今回は、少し真面目な話を書いてみようと。
ちな、この世界線には、黒ちゃんは居ません。
では!
そこは、広い、ただ広い場所だった。
目を凝らせば草原のようにも見えるし、星空の下のようにも見える。
何をしていいかも分からぬまま、ただ立ち尽くす。
すると、少し離れたところに、君が居た。
手を大きく振って呼ぶと、君もこちらに気付いてくれた。
そのまま駆け寄って、君と話す。
なんてことはない、他愛の無い話だ。
それでも、それだけで、楽しかった。それなのに…
…君の身体が「ほどけて」きた。
そのまま風に流れて行ってしまいそうな気がして、思わず君の腕を掴もうとする。すると…
それが仇となったかのように。
まるで水面を整えようとして、余計に波立たせてしまったかのように。
君の身体が歪み、霧散していく。
「君」が視界から消え去り、だだっ広い場所に独りぼっちになる。
恐怖でも悲しみでもなく、ただ、身が
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途端、目が覚める。
半ば本能的に、彼の姿を視界に探す。
居ない。昨日は一緒に寝たはずなのに。
瞬間、部屋を飛び出し、彼の部屋に向かう。居ない。
頭の中は真っ白だった。
階段を数段飛ばしで駆け下り、リビングの扉を乱暴に開ける。そこには…
「あ、フブキちゃんおはよう!…って、どうしたの?そんなに息を荒くして。」
居た。彼がそこに居た。それだけで、安堵と歓喜が湧き上がってくる。
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「う、うぅっ…」
「ど、どうしたの!?」
泣いてしまった。急にドアを開けて、何の一言も無しに泣き出したら、彼だって意味が解らないだろう。
でも、涙が止まらないのだから仕方がない。
「独りぼっちにっ、なる夢を見てっ…!もう会えないって思うと、怖くて、悲しくてっ…!」
そう、たどたどしく零す。
今になって、彼が消えた時の感情がやって来る。
すると、彼は優しく抱き寄せ、頭を撫でてくれた。
「よしよし、大丈夫。居なくなったりしないよ。」
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「ずっとそばに居るから。」
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そう、声をかけてあげる。
「ずっと、そばに…」
彼女が、意味を噛みしめるように反芻する。
「えへへ、ありがとう…♪」
彼女が泣き止み、一転、笑顔になる。
そうだ。彼女にはその顔が一番似合うのだ。
「ところで…」
彼女がそう切り出し、
「い、今のって、プロポーズ、だったり…」
そう、顔を赤らめながら言う。
さりげなく出た言葉だったが、確かにそうかもしれない。
…言うなら今しかないだろう。
「…白上フブキさん。」
「は、はいっ!」
「僕と、結婚してもらえませんか?」
「…!」
「…はい!」
そんな朝のことだった。
いかがでしたか?
いやぁ、真面目に書いても甘くなるのが世の常…しょうがない…
まぁ、気に入っていただければ幸いです!
では、おつこーん!