今回はバレンタインだしっってことで、チョコに関する話を用意しましたぁ。
こういうのを一回書いてみたかっただけです、積極的フブキングもすこん…
いやぁ、何処まで行ったらRが付くのかと、軽く恐怖を感じる今日この頃。
あ、一部2020/1の月末定期です。
…まあ、お楽しみください!
白主 チョコレートよりも甘く
「~~~♪」
白上フブキは、上機嫌に街を歩いていた。すると、
「…ん?」
コンビニの窓に貼られた「バレンタインキャンペーン」のポスターが視界に入る。
「そっか、もう少しでバレンタインかぁ。どうしようかなぁ…勿論渡すのは彼ですね!」
そんなことを考えていると…
「う~ん、何だか甘いものが食べたく…よし!板チョコでも買って帰ろっと!」
そう考え、彼女はコンビニに入っていくのだった。
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家
「ただいま~」
そう言うと家のリビングから、「お帰り~」と彼の声が聞こえてくる。それだけで、少し嬉しくなってしまう。
そのまま彼の元に直行してじゃれ付きたいのは山々だが、今は、部屋で考えないといけない事がある。それは…
「バレンタイン、どうしよう…」
あれから暫く考えてみたものの、一向に思いつかないのだ。
「う~ん…渡すときどうしましょう…。なんか、こう、『どうぞー!』っていうのもあれですし、『今日バレンタインだよね?作ってきたー!』みたいななんか、まぁそれが普通なのかもしれないんですけど…」
そんな思考の堂々巡りを繰り返しながらチョコを食べ進めていると、いつの間にか後一欠片になってしまっていた。
「う~ん…よし!」
とりあえず、気分がモヤモヤし始めたので、改めて彼の元に行く事にした。
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彼女の部屋のドアが開いた音が聞こえてき、彼女はリビングに入ってきた。
そして、ソファーの隣のスペースに座ってくる。
「どうしたの?」
「いや、少しお話したいなって思って。」
そう言いながら、彼女は少し微笑む。
そして、彼女は口に何かを放り込んだ。
「…?何食べてるの?」
そう聞くと、彼女は「チョコレートです」と答える。
チョコレートか…甘い物全般そうだが、好きな味だ。こうも匂いを漂よわされると、ついつい食べたくなってしまうというものだ。
「一つくれない?」そう聞くと、
「あ、今食べたのが最後の一切れでした…」
そう返ってきた。それは残念だ。その瞬間、
「あっ、そうだっ…」ボッ
小さくそんな声が聞こえてき、更に彼女が急に顔を赤らめる。
「な、何考えてるんですか私は…!で、でも、それくらいな方が…よし、深呼吸深呼吸…」
そうぶつぶつ言いながら何故かショートしている彼女が心配になって、「大丈夫…?」と口を開く。すると…
「~~~!?」
彼女が急に唇を重ねてきた。舌が軽く触れ合う。
そのまま彼女はチョコレートを押し込んできた。
そしてその後唇を離すと、「し、失礼しました!」と彼女は丁寧な言い方で叫び、思考が追い付いていない自分に脇目も振らず、一目散に部屋に逃げ込んでいった。
そうして味わうチョコレートは、いつもよりとても甘く感じるのだった。
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ちょっとメタいかもしれないおまけ
「本文中でなんか悩んでるけど、どうしたの?」
「いやぁ、実はバレンタインどうしよっかなって…」
「…さっきの『アレ』だけでもう充分じゃない?」
「っ!?ちゃんと別に渡しますから!もう掘り返さないで~!!!」
いかがでしたでしょうか!
いやぁ、甘いなぁ…
そして、こんなのがポンポン浮かんでくる自分、オワってるなぁ…
まぁ、では!