転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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前回からだいぶ間が空いたのでリハビリ回です(震え声)

仕事が忙しくて話を書けないし、書き方も忘れちゃったの。
だから今回の話でリハビリして、本編の書き方を思い出します。
ガンバルゾー。





閑話 ノーブルレッドの冒険

 

ヴァネッサ・ディオダティ。

ミラアルク・クランシュトウン。

エルザ・ベート。

 

パヴァリア光明結社の人体実験の被検体であった3人である。

別の世界(原作)では悲惨な人生であった3人だが、この世界ではサンジェルマンに助けられて、彼女の従者となった。

そしてサンジェルマンたちと共にギリシアのペルセポネーとハデスに助けられ、その対価として自動人形パンドラと完全聖遺物ピトスを探索することとなった。

 

なった、のだが……。

 

「お金がないワケダ……」

 

プレラーティが深刻げにそう言った。

 

「フィエルボワの剣を買うのにあーしたちお金を使い過ぎたものね」

 

カリオストロの声は震えていた。

サンジェルマンの友、ジャンヌ・ダルクことジャネットの持つ哲学兵装、フィエルボワの剣。

それが裏オークションに出品されたのは昨年の10月のこと。

サンジェルマンたちはその剣を落札するために貯蓄のほとんど全てを使い果たしていた。

 

「まあ、しばらくはこうして贅沢できる程度のお金はあるワケダが」

 

プレラーティがワイングラスに入った高級ミルクをくゆらせる。

彼女らは現在インドの三ツ星ホテルにいた。

プレラーティとカリオストロはホテル内のプールサイドで寛いでいた。

水着姿だった。

金もないのに高級ホテルに泊まっていた。

それだけの金はあった。

だが、パンドラを探すためにはホテルの宿泊費とは比べ物にならないお金がいる。

そんな訳でノーブルレッドに命令が下された。

 

「という訳でお前たちにお金を稼いで来て欲しいワケダ」

「その額……500億」

「無茶言うんじゃないゼ」

 

ミラアルクがげんなりと突っ込んだ。

 

「まあ、500億は冗談よん♪」

「でもそれなり以上のお金は稼いでほしいワケダ」

「アテはあるんでアリマスか?」

「ええ、あるわよ」

 

エルザの言葉に頷くカリオストロ、

その豊満な胸の谷間から、USBメモリを取り出しヴァネッサに向けて放り投げる。

それを受け取ったヴァネッサ。

ヴァネッサはそのUSBメモリを首の後ろに接続した。

ヴァネッサの肉体は機械なので、USBメモリを接続出来るのだ。

そして、USBメモリの中身を読み取る。

 

「インドの聖遺物研究所から持ち出された聖遺物の奪還……?」

 

インドの聖遺物研究所はこの一年で2回も半壊していた。

一度目は聖遺物ラーヴァナの暴走により、二度目は中国聖遺物研究所所属の特殊部隊の襲撃により。

そのせいで保管されていた聖遺物の管理に不具合があり、いくつもの聖遺物が紛失していた。

いくらかは中国聖遺物研究所の特殊部隊が強奪したのだが、職員の横流しや他国のスパイにより盗まれたものも多数あった。

 

「サンジェルマンが研究所と交渉してね、盗まれた聖遺物を取り返したらお金を払うって約束させたのよ」

「で、難易度が比較的低いミッションを選定したから、お前たちにやってもらおうというワケダ」

「なるほど」

「頑張ってね〜。あーしたちの活動はあなた達に掛かってるからね♡」

 

と、寛ぎながらそう言うカリオストロ。

そのカリオストロに鋭い声。

 

「なにヴァネッサたちだけ働かせようとししてるのかしら?」

「さ、サンジェルマン……」

 

目を釣り上げたサンジェルマンがそこには居た。

インド聖遺物研究所との2回目の折衝から戻ったのだ。

カリオストロとプレラーティは震えた。

 

「難易度の高いミッションは私達でやらなければならないのは前に説明したでしょう……!」

「も、もちろんわかってるワケダ」

「ちょっと、もうちょっと寛がせてサンジェルマン」

「駄目よ!!!」

 

サンジェルマンはにべもない。

 

「難易度の高いものはほとんど国外に持ち出されているから、明日にでも出発しなければならないわよ! 寛いでいる暇はないわ!!」

 

サンジェルマンはプレラーティとカリオストロの首根っこを掴み引きずる。

 

「悪いけどよろしく頼むわね」

 

サンジェルマンは振り向きそう言うと、また前を向いてホテル内に向かってドスドス歩いていった。

 

ノーブルレッドの三人はそれをただ、見届けたのだった……。

 

 

 

聖遺物奪還ミッションの難易度【1D10】

(数字が大きいほど高難易度)

 

結果【10】

 

 

 

聖遺物のレア度【1D10】

(数字が大きいほど貴重)

 

結果【10】

 

 

 

さて。

聖遺物奪還ミッションを仰せつかったノーブルレッド一行。

彼女たちが最初に選んだミッションは……。

 

「ヴァネッサ、やっぱり無茶だゼ……」

 

ミラアルクが冷や汗を垂らしてヴァネッサを見る。

 

「流石に引き返すべきだと思うでアリマス」

 

エルザが心配そうにヴァネッサを見る。

 

「いいえ、私達でやりましょう」

 

ヴァネッサは毅然とそう言い切った。

彼女たちが向かったのはパキスタンとの国境近くの小さな町。

田舎町であるその町では、確実に他所から来たであろう物騒な男たちがうろついている。

彼らは目が血走っており、殺気を隠そうともしない。

さらによく見れば、その男たちとは隔絶した強さを持っているであろう全身を義体化した者や錬金術師と思しき者たちもチラホラと見える。

彼らはある聖遺物をパキスタンに持ち込むためにこの町に集まったのだ。

 

その聖遺物の名は『アグネヤストラ』。

インドの火神アグニの持つ矢である。

その威力は地獄の顕現の如く、全てを焼き尽くすという。

大量破壊兵器である。

 

その聖遺物が、インドと仲の悪いパキスタンに持ち込まれようとしていた。

確実に、よろしくない事になりそうであった。

 

「軍が動けば、彼らは勘付いてアグネヤストラごと姿をくらます筈。そして、サンジェルマンたちは今国外で、すぐには帰ってこれない」

「ウチらでやるしかない、という訳ね」

「ガンス……」

 

ノーブルレッドが奪還するしかなかった。

 

「でも正面突破はよろしくないわね」

 

ヴァネッサは町を眺めながらそう言った。

町中には物騒な男たち。

そして、アグネヤストラは町中の小さなモーテルの一室に、保管されていた。

勿論、モーテルは厳重な警備。

 

「どうするんだゼ?」

 

 

 

ノーブルレッドの策【1D10】

(数字が大きいほど有効な策)

 

結果【5】

 

 

 

「わたくしめにいい考えがあるでアリマス!」

 

自信満々にエルザが言う。

 

「どんな作戦、エルザちゃん?」

 

ヴァネッサとミラアルクの耳元にエルザがその考えを伝える。

 

「なかなかいい作戦だと思うわ!」

「それで行くゼッ!」

 

二人は笑顔でそう言い切った。

そして、三人は行動を開始した。

 

 

 

 

 

 

町をうろつく二人の男。

彼らはマフィアであり、彼らのボスの命令でとある男と男の運ぶブツの護衛を任されていた。

 

「暇だな……」

 

男の一人がタバコを咥えながらそう言うと、相方の真面目そうな男が答えた。

 

「仕方ない、こんな田舎町じゃな」

「娼婦一人いやしねぇシケた町だ」

 

男がタバコに火を付けた。

 

「あーあ、腰が抜けるほどヤリてぇぜ」

「この仕事が終わったらな」

「ケチなボスがこの仕事に関しちゃ気前良かったからなぁ」

 

男が煙を吐く。

 

「だが、イヤに金払いが良すぎて不安になるぜ。俺たちゃ捨て駒なんじゃないかって」

「そりゃないだろ。あそこ見てみろ」

 

真面目そうな男が親指で一人の男を指差す。

全身の8割を義体化させた、傍目にはサイボーグにしか見えない男だった。

 

「ありゃ『殴り屋イワノフ』だ」

「あの『殴り屋』かよ! ロシアから来た慈悲なき殺し屋」

「あそこには『火炙りのアサヴ』」

「有名どころがゴロゴロと」

「それだけシリアスな仕事という訳だ」

「つまりその分、成功報酬がデカいって訳か」

「ケチなボスが大金払う訳だよ」

 

二人は町を練り歩く。

 

「こりゃ成功したらボスの覚えも目出度く……」

「どうした?」

 

いきなり黙った男を、真面目そうな男が心配そうに尋ねる。

 

「いま、揺れなかったか?」

「地震? いや、わからなかったな」

「……気のせいか?」

 

そのまま、二人はまた歩き出した。

 

その地下。

ヴァネッサたちが居た。

モグラよろしく、穴を掘り進めていた。

エルザの尻尾アタッチメントの一つ、球形のアタッチメントを高速回転させて掘っていたのだ。

 

「どうやら、バレなかったようだゼ」

「ヒヤヒヤしたでアリマス……」

 

エルザはそう言うとまた掘り進めた。

ミラアルクの強化された聴力により、地上の声を拾ったのだ。

一瞬怪しまれたが、問題ないと判断したので、エルザはまた掘り始めたのだった。

 

作戦はこうだ。

このまま地下を掘り進めてモーテルの真下に向かう。

そのまま倉庫となっているモーテルの地下室に侵入。

ヴァネッサとミラアルクで暴れ回る。

その間にエルザがアグネヤストラを奪還。

混乱に乗じて逃げ去るという寸法であった。

 

そんなこんなでモーテルの地下にたどり着くノーブルレッド三人。

そこには……。

 

 

 

ノーブルレッドの隠蔽力【1D10】

 

結果【10】+5(策補正)

 

 

 

敵の看破能力【1D10】

 

結果【7】+10(難易度補正)

 

 

 

敵の大群が待ち構えていた。

 

「バレバレなんだゼ!?」

 

ミラアルクはキレた。

 

「バレバレなんだよなぁ」

 

そう言ったのは全身を義体化させた男。

頭部は「干」の形をしたレーダーとなっていた。

レーダー頭の男が自身の頭をコツコツ叩いた。

 

「俺のレーダーは特別製さ。地下からの振動がこっちに向かってるのにすぐ気づいたぜ」

 

レーダー頭がそう言うと、男たちが銃器をヴァネッサたちに向ける。

 

「じゃ、死ね」

 

 

 

ノーブルレッドVS敵の軍団【1D10】

 

ヴァネッサ【2】+5(策補正)

ミラアルク【1】+5(策補正)

エルザ【4】+5(策補正)

→合計【22】

 

敵の軍団【6】+10(難易度補正)

→合計【16】

 

 

 

銃が火を吹く。

弾丸がノーブルレッドに届く寸前、ヴァネッサの乳房がミサイルのごとく発射される。

ヴァネッサの乳房が爆発!

弾丸が吹き飛ばされ、地下室が爆煙で包まれる。

 

「しまった!」

 

レーダー頭が叫ぶ。

男たちは視界を封じられパニック!

爆煙の中で動く二人の影を、レーダー頭だけが捉えていた。

 

「左右から来るぞ!」

 

レーダー頭が指示を飛ばすが、遅かった。

右側からミラアルクがカイロプテラを纏わせた両脚でもって、一瞬で距離を詰め男たちを蹴り飛ばす。

左側からエルザが獣の爪のようなアタッチメントを振り回して男たちを吹き飛ばす。

そして、中央からヴァネッサのロケットパンチがレーダー頭の男のレーダーを殴り飛ばす。

 

「グワーッ!」

 

レーダーがひしゃげて、視覚と聴力が停止する男。

地下室の男たちは全員ノーブルレッドに倒された。

 

「でも、騒ぎすぎたわね」

 

地上の騒ぎがヴァネッサたちにも届く。

襲撃者のエントリーにアグネヤストラを守るために集められた男たちがモーテルに集まりつつある。

 

「一気に行くでアリマス!」

「だゼ!」

 

三人はモーテルの階段を駆け上がった。

 

 

 

アグネヤストラ確保できた?【1D10】

 

1 持ち主がモーテルから逃げ出した!

2 持ち主がモーテルから逃げ出した!

3 確保できた!

4 持ち主がモーテルから逃げ出した!

5 持ち主がモーテルから逃げ出した!

6 確保できた!

7 確保できた!

8 確保できた!

9 持ち主がモーテルから逃げ出した!

10 あっ……

 

結果【7 確保できた!】

 

 

 

モーテルを突き進むノーブルレッドの三人。

 

「ザッケンナコラー!」

「スッゾコラー!」

 

ヤクザめいた男が恫喝しながら銃を向けてくるが、人体改造されたノーブルレッドの敵ではなかった。

そして、モーテルの一室。

そこで、ブリーフケースに収められたアグネヤストラを発見した。

なおアグネヤストラをパキスタンに持ち込もうとした男はミラアルクに殴られて気絶した為、アグネヤストラは楽々持ち出せた。

 

「あとは脱出するだけでアリマス!」

「飛んで逃げるゼッ!」

 

ミラアルクがカイロプテラを翼状にして、窓に足をかける。

しかし、その瞬間!

モーテルの廊下から、砲弾のように突入してくる男!

 

「危ないッ!」

 

ミラアルクに突撃してきた男を、獣爪型アタッチメントで辛うじて弾き飛ばすエルザ。

しかし、男のパワーが強すぎてアタッチメントが破損!

 

「エルザちゃん!」

「大丈夫でアリマス!」

 

そう言いながら、エルザは球状のアタッチメントを装着した。

男が立ち上がる。

全身の8割を義体化させた男。

殴り屋イワノフであった。

 

「女にしちゃやるじゃないか」

 

首をゴキゴキ鳴らしながらそう言うイワノフ。

更に男が部屋に入ってくる。

火炙りのアサヴ、そう呼ばれる錬金術師だ。

アサヴが口を開いた。

 

「アグネヤストラを置いて投降しろ」

「そうすりゃ命だけは勘弁してやろう。命だけはな」

 

イワノフがニタニタと嫌らしく笑いながら言った。

 

「投降しなかったら?」

「惨たらしく尋問してから殺す」

 

ヴァネッサの質問に答えるイワノフの視線は、ヴァネッサとミラアルクの胸に注がれていた。

 

「もう2日も女を抱いてないんだ。たっぷり楽しんでから殺してやるよ」

「俺はそこのケモミミ生やしたガキだ。生きたまま焼きたい!」

 

アサヴはエルザを見てそう言った。

 

「悪いけど、それは無理ね」

 

ヴァネッサは口を開いた。

 

「あなたの粗末なイチモツはこれから消し飛ぶんだから!」

「これを機に全身義体化させるんだゼ!」

 

ミラアルクがイワノフに中指を突き立てた。

 

「そこの変態も火葬してやるでアリマス!」

 

エルザはアサヴを睨みつけた。

 

 

 

ノーブルレッドVS強敵【1D10】

 

ヴァネッサ【3】+5(策補正)

ミラアルク【8】+5(策補正)

エルザ【1】+5(策補正)

→合計【27】

 

殴り屋イワノフ【3】+10(難易度補正)

火炙りのアサヴ【5】+10(難易度補正)

→合計【28】

 

 

 

「オラッ!」

 

イワノフの拳がミラアルクを狙う。

ミラアルクが回避!

モーテルの壁が崩壊!

 

「燃えろッ!」

 

アサヴが錬金術で炎を出す。

エルザが回避!

モーテルの床が燃える!

 

「反撃よッ!」

 

ヴァネッサの全身からミサイルポッドが生える。

そしてそこからマイクロミサイルが発射。

イワノフとアサヴに向かって飛ぶ。

 

「甘い!」

「舐めるな」

 

イワノフの全身からミサイル迎撃用のレーザーが飛び、アサヴの魔法陣からか細い炎の閃光が飛ぶ。

ミサイルはすべて迎撃された。

モーテル半壊!

 

「スキあり!」

「でアリマス!」

 

そこをミラアルクとエルザが攻撃。

しかしイワノフとアサヴはその攻撃に対応。

イワノフの鋼鉄の拳がミラアルクの腹に突き刺さる。

アサヴの炎がエルザのアタッチメントを焼き熔かす。

 

「ウゲッ!」

「きゃあああッ!」

「ミラアルクちゃん! エルザちゃん!」

 

その場に倒れるミラアルクとエルザ。

イワノフはミラアルクの頭を掴んで持ち上げた。

 

「なかなか強かったが、俺たちの敵じゃない」

 

アサヴがエルザの頭を踏み付ける。

 

「所詮は二流だな」

 

イワノフとアサヴ。

長年裏社会を生き抜いてきた男たちの実力であった。

 

「それじゃあ楽しい拷問だ」

「身の程弁えていれば、生きて帰れるかもしれんぞ?」

「手足の4、5本は無くなるかもしれないがな」

 

そう言うと下品に笑い合うイワノフとアサヴである。

 

「そんな……」

 

ヴァネッサは絶望した。

ノーブルレッドの三人とこれから幸せに生きていく。

その筈だったのに。

ここで結果を出せば、その未来にグッと近づける。

そう思っていたのに。

 

「これで、終わりなの……」

 

ヴァネッサが膝をついた。

その時である。

 

イワノフの頭を弾丸が破壊した。

対義体化用の強化弾だ。

狙撃であった。

 

「……え?」

 

崩れ落ちるイワノフの肉体を見ながらアサヴは間抜けな声を出した。

そのアサヴの頭もまた、弾丸が破壊した。

アサヴの肉体も崩れ落ちた。

これもまた、狙撃であった。

 

「う……ヴァネッサ……」

「なにが起こったでアリマスか……?」

 

ミラアルクとエルザが呻きながら、そうヴァネッサに問う。

ヴァネッサは周りを見た。

小さな町は戦場に変わっていた。

 

「インドの軍が、特殊部隊が来たみたいよ」

 

ヴァネッサはミラアルクとエルザを抱きしめながらそう言った。

 

 

 

 

 

 

盗まれたアグネヤストラを見つけたのはインド軍であった。

軍を投入すれば取り返すのは容易だった。

だが、アグネヤストラがあるのは国境近くの町であり、また護衛として多くの裏社会の住人が雇われていた。

軍を動かせば派手な戦闘になり、隣国を刺激することとなる。

 

軍を動かすわけにはいかない。

しかし、アグネヤストラは取り返さねばならない。

そういう時にサンジェルマンから話を持ちかけられて、ノーブルレッドにアグネヤストラ奪還任務を依頼した。

 

だが、もしも失敗したら。

その時の後詰めとしてインド軍はその町の近くに特殊部隊を配置。

今回、出動したという訳だった。

 

 

ということで。

アグネヤストラは無事に聖遺物研究所に返還された。

 

 

 

「二人とも、ごめんなさい」

 

インド聖遺物研究所近くの小さなホテル。

その一室で、ヴァネッサはミラアルクとエルザに謝罪した。

 

「私が判断を誤ったから、二人を危ない目に合わせてしまったわ……」

 

今回の敗北が、ヴァネッサの中では響いていた。

 

「仕方ないんだゼ。敵が想定よりも強かっただけだゼ」

 

ミラアルクはそう言って肩を竦めた。

 

「わたくしめももっと良い作戦を考えれば良かったでアリマス……」

 

エルザが耳をへにょんとさせてそう言った。

 

この後、三人は反省会をし、二度と負けないように頑張ろうと心に誓った。

そして、気分を一新させるために。

街に繰り出し、美味しいものを食べに行った。

 

 

 

 

 

ノーブルレッドの冒険はまだまだ続く……?







2041年から2043年の間の展開について

  • 二年後に!!!シャ(ry(時間を飛ばす)
  • それなりに描写して♡(3〜4話分ほど)
  • ちゃんと書け♡(話数が嵩む)

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