転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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あけましておめでとうございます。
今年もこの作品と作者をよろしくお願いします。

さて、今年初の初投稿なのですが、本当は元日に投稿する予定でした。
でも寝正月で忙しくて(震え声)

あと、ここからオリジナルキャラとオリジナル展開マシマシで行くので、ついて来れるやつだけついて来い!(マリアさん感)


それと記念すべき本編100話到達記念なので、後書きで所感を書かせていただきます。



第100話 2041年1月1日

 

 

サンジェルマンがギリシャに逃げ込もうと言ったのには理由がある。

神霊を保菌するアグリッパはどう言う訳かギリシャのオリュンポス十二神を目の敵にしており、ギリシャに攻め入ろうとしている。

だからこそ、ギリシャには神霊に精神汚染されている人は居ないだろうと考えたのだ。

 

「日本も危険よ」

 

サンジェルマンは5人にそう言った。

サンジェルマンたちが日本の二課と協力体制を取っていることは相手にも知られている。

だからこそ、アグリッパの配下が日本に先回りして神霊感染爆発を起こす可能性も否めないのだ。

だからこそ、ギリシャに逃げ込む。

そして、そこで神霊の精神汚染に対抗出来る技術を確立して、改めて日本に逃げ込む。

それが、サンジェルマンの計画だ。

 

「その為には、彼らの身体に触れてはいけないわよ」

 

と、サンジェルマンは側に倒れる錬金術師を見ながら言う。

ここはパヴァリア光明結社統括局地下、聖遺物倉庫。

建物内に犇めく錬金術師たちから一時隠れているのだ。

聖遺物倉庫内にも何人かの錬金術師が潜んでいたがさっさと無力化された。

そして今、カリオストロとプレラーティが錬金術を用いて精神寄生する神霊の正体を探っている。

 

「精神寄生体に実体はないワケダ。肉体を持たないからこそ、精神に寄生するワケダ。幽霊みたいなものなワケダ」

 

と、錬金術師の頭を錬金術で探るプレラーティ。

 

「でも幽霊と違って生きている肉体がないと生きられないのよねー」

 

カリオストロがプレラーティの補佐をしている。

 

「うん、大体わかったワケダ」

「どうなの、プレラーティ?」

「コイツらの肉体内部には冬木で見たエイワズと同じようなエネルギーが流れているワケダ」

 

プレラーティがそう言う。

 

「では、神霊という事で間違いないのね」

「そうね」

「それと、空間にはエネルギーは漏れてないワケダ。空気感染はせず、肉体の接触感染で伝染するワケダ」

「触らなければいいのね」

「それはそうなワケダ。でも……」

 

カリオストロにそう伝えるプレラーティ。

言葉を続ける。

 

「このエネルギー自体は強力で、触れられたら一発アウトだと考えるワケダ」

「ワオ、怖いわね」

 

カリオストロが茶化す。

しかしその顔は真剣である。

全員を見渡して、こう言った。

 

「一応聞くけど、ここに来てから誰も他の人と触ってないわね?」

「ええ」

 

全員が頷く。

サンジェルマンとカリオストロ、プレラーティが全員分の精神をチェックする。

 

「あのエネルギーは全員発していないワケダ」

「ひとまず安心かしら」

「既存の精神防壁は使えそうね」

「でも、神霊のエネルギー圧が高いからあまり安心出来ないワケダ」

 

つまり、一度だけなら神霊感染した錬金術師に触れられても大丈夫だが、その次はアウトという事である。

 

「……いつまでもここに隠れている訳にはいかないわね」

 

サンジェルマンは上を見る。

ここは地下。

なんとか人の薄い所を選んで逃げてきたが、いい加減外に出ないといけない。

そして、陸路でギリシャに向かう。

 

「全員、覚悟は良いわね」

 

サンジェルマンにそう言われて、全員が頷く。

生き残る努力をしようと、覚悟を決めていた。

 

「まずは外まで一気に突っ切るわよ!」

 

聖遺物倉庫を走って出る。

外は、感染済みの錬金術師たちが犇めいていた。

 

錬金術師たちに向けて、様々にビームが飛び交った。

 

 

 

サンジェルマン逃避行(1/4)【1D10】

 

サンジェルマン【2】

カリオストロ【5】

プレラーティ【10】

ヴァネッサ【4】

ミラアルク【1】

エルザ【9】

 

感染済み錬金術師たち【8】+10(神霊補正)

 

 

 

「知能の無い錬金術師など敵ではないワケダ!!」

 

プレラーティの錬金術が神霊感染錬金術師の錬金術に対抗、神霊感染錬金術師たちが無力化されていく。

 

「スキありでアリマス!」

 

エルザがテールアタッチメントを取り出し、腰部のコネクタに接続。

半球状のテールアタッチメントを展開、身に纏って高速回転!

無力化した錬金術師たちを跳ね飛ばす!

 

「凄いわねエルザちゃん!」

「負けてられないゼ!」

「触らないように注意するのよ」

 

ミラアルクはバイオブーステッドユニット「カイロプテラ」を身に纏って戦う肉体派なので神霊にはいささか分が悪かった。

なのでカイロプテラをブーメランめいて投擲して戦っていた。

 

「道が出来た! 出口まで一気に走るわよ!」

 

錬金術師たちが倒れて道が開かれる。

6人は駆け出す。

目指すは地上だ。

 

 

 

サンジェルマン逃避行(2/4)【1D10】

 

サンジェルマン【8】

カリオストロ【5】

プレラーティ【1】

ヴァネッサ【8】

ミラアルク【10】

エルザ【2】

 

???【5】+20(???補正)

 

 

 

6人は階段を駆け上がり、並み居る神霊感染錬金術師たちをぶっ飛ばしながら走る。

そして、結社の門までたどり着くが……。

 

「そこまでだよ、快進撃は」

 

門の前には統括局長アダムが立っていた。

冬空の元、月明かりに照らされているアダム。

 

「統括局長……」

 

アダムを睨むサンジェルマン。

無能だが、強敵であるのでサンジェルマンの顔も険しい。

 

「して欲しいね、投降を。間に合うよ、今はまだ」

「そういう訳にも、いきませんので」

 

アダムに向かって、サンジェルマンははっきりとそう言った。

 

「あなたは、ずっと私を騙していた。人と人との相互理解を阻むバラルの呪詛、それこそが諸悪の権化だと。でも、違った!」

 

サンジェルマンは声を荒らげた。

冬木の異端聖杯戦争で知った事実。

アダムがサンジェルマンを騙していたという事実をぶつける。

 

「バラルの呪詛が阻む統一言語の中にはかつての神が封じられていた! 改造執刀医と呼ばれたアヌンナキが!」

「……そこまで知っているのかい」

 

アダムは嘆息した。

 

「そうさ、騙していたんだよ君を。僕には必要なのさ、神の力が」

「だから、神霊と手を結んだのか! 神の力が欲しいからと!」

「それだけじゃ、ないけどね。教えないよ、もう君には」

 

アダムが掌を天に向ける。

手のひらの上に火の玉が生まれる。

核融合による、プラズマだ!

膨大な魔力で、無理矢理黄金錬成を行っているのだ!

 

「死んでもらうよ、君たちには。残念だけどね、僕としても!」

「そう簡単に、死ぬ訳にはいかないわ!」

 

サンジェルマンがそう言うと、6人が散開。

一気呵成に畳み掛ける。

 

「負けないよ、僕は。ただのヒト風情には!」

 

アダムが核融合プラズマを地面にぶつける。

アダムを中心に爆発が起きる。

熱と土煙がサンジェルマンたちの視界を奪う。

 

「きゃあッ!」

 

エルザの側に現れたアダムがエルザを蹴り飛ばす。

エルザはプレラーティに当たって転がる!

 

「プレラーティ! エルザ!」

 

サンジェルマンが叫ぶ。

 

「気にしていいのかい、あっちを」

 

アダムがサンジェルマンに迫る。

その手のひらには火の玉!

黄金錬成を直接サンジェルマンをぶつける算段だ!

回避しようとするサンジェルマン。

しかし、どうあがいても間に合わない。

腕一本を犠牲にするしかないと、サンジェルマンが覚悟したその時!

 

「やらせないゼ!」

 

カイロプテラを足に纏ったミラアルクがアダムに飛び蹴り!

アダムの顎にクリーンヒットしてふっ飛ばす。

ふっ飛ばされた先で黄金錬成が暴発して爆発する。

 

「助かったわ、ミラアルク」

「あざまーすだゼ!」

 

にっこり笑うミラアルクであった。

 

「屈辱だよ、こんなことは」

 

土煙の中からアダムが立ち上がる。

二度に渡る黄金錬成の爆発で、服が焼却され全裸である。

 

「その格好は確かに屈辱なワケダ」

「そういう意味じゃないさ」

 

プレラーティの皮肉を流すアダム。

 

「やられるとはね。不完全な人、それも廃棄寸前の実験動物に」

 

と、アダムはノーブルレッドを揶揄するように言う。

 

「その実験動物にやられてちゃ世話ないゼッ!」

「まったくだよ。だから、出させてもらうよ本気を。脱がせてもらうよ、()()を」

 

そうアダムが告げた途端。

アダムの肉体が膨れ上がった。

巨人の如く大きくなり、頭が変形する。

黒ヤギのような頭になり、雄牛のような角が生える。

黒い肉体には、更に黒いプロテクターが生成される。

およそ醜悪な人外の姿である。

 

「これは……ッ!」

 

サンジェルマンたちが驚く。

アダムのこの姿をサンジェルマンたちは知らなかった。

 

「言ってなかったね、サンジェルマン! これが僕の本性さ! 神に作られた人のプロトタイプ! 神に廃棄された原初のヒト!」

「原初のヒト、だからアダムなのね……!」

 

サンジェルマンは聖書に書かれたアダムとイヴの逸話を思い出していた。

 

「アダムというより、サタンでアリマス!」

「悪魔チックではあるわよね……!」

 

エルザとヴァネッサがそう言い合う。

 

「晒したんだ、恥を。醜悪な姿を。死んでもらうよ、ここで、確実に!!」

 

アダムの口吻がバッカルコーンめいて開かれる。

魔力がチャージされる。

 

「全員、気を付けなさいッ!!」

 

サンジェルマンが叫ぶ。

全員が再び散開する。

 

アダムの口吻から、閃光が放たれる。

放たれた閃光はパヴァリア光明結社統括局に命中する。

爆発。

統括局の一角が消滅していた。

 

「全員、気を引き締めなさい。当たれば死ぬわよ!」

「死なせるのさ、僕が! 恥を雪ぐのさ、僕が!!」

 

 

 

サンジェルマン逃避行(3/4)【1D10】

 

サンジェルマン【1】

カリオストロ【7】

プレラーティ【9】

ヴァネッサ【6】

ミラアルク【2】

エルザ【6】

 

アダム【10】+50(真の姿補正)

 

 

 

真の姿を晒したアダムの性能は圧倒的であった。

巨駆から繰り出される格闘は、人体など軽く破壊する威力だ。

無尽蔵の魔力から放たれる錬金術は、人体など軽く消滅させる力を持つ。

それでも、全員がボロボロになりながらも立っているのは幸運だろう。

 

「ちょっとキツイわね……」

「なワケダ……」

 

カリオストロとプレラーティがそう口を開く。

才ある二人が前もって対策を練っていれば、対抗出来たかもしれない。

だが、この場に対アダム戦を想定していた者は居らず、故に危機的状況に陥っていた。

 

「……ミラアルクちゃん、エルザちゃん。アレをやりましょう」

「……! わかったゼ!」

「ガンス!」

 

ヴァネッサ号令の元、ノーブルレッドの三人がアダムを囲うように等間隔に立つ。

それは三角形を描くようにアダムを包囲していた。

 

「何をする気だい? 出来ないだろう、君たち失敗作には! 何も!」

 

アダムが嘲笑するように言い放つ。

 

「出来るわよ、一瞬なら!」

「馬鹿にするのも、ここまでだゼ!」

「怪物は迷宮に放り込まれるのがお似合いでアリマス!!」

 

三人が両手を伸ばしてアダムに向ける。

空に、青く輝く立方体が無数に現れる。

立方体にはそれぞれの面にルーン文字が描かれている。

それらは円を描くように周回し、そして降ってくる。

立方体がアダムを囲う。

 

その技の名は「ダイダロス・エンド」。

 

「迷宮には怪物がいる」という、多くの人が長き時間に渡って積層してきた認識を元に、「怪物がいる場所こそが迷宮」と因果反転させることで実現した哲学兵装にして、ダンジョンエディット機能。

 

その技の行使には三人の消耗が激しく、10分と持たない。

だが、逆に言えば。

10分間は持たせられるのだ。

維持できるのだ。

 

こうして、アダムは迷宮に放りこまれた。

だが、アダムの無尽蔵の魔力を爆発させれば、一瞬で迷宮を破壊して脱出可能だ。

だから、三人はこう叫んだ。

 

「早く逃げてくださいッ!」

「ここはウチらが抑えるんだゼッ!」

「一分でも、一秒でも長く抑えて見せるでアリマスッ!!」

 

パヴァリア光明結社の実験動物として捕らえられていた彼女たちだが、そんな彼女たちを救ったのは結社の最高幹部の一人サンジェルマンだ。

複雑な思いはある。

だが、恩義はそれ以上に感じていた。

 

しかし、何事にも上には上が居るものである。

 

「概念補強、しとくわね」

 

カリオストロが指を鳴らす。

ノーブルレッドが形作るダイダロスの大迷宮が青から赤に変わる。

 

「怪物ある場所に迷宮あり、なら、怪物そのものな統括局長が中に居たら存在強度を補強出来るわよ」

「あと、要石も用意したワケダ」

 

プレラーティが丸い石をノーブルレッドの3人の足元にばら撒く。

丸い石は青い魔力を放っている。

 

「簡易的な物なワケダが、お前たちの代わりに迷宮を維持してくれるワケダ」

 

ノーブルレッドの作った迷宮を、二人の最高幹部が補強、改造する。

その事実に思わず呆けてしまうノーブルレッドであった。

 

「すごいゼ……」

「ガンス……」

「お姉さん自信無くしちゃうわ……」

 

そんな訳で。

ノーブルレッドの3人は消耗しながらも、6人全員でパヴァリア光明結社を離脱出来たのであった。

だが、3人の消耗は大きく、力を使いすぎた為に血を浄化しなければならない。

ノーブルレッドの3人は実験動物であり、失敗作である為に異端の力を使用すると血が淀むのである。

そして、現状その淀みを浄化することは出来ない。

 

 

戦力が3人減ってしまった……。

 

 

だが、それで見捨てるサンジェルマンではなかった。

サンジェルマンはノーブルレッドの3人を連れて逃走した。

結社の結界を出た後、テレポートジェムを使いチェコからハンガリーのブタペストに転移。

そこにはサンジェルマンの秘密のアジトがあった。

結社にも知らせていない、秘密のアジトだ。

そこで小休止を取った後、サンジェルマンたちはまたテレポートジェムを使って転移した。

 

 

 

数時間後。

6人は旧北マケドニア共和国のビトラという街にいた。

ビトラはギリシャの国境にほど近い。

オリュンポス十二神の居る旧ギリシャ共和国は国境線に白亜の大きな壁を建設。

出入国を厳しく管理している。

国境線の壁は物理的にも魔術的にも固く、テレポートジェムでの侵入も難しい。

それに十二神に気付かれる可能性もある。

 

だが、何事にも裏はある。

門番に顔の聞く密輸業者がこのビトラに居るらしい。

その業者はギリシャ内部で作られるオリュンポスの神々の恩寵が籠もった物品を高額で売りさばいているのだ。

サンジェルマンはすぐにその密輸業者と連絡を取り合い、サンジェルマンたちを密入国させる手続きを取った。

そして、待ち合わせ場所に向かったのだが……。

 

「やあ、サンジェルマン」

 

待ち合わせ場所の公園にはアグリッパがいた。

アグリッパの足元には密輸業者の男が倒れている。

 

「アグリッパ……!」

「逃避行もここまでだよ」

 

アグリッパが指を鳴らす。

密輸業者の男の身体が燃え上がり、瞬く間に灰となった。

 

「強力な魔力ね……!」

「そしてそれを繊細にコントロールしているワケダ。アダムとは大違いなワケダ」

 

カリオストロとプレラーティが冷静に観察する。

サンジェルマンたちに匹敵する魔力と、アダムとは違う繊細な術式。

繊細な術式はアグリッパの得意とする所だが、サンジェルマンほどの魔力をアグリッパは持っていなかった。

神霊に感染したが故に手にした力だろう。

 

「君たちを殺すために私も危ない橋を渡っている。この街にいると、オリュンポス十二神に気付かれる可能性も高いからね」

 

だから、そう言ってアグリッパが更に言葉を繋げる。

 

「少しだけ、本気を出させてもらうよ」

 

アグリッパの眼が赤く光る。

金糸の如き髪が白く変わる。

 

「姿が、変わったッ!」

「だけじゃないよッ!」

 

サンジェルマンの呟きにアグリッパが更に答える。

サンジェルマンたちを囲うように、パヴァリア光明結社の錬金術師たちがテレポートジェムで転移してくる。

その数およそ10人!

全員が赤い瞳と白い髪となっている。

全員が口を開く。

 

「死にゆく君たちに、我が真名を教えよう」

「我が真名はエロヒム」

「シェム・ハ・エロヒム」

「一にして、複数なるもの」

「ただ一つにして、無数にいるもの」

「お前たちルル・アメルに組み込まれた神聖な御霊の一つ」

「喜べ」

「お前たちは神の奇跡を目撃する」

「すなわち、同一自我の複数同時運用」

「この場にいる我ら全てが神なのだ」

「平伏せよ、頭を垂れよ」

 

アグリッパに感染したエロヒムが口を開く。

 

「そうすれば、楽に殺してやろうッ!!」

 

瞬間、エロヒムたち全員が逆さ五芒星魔法陣展開、万物を白銀に変える閃光を放たんとする……!

 

 

 

サンジェルマン逃避行(4/4)【1D10】

 

サンジェルマン【8】

カリオストロ【3】

プレラーティ【7】

ヴァネッサ【戦闘不能】

ミラアルク【戦闘不能】

エルザ【戦闘不能】

 

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

エロヒム【】

 

 

 

「そこまでです」

 

11人のエロヒムが白銀変換閃光を放とうとした、まさにその瞬間、大地が裂け一人の女性が姿を表す。

 

「……ペルセポネー、ハデスの管理者か」

 

エロヒムはその女性をペルセポネーと呼んだ。

ギリシャ神話における、ハデスの妻。

冥界の女王。

金色の髪を一房にまとめた美しい女性だ。

そのバストは豊満であった。

 

「失せなさい、古き神の残滓よ。あなたたちに雷霆を凌げる力は残っていないでしょう?」

「…………」

 

エロヒムたちはペルセポネーを一瞥すると、魔法陣を消して転移していく。

最後にアグリッパの身体を奪ったエロヒムが残る。

 

「残念だがここまでか。また会おう、サンジェルマン」

 

アグリッパの姿も消えた。

統括局に帰ったのだろう。

 

「窮地を助けてくれた、という認識でいいのかしら?」

 

サンジェルマンが聞く。

ペルセポネーは微笑みながら頷いた。

 

「ええ。貴女たちのことは知っています。間に合ってよかった」

 

ほっと息をつくペルセポネー。

その様子に疑問を持つプレラーティ。

 

「私たちを知っていた? どういうワケダ?」

 

ペルセポネーは口を開いた。

 

「それを説明する為にも、私と共に来ていただけませんか?

オリュンポスの地下特別居住区、私の居城に」

 

その後、ニッコリとペルセポネーは微笑み、ノーブルレッドたちに向けてこう言った。

 

「お連れ様の体調も優れないご様子。そこでしたら、血の淀みも治療できますよ?」

 

 





今回の戦闘、一回目と2回目はいつもの戦闘ですが、3戦目の本気モードのアダムは負けイベント。4戦目のエロヒム軍団はイベントムービー入りみたいな感じ。
実質戦闘2回じゃん、そんな補足でした。

あと、話の最後に出てきたペルセポネーさんは、外観は『僕は友達が少ない』の柏崎星奈を当てはめると良いと思います(適当)
この作品、ほとんどやる夫スレリスペクトみたいな所あるんで、オリジナルキャラの外観は大体版権キャラのアスキーアートです。



それと、今回で本編100話到達しました。
皆様の応援のお陰でここまでこれました。
ありがとうございます。
これからも応援と高評価お願いします(ヨクバリス)
あーはやく評価バー真っ赤にならないかなー(棒読み)

それはそれとして。
この作品は作者の処女作です。
もともと創作は好きで、今は無きアイドルマスターミリオンライブのドラマ作成機能で変態ドラマを書いてました。
ドスケベ千早やドスケベ志保など。

そんな下地があり、いつか自分もハーメルンでなんか書きたいと考えてました。
ハーメルン二次創作ではインフィニット・ストラトスやリリカルなのはを読み耽りオリ主文化について学びまして、それからシンフォギアAXZをリアルタイムで見て、シンフォギアにハマってチョイワルビッキーや藤×切小説なぞ読みまして。

XV放送直前のYouTubeでのシンフォギア一挙配信を見て、
「シンフォギア二次創作書くかァ!」
となりました。

でも作者は飽き性だし、普通に書いても良くあるオリ主介入ものになるのは目に見えてました。

じゃあダイスによるランダム要素入れりゃいいじゃん!
そういう事になった。
そして書いた。

のっけから訃堂が司令になってた(かすれ声)
ランダム要素なんてクソ。時代は固定値だと学びました。

そんなダイスに泣かされてプロット書き直したりする作者ですけれど、ランダム要素があるからこそ飽きずに書き続けることが出来ました。

そしてこれからもダイスに泣かされながら渡一鳴というモテモテハーレムマンと二人三脚で頑張っていきます。
本当は当初、この作品ハーレムものにするつもり無かったんです。
最初に一鳴くん好きになった女の子とラブラブしてもらおうとおもいまして。
そしたら速攻調ちゃん落ちまして、こりゃヒロインは調ちゃんだなと考えてたらね……。
マリアさんとセレナちゃんがね……(震え声)

総括として、なんもかんもダイスが悪い!!

そんなこんなでこれからも応援よろしくッ!
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