寝台特急<北陸>の殺人   作:新庄雄太郎

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次の日に、高山と小海は上越新幹線と特急「かがやき」に乗り次いで金沢へやって来た。 そして、第3の事件は金沢で起きた。


第4章 第3の事件

高杉班長の命令で、高山と小海は、翌日、午前7時36分発の「あさひ1号」で金沢へ向かった。

 

2人とも朝食を取らないままに、飛び乗ったので、遅い朝食をとることにした。

 

「私ね朝早かったから、朝ご飯まだなの。」

 

「実は僕もなんだ、小海さん。」

 

ビュッフェで朝食を済ませた。

 

「今、気づいたんだけど、金沢というのは東京から遠いんだね。」

 

といい、時刻表にのっている日本地図を高山に見せた。

 

高山ものぞきこんだ。

 

「なるほどね。信越本線で、長岡から金沢まで特急に乗ればいいんだな。」

 

「長岡発の金沢行の特急「かがやき」に乗れば長岡から金沢まで4時間掛からないよ。」

 

「上越新幹線と特急「かがやき」乗れば3時間58分」

 

「つまり、3時間で着くわけね。」

 

高山と小海が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 

8時57分、長岡着。

 

「次の北陸本線経由の「かがやき2号」は9時04分か。」

 

「あっ、あれじゃない。」

 

「うん。」

 

スーパー特急「かがやき2号」は6両編成で、全て普通車だが、92年のダイヤ改正で自由席が連結され、うち1往復は和倉温泉と福井まで運転されている。

高山と小海が乗った「かがやき2号」は長岡を9時04分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時34分に停車する、約3時間58分の旅である。

 

金沢駅

 

高山と小海が乗った「かがやき2号」は11時34分、金沢に着いた。

 

「確か、主任も金沢に来てるって。」

 

「うん。」

 

そこへ、石川県警の草彅刑事が迎えに来た。

 

「鉄道公安隊の高山と小海公安官ですね。」

 

「はい。」

 

「石川県警の草彅です、お迎えに参りました。」

 

高山と小海は、パトカーに乗り石川県警本部へ向かった。

 

「主任、お待たせしました。」

 

「おっ、高山と小海も来たのか。」

 

「3時間58分ですから。」

 

「そうですか。」

 

「それで、何か分かった。」

 

「ええ、個室寝台に押し入って、男は犯人の髪の毛を抜き首を絞め殺害したと考えられます。」

 

「被害者は、離婚歴があったことがわかりました。」

 

「そうか、じゃあ犯人は前の妻が犯人の可能性があるって事も。」

 

「はい。」

 

「とにかく調べて見ましょう。」

 

「うん、すぐに県警と金沢公安にも協力要請しましょう。」

 

「よし、金沢市内周辺を聞き込みしよう。」

 

「はい。」

 

南と鶴岡は聞き込みをしてみたが、山根利家は金沢で加賀料理店していたのは確かであった。

 

「やはり、去年までは金沢で加賀料理店で勤務していたから、今は東京で店長になられたそうです。」

 

「そうか。」

 

そこへ、無線が入った。

 

「こちら小海、南主任応答願います。」

 

「はい、南。」

 

「たった今、緊急指令が入りました、桜橋河川敷内において身元不明の絞殺死体が発見されました。」

 

「石川県警に任せておけ。」

 

「年齢や人相からどうも山根利家の次男の山根俊彦に似ているんです。」

 

「何だって、場所はどこだ。」

 

「桜橋の河川敷です。」

 

「了解。」

 

南と高山の覆面パトカーはサイレンを鳴らし、現場へ向かった。

 

「南主任、こっちです。」

 

「ここか。」

 

そして、第3の事件が起きた、現場は桜橋の河川敷で山根利家の次男・俊彦が発見された、死因はロープによる絞殺である。

 

「やはり、寝台特急「北陸」で起きた殺人の手口も似てますね。」

 

「ああ。」

 

 




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次回は、いよいよ犯人が割り出される、犯人は誰なのか。
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