自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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今日の午後だけで二話投稿してるので気を付けて下さい。

なんかWi-Fiには繋がってるのにネットには繋がらんくてポケモンHOME使えへんからコレ書くしかやること無いんで書きました。かつてないほど早く書けたんやけどコレってバグか?


九話

特別試験は2日目に入り、三度目、四度目のグループディスカッションも終了した。

あの後は特に何事もなく、たまーにBクラスと雑談をする程度で三、四度目のグループディスカッションは過ぎて行った。

 

そろそろ綾小路君が軽井沢さんの懐柔に着手している頃だろうか。

 

「よう」

 

そんな事を考えながらヒレ肉を口に運んでいると、龍園が話しかけて来た。

 

「おう、どした?なんかよう?」

 

ビビった〜。喧嘩しようぜ!とか言わんといてや?

 

「お前に用があって来た」

 

うーん、これはもう優待者ってバレてるんかな?その確認とかそんな感じか。

 

「ようここが分かったな」

 

「この船でステーキを食える所は限られてる」

 

「俺がいつもステーキ食ってる保証は無いやろ」

 

「だが、お前はここに居た」

 

はぁ…

 

「付けてたん?」

 

答えずにこちらに笑みを返す。

 

「…まあええわ。ほんで、どうしたん?まさか俺と一緒にステーキ食いにきた訳じゃ無いやろ?」

 

「それもいいかもな」

 

そう言って一つ開けた隣の席に座った。

え、マジで食うの?話あるなら一旦止めようと思ったんやけど。んじゃもう一個頼も!

 

追加でいちぼを頼んだが、龍園君は頼む様子は無い。

あれ?食わんの?かな?

 

 

「お前、優待者なんだろ?」

 

ま…そうだよねぇ。

 

「さあね」

 

「隠さなくてもいいぜ。既に全クラスの優待者は暴いた」

 

ほっ…俺が教えてあげんでも優待者見抜いてて安心したわ。

 

「へぇ〜、やるやん。

それで?なんでこの話を俺に?」

 

そこが分からん。優待者を見抜いて、それを俺に言った意味がわからん。

 

「取引がしたい。俺が竜グループを結果1にしてやる。そのかわりに

 

 

Dクラスのスパイになれ」

 

あ、そこで俺にシワ寄せがくんの?

なんでや。そんな俺二枚目みたいな風に見えるんか?

 

「それって俺にメリットあるんか?」

 

「単純な話だ。お前は優待者を当てられずに済んで、クラスポイントを吐き出さず、さらにはプライベートポイントまで貰える」

 

「なるほど。でも俺がスパイとして動いてクラスポイントが下がればその分メリットが薄れるんちゃうんか?」

 

「スパイとして動くなら金を払ってやる。言い値でもいい」

 

破格の条件やな。

いずれ敗北する龍園君のスパイとしてほんの数ヶ月我慢すればプライベートポイントがガッポガッポ手に入る訳か。

当然龍園君は負ける気なんかないからどちらかが見限るまでこの契約が続くと思ってる。

 

「コレを飲まなければクラスポイントが減るだけで大したデメリットにはならんやろ。そこんとこはどうなん?」

 

「いや、お前は飲むしかねえのさ」

 

そう言って入り口の方をさせば、アルベルトと石崎が待機していた。

こーれは不味いな。この3人相手じゃ100%逃げ切れへん。

 

「えらい物騒やな」

 

「だが、もちろんまだお前にもメリットがある」

 

「メリット?」

 

まだあんの?

 

「今この場で飲めば40万。どうだ?」

 

……マジで言うてんのコイツ。

破格過ぎるんやけど。

どうしよ。

 

まず考えないとアカン事は、スパイ活動のリスク。

バレたら村八分どころかリンチされる可能性だってある。

でも幸い俺には情報という大きなアドがあるから、先の展開を見据えればなんとか回避出来ない事はないはず。有用性さえ示し続ければ見捨てられるような事もないはず。

しかも龍園君はいずれ必ず沈む船。

龍園君が沈む時に一緒に沈まないように生命線さえ作っておけば問題無い。

なんなら、『負けたらこの契約は終わり』みたいな条件を付けたって大丈夫なはず。龍園君は負ける事なんか考えて無いから、多分通せる。

 

そう考えればここで受けておいた方が無難か?というかそもそも断る選択肢が用意されてない。携帯で助けを呼ぶような隙も無いし逃げる事もできない。ほぼ詰んでる状況。

 

ただそうなると、ペーパーシャッフルの時に櫛田ちゃんみたいに出来るかどうかが問題になる。正直それほど成績が良くないし。悪くもないけど。

それに櫛田ちゃんのイベントがまるまる無くなると、これからの展開に支障が出る可能性がある。

後で個別に櫛田ちゃんが協力を申し出る可能性だってあるけど、出来れば原作通りの流れには持って行っておきたい。

そうなると俺の仕事がどんな物になるか全くわからなくなるけど、櫛田ちゃんほどリスキーな仕事になる事は少ないはず……

 

 

 

 

よし。決めた。

 

「おーけー。スパイになったるわ」

 

笑みが一層深くなった。

 

「交渉成立だな」

 

「まだや」

 

「あ?」

 

「細かいとこまで詰めたい。基準を決めよう」

 

「例えば?」

 

「クラスメイトの情報は一口1000。満足出来なければ払わなくても良い。試験なんかの際の戦略は最低10万。これ以下の報酬なら受けない」

 

「……良いだろう」

 

よし。後は…

 

「もしお前が負けたらこの契約は無かった事にすること。俺やってお前と一緒に心中するのは嫌やしな」

 

「あぁ。構わないぜ」

 

「…それと後もう一つ」

 

「言ってみろ」

 

「櫛田桔梗、彼女にも声をかけること」

 

「櫛田?あのいい子ちゃんか?」

 

「そうや。アイツは堀北を死ぬ程恨んでるからな。それを交渉材料にでもしてスパイ活動をするように持ち掛けたら間違いなくのってくるやろ」

 

「…本当か?」

 

「もし無理やったらこの事全部バラしても良い。というかどうせこれも録音してるんやろ?」

 

龍園君が首を竦めて見せる。

 

息を吐いて続ける。

 

「多分俺よりも使える幅は広がるやろ。ただし、俺が斡旋した事は秘密にしてもらう。俺がスパイな事も秘密や」

 

「随分注文が多いな。全部蹴ってやったっていいんだぜ?」

 

「自分で言うのもなんやけど、俺みたいなヤツ嫌いじゃないやろ?」

 

さぁ……どうや?

 

「……いいぜ。交渉成立だ」

 

 

こうしてまことに不本意ながら、龍園君とコンタクトを取る事になって、その上スパイまでやらされる事になった。

 

 

 

 

それから特別試験は滞りなく進んで、すべてのグループのディスカッションが終了した。

残すは結果発表を残すのみだが、この結果だってもちろん知っている。

非常に申し訳ないが、堀北ちゃんの勝ち誇ったような顔はなかなか滑稽で笑えました。ごめんね。

 

 

現在俺は綾小路君と、カフェで人と試験結果を待っている。

 

「どうだった?」

 

「んー、龍園君がちょっと怖い所やけど、一先ずは大丈夫…かな?知らんけど」

 

そう答えた所で、軽井沢さんがやって来た。

 

「……お待たせ」

 

原作通りに懐柔出来たようで何よりやな。

 

「遅い時間に呼び出して悪かったな」

 

「ううん、それはいい……けど…」

 

そう言って俺に視線を向ける。

まあ、そりゃクラス運営にほとんど関わって無かった人がおったらそうなるよな。

 

「安心してくれ。コイツは信頼のおけるパ………仲………友達だ」

 

なかなか適切な表現が思いつかんかったみたいやな。

「パ」は………パーティ?…ではないか。ならパートナーとかその辺かな?

 

「そうなんだ……」

 

そう言って一度俺に視線を向けた後、様子を伺うように綾小路君を見て切り出した。

 

「あ、えっと……本当に、上手く行ったのかなって思って」

 

「大丈夫だ。間違いなくAクラスの人間がオレの名前を書いてメールを送っている」

 

「どうしてそう言いきれるわけ?」

 

「それは僕に渡した紙に意味があったんだよね、綾小路君」

 

瞬間、軽井沢さんが背後に置かれたきゅうりを見つけた猫のように肩を飛び跳ねさせて驚いていた。

まあ、ブチ切れてもた後に会ったら気まずいよな。

 

「試験お疲れ様三人とも。座ってもいいかな?」

 

「もちろんだ」

 

「そろそろ時間だね。堀北さんはまだなのかな?連絡してみたほうがいいんじゃ」

 

「あいつは意外とギリギリにくるヤツだからな。あと4分は待ったほうがいい」

 

「あ、きたみたい」

 

綾小路君が堀北ちゃんは思っているより早く到着したらしい。

 

「はぁ……目の前でこの集まりを見ると、ちょっとため息が出るわね」

 

「やっと来たか。てかその背後霊みたいなヤツは何なん?幻覚?」

 

「そうね。幻覚だと思ってくれて構わないわ」

 

「そりゃないぜ堀北。試験中は気を使って話しかけなかったんだぜ」

 

須藤君の幻覚が、堀北ちゃんの背後に立っていた。

一体いつから、そいつが須藤だと錯覚していた?

うーん、どうみても須藤君やわ。間違いない。鏡花水月の能力者がおらんかったら大丈夫。

 

 

しばらく話していると、龍園君が現れた。

 

「やっぱりここにいたのか」

 

「龍園…………!」

 

須藤君が立ち上がるが、見向きもせずに堀北ちゃんの近くに腰を下ろした。

 

「おまえと結果を楽しもうと思ってな。分かりやすい場所にいてくれて助かったぜ」

 

「ええ。頭の悪いあなたがわかりやすいようにこの場所を選んであげたの。感謝して」

 

「それにしても鈴音。おまえにしちゃ随分と大所帯だな。どうゆう心境の変化だ?」

 

「あなたにしつこく付き纏われている。その相談をしていたのよ」

 

軽口と辛口を飛ばしあいながら会話が繰り広げられる。

 

「……だったら教えてもらおうかしら、竜グループの優待者が誰だったのか」

 

「草元剛」

 

「え……?」

 

そらひびるわなぁ。絶対バレてないと思ってたんやし。

俺ももちろん硬直するのを忘れない。

 

「悪いが俺は2日目の時点から気づいてたぜ。草元が優待者だってことにな」

 

「ウソ……だろ……」

 

「冗談、でしょう……。それならー」

 

信じられない堀北ちゃんが必死に問い詰めている。

 

「何を……何をしたっていうの、あなたは」

 

「その答えはすぐに分かる」

 

11時を迎えて、一斉にメールが届いた。

全員が結果を知るべく携帯に目を落としている中、折角なので一つ布石…というか自分の有用性を示しておいた方がいいかと思って、龍園君に一枚の紙を渡した。

 

 

そして結果はもちろん原作通り。

つまり集計すると

Aクラス -200cl +200万pr

Bクラス 変動無し +250万pr

Cクラス +150cl +550万pr

Dクラス +50cl +300万pr

となった。

 

 

「Cクラスが………トップ……」

 

愕然とする堀北ちゃん達。

 

満足気な龍園君は堀北ちゃんに宣戦布告をした後去っていった。

 

 

 

解散した後、一本電話が鳴った。

 

「もしもし?」

 

「一体何の用だ?」

 

電話の相手は龍園君。

先程渡したのは電話番号のかかれた紙だ。

 

「折角やし、オレの価値でも示しとこうかなって思ってな」

 

「あ?」

 

龍園に優待者の法則を懇切丁寧に教えてあげた。

 

「ーってわけやな。合ってるやろ?」

 

「……クク、ハハハ!いいぜ!お前の価値は証明された!」

 

「なら良かった」

 

「随分頭が切れるみたいだな」

 

「そうかもしれへんな。んじゃ、おやすみ」

 

そう言って電話を切った。

これだけ出来るヤツ感出しといたら切り捨てられるような事にはならんやろ。

 

はぁー…最悪。龍園君なんか一回も関わる事なく終わると思ってたのに。

 

全部ぜーんぶ!茶柱先生が悪い!!




はい。いやー、いつの間にかCクラスとDクラスの核を握ってる状態になっちゃってますね。

あと、軽井沢さんのポニーテールとかを消してショートにして見たらどストライクな事がわかりました。今日から俺は櫛田派からショート軽井沢派に転向します。「お前ただショートの女子が好きなだけやん」って?悪い?(開き直り)
因みに伊吹ちゃんも好みではあります。性格はアレやけど。

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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