イノベイター壊滅RTA ガンダムマイスターチャート【参考記録】 作:ナマステ
今回、内容的にも賛否両論あるかもしれないですが、没ネタの供養も含めて投稿していくスタイルです。対戦よろしくお願いします。
「どうやら──────あの男と知己だったのは間違いないらしい」
これは、プトレマイオス2が宇宙に上がる前のこと。
絹江は、いつものようにメディカルルームに担ぎこまれ、一通り検診を受けた北斗が寝ているベッドの横に座りながら、彼の話を聞いていた。
あのガンダム──────ゼロに搭載された特殊なシステムを使う度に、北斗の記憶が戻ってきているのだ。
彼はそのシステムを使いこなすため、己の記憶を取り戻すために、精神的苦痛に耐えながら死に物狂いでコクピットへ乗り続けていた。
……前々から知っていたが、この男はこと周りを心配させたり、振り回したりすることにおいては他の者の追随を許さない。
特にこの艦の予報士や、あのピンクの髪の女の子は大変そうだなぁ、と他人事ながら心の中で合掌する。
一応、絹江もそれに巻き込まれた当事者ではあるが、それも今となっては懐かしいものだ。初対面にもかかわらず、耳元であんなことを口にする男は生涯においてもこの男だけだろう。
話が逸れた。
とにかく、その訓練が終わる度に、絹江はこうして何か思い出したことがないか聞きに伺っている。彼女自身の記者としての好奇心から来る行動ではあるが、北斗にとっても混濁した記憶を整理する一助になるだろう、とそれっぽい理由をつけて、こうして立ち入りを許されていた。
実際のところ、記憶の復元は順調であった。
以前、宇宙で垣間見た北斗の記憶。あの出来事を皮切りに、彼は様々なことを思い出している。共通の友人とチェスで勝てないままであったことや、三人一緒に砂浜で他愛のない話を語り合ったこと。
時系列はバラバラではあるが、色々な話を聞けた。だが、それでも未だにわからないことは多い。
「あの男の計画の真意、俺がこの時代に送られた理由…………ゼロの存在意義。まだわからないことが多い」
「真実は未だ、闇の中ってところね……」
肝心の記憶──────イオリアや北斗の個人的な情報や、計画については不透明なままだ。
かつて、絹江が追っていた“真実”には飛躍的に近づいているはずなのに、あと一歩届かないような状態は変わらない。
死人に口なし。
数百年前の人間のことを、こうして生き証人に話を聞けること自体が奇跡に近いのだから、こればかりは仕方がないと割り切るしかない。あとは、時間が解決してくれることを祈るばかりだ。
「でも良かったじゃない。思い出したくないような、嫌な記憶じゃなくて」
ふと、絹江からそんなことが口に出た。
特に言葉を選ばない自然な台詞に、意外にも北斗はきょとんとしていた。
そんな顔もできるんだ、なんて思いながらさらに絹江は続ける。
「少なくとも、記憶を失う前の貴方にも、信頼できる人たちに囲まれていたんでしょう? きっと、その人たちも、貴方が思い出してくれて嬉しいはずよ?」
「……そうか」
ほんの少しだけ、深みの増した呟き。
彼の中では、先の言葉はポイントが高かったらしい。これは、心の中でメモを取ることにした。
……しかし、こうして考えてみるとイオリア・シュヘンベルグという人間はとても偏屈な人間だったのだなと絹江は思いを馳せる。
偶に友人一人と漂流した彼がいたものの、一人孤独に無人島で己の研究を続け、いざその研究を活かしたものがガンダムやらGNドライヴやら紛争根絶やら。さらに、己の身内にすら計画の話をしていなかったと聞くあたり、彼は人という種が嫌いだったのだろうか。
「いや、あの男は人類そのものを嫌っていたわけではない」
「そうなの?」
「先入観に囚われる人間が嫌いだった」
「…………」
──────まさに今の私じゃない?
先入観で人間の性格を判断しようとしていた女は頭を抱えた。
「そうやって先入観に囚われないで、真実を見失わないようにー、って思いながら記者やっていたつもりだったのにね。
……私、向いてないのかしら?」
思えば、今までの行動を振り返ってみると、確かにそんな行動ばかりしていたのかもしれない。
父のように“真実”を追い求める記者に憧れて、背中を追うように形振り構わず行動した結果がこれだ。自分や弟の沙慈を危険に晒してしまうことになった。
懲りていないように見えるかもしれないが、彼女は彼女なりに重く受け止め、これからの身の振り方を考えているのだ。
「同感だ。特に首を突っ込みすぎるところは悪癖だ」
「……貴方が言う、それ?」
あまりに直球の感想に、絹江は思わず笑いが出てしまう。まあ、この男は慰めるなんて言葉を知っているのか怪しいくらいだ。
一頻り笑った後、あほらし、と口にして、絹江はメディカルルームを後にする。実は密かに作っている北斗やイオリアに関するレポートの続きを書くために。
いつの日か、誰かの役に立てばいいなと思いながら──────軽い足取りで自室に戻っていった。
◇◆◇◆◇
本筋を放っておいて作中屈指のやべーやつが絡む裏筋の話に踏み込んでいくRTA、はい、続きヨロシクゥ!
前回は新人イビリしていたら、新人がブチギレて狙い打ってしまった軌道エレベーターの事故をアロウズになすりつけたところまででした。許さねぇ……絶対許さねぇぞアロウズ!!!!!
うそうそ! 逆だ! 逆!
アロウズがぶっ壊したのをこちらの責任にされてしまったところまででした。その後はラブホテルではない、ただのカプセルホテルと化したガンダムのコクピットで生活していました。
なんか「へぇ、デートかよ」的なイベントがあったり、大佐ァがトレミーに保護されていたりしたけどヨグワガンニャイ。
特に前者は、ホモくんが女の子とデートなんてするわけないでしょうし、きっと強めの幻覚か何かでしょう。
さてさて、そんなモラトリアムも倍速で終わり、いよいよ宇宙に上がってメメントモリを破壊するミッションに入っていますが……ナニモイウコトハナイ。
だって一瞬で終わっちゃったんだもの。露払いした後にライザーソードでぶった斬って、終わりっ!
あっ、ただその露払いの時ですが、ホモくんのゼロがゲッター軌道していたと思います。はい、数ヶ月にわたる特訓の成果で、見事実戦でゼロシステムが使えるようになりました! Foo!
違うだろぉ?
ごめんなさい、ちょっと嘘つきました。
今、別枠でホモくんのステータスを見せていますが……残念ながら、特殊能力は得られませんでした。今回の特訓では屑運を引いてしまい、特殊能力は得られないままずっと精神力を鍛え、ついに精神力がカンスト間近になってしまいました。
結果、メディックとして何度も酷使されたアニューの好感度が犠牲になってしまいましたが、強靭な精神力で捩じ伏せるという力業でゼロシステムを使っております。暴走しないと思いますが、完全に使いこなせているかというと……ウーン……という感じです。
暴走時のような全力全開の大立ち回りはまだできませんが、それでも充分強力です。正気で身を委ねられるようになるためにも、これからイベントで特殊能力を得られることを祈りましょう。
とまあ、そんなこんなで無事に衛星兵器を破壊しましたが、まだソレビたちはアロウズから攻撃を受けまくっています。このままでは
そこで、刹那は敵のイノベイターを誘拐して、ヴェーダの居場所をゲロらせようと提案します。うーん、思考がテロリスト!
今残っている自称イノベイターは大型新人とリヴァイヴとヒリング姉貴兄貴、ジェジェジェ・ジェジェッタ、あと無自覚ですけどアニューですか。
あっ、サーシェスは確率は低いですが、逆にトレミーを乗っ取られる可能性があるのでやめて差し上げろ。怖いなぁ〜、とづまりすとこ。
理想は、リボンズに反感を持っているリジェネレイトくんなんですけど、彼、戦場に出てこないから流石に高望みですね。捕まえてしまえば尋問なり調教なりしていくらでも吐かせられるのですが。手を入れる専門家も呼んでいるからなぁ(ねっとり)
本筋どおりならリヴァイヴが捕まってアニューが裏切ってという流れになります。敵側にツインドライヴとトランザムの技術が流れてしまうので、それだけでも阻止したいのですが──────
「トレミーに暗号通信が入りました。所属は不明……いえ、我々と同タイプの識別番号の艦からです!」
「リンダさんたちからは何も聞いていないけど……いいわ、開いて頂戴」
ん? なんか通信が入りましたね。
チャート(故)では、この後はすぐにアロウズとの戦闘になるはずでしたが、こんな流れ本編にありましたっけ?
『はじめまして。プトレマイオスチームの皆様──────わたしは“元”ソレスタルビーイング支援組織“フェレシュテ”に所属していたマイスター874です』
「おお、ハナヨじゃないか! 息災だったか!」
ア!(納得)
これは以前説明したゼロシステム関係のサブイベントですね!
ちなみに、彼女は外伝に出てくるマイスターハナヨちゃんです。外伝では無茶する主人公に寄り添って健気に支え続ける系のヒロインでしたね。か゛わ゛い゛い゛な゛あ゛ハ゛ナ゛ヨ゛ち゛ゃ゛ん゛。
「……“元”とか、色々聞きたいことはあるけれど、それより私達に何か用かしら?」
『はい。我々が所有しているヴェーダのターミナルユニットについての情報です』
「何!? ヴェーダがそちらにあるのか!?」
ティエリアがガッツリ食いついていますが、残念それもうリボンズがデータとか諸々移送して破棄した後なんですよ〜。モノホンのヴェーダは本編どおりソレスタルビーイング号にありますねぇ!
まあ、それでもメインターミナルはそのままで、それはハナヨたちが独占しているわけなのですが。
いや、一個人が私用のスーパーコンピュータ持っているとか、これってアロウズよりも余程質が悪いのでは?
『データは全て、貴方たちが“イノベイター”と呼称する勢力に移送されてしまいましたが、実は、一部のデータが残されていることが確認されました』
「残されたデータ、ねぇ……」
「……なぜ、イノベイターたちはそんなものを残したままにした? あの男が見逃したというのか?」
『理由は不明です。彼の推測では、データが古すぎるために新しいターミナルに移送し切れなかったものが残されたのか、それとも彼らには発見されることがないように細工が施されていた可能性がある、とのことです』
ふーん、なるほど。
まあ、そもそも使えなくなるよう細工して破棄したメインターミナルが、再起動させられること自体、予想外だったんでしょうし。そこら辺の見落としはあるんですかね。
『このデータには特殊なロックがかけられていて、解除なしに開くことも削除することもできません。こちらでも可能な限り解析を試みましたが、操作するには──────オリジナルの太陽炉と接続して認証することが必要です』
あー、なるほど完全に理解した!(理解していない)
要は、その認証のために誰か一機お使いさせろってことですね! 報酬はゼロシステムを使い物になるように調整することでしょうそうでしょう。
ふむふむ。
えっ、やだよそんなこと!
だって、もうゼロシステムは使えるようになったし、このまま安定行動で本筋進めればいいじゃないですか。このイベントを進めるかは、あくまで任意のはずなんですがねぇ。
あの男とかいう、この世界の厄ネタ中の厄ネタに、わざわざこちらから手を出すほどのメリットはありません。なんで行く必要があるんですか?(正論)
「……ヴェーダの元のターミナルがあるなら、移送先の手がかりもわかるんじゃないか?」
ラッセ兄貴は天才だった……?
あのメインターミナルは、ヴェーダの情報のやり取りを傍受できますし、それでソレビ号の座標特定できればタァイム大幅短縮ワンチャンあるのでは……?
いや待ってください。そんな都合のいい話があるわけないでしょう。もしできたら、本編であの男がとっくにリボンズにちょっかい掛けに行っています。
やはりラッセ兄貴は筋肉か……(掌クルー)
そんなこんなで、無駄足になることはわかっています。ここは艦に残ることを選びましょう。おるすばんするぅ〜。
「北斗、お願いできる?」
やだ! 小生やだ! あっ、いいっすよ(快諾)
……。
「ありがとう。気をつけて行ってらっしゃい」
──────って、なんで了承しているんですか!? 選択肢ガバしました!?
ま、まあ、この後の戦闘は短縮ポイントそこまでないですし。多少はね?
いえ、戦闘以外の立ち回りで短縮する所さんはありますが、まあホモくんの行動に依存するものではないですし。何とかなるでしょう。
オリチャー発動! サブイベントをこなしつつ、野郎のパソコンを使ってソレビ号への経路検索を試みます!
え? このまま行けばアニューは本編どおりのケツ末になるだろって?
うーん…………………………わからん(ジャングルジム)
ぶっちゃけ、今のホモくんでは何もできないんだよなぁ。説得したりするにも好感度クソ低ですので。覚醒してしまえば、むしろ抹殺対象でしかないですし。コロスッッ!(逆再生ポイテーロ)
いっそのこと、事前にライルくんのケツを叩いて、はやく始末してもらいましょうか。たぶん今エッチなことしていると思うんですけど(名推理)
まあ、何だかんだ始末しないでしょうし、もしもの保険として、大佐ァやピーリス姉貴にも声をかけておきましょうか。彼らは超兵機関の証拠物件を押収しているからなぁ〜(ねっとり)
ヤツら……というか、ヤツらが使う脳量子波の知識があるため、他の仲間たちより理解してくれるでしょう。別に信じなくてもいいですけど。
でもトランザムとツインドライヴの技術流出は阻止してくれよな〜頼むよ〜。生きている人は使う! 働かざるもの食うべからずって言うやん! はい、後はヨロシクゥ!
あ、それとこのイベント、絹江姉貴とハロを一機を借りていきますね。
彼女、覚醒アニューによって人質にされる候補ですので、できるだけ展開を本編に近づけるためにもこっちに来てもらいます。彼女もノリノリでついてきてくれますし、いい感じだで。
では、やべーやつに会いにイクイクイクイクイク! いくよお! イク!
『では、まずは指定のポイントに移動してください。そのポイントに強襲用コンテナを用意しています。そのコンテナにガンダムを格納したら、あとはハロを通じて我々の艦に案内します』
ん、おかのした。
まあ常にガンダムで移動していたら目立ちますもんね。どうせならトランザムも使って加速させてもいいですよ! 何事も速いに超したことありませんもんね! いらない? ああそうですか。
いやあ、強襲用コンテナくんでの楽ちん○ん亭な道中ですが……油断は禁物です。
ガンダムも用意させている以上、こういうサブイベントには戦闘が付き物です。すぐに出撃できるように、コクピットの中で待機していましょう。
さて、移動中はホモくんと絹江がなんやかんや話をしていますが、皆様も聞き続けるのも退屈かと思います。なので──────
皆様のためにぃ、
このような動画をぉ、
ご用意いたしましたぁ。
ソードなんてセブンも必要ねぇんだよ! アグニ顔ダブルソードでゴリゴリにゴリ押しするRTA、見せてやろう、純粋な力のみが成立するチャートを! 世界を!
このおまけはエクシアちゃんもびっくりな実体剣の二刀流のみで暴力を実現するチャートで走った際のシミュレーションになります。皆様になまら好評だった接近戦特化のアグニカルかつエレガントなチャートを作ってシミュレーションしてみました。
まず機体について! 第一部はアストレアで、第二部からみんな大好きアグニカ・なんとかの魂ことガンダム・バエルになりました!
なお、この走りでは今までの反省を活かして、主人公くんの過去話はしっかり見ています。
経歴は【孤児】と【名無し】!
グラハムとは孤児院時代の弟みたいな関係です。ただ、彼の知らないところで虐待され続け、さらに引き取り手という名の傭兵に少年兵として売られ、ボロ雑巾のように使い潰された後に偶然出会った金ピカホモ大使に拾われました。
その後はエージェント兼ダッチワイフとして生活し、リボンズくんとも竿兄弟となりますが、第一部終盤で始末されかけます。その後、王瑠美に匿われ、第二部ではスパイとして謎の仮面野郎になってアニューと一緒にトレミークルーの一員になりました。やはりヤバイ!
あと、ハムには愛しの少年と同じように太刀筋だけで兄に顔バレするとかいう変態っぷりを発揮されます。やはりヤバイ!
主人公くんのコードネームはランダムでしたが、第二部ではバエルになりました。兄は自分の名前を機体に名付けますが、弟は機体を自分の名前にしてしまいました。これにはガンダムを自称する刹那もドン引きです。やはりヤバイ!
うーん、これはホモくんが可愛く見えるほどに濃いキャラしていますね。世界の歪みが服着て歩いているようなものです。後ろも前もヤバイっすよ。
で、結論から申し上げますと……このチャートだと一長一短なところがあります。
まず、長所ですが……GNフィールド持ちの相手に一切のストレスを感じなくなります。フィールド持ちはアルヴァトーレやエンプラス、レグナントのようなモビルアーマーが主ですが、攻撃や回避関係の能力を一定値上げれば苦戦する要素がありませんでした。これこそガンダム・フレームだな!
あと、使ってみて最後まで気持ちよかった(小並感)
千切っては投げ、千切っては投げ。作品のテーマとも言える対話なんて知ったこっちゃねえ! と言わんばかりのチンパンプレイには奇声が出てしまいました。申年!!!ウッキ──────!!!!
ただ、短所を挙げるとすれば、モビルアーマー以外の戦闘がとにかく安定しないことです。相手との距離が近ければ近いほど、敵機にも悪あがきをする手段を与えてしまいます。今、お見せしているシーンは炭酸をなます斬りにした後に、機体の爆発の勢いで飛来してきたGNランスが頭部に刺さってしまったところです。下品なんですが……その、つい、台パン、してしまいましてね……!
とまあ、せっかく溜まっていたストレスを解消させることができると同時に、事故った時のストレスで憤死しかけるという走者の胃に優しくない機会を増やしてしまうところが辛いところさんです。あと、ブレイク・ピラー事件の破片処理が苦行と化します。近距離は辛いもんな……。
そんなこんなで、結局タイム的にはそこまで良い記録にはなりませんでした。しかし、縛りプレイとしては……非常に新鮮で、非常に美味しい……実に楽しい一時でした。これはあくまでシミュレーションに過ぎないので、実際にプレイしたらもっと問題点や面白いところが見えてくると思います。皆様も、是非走ってみてはいかがでしょうか。俺もやったんだからさ。
RTAの真理はここだ!
皆! バエルの元へ集────────────
『ところがぎっちょん!』
あっ、何か察知したと思ってゼロで出てみれば、サーシェスが出てきましたね。クルジス付近で刹那にボッコボコにされてから何してるんだろうと思っていましたが、こんなところで会うことになるとは思わなんだ。
まあ、今更サーシェス単騎相手に苦戦することはありません。この辺りの刹那なんか、イノベイターすらワンパンするレベルになっていますし、インフレが加速する加速する。この調子でタァイムも加速してくれないかなーとか考えながら戦っています。なーにやってんだ。
『みーつけたっ♡』
ファッ(ング)!?
うわでた。今度はヒリング姉貴兄貴ですよ。
と言うかこの組み合わせ珍しいっすね。しかも機体がガデッサやガラッゾではなくガッデスですし。あれ、戦闘向きの機体ではなかったのでは?
いやしかし……これはちょっと好ましくない状況です。
傭兵だろうと自称イノベイターだろうと、今のホモくんには束になっても蹴散らせる自信はありますが、今回は絹江姉貴の乗っているコンテナを守りながら戦う必要があります。しかも、この状況を狙ったかのようにファング持ちの機体で挟撃とか嫌がらせが酷いです。
合計二十を超えるファングを、コンテナを守りながら無傷で捌くのは無理無理無理! とりあえずコンテナをおマントで包んで、カバーできない部分は体で受け止めるしかないですねこれ。
うう、この状態でアルケーを近づかせずに牽制させながら、かつファングを撃ち落としていかないといけないのか……。
やることが……やることが多いっ……!
うぉぉ、キツ……処○ミッションキツイぜ……!
せめて一体誰かが引きつけてくれたらナー。あとは流れ作業で撃退できるんですけどナー。誰かー、誰かいるー?
はやくきてー。はやくきてー。
『──────あげゃげゃ!!!』
うわでた(二度目)
この特徴的な笑い声は間違いない。チャートスレイヤー、このサブイベントを招待した張本人であるフォン・スパークです。
外伝では主人公を務め、その後の外伝でもちょくちょく荒らし回っては規格外の立ち回りを見せているやつです。他のクロスオーバー作品ではとうとう世界の外まで行ってしまうやつです。やはりヤバイ!
まあとにかく助かりました。しかし、フォンが直々に迎えに来たってことは、ヒクサーくんは居ないっぽいです。しかも機体はアヴァランチアストレアダッシュですか、うーん、これじゃあ長期戦はできませんね、ハハァ……。
『よぉ! しばらく見ないうちに滑稽な立場になったなぁ、サーシェスさんよぉ!』
『その笑い声……ちっ、あのガキか!』
『アンタとしては戦争できればいいんだろうけどよ、さすがにこいつらの下にいるとか悪い冗談だぜぇ?』
そう言えばサーシェスクゥゥゥゥゥゥゥゥンと因縁ありましたね。一度チラッと共演したのに、その後なーんも進展ありませんでしたよね。まさかこんな形で回収するとは、おっ、おっぱげた……!
まあいいや、後はヒリング姉貴兄貴をボコればいいだけです。元々戦闘向きじゃないガッデスでゼロシステム持ちのゼロに挑むとか、まさにHIPのYOU。さっさと経験点になってくれ。
『あーん、もう、また変なのに邪魔されたー』
逆に変じゃないヤツを見つける方が難しいのですがそれは……まともなのは熊大佐ァくらいじゃないですかね……?
まあ、トレミー側の戦闘にヒリング兄貴姉貴がいないのなら、あちらの難易度も下がるでしょう。
どうせならコアファイターくんもンソッゲッキッしてあげたい所さんですが、先にタイマンしているフォンをフォローしに行った方がよさげですね。
魔改造しているアストレアと言っても、アルケー相手では手数の差でやや不利です。サーシェスも白兵戦の方が得意なせいか、若干ゃ押され気味ですね。義はないですけど助太刀いたす。先走りトランザム刺突で突くゥ〜。
アルケーからもコアファイターが出てきて戦闘終了……いやもうこのまま撃ってしまいましょうか。今ならトランザムかつゼロシステム起動中なのでどんなガバエイムでも当たります。ライルくんの見せ場を奪ってしまう形になりますが、悲しいけどコレ、戦争なのよね……! それでこそ、完璧なアナタ♡
『お、待てェ』
(江戸っ子)
なんかアストレアが全速力で追いついて、サーシェスのコアファイターくん捕まえましたね。なになに? こいつには色々聞きたいことあるって? 元々そのつもりだった……って、これホモくんたちを餌にしたんですかそうですか。無駄戦闘を増やすとか、こいつ諸共バスターライフルでぶち抜いた方がいいのでは……? そんなこと……しちゃあ、ダメだろ!
まあ、そんなことやってたら話が進まないですし、ここは大人しく従っておきましょう。今回だけやぞ?
そんなこんなでサーシェスをドナドナしたフォンに連れられて、彼がソレスタルビーイングからパクった艦、エウクレイデスに着きました。
え、移動中の出来事?
攻略wik○見てたから知らな〜い。
このサブイベント、ほぼ初見だからイマイチ記憶が心配なんです。許してください! ホモくんが何でもしますから!
まあ、移動中はフォンとサーシェスが思い出話してたんでしょ。知らんけど。
とにかく、ここからこのサブイベントをすぐ終わらせる流れを確認しましたので、即興ですがチャートを組みます。これなら、アニュー戦までにはトレミーに戻れそうですね。
さて、ではエウクレイデスのブリーフィングルームに顔を出すと見知った顔がチラホラいますね。イカれたメンバーを紹介するぜ!
シェリリン! よくもゼロにこんな欠陥システムなんか付けやがって! よくやった! あとでお仕置きしてやる!
シャル! 十代の時と比べると別人みたいになりやがって! 恋愛脳だった頃のお前はもっと輝いていたぞ!
あと…………えっと…………誰?
「エコ・カローレだよ!!!!」
そうなんだ。オッサンくんはお利口だね(無関心)
東○を倒したさそうな雰囲気してんなお前な。
以上だ!
うーん、予想通りヒクサーくんはいないっぽいですね、テリシラ先生もいないってことは、時系列的にビサイドくんは既にご臨終のようです。まあ、いいやつだったよ……。
さてと、本題に入る前に……あっ、そうだ。サーシェスはどうなっているんですかねぇ? フォンなら甘い拘束はしないでしょうが、艦を乗っ取られるのは絶対に避けたいので、一応確認しておきましょう。
「ああ、ここにいるぜ」
「……チッ」
おっと、蹴り飛ばされて入ってきましたね。
手足拘束はもろちんのこと、なんか首に巻き付いて……犬かな? ヨツンヴァインになるんだよ。
「変な真似するんじゃねぇぞ? オレの機嫌ひとつで、その首が弾け飛んじまうってこと覚えとけ?」
ちゃんと爆弾を仕掛けている、ヨシ!(現場猫)
これは一期でフォンにつけられていた裏切り防止装置ですね。今は影も形もないトリニティに作動させられて生死を彷徨ったのを、今度はこいつにつけるのか……。
「わ、懐かしい! 昔、フォンがつけていたやつだ!」
「いつの間にそんなものを!? 全く、貴方は本当に無茶苦茶というか、なんというか……」
「ハッ、ついでにひとつ忠告しておくが……死ぬほど痛いぜ?」
経験者は語るに尽きますね。お前他人の
いやまあそんな茶番はさておき、そろそろ本題に入りましょうゾ。
オラ! 約束通り来たんだから、さっさと例のデータ解析して結果を寄越せよ!
あと、ソレビ号の座標もわかったら教えてくれよな! 代わりにホモくんの血反吐でできたゼロシステムの起動記録やるからよ! ついでに、それ参考にシステムの調整やってくれや!
「いいねェ、話が早くて助かるぜ。まるでオレがこの場で言おうとしていた
え、そりゃあ移動中にw○ki先生を見ていたから当たり前だよな──────
ファッ!?!?!?!?
「図星みてぇだな!あげゃげゃげゃ!」
大変申し訳ないのですが、少々リアルの方が立て込んでいるため二ヶ月ほど更新停止させていただきます。【9/21追記】