自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

28 / 29
こっからまた暫くお休みかな?
何日かしたらタイトル募集は締め切るんでなんか案があれば活動報告の方にお願いしまーす。


二十八話

Cクラスの子達とカラオケを楽しんでからは、実に平凡な毎日を送ることになった。

種目の話し合いに参加したりしながら、ダラダラと日々を過ごしていく。俺も得意な事を書き出すように言われていたから、とりあえずしりとりって書いといた。「ぷ」攻めの恐ろしさを思い知らせたるわ。因みにやけど、プルトップで「ぷ」カウンターが出来るから覚えといた方がええで。……なんの豆知識やコレ。

 

ある昼休みには、BクラスがDクラスから嫌がらせを受けているという愚痴を聞かされることもあった。うんうん。ちゃんとこなせてるみたいで安心したわ。

白々しく「えーそうなのー?」「やばーい」と相槌を打ちながらちょくちょく会話に入っていく。こんなに白々しく嘘吐けるの俺だけちゃうか?……いや、そんなことないな。

 

 

 

 

さて。本日、3月14日。

ここで非常に重大なイベントがある。

そう、ホワイトデーだ。

 

原作ではサクサクっと流されていたが、俺にとってはそんなにサクッと終わらせられるようなイベントでは無い。

 

バレンタインで貰ったチョコは3つ。長谷部波瑠加ことはるちゃんと佐倉愛里ちゃん、そしてあの櫛田桔梗。

最初の二人はまぁ良いよ。適当にチョコ買って渡しても問題無いやろうしな。

 

問題なのは櫛田桔梗。

思い出して欲しい。俺が櫛田ちゃんと別れたのはついこの間、三月頭のことだ。しかしバレンタインは2月14日……つまり、バレンタインチョコを貰ったのは付き合っている間の話なのだ。

これは非常にシビアな問題で、返さなければ女子のネットワークで恩知らずだと囁かれるだろうし、返そうものなら「復縁を狙っている」だの「未練がある」といった噂がばら撒かれる可能性だってある。

俺の内心では返したくないぐらいなんだが、それはそれで外野(池とか池とか)がうるさい。となれば当てつけの意味を込めてチロルチョコ辺りが無難かと思ったが、それはそれで最低男子のレッテルを貼られる。

 

つまり、八方塞がりというわけだ。

 

そもそも、どうして日本はホワイトデーなんて文化を作ったんだろうか。そんなんバレンタインデーをお菓子交換会にすれば済む話やんけ。なんで一ヶ月も空けるねん。その間にカップルが別れたらどんな気持ちになるか考えたこと無いんかオォン?

いや、普通の社会なら別に問題無いと思うんやけど、ココは高校生でしかも超閉鎖都市やで?会うやつ会うやつ殆どが知り合いなんやから噂もすぐ根付くやん?そうなったら、ホラ、レッテル祭りやん。

南雲会長にホワイトデー廃止の規則作ってもらおっかな……。

 

 

閑話休題。

とにかく、櫛田ちゃんへのお返しをどうするかを考えなければいけない。幸い今日は休日だから、買いに行く時間も渡すチャンスも沢山ある。

 

まず、返さないという選択肢は除外する。

タダで食い物を貰うのはなんとなく罰当たりな気がするし、そもそも俺はやられたらやり返すタイプなので何かしらのお返しはしておきたい。

 

なら何をあげるのか…って話なんやけど……どうしよ。

当てつけ的な意味を込めるならチロルチョコとかチョコボールみたいな安っぽいお菓子をいっぱいあげれば良いんやけど……。

あ、そうや!こうゆう時は龍園くんを頼れば良いんや!やっぱ、困ったときは龍園なんだよなぁ…。

 

では、早速電話を…

 

数回のコールの末にようやく電話に出てくれた。

 

 

「もしもし龍園君、今暇?」

 

『……なんの用だ?』

 

「あのさ、相談に乗って欲しいんやけどさ」

 

『………………』

 

「櫛田ちゃんへのホワイトデーのお返し何が良いと思う?」

 

『…は?』

 

「いや、一応本命チョコとして貰ったわけやん?返さんのは不義かなーって。でもどんくらいのもんを返したら良いか分からんやん?で、こうして聞いてるわけよ」

 

『…切るぞ』

 

「え?おい、ちょ、待てよ!おい!おーい……あ、切りおったアイツ」

 

俺のキムタク風「ちょ、待てよ」が通じんとは……中々やるじゃん。

 

じゃ、もっかい掛けるやでー!

 

 

『………なんだよ』

 

「いや、それでさ、俺としてはちゃんとした物じゃなくて、嫌がらせっぽい物が良いのよ。嫌がらせとか姑息って言えば龍園君やん?」

 

『殴るぞテメェ』

 

「だから性格最悪野郎筆頭の龍園君にアドバイスを貰おうと………あ、また切りおった」

 

フン、この程度で尻尾を巻いて逃げ出すとはな…豆腐メンタルめ!

そんなんじゃ坂柳にも勝てんぞ??(虎の威を借る狐)

 

じゃ、自分三度目(の掛け直し)良いっスか?

 

 

…………………

 

…………………

 

…………………

 

…………………

 

……さてはアイツ着信拒否しよったな?

 

あーあ、頼みの綱が途切れてしまった……。

 

結局なんの役にも立たんかったし……他に誰か性格悪いやつおったっけ?考えろ……。坂柳さん………いや、流石に聞けへんわ。悪そうなヤツと言えば南雲会長もあるけど接点すら無いしなぁ……。

なんでこの学校性格極悪でまともなヤツおらへんのや?(矛盾)

きよぽんは俗世から切り離されてたせいで役立たんし……修行僧かな?

 

どーしよっかな……ま、ここで考えててもしゃあないか。

適当にスーパー行ってから適当になんか買ったらええやろ。

 

 

 

歩きながら調べたところ、どうやらマシュマロには「貴方が嫌い」という意味が込められているらしい。美味しいのに……。

んじゃ、マシュマロでも買ってあげますか。

 

 

 

 

「あ」

 

「お」

 

Aクラスの橋本正義がいた。

 

「よう。買い物か?」

 

「そ。ホワイトデーのお菓子を買おっかなーって思って」

 

「へぇ…」

 

…そういえばコイツ誰かからチョコ貰って無かったっけ?

 

「橋本君は?」

 

「俺?俺はただブラブラしてるだけだよ」

 

「一人で?」

 

「そうだが…」

 

うーん…坂柳さんの御付きってイメージがあるから、坂柳さんもおるかなって思ったんやけどそんなことないんかな?というか、コイツ割と一人で目ぼしいヤツをストーキングしてたりするんか。今日も誰か追ってたりしたんかな?って思ったけど、こうして話してるんやからそれも無いか。

 

 

「そういや、櫛田と別れたって聞いたぞ?」

 

「どっからそんな情報仕入れてくんねん…」

 

なんで他クラスまで……いや、そりゃそうか。もはや一年生で知らぬ者無しやし、なんなら他学年にも知れ渡ってるんやからそうゆう話もすぐ広がるか。

 

「もしかして復縁狙ってたりすんのか?」

 

「んな訳あるかい」

 

「と、言いながら本音は?」

 

「だから、無いって」

 

…アレ?そう言えばコイツもボチボチ性格悪く無かったか?いや、根は良いやつではあると思うんやけどさ。

マシュマロって決めたけど、他の人の意見を聞いといて損はないやろ。

 

「……ちょっと相談があるんやけどさ」

 

「うん?」

 

「櫛田ちゃんへのお返しって何が良いと思う?」

 

「…やっぱ狙ってるじゃねぇか」

 

「だから違うって!」

 

コイツ、ホンマ…!

いや、マジでちゃうから。どんくらいちゃうかって言ったらピザとピッツァぐらい。あれ完全に別もんやからね?

 

「いやーそれならそうと早く言えよ!照れちゃってまぁ」

 

「いや、そうゆうんじゃなくて……もうええや」

 

もう別にええや。何贈っても変わらんやろうし、選んでくれるんやったらそれが一番やな。最悪なんか言われても人のせいに出来るし。言い訳は大事ってそれ一番言われてるから。

 

「…なんでも良いから何が良いか教えてくれ」

 

「任せろ」

 

グッとサムズアップする橋本君。

爽やか風の印象なのにそこはかとなく軽薄そうに見えるのはどうしてだろうか。

 

 

結局、5000円ぐらいのお菓子を買った。

元カノに5000円かけるの明らかにやべーやつな感じはあるけど、まぁ俺からすれば端金や。多分ウチのクラスで一番金持ってるから(唐突な富豪自慢)。

 

 

オラ、コイツ(5000円)やるからもう連絡してくんじゃねぇぞ?

 

お菓子を渡すと、表櫛田で受け取って礼まで言ってくれた。

うーん、ずっと表なら可愛いんやけどなぁ……。

 

 

 

 

週明けには対戦相手が選んだ10種目が発表された。

まぁ、俺が何かを考える必要は無い。選ばれたら普通にこなすだけだ。

 

それから数日経って突然平田君が復活した。

裏事情を知ってる俺からすれば大したことではないが、他の生徒からすれば突然の豹変に驚愕するのも無理はない。

 

一先ず、これでイベントは殆ど終わり、残すイベントは試験本番のみとなった。

 

 

ある日綾小路グループの面々と放課後集まっていると、ふとはるちゃんが口を開いた。因みにだが、はるちゃんと愛里ちゃんのホワイトデーはキチンと渡してある。

 

「ねぇねぇくさもん、噂で聞いたんだけどさ」

 

「おん?」

 

なんや改まって…。

水を口に含みながら話を聞く。

 

 

 

 

「キョーちゃんとの復縁を狙ってるってマジ?」

 

ブーーッ!!

 

やっべ盛大に吹いてもた。

 

「…今何つった?」

 

「え、いやだから、キョーちゃんとの復縁を狙ってるって…」

 

「おい波瑠加、人の恋路に口出しするもんじゃないぞ?」

 

「なによ、あっきーだって気になってたじゃん」

 

「それはそうだが…」

 

「いや、それデマやねんけど」

 

「…なーんだ。デマだったんだ」

 

「え、もしかして結構広まってるん?」

 

「キョーちゃん人気だしねー。割と広まってるよ?」

 

「なん……だと……」

 

ば、馬鹿な…。一体どういうことだ…。

どこからそんな噂が……。

 

「その噂のソースは?」

 

「んー、別に証拠とか根拠が出回ってる感じじゃないっぽい?かな?」

 

「………じゃあ、いつぐらいから?」

 

「どうなんだろ……割と最近だと思うんだけど……」

 

「誰から聞いたん?」

 

「んーっとねー、私は他の人が話してるのを聞いちゃっただけなんだけど…」

 

「それ誰か分かる?」

 

「名前は分かんないんだけど、確か……Aクラスの子だったかな?」

 

「…Aクラスね」

 

Aクラス………あ、アイツやな。

 

分かった、犯人はアイツや!

許さんぞ橋本正義!根も葉もない噂ばら撒きやがって!!ふぁっきゅー!!アイツ絶対許さんぞ!

 

 

草元は、密かに復讐を誓った。

 

 

 

 

 

 

 

試験当日、晴天に恵まれ、非常に爽やかな1日が始まった。

 

試験は進んで行き、結果は原作通りで何一つ変わりはない。

 

因みに、2勝1敗で迎えた4戦目の数学で俺の出番がやって来た。まぁ、俺が入ったところで大勢に影響があるわけじゃないから普通に負けたわ。

 

原作通りに最終戦までもつれ込み、最終種目であるチェスが始まった。

ルールをかじったことがある程度の俺でもすごいレベルが高いことが分かって、スゲーなーって思いました。まる。

カメラの向こう側では、あの二人がイチャイチャしてるんだろうなーと思うと何となく殺意が湧いてくる。

 

 

こちらも原作通りに敗北して、一年生最後の特別試験は終了。

 

月城半端ないって!生徒同士の試験に無理矢理割り込んでくるもん!そんなん出来る?言っといてや出来るんやったら!

 

そんなわけで、後は終業式や卒業式を残すのみとなった。

 




はい。龍園さんマジ好き。
肝心の試験はサクっと終わっちゃったけど別に良いやろ?
二年生編マジで先の展開が分からんから全く書けへんな。コレ一年ぐらい放置することになるってマ?

ポケモンのSS書きたい。

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。