次の日になり学校へと向かう、当然鞄にはあのスコアブックも入っている。
しかしここで誤算が生じた。
何かわかるか?すんげーうるさいの。さっきからピン!ピン!ピン!ピン!会う人会う人誰これ構わずステ登録するもんだから頭おかしくなるわ!
取り敢えず顔を見なければ大丈夫なのが学校到着直前に気付いたのでそこからはずっと下を向いて教室まで向かう。すぐにスコアブックを持って人気のない所で中身をチェック。
無駄にページが増えており、じーさんばーさんにおっさんおばはんとざっと100人近い。
どうにか選択範囲を変更出来ないかスコアブックを弄っていたら…なんと言うことでしょう!?あの分厚く増えたページはすっきりしゅうの…じゃなかった整理されページの横にタグが追加されそこにはサッカー、その他の2つ……。
ああ…お前の人生はサッカーが全てでそれ以外の選択は無いってことですか?なぁ神様よ…。
サッカー縛り過ぎしょ!
気を取り直しサッカータグのページを開く。
そこには俺のこれから進むサッカー人生に一筋の光が差し込む。
同年代のステが記載されており見た瞬間「ベネ!」と共にガッツポーズ。これで勝つる!
取り敢えず名前は伏せるがみんな大体こんなステだ!
シュート 3 ドリブル 3 パス 2
タックル 3 パスカット 2 ブロック 4
高いボール 3 低いボール 5
キャッチ 3 パンチ 5
みんな…俺のステ覚える?ふっふっふっ、控えめに言って同年代の子と比べて約3倍!赤くは無いが3倍つぇー
勝った!第三部完!!
おっといかん死亡フラグだ、しかし他の子を見てもほとんど差は無いこれってマジ無双出来る気がしてきた。
早速昼の休憩時間に校庭で実戦してみよう!
何人かに声を掛け実験台を確保…ゴホン。友達と仲良くサッカーを興じるために校庭に飛び出る。
ボールを足元に納めて、いざ!ドリブルを開始!1人目を抜こうとした瞬間それは起こった。
みんな……なんだと思う?ヒントはFCのキャプ翼やったことある奴なら分かるかな。ボタンを押さずに放置するとどうなる?
答えは画面は止まったままになり相手も止まったまま動かずにいる。
まるで時が止まった状態になるのだ。とあるスタンド使いのようにこの中で動ける訳もなく俺は1人パニック状態だ。
だが察しのよい皆さんも、もうお気づきだろうが正にこれはFCキャプ翼そのものなのだ!ならばあるはずだあの選択肢が!!
頭の中か心の中で強く念じる!『ドリブル』と!
すると時間は動きだし見えない力が体の動きをフォローするように今生ではボールを蹴ったことも無い俺がなめらかな動きで目の前の子を抜き去った。
……やべーこれつぇー。