転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです 作:アノロン在住の銀騎士
新章入ったので初投稿です。
長いことお待たせしました。やっと原作時間軸突入ドスエ。
ここからが本番。
はたして一鳴くんは生き残ることが出来るか?
第118話 リディアン音楽院
2043年4月6日 日曜日。
19:00。
東京。
黄昏を闊歩する極彩色の災害。
認定特異災害ノイズ。
バビロニアの宝物庫から、溢れ落ちた厄災が夕暮れの街を征く。
明かりの絶えない不夜の街並みは地獄と化していた。
逃げ惑う人々はノイズに追いつかれると灰と変えられていく。
そして。
また一人、少女がノイズの魔手に落ちようとしていた。
「誰か、助けて……ッ!」
少女の叫びを聞き入れる人はおらず。
ノイズが少女に触れようとしていた。
だが、待て!
夜よ聞くがいい。
少女に触れようとしたノイズの頭上から黄色の流星が堕ちてくる。
その流星が振り下ろした拳が、ノイズを砕く。
「……え?」
眼の前の光景が信じられない少女が、目を見開く。
ノイズを砕いた流星が、自分より少し年上の少女であったからだ。
「大丈夫?」
その、流星の少女が立ち上がり手を伸ばす。
茶色の髪は少し癖があってフワフワとしている。
黄色の流星と思えたのは、黄色を基調としたメカニカルな装甲を身に着けているから。
その黄色の少女の顔が優しく笑いかけて手を伸ばしてくれていた。
彼女の名前は立花響。
ガングニールのシンフォギア装者である。
「ひゃ、ひゃい……」
少女は、思わず頬を赤らめた。
顔がいいに助けられた上に手を差し伸べられたらこうもなる。
少女ががっちりと響の手を取る。
力強い握りである。
絶対離してなるものか、という執念であった。
響はそれを気にせず、少女を立たせた。
「避難所、わかる?」
「い、いえ!」
「えーっと、友里さんこの近くの避難所は……」
響が、オペレーターの友里と通信する。
その隙を狙い、飛行型ノイズの群れが突進!
響と少女を狙う。
だが、そのノイズは幾条もの紫色の光線に貫かれて灰になる。
「未来!」
「油断大敵だよ響」
飛行型ノイズを灰にしたのは神獣鏡のシンフォギア装者、小日向未来だ。
小さな鏡をいくつか出し、そこから光線を出して飛行型ノイズを迎撃したのだった。
「それと、避難所はもういいかな」
「え?」
「ナルくんが来たから」
未来の言葉がそう言うと、空から火球が落ちてくる。
その火球の中心には回転する戦輪。
戦輪が地を征くノイズの群れに着弾した途端、戦輪が爆発。
熱と炎でノイズを灰燼にしていく。
その灼熱地獄の如き攻撃から運よく逃れたノイズも居たが、飛来する小型の戦輪に焼き切られて散った。
「ミッションコンプリートでーい。お疲れ様」
響と未来、そして少女の側に着地する赤銅色のシンフォギア装者。
スダルシャナの適合者であり、我らが主人公。
ハーレム大王、渡一鳴である。
「……その子」
「うん……」
一鳴と未来は、響にひしと抱きつく少女を見て顔を合わせる。
そして、響に向かって口を揃えてこう言った。
「「初恋泥棒」」
「なんでッ!?」
響が抗議するが二人は無視した。
「ナルくん残存ノイズは?」
「撃ち漏らしゼロ。さっさと帰りましょ明日は入学式よ」
「うん、そうだね」
「あの、二人とも?」
響が声をかける。
「この後二課の人たち来るから、その子預けなよ? 初恋泥棒さん」
「響の節操なし。スケベ。浮気者。初恋泥棒」
「待って未来。未来ぅ! 話を聞いてぇ!!」
なにはともあれ。
ノイズは殲滅され、東京の平和は一時守られたのであった。
◆
2043年4月7日 月曜日。
9:00。
東京。リディアン音楽院。
本日はリディアン音楽院の入学式である。
リディアン音楽院、本来なら女子高で俺は入れないのだが、「シンフォギア装者はリディアン入れといた方が便利でしょ」と訃堂じいじの鶴の一声でリディアンは共学となり俺もリディアン生となった。
そんな訳で、ドーモ、渡一鳴です。
グレーのブレザーに身を包んでリディアン音楽院の体育館で入学式なうです。
周りを見ても男子が少ない少ない。
まあ共学になって間もないからね、仕方ないね。
そんな、男子たちにリディアン女子たちは……。
リディアン女子生徒たちの男子への反応【1D10】
1 男子ちょっと怖いですわ……
2 男も女も人ですよ
3 年頃だから男に興味あり
4 男子ちょっと怖いですわ……
5 男も女も人ですよ
6 年頃だから男に興味あり
7 男子ちょっと怖いですわ……
8 男も女も人ですよ
9 年頃だから男に興味あり
10 リディアン女子はケダモノの代名詞
結果【1 男子ちょっと怖いですわ……】
うーん、リディアン女子たちは男子が苦手みたい。
男は狼だからね、仕方ないね(悲哀)
女子たちへの距離感は気をつけていこう。
そんな事を考えていたら入学式終わったでござるの巻。
そのまま人波に流されて自分の教室に。
傾斜が物凄い教室である。
大学の大教室がこんな感じ……、いや傾斜はここまででもないような(震え声)
それはそれとして自分の席に座る。
窓際一番後ろ。大当たりの席だ!
そんな俺の隣の席の人物は……。
一鳴くんの隣の席の人物【1D6】
1 響ちゃん!
2 未来ちゃん!
3 吉田ァ!(中学の同級生)
4 安藤創世
5 板場弓美
6 寺島詩織
結果【2 未来ちゃん!】
隣の席は未来ちゃんだ。
「やっほ未来ちゃん」
「やっほナルくん」
気さくに挨拶する俺と未来ちゃん。
教室が一瞬静まり返る。
クラスで数少ない男である俺と未来ちゃんがかおみしりなのが気になるらしい。
「みんなナルくんが気になるみたい」
「未来ちゃんの事も気になってるんじゃなーい?」
そんな事を言い合ってクスクス笑い合う。
ちなみに響ちゃんは廊下側の一番後ろ。
会話に混じりたそうにこっち見てるけど、もうすぐ先生来るので席を離れられないというジレンマに悩まされてる顔だ。
その響ちゃんの隣の席はツインテールの女の子。
多分板場弓美ちゃんやね。
響ちゃんに肘をつついて色々聞いてる。
会話は聞き取れないけど、知り合いなのかとかそんな内容やろね。
とまあ、そんな風に過ごしてると教師が入ってくる。
アニメで響ちゃんをよく叱っている金髪のあの人である。
あの人が担任なのね。
担当教科は音楽と情報。
というかリディアンの教師は全員音楽出来る人なので、全員音楽担当なのだとか。
さすが音楽院。
そう言えば、リディアン音楽院は元々シンフォギア装者を見つけるために二課が作った学校である。
もしかしたら、何人か二課のエージェントが在校してるかも。
というかしてるよな。
シンフォギア装者3人も入学してるんだし。
「渡くん!!」
「ぴゃいッ!?」
担任教師にいきなり名前を呼ばれて奇声を発する俺。
「ボーッとしてましたが、話を聞いていましたかッ!?」
「いいえ! 聞いてませんでした申し訳ありません!」
こういう時は知ったかぶりせずちゃんと謝ったほうがいいのだ。
素直が一番。前世で大人になって学んだことだ。
「寝不足なのかしら?」
「はい。昨日緊張してて(大嘘)」
本当はノイズ退治が終わった後にマリアさんとセレナちゃんとおせっせしていたのだが(震え声)
男子中学生の一鳴は今日で食べ納めなのね、とマリアさんが言い出したから……。
素直が一番と言ったそばから嘘ついてる(呆れ)
「ナルくんのえっち」
隣の未来ちゃんにはお見通しみたいね(白目)
「緊張する気持ちはわかるけど、睡眠時間はきちんと長めに取るように。寝る子は育つのよ」
「はいッ」
「今は授業の選択方法についての説明よ。下手したら単位足りなくて落第なんてこともありえるんだから真面目に聞きなさい」
リディアン、大学みたいに自分で授業を選ぶ形式のようだ。
もっとも法定科目である現代文古典数学等などははじめから時間割に入っているのだが。
あとは音楽関係の授業を選択するだけである。
まあその音楽関係の授業も総合コースとタレントコースでは選ぶものも違うし、多種多様だ。
管楽器弦楽器声楽ボーカロイド。
どれを学ぶかで多種多様な組み合わせがある。
それに加えてタレントコースでは芸能界の勢力図を学んだり、海外進出を目標に外国語を学んだり。
大変である。
ちなみに翼さんも在学中で、タレントコースらしい。
仕事が忙しくてあんまり授業出てないらしいけど。
この前ネ○リーグのファイブボンバーでやらかしてたけど。
……駄目では?
取り敢えず俺は声楽取ろうかな。
シンフォギア装者なので歌を極めると強くなれるのだ。
ちなみに一鳴くんの歌唱力【1D10】
(数が少ないほどダメ、多いほどスゴイ)
一鳴くん【4】+3(装者特訓補正)
ついでに響ちゃん【5】+3(装者特訓補正)
ついでに未来ちゃん【4】+3(装者特訓補正)
俺も響ちゃんも未来ちゃんもシンフォギア装者としてトレーニングを受けてるので歌は上手い。
響ちゃんが頭一つ抜けてるかな。
これで下手だったらシンフォギア装者降ろされるレベルである。
セーフセーフ。
とまあ、そんなこんなで授業というか入学して初めての説明会は終了。
初日はお昼で終わり。
あとは自由なのだが、なんと食堂が開放されておりお昼ご飯を食べられるのだ。
しかもビュッフェ。
「未来ちゃんお昼食べよ。ビュッフェですよビュッフェ!」
「天海春香ちゃん?」
春香ちゃんはリディアンの卒業生である。
あとインベルの彼女……いやそれは中の人が未来ちゃんと同じ春香ちゃんの話である(ゼノグラシア感)
「未来ー! ナルくん! お昼いこ! ビュッフェだよビュッフェ!」
「それもう俺が言ったゾ」
「天丼だね」
「天丼だけじゃなくてカツ丼もあるよきっと!」
果たしてビュッフェに天丼とカツ丼はあるのか……。
「待った待った!」
と、響ちゃんの隣の席の板場弓美。
「私も一緒に行くわよ!」
「弓美ちゃんも?」
響ちゃんがそう聞く。
「渡くんと仲良しなら面白ゲフン、色々な話を聞かせてよ!」
ちくしょう俺たちから色恋の匂いを嗅ぎ取って首を突っ込んできやがった。
「あの……」
と、俺の前の席の人が振り返って声をかけてきた。
金髪の人。
「私、寺島詩織といいます。隣は安藤創世。私たちもご一緒しても宜しいですか?」
「安藤創世だよ、よろしく。クラスメイト同士仲良くしない?」
「うん、いいよ!」
響ちゃん快諾!
「私もいいよ」
未来ちゃん快諾!
残る俺に視線が注がれる。
「ええよ」
俺は快諾した。
同調圧力に屈したともいう。
まあ、断る理由無いですし。
「じゃあお昼行こう!」
響ちゃんがそう言った。
そういうことになった。
いっぱいダイス振って楽しかった(小並感)
次回、タノシイお食事タイムな?