転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです 作:アノロン在住の銀騎士
邪悪なるゴールデンウィーク後の二週連続土曜日出勤を倒したので初投稿です。
2039年10月20日に■■市で発生した大規模ノイズ災害は死者8000人以上、重軽傷者一万人以上に上った。ノイズによる被害だけでなく、事故や火災による被害も多かった。
これは戦後最大のノイズ災害であり、人々にノイズの恐ろしさを刻み込んだ。
また、その裏ではエンジェノイズと呼称する事になる新種のノイズと謎の女による浅賀研究所襲撃事件が発生。キャロルちゃんが救助と迎撃に向かうも神獣鏡を強奪された。
そして神霊ツァバトを名乗る謎めいた敵の存在。シンフォギア装者である俺を殺す直前まで追い詰めた強敵。
■■市に現れて俺を追い詰めたものの、肉体が崩壊し、消滅。最期に俺との再会を宣言した。
【主天使】と呼ばれる肉体が崩壊しなければ、俺は死んでいただろう……。
という訳でこれからの二課の動きについて、纏めておこう。
まずはアンチ・ノイズ召喚プログラムについて。
謎のクラッカーに破壊されたプログラムだけど、再開発には───
アンチ・ノイズ召喚プログラムについて【1D6】
1 年内にはムリ!
2 年内にはムリ!
6 2ヶ月で再開発
4 2ヶ月で再開発
5 一月あればイケる
6 半月で出来るってよ
結果、【6】
半月もあれば再開発出来るそうだ。
なんでも、もしもの時の為に、了子さんが二課だけじゃなく風鳴機関のメインフレームにバックアップを取っていたかららしい。
キャロルちゃんが「あの時苦労を無駄にされたと思って怒った事が無駄だったのか……」と少し燃え尽きていた。フナちゃんに慰められていた。
まあそんな訳でノイズ召喚プログラム対策はバッチリである。
また、エンジェノイズについては一旦は情報を伏せて、秘密裏に研究・対策するとの事。
研究についてはキャロルちゃんが入手したエンジェノイズの体組織の欠片や、浅賀研究所に残された灰を調べるようだ。
また、映像に残されたエンジェノイズの情報からトレーニングルームで強さを再現、俺やキャロルちゃんのトレーニングを通して対策していくとの事。
そしてツァバトについて。
訃堂司令、及び二課としては■■市で大災害を引き起こしたと思われるツァバトを最優先で追跡、確保する事にした。
街一つにノイズ召喚プログラムをバラ蒔き、二課の研究室メインフレームに侵入した手腕、そして浅賀研究所の襲撃事件などから組織で動いていると予想し様々なコネクションを駆使して探っているようだ。
各国首脳部は八紘さん。
裏社会の支配者には訃堂司令。
オカルト関係は緒川忍軍がキャロルちゃんや了子さんの手足になって動いている。
それでも、めぼしい情報は現在手に入っていない……。
この事件、俺はいくつか考えている事があった。
まず始めに九割ほど完成していたアンチ・ノイズ召喚プログラムをクラックされた件について。
アンチ・ノイズ召喚プログラムは二課の研究室メインフレームにて開発されていた。ノイズ災害発生時、そのメインフレームをハッキングしてプログラムを破壊した者がいる。
コイツは研究室の面々や藤尭さんの防衛を意に介さずプログラムを破壊、逆探知される事なく逃げ出した。
友里さんから聞いた話では、藤尭さんは世界でもトップクラスのハッカーだったらしい。シンフォギア世界全部でそうなのか、この世界独自の設定なのかはわからないが、とにかくそうらしい。
その藤尭さんの防衛を意に介さず、追跡を逃れた。
敵はどのようなハッカーなのか。
そもそも人間なのか。
人外の存在で、ネットワークに侵入・侵食するモノを俺は知っている。
シェム・ハ・メフォラシュ。
XVのラスボスにしてバラルの呪詛で封じられた、カストディアン・アヌンナキ。
その名はヘブライの神の呼び名の一つ。
そして、ツァバトも同じくヘブライの神の名の一つだ。【万軍の主】、イスラエルの民は敵を前にしたら全てが兵であるとみなされたが故にそう讃えられたようだ。
今回の事件、シェム・ハが関わっているのだろうか……。
もしそうならば、エンジェノイズの謎もある程度はわかる。
キャロルちゃんの報告では、エンジェノイズは純白の身体に白鳥のような翼を持ったノイズであり、通常のノイズよりも強い。
羽を一つ埋め込む事で人間をエンジェノイズに変える力と、合体して強くなる力を持っている。
その代わりに位相差障壁は弱く、二メートルの壁をすり越える事は出来ない。
コイツは、他者を侵食する力を持っていたんじゃないだろうか。
自らの一部である羽を埋め込む事で人間を侵食、自分のコピーに変える。
神の眷族、天の御使い。
エンジェノイズとはよく言ったものである。
そして、俺と戦ったツァバトはエンジェノイズの身体で戦っていたのではないか。
ツァバトは【主天使】の身体で戦ったものの肉体が崩壊し、【座天使】以上でなければ身体が持たないと言っていた。
主天使も座天使も天使のヒエラルキー、階級の一つである。主天使は中間管理職、座天使は役員クラスである。
エンジェノイズの外見も天使に酷似している。だからこそエンジェノイズと名付けられたのだが。
つまりツァバトの肉体はエンジェノイズを使ったものなのではないだろうか。
シェム・ハも他者の肉体を乗っ取る力を持つ。
ツァバトがシェム・ハと同じ力を使えるのだとしたら、ツァバトがエンジェノイズの肉体を使っているのもわかるというもの。
シェム・ハとツァバト。
二者に一体どのような関係があるのか。
上下関係なのか、同格なのか。
味方なのか敵対しているのか。
それとも全くの無関係なのか。
情報が少ないので答えを出すことは出来ない。
取り敢えずツァバトはXDUのギャラルホルン編に出てくるベアトリーチェ……いや、世界蛇のような物だと考えるべきか。あからさまにオリジナルの敵だし。
もう一つ気になる事が。
神霊ツァバトには契約者が居るという事か。
ツァバトは俺たち人間や二課を舐めていたが、対照的にその契約者は警戒していたらしかった。
そして浅賀研究所でキャロルちゃんを気絶させて神獣鏡を盗み出した女。
この女が契約者なのだろうか。
少なくともツァバトと協力しているようではあるっぽいが……。
あと、神獣鏡で何をするつもりなのか。
神獣鏡は凶祓いの鏡、輝きを放ち【あるべきカタチ】を映し出すもの。
現状、唯一バラルの呪詛を祓う力を持つもの。
それ即ち統一言語に封じられたシェム・ハを降臨させる為に必要なもの。
もしツァバトがシェム・ハの味方なのだとしたら。
シェム・ハを降臨させるつもりなのか。
だけど月の遺跡がバラルの呪詛を発し続ける限りは復活出来ないんじゃないか?
だとしたら、奴らいずれ月を壊すつもりか?
……駄目だ。情報が足りない上に前世のシンフォギア知識がフワッフワだからもうわからん。
これ以上は考察出来ないね……。
2039年10月22日。お昼時。
現在俺は二課の権力で用意してもらったマンションに居た。
ノイズによる全身の圧迫とツァバトによる左肩へのダメージは存外深く、暫くは療養しろと言われたのだ。
とは言っても2039年の医療技術、しかも二課の最先端のもの。
俺はもうほとんど回復していた。
それでも二課でのトレーニングも10月は禁止、もしもの時に備えて土日はマンションで待機。と、言われてしまったのであった。
それをどこからか聞き付けてきたのだろうか。
愛しい恋人が一人、面倒を見に来てくれたのだった。
「あーん♥」
「あの、マリアさん?俺ほとんど元気よ。一人で食べれるんですけど?」
「あーん♥」
「あの……」
「あーん♥」
「…あーん」
完全敗北した男がそこにはいた。
俺の事である。
ニッコニコの笑顔でハンバーグを食べさせてくる。
「どう?」
「……ん、美味しいです!」
「そう、良かったわ。まだまだたくさんあるわよ!」
そう言って今度はご飯を食べさせてくれるマリアさんであった。
さて、俺の面倒をわざわざ見に来てくれたマリアさん。
俺の事をドクターウェルから聞いたらしい。
なんでも今朝電話が掛かってきて、「■■市での戦闘で重症を負ってマンションで一人療養しているので、きっと今頃寂しがっていますよ」と言われたとの事。
ドクターウェルめ、マリアさんの不安を煽ってけしかけるとは……!
今度お菓子いっぱい差し入れしなきゃ!(謝意)
それはそれとして。
見事に不安を煽られたマリアさんはおっとり刀で俺の家に駆けつけたのであった。
チャイムが鳴り、マリアさんが来たことを確認した俺が扉を開けた途端、抱き締められた。
「元気そうな一鳴を見たら感極まっちゃったのよ」
との事。
かわいい(迫真)
さて、思いっきり俺を抱き締めたマリアさん。そのまま俺の世話を焼く為に、一緒に居てくれています。
ご飯作ってくれたり、隣に座ってあーんしてくれたり。至れり尽くせりではあるんだけれども、ケガほとんど治ってるからそこまでしてもらわなくてもいいのよね。
でも俺の世話を焼くマリアさん、楽しそうだしなぁ。
それに俺はマリアさんを甘やかしたいタイプの転生者だしなぁ。
「でも、本当に良かったわ。貴方が無事で……。テレビで■■市の事を知ってから気が気じゃなかったもの」
ふと、そう言ったマリアさん。
「心配かけてごめんなさい」
俺は優しくマリアさんの頭を撫でた。
「ん……、いいのよ、ちゃんと帰って来たんだもの」
顔を赤くしてそう言うマリアさん。
照れ隠しだろうか、俺の口にハンバーグを押し込む。
「むぐむぐ。マリアさんにも食べさせてあげましょうねぇ」
「え、私はいいわよ!」
「あーん」
「いいってば!」
「あーん」
「いいって……」
「あーん」
「……もう!あーん」
口を開けるマリアさん。
ハンバーグを食べさせる。
女の子のお口にモノを入れるって……なんか、官能的で……いいよね……!
「美味しいです?」
「ええ、美味しいわ」
「じゃ、ご飯も!」
「あむ……ありがと」
そんなこんなで。
俺はマリアさんとイチャイチャしました。
こういうの、いいよね。
戦った後って、ストレス溜まったり気が荒ぶったりするから、こういう恋人とのふれあいで気を鎮めたり、ほっこりしないとね。
ちなみに今後は調ちゃんやセレナさんともイチャイチャする予定です。
そうでもしなけりゃ、あの戦闘で荒ぶった心は落ち着きそうもないからね……。
◆
アメリカ合衆国。
ニューメキシコ州。
ロスアラモス。
米国聖遺物研究機関、F.I.S.。
主任研究室。
研究主任であるジュリアン・シーザーは部下からの報告を聞いていた。
「───ですので、国内で聖遺物適合者及び高フォニックゲイナーは見つかりませんでした」
「そうですか、わかりました」
報告を聞いたシーザーはため息を溢した。
現在、F.I.S.において聖遺物を起動させる事の出来る適合者及び高フォニックゲイナーは一人しかおらず、研究は滞っていたのであった。
故に国内にそういった適合者や高フォニックゲイナーを探させていたのであった。
「やはり、日本政府と交渉してセレナ・カデンツァヴナ・イヴの身柄を要求するべきなのでは?」
「風鳴訃堂がそれを許す筈は無いでしょうが……、まぁ話だけは上に通しておきましょう」
「あぁ、日本で思い出しました。資材課からの連絡があって、日本からシーザー主任に荷物が届いてましたよ。宛名は確か『Meika』だったと」
「……そうですか。ありがとうございます。貴方はもう下がって良いですよ」
「はい、失礼します」
部下は頭を下げて、部屋を去る。
シーザーは目元を押さえる。
「あの女……神獣鏡を宅配便で届けるなど、ふざけているのか……ッ!」
そう静かに怒るシーザーのパソコンが点滅。
白い人影が映る。
「随分と、お怒りだな我が契約者よ」
「ツァバト!お前、あの女と共に居たのなら神獣鏡を宅配便で届けさせるなよ!」
白い人影、ツァバトはくつくつと笑う。
「心配するな、シャダイがお前以外の人間に開けられぬように細工をしている」
「そう言う問題じゃ……いや、もういい。で、何か用か?」
「ああ、そうだ。茶会を開きたい」
シーザーは腕時計を見る。定時はとうに過ぎていた。
「今からか?」
「ああ」
「なら、15分待て」
「わかった。他の者にはそう伝えておこう」
ツァバトがそう言ってすぐにパソコンの画面が点滅。
ツァバトが消える。
シーザーはそれを横目に内線の受話器を取る。
「副主任ですか?私です。私はもう帰りますので後の事は宜しくお願いしますね。……ハハハ、デートではありませんよ。えぇ……はい。宜しくお願いしますね」
受話器を置く。
そして広げた資料を片付け、パソコンの電源を落とし、白衣からスーツに着替える。
糊の効いた高級スーツだ。
部屋に備え付けているタイムカードを通す。
その時スマホが震えた。
丁度、ツァバトが消えてから15分経っていた。
シーザーは迷わず電話に出た。
壁も、床も、天井も。全てが白い部屋。
壁にはミケランジェロの『最後の審判』やダ・ヴィンチの『最後の晩餐』などの名画が飾られている。
大学の講義室ほどの広さの部屋だった。
そこにシーザーはいた。
「時間丁度だな、我が契約者よ」
「ツァバト」
シーザーの背後から声。ツァバトのものだ。
振り向けばそこにはツァバト、銀色の髪の美しい女性。ただ、その肌はピンクとホワイトであった。
人外の存在。ただ、人の意識に寄生する神の成れの果て。
それが、ツァバトであった。
「さぁ、皆がお前を待っているぞ」
R18書きてぇなぁ。
一鳴くんの経験豊富なテクニックに翻弄されるマリアさんのショタおねが書きてぇなぁ!
清楚なセレナちゃんがアへアへするR18書きてぇなぁ!!
エッチな調ちゃんがヘコヘコ腰を振るR18書きてぇなぁ!!!
でもR18展開になるのはダイス神のお許しが出てからだからね。仕方ないね……(哀しみ)