白黒主 短編集   作:鳳という名のケモナー

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 …サボってましたすいません。
 うちの小説の白黒が何でもしますから許して下さい。
 白&黒「!?」

 黒様も悪夢ネタで一話書きます。


黒主 当たり前の事

 「うるさい!もういい!」

 そう叫んで部屋のドアを閉める。

 …アイツと喧嘩した。というか、こっちが一方的にキレた。大したことでも無いのに。

 すぐに頭に血が上る自分に腹が立ってしまう。

 「…あぁ~! クソッ、アイツなんか居なきゃいいのに…!」

 相手が居なければ、こうして喧嘩してしまう事も無いのだ。

 そう思い、心の中で一通りあいつを罵倒すると、少し満足した。

 「今戻っても、変な空気になるだけだしなぁ… まぁ、適当に暇つぶしすっかな…」

***************

 「う、噓だ… アイツが、そんな…!」

 なぜ、私はこんなにも取り乱しているのか。

 思考を支配するのは、他ならない絶望。

 「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ…!」

***************

 「~~~!!?」

 声にならない悲鳴を上げて、上半身を起こす。

 「ゆ、夢… いつの間にか寝てたのか…」

 あの絶望が夢だったことに、心の底から安堵する。

 

 「アイツが、死ぬ夢…?」

 そうだ。

 夢の中で、いつも通りの朝、アイツはいつも通り出かけて…

 「~~~!!!」

 考えたくもない。

 …と、そこまで思い、ふと気付く。

 自分は、「アイツなんか居なければ」と考えてはいなかったか。

 「…違う、違う!」

 気付けば、部屋を飛び出していた。

***************

 …黒ちゃんが、リビングのドアを乱暴に開ける。

 そして、急に胸に飛び込んできた。

 「ちょっ…? 黒ちゃんどうしたの?」

 「…ううっ、ぐすん…」

 そして急に目に涙を浮かべ始めたのだから困りものだ。

 「ちょ、黒ちゃん…?」

 「…ごめんな」

 「…?」

 …さっき喧嘩した事だろうか。

 「いや、こっちこそごめん…」

 「違うんだ…」

 彼女は、謝罪の理由を説明してくれた。

 居なければいいと思った事。

 本当に居なくなってしまう夢を見た事…

***************

 「お前がいるのが、私にとって『当たり前』になってたんだ… 常に変わらずそこにいるモンだと、思ってたんだ…っ!」

 少し喧嘩しただけで、馬鹿馬鹿しい。

 しかし、理屈でそうは思っても、溢れ出るこの想いは止まらない。

 「本当に、ごめんっ…!」

 

 「…別にいいよ。 それに、『居て当たり前だ』とまで想ってくれてたんだし。」

 「ホント、か…?」

 コイツが、許してくれた。 それだけで、ただひたすらに嬉しい。 そして、それなら…

 「じゃあ、これから… これから、ずっと一緒に居てくれ。」

 「…えっと、それは?」

 「は? …!」

 …しまった、予期せずしてプロポーズの様になってしまった。

 …でも、むしろそう捉えてくれたくれた方が、都合がいいかもしれない。

 

 だって、こんな心境でもないと、恥ずかしくて言えないだろうから。




 …いかがでしたでしょうか。
 ↑この「…」の使い方に悩んだ今話でした。
 いやぁ、最近妄想内黒様が可愛すぎて可愛すぎて…
 では!
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