転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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接ぎ木のゴドリックを倒したので初投稿です。
忌み鬼マルギットとゴドリックを経てわかったこと、褪せ人呼んで囲んで棒で叩けば大抵のボスは死ぬという事デス。
そんなエルデンリング、みんなもやろう!

あ、あとアンケート実施してます。
お題は現在から、原作開始する2043年の間の出来事を飛ばすかどうかというもの。
ちょっとこの先の展開悩んでるのでご協力オナシャス!
面倒くさいので飛ばしたいという気持ちと話盛りてぇという気持ち。心が2つある〜!


第108話 そして少女は装者となった

 

 

 

「ぅ……ううん………」

 

頭が痛い。

身体が重い。

なんかズキズキと疼痛がしてる。

それと、ベッドに寝かされている。

 

「……んんん?」

 

たしか、俺はライブ会場で神獣鏡融合型を撃破した後、地面に落っこちて、訃堂司令が最後に来て……。

 

「ここ、二課か……」

 

身体を起こす。

やはり、ここは二課のメディカルルーム。

あの後、俺は二課に運ばれて治療されたのか。

 

「かず、なり……さん……」

 

隣を見る。

椅子に座った調ちゃんが口元を手で押さえていた。

一筋の涙が流れている。

 

「あー……。調ちゃん、おはよ」

 

ぼんやりとした頭で、そう口にする。

他に言うべきこともある気がするけれど。

 

「一鳴さん……っ!」

 

調ちゃんに抱き着かれる。

 

「一鳴さん、一鳴さん一鳴さんッ、うわああああああん!!」

 

大声で泣く調ちゃん。

俺は調ちゃんをぎゅ、と抱きしめる。

 

「……心配させてごめんね」

「ほんとだよッ、一鳴さんのバカッ!」

 

そう言ってボロボロと泣く調ちゃん。

俺は、ただただ調ちゃんの小さな身体を強く抱きしめる。

 

「おかえりなさい、一鳴さん」

「ただいま、調ちゃん」

 

さて。

それからは大変だった。

俺が目を覚ましたことを知ったブラックジャック(偽)先生に各種精密検査に連れ回され、やっと病室に戻ってきたと思ったらおっとり刀で駆け付けたマリアさんたちにモミクチャにされた。

 

そんなこんなで。

病室にて了子さんによる現状説明である。

 

「2週間ぶりの目覚めはどう、一鳴くん?」

 

現在、2041年1月20日。

俺は2週間も意識不明らしかった(震え声)

重症じゃん。

 

「重症よッ!」

「重症です!」

 

俺に抱きつくマリアさんとセレナちゃんに怒られた。

二人だけじゃない。

調ちゃんも切歌ちゃんもクリスちゃんも俺に抱きついている。

おダンゴ状態であった。

……暑い。

蜂球かな?

 

「心配させたバツだッ!」

 

クリスちゃんがそう言う。

その目元は赤かった。

……ずっと、泣いていたのよね。

 

「2週間ぶりの目覚めは居た堪れないですね(掠れ声)」

「皆のこと、たっくさん心配させたんだから、もっと居た堪れなさを感じなさい」

「くーん……」

 

了子さんは冷たかった。

 

「一鳴、ちゃんと反省して」

 

マリアさんがそう言う。

 

「貴方が死んだら、私たちみんな悲しいんだからね……」

「はい……」

 

マリアさんは涙を滲ませてそう言うのだった。

俺はマリアさんを抱き寄せた。

全員、俺の身体に顔を(うず)める。

 

「とりあえず、一鳴くんの検査結果は問題なし!

後遺症も無さそうだわ」

「ネフシュタンさまさまですわぁ!」

 

一度目の絶唱の後ネフシュタンの蛇が回復してくれなければ、ニ度目の絶唱のダメージで内臓1個2個無くしてた可能性が高いらしかった。

ネフシュタンの蛇がいなければ危なかったゾ。

 

「それで、そのネフシュタンの蛇はどうなりました?」

「神獣鏡の光に貫かれて破損。完全聖遺物からただの聖遺物に格下げね」

「そっか……」

 

完全聖遺物だったネフシュタンの鎧は銀腕融合型の力でフォニックゲインを注がれて蛇の姿になった。

そして神獣鏡の光で壊れて欠片になったらしかった。

俺を回復してくれた、大恩ある蛇だったのだけれどね……。残念ね。

 

「メルカバーは太平洋上空でウィザードリィステルスが復旧、姿を眩ませたわ」

「逃げられましたか……」

 

ツァバト一行には逃げられてしまったか……。

 

「そういえば、メルカバーはF.I.S.の所有していた聖遺物なんですか?」

 

今回の下手人、F.I.S.の持ってた聖遺物を融合させたパーフェクトソルジャーを運用していた。

F.I.S.を襲ったのも彼らで間違いないので、メルカバーもF.I.S.から奪ったものかと考えたのだ。

 

「ナスターシャ教授にも聞いたけれど、違うみたいね」

「じゃあアレはツァバトの持ち物って事か……」

「まあ、アイツらがF.I.S.を襲撃したのは間違いないでしょうけれどね」

 

神の戦車、メルカバー。

F.I.S.の持ち物でなく、シェム・ハの分霊たるツァバトが元から保有してても不思議はないか……。

 

「彼らはF.I.S.も襲撃してるの?」

 

マリアさんがそう聞く。

セレナちゃん含めて、ある程度はナスターシャ院長から聞いているようだった。

 

「十中八九ね。彼ら、F.I.S.で保有していた聖遺物をパーフェクトソルジャーに融合させていたわ」

「そう……、聖遺物を……」

 

F.I.S.に居た子たちが目を伏せる。

実験動物として扱われていたF.I.S.であっても、何年も過ごした場所が襲撃されたら思うこともあるのかしらね……。

俺はみんなの頭を撫でた。

 

「メルカバーについては、自衛隊や在日米軍とも協力して捜索してもらうわ」

 

了子さんはそう言った。

 

「さて。ここからが本題よ」

「本題?」

 

了子さんは真面目な顔だ。

 

「今回の襲撃、大多数のエンジェノイズを一鳴くん一人で迎撃していた事、訃堂司令は重く見ているわ」

「……というと?」

「戦力が足りない、ということよ」

 

現在、ノイズと戦えるのは俺とキャロルちゃんのみ。

あとは訃堂司令や弦十郎さん、フィーネにオートスコアラー四人組は戦力としては十二分だけれどノイズの位相差障壁を抜けるかというと微妙なライン。

 

「でもね。災い転じて福となす、とは違うけれど今回の襲撃による神獣鏡の閃光でシンフォギアに適合した娘達がいたの」

 

入ってきて、と了子さんが言う。

メディカルルームの扉を開けて入ってきたのは……。

 

「響ちゃん、未来ちゃん……」

「ナルくん……」

「良かった、生きてて……」

 

メディカルルームに入ってきたのは響ちゃんと未来ちゃんだ。

二人は目元に涙を滲ませる。

二人も心配させちゃったね。

 

「あなたのお友達の、響ちゃんと未来ちゃん。あの日の神獣鏡の光で浄罪されたのよ」

「直撃は、してないはずですよ……?」

 

そう。

あの日、神獣鏡融合型の攻撃は地上に降り注いだ。

何人か犠牲者を出てしまった。でも、二人には当たってなかったはず……。

 

「一鳴くん、光は散乱するのよ」

 

それは、洞窟の天井から漏れ出た一筋の光が洞窟全体を照らすように。

あの日、神獣鏡融合型が注いだ浄罪の光は散乱し、観客の何人かを浄罪したのだそうだ。

 

「健康上の問題は?」

「ないわ。ただ、聖遺物との適合率が上昇したわ」

「他の人たちは……」

「現状、最後まで会場に残っていた全員が対象だと考えたほうがいいわ」

「そうですか」

 

あの日、最後まで残ってたのは響ちゃんと未来ちゃん。

マリアさんたちは途中で脱出出来ていたはず。

なら、マリアさんたちの適合率が上がっては居ないのか。

 

「二人は、それでいいの?」

 

俺は響ちゃんと未来ちゃんを見る。

 

「命を懸けた戦場(いくさば)に出るってことは、こうなるってことよ?」

 

俺は手を広げた。

2週間の昏睡。

俺はボロボロでメディカルルームに運ばれた。

生死をかけた戦い。

俺の後ろで散っていく命。

そんな物を背負って生きていくのだ。

重く伸し掛かる十字架が増えていく。

その覚悟はあるか、と二人に問う。

 

「……それでも」

 

響ちゃんがポツリと言う。

 

「だとしても。あの日、戦ったナルくんの姿を見たから。ボロボロになってもみんなを守るために戦うナルくんを見たから」

「私たち、ナルくんを守りたい。ナルくんがみんなを守るように、私たちもナルくんとみんなを守りたいのッ!」

 

響ちゃんと未来ちゃんがそう言った。

覚悟は決まってる、ということね。

なら、もう言うことはないかしら。

 

「おーけー、わかった。二人がそこまで言うのなら、俺からはもう何も言わないよ。

───これから宜しくね、響ちゃん未来ちゃん」

 

俺の言葉に笑顔でうなずく二人であった。

 

「一鳴さん、いいんですか?」

 

セレナちゃんがそう聞く。

セレナちゃんはF.I.S.での正規装者。

シンフォギアとはなんたるか、ノイズと戦うとは何かを知っている。

そのセレナちゃんが是非を問う。

 

「うん、二人が決めたことだからねぇ」

「……でも。ううん、そうですよね。二人とも、あの日の事があったからそう決めたんですもんね」

 

セレナちゃんは一つ頷いた。

 

「私も、アガートラームがあったら……」

 

誰にも聞こえないくらい、セレナちゃんがそう呟いた。

俺はそっと、セレナちゃんの手を握った。

 

「それで、二人が適合した聖遺物はなんですか?」

 

俺は了子さんに聞いた。

了子さんは口を開いた。

 

「二人の聖遺物はね〜〜〜」

 

 

 

響の適合した聖遺物【1D10】

 

1 ガングニール

2 ガングニール

3 ガングニール

4 ガングニール

5 ガングニール

6 ガングニール

7 ガングニール

8 ガングニール

9 ガングニール

10 アガートラーム

 

結果【5 ガングニール】

 

 

 

未来の適合した聖遺物【1D10】

 

1 神獣鏡

2 神獣鏡

3 神獣鏡

4 神獣鏡

5 神獣鏡

6 神獣鏡

7 神獣鏡

8 神獣鏡

9 神獣鏡

10 ネフシュタンの鎧

 

結果【8 神獣鏡】

 

 

 

「響ちゃんが第3号聖遺物、ガングニール、未来ちゃんが第39号聖遺物、神獣鏡よ」

 

概ね原作通りの適合である。

これでもし、ヘンな聖遺物と適合してたらアドリブが過ぎるところだよ。

 

「ガングニールは北欧神話の主神オーディンの持つ魔法の槍、必殺必中の投げ槍よ。

神獣鏡は鏡の聖遺物。鏡由来の光を操る力と、罪や穢れを祓う浄罪の力を持つわ」

 

そんな訳で。

響ちゃんはガングニールの装者に。

未来ちゃんは神獣鏡の装者となった。

 

「……あ、あの!」

 

セレナちゃんが手を上げた。

 

「今回の事件で、アガートラームの融合型も倒したんですよね?」

「……ええ、弦十郎くんの无二打をまともに食らって七孔噴血したわ」

 

こっわ……。

 

「じゃ、じゃあ! アガートラームでシンフォギア作れますよね!」

 

セレナちゃんは、了子さんにそう聞いたのだった。

 

「私も、一鳴さんの力になりたいんですッッッ!」

 

 

 

了子さんの回答【1D10】

 

1 アメリカが返せって言ってきたわ

2 アメリカが返せって言ってきたわ

3 アメリカが返せって言ってきたけど───

4 アメリカが返せって言ってきたわ

5 アメリカが返せって言ってきたわ

6 アメリカが返せって言ってきたけど───

7 アメリカが返せって言ってきたわ

8 アメリカが返せって言ってきたわ

9 アメリカが返せって言ってきたけど───

10 熱烈歓迎

 

結果【8 アメリカが返せって言ってきたわ】

 

 

 

「セレナちゃん……。アガートラームは、いいえアガートラームだけじゃなくてイガリマもシュルシャガナも、アメリカが返却要求してきたわ」

「……そうですか」

 

セレナちゃんは俯いてそう言った。

 

「その気持ちだけで嬉しいよ」

「一鳴さん……」

 

俺はセレナちゃんの頭を撫でた。

 

「とりあえずは、一鳴くんは休暇代わりにしばらくはベッドの上で安静にしていること! いいわね?」

「アッハイ」

「響ちゃんと未来ちゃんは明日からはシンフォギア装者として戦闘訓練を積んでもらうわ」

「キャロルちゃんが教官ですか?」

「未来ちゃんはね? 響ちゃんは弦十郎くんが教えるわ」

「なるほど」

 

合ってるなぁ、と思った。

神獣鏡は遠距離攻撃メインだし、キャロルちゃんの錬金術で学ぶべき所は多い。

響ちゃんと弦十郎さんは言わずもがな。

 

「あと、一鳴くんは訃堂司令が群蜘蛛研いで待ってることを伝えておくわ」

「くーん……」

 

退院後は地獄が確定した瞬間であった(白目)

 

 

 

2041年から2043年の間の展開について

  • 二年後に!!!シャ(ry(時間を飛ばす)
  • それなりに描写して♡(3〜4話分ほど)
  • ちゃんと書け♡(話数が嵩む)
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