転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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調ちゃんのナイトドレス姿がエッチなので初投稿です。
エチエチですわ(お嬢様感)
毎夜これですわ(お嬢様感)
右手が止まりませんわ(お嬢様感)

あ、チェイテピラミッド姫路チフォージュ城編は今回で終わりですわ(お嬢様感)




第九十五話 チェイテピラミッド姫路チフォージュ城⑥

 

 

 

CPHC(チェイテピラミッド姫路チフォージュ)城探索(チフォージュシャトー編 3/3)【1D10】

 

1 敵だ!

2 敵だ!

3 敵だ!

4 強敵だ!

5 休める小部屋を発見!

6 罠だ!

7 宝箱だ!

8 敵だ!

9 あっ……

10 宝物庫だ!

 

結果【4 強敵だ!】

 

 

 

セックスしないと出れない部屋を脱出した俺たちはチフォージュシャトーの内部を、上を目指して歩く。

途中、小部屋を見つけても決して中に入らず外から様子を窺いながら探索する。

うん、セックスしないと出れない部屋がね、もうね、インパクト強すぎて忘れられないのよ。

 

「一鳴、オレはシャトーにあんな低俗な部屋は作っていないからな。あれはこの世界に突如として生えてきた部屋だ。わかったな? ……わかったな?」

 

と、さっきからやたらと念押ししてくるキャロルちゃんである。

まあ、あんな部屋を作ったと勘違いされるのもイヤだろうしねぇ。

設計者のプレラーティ? まあ、設計段階で密かに仕込んでた可能性は、うん……(震え声)

 

とにもかくにも。

俺たちはチフォージュシャトー内を昇っていく。

その途中。

終わりも近づいて来た頃。

シャトーの廊下から大広間にたどり着いた。

 

「これは……」

「まるで聖堂のようだな」

 

エルフナインちゃんとキャロルちゃんがそう大広間を言い表す。

確かにこの大広間は聖堂の中のようだ。

右側からは窓ガラスがズラッと並び、外の赤い月の光が差し込まれる。

左側は石造りの壁に、蝋燭が等間隔で立て掛けられている。

そして、大広間の一番奥。

祭壇がある。

俺たちはその祭壇の前で足を止める。

祭壇には、巨大な獣が横たわっていた。

肉体が燃える、鹿のような角の生えた獣。

うーん、どこからどう見ても初代教区長ローレンス。

 

「引き返す?」

 

と、俺は二人に聞く。

だってローレンス強敵なんだもん。

俺いっつも連盟の長とタッグを組んで戦ってたしね。

 

「いや、どうも道はこの祭壇の裏にありそうだ」

 

キャロルちゃんがそう言う。

 

「それに、お目覚めのようだぞ」

 

キャロルちゃんがエルフナインちゃんを下がらせる。

獣が、頭を手で押さえながら祭壇から立ち上がる。

左腕の肥大化した、二足歩行の獣。

右腕で頭を押さえながら、左腕をこちらに伸ばしてくる。

俺たちお前の頭蓋骨持っとらんぞ!

 

「来るぞ!」

「ええい、やってやる!!」

 

 

 

一鳴&キャロルVSローレンス【1D10】

 

一鳴【1】+5+3(マリア補正)+3(セレナ補正)

キャロル【5】+10(ダウルダヴラ補正)

 

ローレンス【1】+25(悪夢補正)

 

 

 

ローレンスの燃え盛る左腕が俺たちを狙い叩きつけられる。

炎が飛び散るが、俺のシンフォギアであるスダルシャナは太陽の戦輪のエネルギーを固着化させている。

つまり炎は効かないワケダ。

そんな訳で頭を攻撃攻撃!

 

「■■■■■■!」

 

咆哮を上げて、頭を下げぐったり怯む。

そのスキを逃さず、ローレンスの頭に手刀を突っ込む。

頭蓋骨が無く、ブヨブヨとした皮膚と肉の感触を通り抜けて、脳まで貫通。

そして、指を曲げて脳を掴むと一気に引き抜いた。

ヤーナムの狩人に伝わる非人道暗黒カラテ、内蔵攻撃だ!!

 

「イヤーッ!」

「■■■……!!」

 

脳の一部を引き抜かれて、頭から血を吹き出しながら咆哮を上げるローレンス。

 

「一鳴、下がれ!!」

 

キャロルちゃんの声!

俺は即座にローレンスから離れる。

キャロルちゃんがその直後にグラビトンエンド発射!

高重力を伴う暗黒の球体が、ローレンスの下半身に直撃。

ローレンスの腰から下の肉体が弾け飛ぶ。

地に倒れ伏すローレンス。

 

「やったか!」

 

と、フラグ満載の言葉を言うキャロルちゃん。

むしろローレンスはここからが本番なのよね。

 

「■■■■■」

 

ローレンスが咆哮を上げる。

上半身だけになってなお生きている。

むしろ、生存本能が刺激されて、手強くなるのがここからよ。

ローレンスは両腕をバタフライめいて動かしながら移動。

半身の切断面からはマグマのような熱い血潮が流れ出る。

てかローレンスこっちに来てるな!

 

「グワーッ!」

 

ローレンスのジタバタした腕の動きに巻き込まれる俺。

べチーンべチーンと攻撃をまともに喰らう。

 

「一鳴ッ!」

「グワーッ! 助けてキャロルちゃん! グワーッ!!」

 

手足を曲げ、身を護る。

が、ローレンスはさらに激しくべチーンべチーンと腕を振るう。

待ってゲームじゃここまで連続して攻撃してこないぞ。

あれか、内蔵攻撃の恨みか?

だから俺をロックしてるのか?

 

「一鳴、今助けるッ!!」

 

キャロルちゃんが、セックスしないと出れない部屋を破壊しようとした時に使った黄金の竜巻をローレンスに発射。

稲妻を伴う竜巻は見事にローレンスの背中に当たる。

そして、ミキサーめいた回転運動がローレンスの背中を削り、胴体貫通!

熱い血潮が内臓と共に溢れる。

 

「■■■……」

 

呻きながら、倒れるローレンス。

頭が俺の目の前にあり、荒く息を吐く。

もう、どうするかわかるね?

 

「イヤーッ!」

 

非人道暗黒カラテ技、内臓攻撃でローレンスの頭にダイレクトアタック。

残った脳みそを引き抜きトドメを指した。

 

「いや、脳みそ引き抜かなくてもその内死んでたと思うが……」

 

キャロルちゃんがドン引きしながら言った。

でも、アイツびたんびたんずっと攻撃してきたもん!

 

「怪我はありませんか!?」

 

エルフナインちゃんが駆け寄る。

俺がびたんびたんされてたから、心配してくれてたみたい。

 

「主に全身が痛いけど大丈夫よ」

「それって結構重傷なのでは!?」

「……少し、休んでいこう」

 

そういう事になった。

 

 

 

探索はもう終わりだし、なんかドロップさせるわね【1D10】

 

1 R

2 R

3 R

4 R

5 R

6 SR

7 SR

8 SR

9 SSR

10 熱烈歓迎

 

結果【7 SR】

 

 

 

壁際で、3人座って休む。

すぐ近くでローレンスの死体は燃え盛っているが、その内灰となって消えていく。

その灰の中でなにかがキラリと光って見えた。

 

「なんでしょうか……?」

「いいモノがドロップした?」

「またエネルギー結晶かなにかだろう」

 

3人でそんなことを言いながら見に行く。

灰の中から出てきたのは、丸い金のペンダント。

それは、Bloodborneを代表する警句の象徴だ。

 

『我ら血によって人となり、人を超え、また人を失う。知らぬものよ、かねて血を恐れたまえ』

 

Bloodborneの舞台である街、ヤーナムの人々は上位者と呼ばれる生物の血を体内に取り入れている。

民衆は酔う為に、秘密を知るものは上位者に至るために。

だが、上位者の血を取り入れすぎると人々は獣と変わる。

それは獣の病と呼ばれており、狩人は獣の病の罹患者を狩るのが習わしである。

かねて血を恐れたまえとは、そう言う意味である。

だがローレンスは血を利用して上位者に至ろうとして、結局獣の病に罹患してしまった。

警句を忘れた結果であろう。

 

とまあ、そんな事は置いておいて。

 

「このペンダント、由来は不明ですが力を感じます。シンフォギアに組み込めばパワーアップ出来ます!」

「いっぱい強化できるねぇ!」

 

エネルギー結晶体が2つ。

ホルスの目のメダルに、今回の金のペンダント。

俺のシンフォギアがつよつよになるねぇ!!

 

「シンフォギアを強くするためにも、この悪夢から脱出しなければな」

 

小躍りする俺とエルフナインちゃんを見て、苦笑しながらキャロルちゃんはそう言った。

 

 

 

 

 

 

ローレンスのいた祭壇の脇を通り、その奥に続く廊下を歩く。

真っ直ぐに伸びる廊下を10分ほど歩くと、行き止まりである。

目の前には、石で出来た扉。

その扉がゆっくりと開かれていく。

 

「いよいよお出ましだな」

「誰が相手でもボコボコよ!」

「ボクも、いざという時にはがんばります!!」

 

3人でそう励まし合う。

長い悪夢、チェイテピラミッド姫路チフォージュ城探索ももう終わりである。

色々あったけど、セックスしないと出れない部屋に全部持ってかれたゾ……。

 

扉が開かれる。

扉の向こうには、海があった。

ざざんざざんと波の打ち寄せる入江だ。

 

「……は?」

「あー……」

「え、え?」

 

二人が驚くが、俺はなんとなくは覚悟していた。

このチェピ城は外観だけはチェピ城+チフォージュシャトーである。

だが、その中身はほとんどBloodborneのDLCである狩人の悪夢だ。

そして、その狩人の悪夢のラスボスは。

上位者ゴースの老いたる赤子。

チフォージュシャトーには、大英博物館から買い取った上位者ゴースの死骸があったという。

全てがゴースに集約される。

つまりここは、ゴースの見る夢なのだろう。

 

その証拠に、入江の波打ち際。

砂利の上に横たわる、白い神。

白い肉体はブヨブヨとして軟体動物のようである。

下半身や背中にはヒレがあるが、上半身は人の腕が生えている。

そして、頭部には女性の顔のようなものと髪のような触手。

だが、その異形は動かない。

ただ波に身体を洗われている。

その上位者は夢の中で尚、死んでいた。

 

「やはりあの死骸がこの悪夢を作ったのか」

「あれが、ゴース……」

 

キャロルちゃんの言葉に声を震わせるエルフナイン。

ゴースの死骸は、死してなおこちらの脳を震わせるような何かを発していた。

あれは、人にとっては毒だな……。

 

「む~ん……」

 

3人でその上位者を観察していると、背後からうめき声が聞こえた。

俺達の後ろから現れたのは、チェイテ城下町であった男である。

碌に風呂に入っていないのか、黒くなった身体。

ボロとなった服を纏い、髪は白く伸び放題。

眼窩は落ち窪んでいる。

そして、その眼は瞳孔が崩れて蕩けている。

 

「良くやったぞ貴公ら」

「着いてきていたのか……!」

 

ズリズリと這いながら入江に入ってくる男。

 

「ああ。貴公らなら、この城の守護者を倒してくれると思ったからな」

「オレたちを利用したという訳か」

 

キャロルちゃんは額に青筋を浮かべた。

 

「あなたもここから出たいなら、一緒に来れば良かったのに」

 

エルフナインちゃんはそう言うが、男は這いずりながらこう言った。

 

「いや、私は出たい訳ではないのだよ」

 

這いずり這いずり。

男は入江の奥に向かっていく。

白い神の死骸に向かって。

 

「貴公ら、私はね。かつてはある博物館の学芸員(キュレイター)だったのだよ」

 

脚は壊死しているのか、手の力のみで上位者のもとに向かう男。

気のせいだろうか、空に浮かぶ蕩けた赤い月が大きくなっている。

 

「ある時、その博物館にとあるモノが運び込まれた。それは一部の学芸員と研究者にのみ知ることを許されたものだった。私は、小遣い稼ぎに使えると思って、その写真を密かに撮ろうと思ったのだよ」

 

男はもう随分とここから離れている。

だが、その声は近くに聞こえる。

赤い月が空を覆う。

海が青ざめる。

 

「ソレは密かに仕舞い込まれていたが、私は鍵を手に入れてソレが安置されている部屋に忍び込んだ。

邂逅だよ。

私はソレと邂逅して、ああ!

真実を知った!

蒙が啓かれた!!

我が女神よ……」

 

男がゴースの身体に辿り着く。

ゴースの身体に乗り、反対側に落ちる。

男の姿がゴースに隠れて見えなくなる。

 

「私はこの悪夢に堕ちた。だが、不幸では無かった。この悪夢には女神も共に居ると確信していたからだ。だが、女神への道は残酷な守護者たちがいて近寄れなかった。

だから感謝するよ。

私と女神の道を阻む守護者たちを倒してくれたことを……」

 

【蕩けた瞳】の持ち主、悪夢に堕ちたのはこの男だったのだ。

上位者ゴースに触れ、その姿を見て狂った男。

その男はゴースの体を持ち上げて、胎内に入る。

ゴースの身体が痙攣する。

 

「お礼に見せてあげよう。

私の命を啜り、蘇る女神を。

君たちも、蒙を啓きたまえよ。

私と同じように……!」

 

ゴースの身体が帯電する。

ビクンビクンと痙攣している。

あれは、自分で自分の心臓をマッサージしているのだ。

 

「あ、あぁ、ああああああああッ!」

 

恍惚の声。

神と一体となる、男の悦びの声が響く。

ゴースの腕が動く。

身体が動く。

起き上がり、顔をこちらに向ける。

女性のような顔、額から生えた触手。

ゴースはただこちらを見つめるばかりだが。

 

「逃げろ一鳴ッ!」

 

キャロルちゃんがエルフナインちゃんを抱えながら跳躍!

俺もその場から回避。

その直後。

俺たちがいた場所に、雷が墜ちる。

轟音、閃光。

紛れもなく、ゴースの攻撃!

上位者ゴースは、蘇ったのだ。

 

「キャロルちゃん!」

「ああ、これで最後だ!!」

「ぼ、ボクも頑張ります!」

 

悪夢の最終戦。

上位者ゴースとの戦闘である。

 

 

 

一鳴&キャロルvs上位者ゴース【1D10】

 

一鳴【9】+5+3(マリア補正)+3(セレナ補正)

キャロル【8】+10(ダウルダヴラ補正)

 

上位者ゴース【6】+40(悪夢補正)−10(エルフナインちゃんの妨害)

 

 

 

ゴースが這うように動き回りながら、その肉体から放電して海岸を焼く。

上半身は人の女性のようであるが、下半身は魚類のように脚はない。

その動きは、先程の男のようである。

 

「一鳴、腕を狙えッ!」

「はいッ!」

 

キャロルちゃんの指示に従い、俺は這い回るゴースの右腕を狙って戦輪を投擲。

キャロルちゃんはグラビトンエンドで左腕を攻撃する。

両腕を攻撃されて、力が入らなくなったのか、ゴースが倒れる。

ビクンビクンと痙攣しながら藻掻く。

 

「キアァァァァ!!」

 

女性のような金切り声を上げるゴース。

俺は帰ってきた戦輪を構え直して跳躍、戦輪を思い切りゴースの頭に叩きつける。

 

「ギャァァァ!!」

 

悲鳴を上げるゴース。

ゴースの身体が帯電して光り輝く。

 

「いかん! 離れろ一鳴ッ!」

 

キャロルちゃんの言葉が響く。

その声を聞いて、俺はバックステップでゴースから距離を取る。

 

「アァァァァァ!!!」

 

ゴースの声。

それと同時に辺り一帯に放電。

雷電により閃光と轟音が入り江を照らし震わせる。

俺はすんでの所で回避を成功させていた。

 

「こっわ……」

「気を付けろ、まだ終わってない!」

 

紙一重の回避を成功させた俺にキャロルちゃんの声が届く。

煌めく雷電の中から、ゴースが突進してきた。

 

「グワーッ!」

 

咄嗟の回避!

しかし、躱しきれずに轢かれる。

吹っ飛ぶ俺。

その俺を更に狙うゴース。

頭の触手を伸ばして鞭のように振るう。

 

「させませんッ!」

 

キャロルちゃんに抱えられたエルフナインちゃんが球体を投擲。

その球体は地面に落ちると、石の柱になった。

触手が柱に当たり、軌道が変わる。

 

「ありがとうエルフナインちゃん!」

 

俺は礼を言いながらゴースから距離を取る。

その間に石の柱を腕で破壊するゴース。

こちらを睨みつける。

眼が粘膜で隠れてて見てるかわからないけど……。

 

「一鳴、オレがスキを作るッ!! お前はトドメを刺せ!!」

 

キャロルちゃんが錬金術起動。

炎と風がゴースの右腕を、水と黄金色の槍が左腕を攻撃。

再びゴースが倒れる。

無防備な頭が晒される。

 

「キアァァァァ!!」

 

ゴースが金切り声を上げる。

同時に帯電。

また、辺り一面を焼くつもりだろう。

だが、遅い。

俺はもう、ゴースの頭の前に居る。

 

「イヤーッ!」

 

ゴースの頭に手刀を捩じ込む。

中で脳のような塊を握る。

 

「イヤーッ!!」

 

そのまま、俺は勢いよく腕を引き抜く。

非人道暗黒カラテ技、内蔵攻撃だ。

白い体液が、ゴースの頭から勢いよく溢れ出る。

 

「ァァァ……」

 

ゴースの声が弱々しく漏れ出し、そして。

ゴースは動かなくなった。

 

「ああ、ゴース。私のゴスム……」

 

男の声が脳内に響き、そして聞こえなくなった。

手の中にはゴースの脳の一部。

上位者の脳みそ。

確実に聖遺物。

だが。

俺はその脳みそを地面に放った。

だって確実に厄ネタだからネ!

残念ながら俺は狩人様ではないので、なんでもポケットにしまう趣味はないのだ。

 

「お……」

 

空を見る。

崩れた赤い月が蕩けていく。

空に溶けて、そして。

赤い月は消えてなくなり、夜空が見える。

青ざめていない、黒い夜空。

 

「悪夢の終わり、だな」

「そうだね」

 

夜空を見ながら、キャロルちゃんとエルフナインちゃんがそう言い合う。

辺りの景色が希薄になっていく。

薄れて消えて、そして。

 

「ここは……二課?」

 

二課の廊下に戻ってきた。

帰ってきたのだ。

俺のシンフォギアと、キャロルちゃんのファウストローブは既に解除されていた。

いや、そもそも。

悪夢の世界は人間の内面的な世界だから、肉体的にはそもそも纏っていなかった、という事か。

 

「帰って、きたんだな」

「そうだね、キャロル」

 

俺はスマホを取り出す。

時間は、キャロルちゃんにトリック・オア・トリートしてから5分も経っていない。

 

「良かったぁ……」

「ですね!」

 

ホット一安心した俺に笑顔を向けるエルフナインちゃん。

上位者ゴースの作った悪夢から犠牲なく脱出できて本当に良かったゾ。

というかこの世界上位者おるんか。

こわ……。

いや、そもそも隻狼も混じってたわ。

こわ……。

 

「……悪夢が無くなったってコトは、蕩けた瞳はどうなったの?」

 

エルフナインちゃんがふと、気付く。

蕩けた瞳は上位者ゴースに魅入られた男の瞳だ。

ゴースと悪夢を破壊した今、蕩けた瞳はどうなったのだろうか。

俺たちは研究室に急いだ。

ガラス管の中に収められた蕩けた瞳は、押し潰されたかのように破壊されていた。

蕩けた瞳孔は潰れて何も映さなくなっていた。

そして。

悪夢に囚われた研究者たちが、意識を取り戻しつつあるという。

万事めでたしめでたし、と言えるね。

 

 

 

そんな訳でチェイテピラミッド姫路チフォージュ城、無事脱出である!

 

 

 

◆リザルトな◆

 

 

 

○危険な罠に引っ掛かった回数:0回

 

○偽の宝箱に引っ掛かった回数:0回

 

○セッ! しないと出れない部屋に入った回数:1回

 

○手に入れたお宝:

R エネルギー結晶2個

SR ホルスの目のメダル

SR 金のペンダント

 

○称号『幸運』を獲得しました。

○称号『こいつら交尾したんだ!!(さ せ な い よ)』を獲得しました。

○称号『錬金術スゴーイ!』を獲得しました。

 

 

Rのお宝2個、SRのお宝2個を獲得したので、シンフォギアの戦闘力が強化されます。

Rなお宝が戦闘力+1。

SRなお宝が戦闘力+3。

よって、一鳴のシンフォギア戦闘力がこうなります。

 

変更前:【1D10】+5+3(マリア補正)+3(セレナ補正)

 

変更後:【1D10】+13+3(マリア補正)+3(セレナ補正)

 

 

 

◆リザルト終了な◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴースは確かに死んでいた。

肉体も精神も、そして魂も。

だが、その肉体は。

瞳は、ある学芸員の男を悪夢に落とす程度には魔力を持っていた。

そして、キャロルにより、チフォージュシャトーに運び込まれたゴースは。

シャトーに直撃したケラヴノスによって、一瞬、蘇生した。

ほんの一瞬蘇生したゴースは、その本能の赴くままにチフォージュシャトーごと精神を悪夢に移設した。

悪夢に作った、己の似姿に。

だが、強すぎたケラヴノスはゴースの精神を再び眠りにつかせた。

 

その眠りを覚ましたのは、学芸員だった男である。

男はその命を糧にゴースを起こした。

永遠に眠るはずだったゴースを。

故に男は、神たるゴースを起こした褒美と、悍ましきゴースを起こした罰を受けることとなった。

 

「ああ、ゴース。私の、ゴスム……」

 

男は神の腕に抱かれている。

長年渇望した神の腕に抱かれて、深く暗い海の底に落ちていく。

ただただ、ゴースの周りにのみに展開された、永遠に落ち続ける深海のような小さな悪夢。

 

「ゴースに抱かれて、海へと還る……」

 

神と永遠に共に居られる悦びと、底なき海に落ち続ける地獄の中で、男は笑っていた。

 

「ゴースの腐臭が、愛が届く……」

 

男は恍惚の相を浮かべながら、ゴースの遺骸に抱かれ続ける。

それが、男に許された自由であり、愛であった。

 

「愛と海に底はなく、故に全てを受け入れる……。ふふ、ふひひ…………」

 

ゴースと男は永遠に墜ち続ける。

悪夢の底に向かって。

ずっとずっと届かない、底に向かって……。

 

 

 

 

 

 





そんな訳でチェイテピラミッド姫路チフォージュ城編終わりですわ(お嬢様感)

一鳴くん強敵と当たりすぎですわ!
クズ運ですわ!
女運だけモリモリですわ!
このヤリチン野郎!!

次回からは女の子とのイチャイチャ回ですわ。
とりあえず今のところはセレナちゃんと切歌ちゃんメインで書きたいと思いますわ。
でも予定は未定ですわ。
大人は嘘をつきません、ただ間違いを犯すだけなのですわ……。

あ、クリスちゃんをヒロインにする回は絶対やりますわ。
クリスちゃんは作者の推しですわ!!!!!!!!!!!

それではアデュー(精一杯のお嬢様感)
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