遊戯王//Side:blood;~異世界決闘譚~   作:はにわし

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なーーーーーーーーーーーーーーーんでリアルでこんな忙しいのに執筆始めたんですかねこいつ
※設定を根本から書き換えます。


序章「賞金稼ぎ」
第1話「血の眼」



 

 記憶。

 

 古い、記憶。

 

 白衣の男が、虚空に語り掛けていた。

 

「ああ、そうだ。あの日、俺は死んだんだ。」

 

 男は淡々と、漆黒へと向かい、言葉を紡ぐ。

 

「あの日世界に刻まれた俺の記録を使うんだ。」

 

「そうだ。これで………ん?ああ、いや。その心配はないよ。」

 

 

「私は、偽物だから、ね。」

 


 

 冷たい雨が肌を打つ。水滴が体温を奪っていく。このままでは死んでしまう。

 俺はボロ雑巾のような体を、力を振り絞って動かし、歩く。

 狭い路地を抜けた先は、人々が行き交う大きな道路だった。

 社会人や学生、様々な人間たちが、帰路についている。

 建物の明かりが、濡れた道路を照らす。

 見慣れた都会の風景。しかし、ここがどこか、俺は知らない。

 

 「…ここは、どこだ。」

 

 //////////遊☆戯☆王//Side:blood;///////////////

 

 路地裏を駆け抜ける。

 

「ハッハッハ…」

 

 規則正しいリズムで肺に酸素を取り入れる。

 袋小路に辿りつき、俺は目の前の男に声をかける。

 小汚い服を着た男で、第一印象は、鼠を彷彿させる。

 

「やっと見つけたぞ……≪スナグマ≫……お前には20万円の賞金が懸けられている」

「チッ、バウンティーハンターか。だが良かったぜェ……。サツかと思ったが、バウンティーハンターなら俺にも勝機はある。なんたって一般人にはデュエル以外で相手を拘束する権利はない「そうだ。だから俺はそのデュエルでお前を拘束させてもらう」

 

 相手の発言を遮り声を出す。

 

「アァ……? ……見たところ、名の知れたバウンティーハンターでもデュエリストでもなさそうだが……もしかして、初めての任務で一攫千金を狙ったオマヌケさんか? そいつあラッキーだぜ! 俺はこう見えて、裏では名の知れた決闘者なんだ……自分の運の悪さを呪うんだな」

「……」

 

 俺は何も反応せず、バウンティーハンター用のデュエルディスクの機能である、拘束プログラムを起動する。

 

『ピピッ……タイショウ、≪スナグマ≫……確認。決闘ニヨル拘束モード、開始。決闘ノルールハ、挑マレタ側ニ指定スル権利アリ』

「へっ、どうせ何やっても勝てねえんだ。お前が決めていいよ」

「……略奪ルールだ。買ったほうは負けたほうがこのデュエルで1度でも使用したカードを自分のものにできる。今回は略奪制限は『無し』だ。ライフポイントは4000。マスターデュエルで行く」

「……は?」

 

 スナグマは信じられないかのように目を見開く。

 

「すげえ馬鹿がいたもんだ。名も売れてねえ決闘者が俺に勝とうってか? 笑わせるなよ」

「お前のデュエルはすでに研究済みだ。負けるつもりはない」

「後悔しても遅いぜ……。おいAI! 聞いてたよな! ルールは略奪ルール、略奪制限は無し! ライフポイント4000で、マスターデュエルだ! いいな!」

『ピピッ……ルール指定、確認。略奪制限無しの略奪ルール。それ以外は基本ルール。よろしいでしょうか?』

「OKだ」

「大丈夫だ」

 

 スナグマがデュエルディスクを構える。

 

「「デュエル!!」」

 

 SUNAGUMA vs ???? 

 4000/4000

 

 1ターン目 SUNAGUMA 手札5 ???? 手札5

『先行プレイヤーは、スナグマです』

「ヒュー、ラッキー! 俺のターン! 俺は手札から「万刑(ばんけい)の鉄人ー58号」を召喚!」

『ゴオオオ! ゴオオオオオオ!!』

 ATK 2800 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 顔面に鉄の板を張り付けた、野蛮人を想起させる屈強な男が遠吠えをあげる。

 

「……レベル10モンスターをリリースなしで召喚か……」

「ケッ! もちろんこれはコイツの効果だ! コイツはフィールドと墓地にカードが無い状態でのみ、リリースなしで召喚できる! そして効果発動!! 「万刑の鉄人ー62号」を守備表示で特殊召喚!」

『ギャアアアアアアアアアス!!!』

 DEF 2800 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 こちらも同じく、顔面に鉄の板を張り付けた、盾を持った屈強な男が現れる。

 

「これぞ俺の最強コンボ! 58号は自身以外の守備表示モンスターを効果の対象にできず、戦闘で破壊できない効果を! 62号は自身以外の攻撃表示モンスターを攻撃対象にできず、効果で破壊できない効果を持っている! お前は守備表示の62号しか攻撃できないが、62号は戦闘で破壊されない! 58号を効果で破壊しようとも、効果では破壊されない! これでお前は終わりだ! カードを1枚伏せて、ターンエンド! さあどうだ! お前は何もできまい!」

 

 知らず知らずのうちに俺たちの周りに人だかりができていた。ここは袋小路のように思えていたが、どうやらどこかに繋がっていたようだ。娯楽を求めてきたスラムのガキや、スナグマのような賞金首たちが見物しに来ている。

 

「スナグマ、大人気ねえー」

「あんな高校生くらいのガキをボコるのに本気だしちゃってさ……」

 

「スナグマー! 負けるなー!」

「スナグマお兄ちゃーん! がんばってー!」

 

「随分と子供に好かれてるな。スナグマお兄ちゃん」

「その名前で呼ぶんじゃねえ!! オラオラ! かかってこいや!!」

 

「……しかし、この程度の盤面で最強コンボ、か。ここのレベルが知れるな」

「あ?」

 

「俺のターン、ドロー」

 

 2ターン目 SUNAGUMA 手札2 ???? 手札6

 

 一呼吸おいて

 空気が変わる。

 

「いくぜ……俺は手札から、「絶影(ぜつえい)のタチギリ」を召喚」

『●●……●●●●!!!』

 ATK 500 ☆☆

 

 ハサミのようにも魚にも見える奇妙なモンスターが現れる。

 

「タチギリの効果。召喚に成功した時、手札1枚を捨てることで、デッキから絶影モンスターを手札に加える。俺は「絶影のニパリア」を手札に加える。ニパリアの効果発動! このカードが絶影の効果で手札に加わった時、手札から特殊召喚できる!」

『●●●●!!!』

 ATK 200 ☆☆

 

「ニパリアの効果! 手札から「絶影のカットーネ」を特殊召喚!!」

『●……』

 ATK 1200 ☆☆

 

 

「よし────―バトルフェイズに移行する」

 

「は?」

「は?」

「え?」

 

 スナグマと野次馬が素っ頓狂な声を出す。

 

「え、あ、ええっとな、デュエルモンスターズってのはだな、相手の場にモンスターがいるとだな、ダイレクトアタックできなくてな、それでな……」

「デュエル初心者ちゃうわ、ボゲ。カットーネの効果! 自分フィールドのモンスターがレベル2モンスターのみの場合、自分フィールドのすべてのモンスターの攻撃力は、相手フィールドのモンスターのレベルの合計×100アップ! すべてのモンスターが2000アップだ! さらに、タチギリの効果! このバトルフェイズ開始時に、元々表側表示だったカードの効果は、バトルフェイズ終了時まで無効化される!!」

 

 絶影のタチギリ ATK2500

 絶影のニパリア ATK2200

 絶影のカットーネ ATK3200

 

「……なるほどな、そういうことか」

「バトル! カットーネで62号を攻撃!」

『●●!!』

『アアアアアアア!!!』

 

「カットーネの効果発動!! 戦闘で相手モンスターを破壊した時、続けて相手モンスターに攻撃できる! 58号に攻撃!」

『●●!!』

『グオウ……!!!』

 3200-2800=400ダメージ

 3600/4000

 

「すげえ! あいつ、あの盤面を簡単にひっくり返すたあ、すげえぜ!」

「もしかして、結構名の知れた決闘者なんじゃ……?」

 

「にーちゃーん! まけないで──!!」

「がんばってー!!」

 

「……子供に応援されたんじゃ、負けるわけにはいかねえな。俺は、トラップカード発動! 「万刑ージャッジメント」! このターン戦闘破壊されたレベル10モンスターを特殊召喚し、そのモンスターを素材としてエクシーズ召喚する!」

「相手ターンにエクシーズ召喚だと……!」

 

「俺は62号と58号を特殊召喚し、エクシーズ召喚! 屈強なる戦士よ! 数多の裁きをも受け流し、殺戮の道を進め!! 現れよ! ランク10!! 「夢幻暗夜の万刑ー0号」!!」

『ヴォオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!』

 ATK 3500 ★★★★★★★★★★

 

「こいつの効果を思い知れ! 0号の効果! エクシーズ召喚成功時に、フィールドのすべての攻撃力変動を元に戻す!! そしてこのカードのX素材を取り除くことで、エクシーズ召喚時の効果で下げた攻撃力の、合計の数値分相手にダメージを与える!! 次のターンでお前の負けだ!!」

 

「すげえ! 兄ちゃん、いっきに盤面を巻き返した!」

「流石、暗夜カードは強力だな!」

 

「……次のターンなどない!! 速攻魔法発動!! 「ダークドリームサモニング」!! 手札を1枚捨て、儀式召喚を行う!!」

 

「バトルフェイズにX召喚の次は、儀式召喚!?」

 

「そして、相手の特殊召喚にチェーンして発動した場合、デッキから儀式召喚できる!!」

 

「「デッキから儀式召喚!!??」」

 

「俺は自分フィールドのすべてのモンスターをリリース! 契約は結ばれた……闇を切り裂く暗器は、真紅の華咲く未来を刻む! 血を求め、彷徨え!! 儀式召喚! レベル6! 「黒龍 ブラッディアイズ・ドラゴン」!!」

『キェエエエエエエエエエエエアアアアアアアアアアアアアアア』

 ATK 2500 ☆☆☆☆☆☆

 

「ハン、もったいぶって出した割には、たったの攻撃力2500かよ。裏切られた気分だぜ」

「ブラッディアイズの効果! 儀式召喚成功時に、次ターン終了時まで、このカードの攻撃力を素材とした闇属性モンスターの数×800アップする!!」

 黒龍 ブラッディアイズ・ドラゴン

 ATK4900

 

「バトル! ブラッディアイズで、0号を攻撃! 『鮮血のヘルクリエイト・ストーム』!!!」

 

 4900-3500=1400ダメージ

 2200/4000

 

「ぐっ!! だが、0号はX召喚したターンは戦闘では破壊されない! これでお前の負けだ!」

 

「だから言っただろう!!! お前のことは研究してきたと!! そのエースモンスターのこともな!!! ブラッディアイズの効果!! このカードは、儀式召喚したターンに限り、素材としたモンスターの数だけ、相手モンスターに攻撃できる!!!!!!!!!!」

「何ィ!!??」

「『鮮血の、ヘルクリエイト・ストーム』! 2連打!!! 消えろォォォォ!!!!!!」

 

 4900-3500=1400ダメージ

 800/4000

 

 4900-3500=1400ダメージ

 0/4000

 

「ぐいえあああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 ???? WIN!!!! 

 




リアルが落ち着いたら続き書く予定ですが感想でボロクソに言われてたらたぶん書かないと思います。この程度の長さでどう感想書けってんだよ!!(読者の代弁)

1月末が恐ろしく忙しいので、2月に入れば執筆が再開できるかと...(汗)もうプロットはできているので書くだけであります!(白目)

2020年1月24日 0号が儀式召喚されていたことになっていたので、X召喚に修正
2020年4月19日 賞金安すぎぃ!ということで10倍にしました
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