す。
「俺が入学当初、Bクラスに仕掛けた内容は覚えているか?」
石崎はチラリと草元を見やるが、気にしないことに決めたのか答えを口にする。
「……確か仲間割れをさせようとしたんですよね?」
「結果はどうなった」
「効果ありませんでした。あのクラスは早々に結束力は高かったですよね」
「そうだ。あいつらはどのクラスよりも結束力、団結力が高い」
「だからこういった総合戦は、対戦相手として避けたいクラスなんじゃないの」
「俺も、まだそう思ってます。リーダーの一之瀬も、それを慕う連中も厄介ですよ」
「…草元、テメェはどう思う?」
「え、俺!?うーん……」
唐突にボールを投げられた草元は、驚きながらも考えている。
「有り体に言えば、量産型優等生の集まり……とか?」
知らんけど、と付け加えた。
「椎名、おまえはBクラスをどう分析する」
「そうですね……先のお二方の言うようにBクラスは強いです。全ての能力がアベレージより上ですし。何よりあれだけ仲睦まじいのは羨ましいことではあります、が……。ただそれだけのクラスとも言えます。特別な脅威を持たない、単なる仲良しクラス、と」
それぞれの意見を聞いた後、龍園は自らの評価を口にする。
「俺に言わせればBクラス最大の欠点は一之瀬……いや、リーダーの不在にある」
「ちょ、ちょっと待ってよ。意味わかんないんだけど。一之瀬がリーダーでしょ?」
「一之瀬も神崎も、本来リーダー向きじゃない。そうだろ?」
そう言って草元に目を向ける龍園。
「また俺?何?俺のこと好きなん?」
「良いから答えろ」
「えー…まぁ、そうやろ。纏める力と導く力は別やしな。それにああゆうタイプは理想を追い求めて潰れるタイプや。ソースは平田」
「ま、そうゆうことだ」
「しかし相性としては最悪なのに変わりないんじゃありませんか?」
「どこと戦っても勝てる可能性は数%前後ってところか」
「……そ、そんなに開きがあるんですか俺たち」
「だが……少しやり方を工夫するだけで、1割に満たない勝率が5割近く、場合にやっちゃそれ以上に跳ね上がることもある」
一枚の折り畳まれた紙を、龍園は椎名に手渡す。
10種目の名前と本命の印が5つが書かれてあるが……。
「当日はこの試験をぶち込む」
「ちょっと!これ全部……」
「そうだ。その種目は全て力で捻じ伏せるだけの種目だ」
そこに書かれたあったのは、空手や柔道、テコンドーなどの肉体を酷使する10種目だった。
キリが良いんで一旦ここで切ります。
さて。ではタイトルの話を。
休止している間にも有難いことにたくさんの感想を頂きまして、そこでタイトル詐欺状態になってるのは不味いんじゃないの?ってご指摘を多数頂きました。言い訳ならいくつか思いつくんですけど、納得せざるを得ないのは確かなんで、流石にどうにかせんとアカンなと、思ったわけであります、えぇ。
ならばどうすると。ただの知識チートマン系と差別化を図るためにこんなタイトルにしたわけで、それを完全に消してしまうのもなんかなぁ…と考えたわけですよ。
と、言うわけで
『野菜を育てて始めるよう実生活』
みたいな感じにしたいんですけどどうでしょう?
もっと良い感じのがあったら案を出して貰えると嬉しいです。
次かその次ぐらいで特別試験終わったらまた暫く休止かな?って思うんで、それまで代案は受け付けたいと思います。
後、密かに花山薫をよう実にぶち込むのを考えたんですけどどうでしょう。ただの思いつきやけど。
タイトルどうする?
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変えた方が良い
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変える必要無い
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花山inよう実書いてみてくれ