転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変(二日市とふろう著)』という本を読みました。
詳しくは特設サイトに譲るとして、主人公の桂華院瑠奈お嬢様が可愛いんだよなぁ。
私はこういう自分の可愛さを理解した強かさな女性が大好きなんだ。
作品としても、とても面白いから皆も読んでみてね(ステマ)



第三十九話 異端聖杯戦争、終結

 

一鳴とサンジェルマン合流までにあったこと【1D10】

 

1 無事に合流出来た!

2 無事に合流出来た!

3 無事に合流出来た!

4 無事に合流出来た!

5 無事に合流出来た!

6 無事に合流出来た!

7 カリオストロ負傷

8 プレラーティ負傷

9 サンジェルマン負傷

10 一鳴負傷

 

結果【1】

 

 

 

エイワズを倒すためにサンジェルマンと合流兼冬木市にこれ以上被害を出さない為に、空を跳んで海までエイワズを誘導してきました。

エイワズの全身から射出される銀化光線を紙一重で避けまくって、なんとかサンジェルマンたちと合流出来たぜ。

 

サンジェルマンたちはテレビで見ていたファウストローブの灰色バージョンを纏っていた。

プロトタイプだから色が着いていないのね。

 

「一鳴!」

「無事だったワケダ!」

「状況は聞いているわ!」

 

と、パヴァリア三人娘。

 

「丁度いいわ。人も居ないし、ここでクギヅケにしちゃいましょ」

 

カリオストロの言葉に頷く俺たち。

 

「で、あいつを倒す方法考えました?なんか了子さんは星乃をなんとかしてもエイワズは消えないとか、サイボーグがどうこうとか報告してきたらしいですけれど」

「あっちもあっちで大変だけど、こっちはもっと大変なワケダ」

 

エイワズからの攻撃を避けながら、言い合う俺たち。

 

「神の力、平行世界の自分にダメージを肩代わりさせる……。大昔に局長から聞いたことがあるけれど、まさか目にする日が来るとはね……」

 

サンジェルマンが眉間にシワを寄せる。

その後ろで、ジャンヌさんが口を開いた。

 

「あの……神の力を打ち破る方法は無いのでしょうか」

「現状、無いわね」

 

と、サンジェルマン。

 

「局長の話では、神殺しの権能───すなわち不死の神バルデルを殺したミストルティン、マハーバーラタにおいてインドラが英雄カルナに与えた槍。そして、ゴルゴダの丘にて神の子の死を確かめたロンギヌスの槍。そう言った武具でなければ突破出来ないそうよ」

「つまり現状は攻撃を凌ぐしかないワケダ」

 

しかし問題は、この場の誰も神殺しを持っていない訳で。

……冬木に無いかな神殺し。最悪穂群原のブラウニーに投影してもらうとか。そもそも居ないかブラウニー。

 

「あの!」

 

と、ジャンヌが叫ぶ。

 

「どうしたの、ジャネット?」

「……私、どうにか出来るかもしれません」

「へ?」

 

情けない声を出したのはカリオストロだ。

 

「神殺し、出来るの?」

「神殺しは出来ません。しかし、あのエイワズをどうにか倒す手段はあります」

 

と、自信満々に言うジャンヌ。

 

「私の宝具を、令呪で強化したらあるいは……」

「宝具……?……ッ!?確かにこれなら……」

 

ジャンヌのステータスを確かめたらしいサンジェルマンが叫ぶ。

 

「でも、まだ不確定要素が多いわね。立香たちが星乃をなんとかするのを待つ他無いわ」

「つまりこのまま逃げ回れってことですね」

 

光線による攻撃は激しさを増すばかり。

早くしてくれ立香さーん、コルデーさーんそしてフィーネ!!!

 

 

 

 

アサシン陣営VSサイボーグ星乃【1D10】

 

1 殲滅の完全義体

2 星乃優勢

3 星乃優勢

4 互角

5 互角

6 互角

7 互角

8 アサシン優勢

9アサシン優勢

10 熱烈歓迎

 

結果【10】

 

 

 

「だからここで死になさい!!私の願いの為に!!」

 

星乃が叫ぶ。

と、同時に立香たちに向けた左腕ガトリング砲が火を吹く。

毎秒600発という圧倒的殲滅能力!

当たれば人体はあっという間にネギトロめいて崩れ去るだろう。

 

だが、そうはならなかった。

立香たちの前に立ったフィーネが右手を掲げ、異端技術による力場を発生させて攻撃を防ぐ。

 

「何をしようと、無駄よ!」

 

星乃が右腕対物キャノンをフィーネに向ける。

そして弾丸射出。

大型の弾丸はフィーネの力場を大きく凹ませる。

 

「ぐうぅ……!」

 

フィーネが呻く。

力場が破られそうなのだ。

フィーネは左手も掲げて力場を持ち直そうとする。

 

「右腕の対物キャノンはね、3秒で次弾を装填出来るのよ」

 

そう言うと星乃は更に対物キャノンから弾丸射出。

フィーネの力場が更に凹む。

 

「これ、以上は……!」

 

フィーネが呟く。

一か八か、力場を解除し星乃を攻撃しようにも、左腕のガトリング砲で瞬く間にネギトロめいた死体になるだろう。

万事休すだ。

 

だが、そうはならなかった。

 

「コルデー」

 

立香が口を開く。

そして毅然とした態度でこう言った。

 

「令呪をもって命じる。

星乃の右腕を切り落とせ!

更に令呪をもって命じる。

星乃の左腕を切り落とせ!

最後に令呪をもって───

コルデー、みんなで生きて帰ろう!」

 

立香の左手の令呪3画が赤く光る。

令呪という莫大な魔力がコルデーに流れ込む。

 

「っ!はい!わかりましたマスター!」

 

コルデーはそう答えるだけで精一杯だった。

コルデーに流れ込んだ魔力はコルデーに限界を超えた力を与える。

そして、立香の命令を叶えんと強制させるのだ。

 

「令呪ッ!だが、その前に殺せばッ!」

 

星乃が対物キャノンを撃ち出そうとする。

だが、その前に……。

 

故国に愛を、溺れるような夢を(ラ・レーヴ・アンソレイエ)

 

コルデーが右腕の対物キャノンを関節ごと斬り落としたのだ。

長高速で隣に迫っていた彼女の、宝具でもって。

 

故国に愛を、溺れるような夢を(ラ・レーヴ・アンソレイエ)

暗殺の天使、と謳われたシャルロット・コルデーによる静かで温かな暗殺。殺されるその寸前まで、微塵も殺意を感じさせない。

他の暗殺宝具とは異なり、直感・心眼による回避が難しい。彼女の風貌、彼女の言葉、彼女の仕草などを認識する回数が多ければ多いほど、暗殺の成功率は高まっていく。

「こんなに可憐な女性が暗殺など企むはずがない」という偏見がどんどんと強化されていくのである。

 

星乃は強化されたアイカメラでコルデーを観察していた。

弱くともサーヴァント。油断は出来ぬとして。

それが、仇となった。

星乃はコルデーの殺意を感じ取る事が出来ず、また宝具の発動を認識出来なかった。

 

「あ、あああ……」

 

星乃がたじろぐ。

そして、がむしゃらにガトリング砲を振り回すが……。

 

故国に愛を、溺れるような夢を(ラ・レーヴ・アンソレイエ)

 

コルデーが左腕のガトリング砲を関節ごと斬り落とす。

宝具の2連続発動。

 

「来ないで……!来ないでッッ!!」

 

星乃が更にたじろぐ。

 

故国に愛を、溺れるような夢を(ラ・レーヴ・アンソレイエ)

 

背後に回ったコルデーが、星乃の腰部の脊椎型命令伝達回路を切断する。

宝具の3連続発動!

 

「───あ」

 

下半身への命令が届かなくなった星乃の身体は、静かに背中から倒れた。

 

「……あっと、いう間ね」

 

フィーネが両手を掲げたまま呆然と言う。

 

「ですね……」

 

立香も目を丸くしてそう答えた。

 

「マスター!」

 

当のコルデーが立香の元へ駆け寄ってくる。

 

「お疲れ様、コルデー!」

「はい!私はお役に立てましたか、マスター?」

「うん、スゴかった」

 

立香がそう答えると、コルデーは華やかに笑ったのだった。

 

「……私の、負けね」

 

身体の動かなくなった星乃がそう呟いた。

 

「……ええ、そうよ」

 

フィーネがそう言いながら星乃に歩み寄る。

 

「さぁ、観念して令呪を出しなさい」

「…………」

「そんな身体になっても、サーヴァントとの繋がりはあるはずでしょ?」

 

そう問われても、星乃は何も語らなかった。

静かに夜空を見ていた。

 

「───胴体の中。心臓部にございます」

 

屋敷から、そう声が聞こえた。

 

「菊江」

「星乃様、もう止めましょう」

 

屋敷から出てきたのは使用人の菊江だ。

菊江は星乃の側に歩み寄ると、静かに膝をついた。

 

「こんな事をして真緒様を蘇らせても、真緒様はお喜びになりません……!」

「それでも、それでも私は……私、は……ッ!」

「星乃様、こんなやり方でもう一度真緒様の母親になって、真緒様に胸を張れる母親になれるのですかッ!?」

 

菊江がそう叫ぶ。

その言葉を聞いて、星乃はまた沈黙する。

 

「どうか、どうかお考え直しを……!」

「…………」

 

沈黙する星乃。

だが、静かに胴体部の装甲がパージされた。

 

「これね……ッ!」

 

フィーネが呻く。

星乃の胴体部の中には、小さな黄金の球体。

……聖杯だ。阿礼家悲願の大聖杯修復、その副産物たる汎用聖杯。その内の一つ。

それこそが星乃の義体の心臓部だった。

そしてその聖杯の表面に令呪が刻まれていた。

 

「好きに、しなさい。私はもう……真緒……」

 

そう言うと、星乃のアイカメラから光が消えた。

星乃の義体がスリープモードになったのだ。

 

フィーネは星乃の心臓部。汎用聖杯に手を伸ばす。

令呪に手が触れる。

バチッ、と魔力が弾ける。

そして、令呪が静かに消えていく……。

 

「これで、アレイスターとの契約を切ったわ。でも……」

 

菊江が口を開く。

 

「かのエイワズ、阿礼家地下の聖杯に取り憑く形でこの世に顕現しています。そしてその聖杯はエイワズの心臓に……」

「つまり、後はあの子達の仕事、という訳ね」

 

フィーネは空を見る。

フィーネだけでなく、立香もコルデーも。

そして菊江も。

夜空に浮くエイワズと、その周りを跳ぶ小さな光を……。

 

 

 

 

「アレイスター?アレイスター!!」

 

エイワズが突然叫びだす。

 

「星乃!!星乃がやられたのか!!?」

 

この狼狽えよう。

フィーネと立香さんとコルデーがやったのかな!

思った以上に早いな!!

 

「……ジャネット!」

「はいっ!」

 

サンジェルマンの叫びにジャンヌさんが答える。

 

「カリオストロさん、プレラーティさん、一鳴さん!時間稼ぎをお願いします!」

「わかったわ!」

「了解したワケダ」

「かしこまりっ!!」

 

ジャンヌさんの声を聞いて、俺たちは即座に行動した。

散開してチマチマとエイワズに攻撃を与える。

 

「……許さんぞ。許さんぞ貴様ら!我からアレイスターを奪うなど!許さん許さん許さん許さん……!」

 

恨み辛みを込めてエイワズが光線を射出。

だけど怒りで雑になっているというか、ほんのり弱体化している?

 

「宝具の起動には時間が掛かります。それまで援護を!」

「「「了解!」」」

 

 

 

ジャンヌの宝具起動必要ターン数【1D6】

 

【6】ターン(最低2ターン)

 

 

 

「あの、結構時間掛かる感じなので……(震え声)

その、頑張ってください!」

 

ジャンヌさんが不穏な事を言う。

ここぞという時にハードモードだなぁ!!

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(1/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティにダメージ

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【3】

 

 

 

「誤り無き正義を司る天主よ。その忠実な僕にして、信託を与えし大天使聖ミカエルよ───」

 

サンジェルマンに背負われたジャンヌさんが剣を掲げて、呪文を詠唱する。

剣が光を放つ。

夜空を切り裂く光。

 

「この光は……ッ!」

 

エイワズがジャンヌさんを見る。

どうも、驚異認定したようだ。

 

「そぉい!」

 

エイワズの注意を引くために、戦輪投擲。

戦輪はエイワズの身体に当たる。

しかし戦輪はそのまま高速回転。エイワズの肉を削る。

 

「ぎゃああああああ!!」

 

叫びながら戦輪を握り潰す。

そして神の力で平行世界の己に傷を押し付ける。

 

「一鳴ぃぃぃ!!」

 

エイワズの注意がこっちに向く。

さぁ、ここからが本番よ!

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(2/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティにダメージ

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【7】

 

 

 

「くぅっ!!」

 

エイワズの銀化光線。

それがプレラーティに当たる。

 

「プレラーティ!?」

「大丈夫なワケダ!ファウストローブに当たったワケダ!」

 

カリオストロの心配そうな声にそう返すプレラーティ。

プレラーティはファウストローブを解除。

元の服装に戻る。

 

「だが、次食らったらヤバいワケダ」

 

プレラーティの事、こっちでもいつでも庇えるように見とかないとな……。

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(3/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティ撤退

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【4】

 

 

 

「其の右の手には、主の敵を討つ剣。其の左の手には、忠実なる人の魂を図る秤───」

 

ジャンヌさんの詠唱が進む。

剣の光が更に強くなる。

 

「よし、ジャネット。令呪をもって命じる。目の前の神霊を討て!」

 

サンジェルマンが令呪を切る。

ジャンヌさんの剣の光が更に強くなる。

 

「このままいけば……!」

 

サンジェルマンさんや、それフラグや……。

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(4/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティ撤退

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【1】

 

 

 

「あまたの天使を率い、全能なる天主の敵を討ち滅ぼした、最も偉大な神の戦士よ───」

 

ジャンヌさんの詠唱が進む。

剣の光が更に強くなる。

 

「ジャネット、重ねて令呪をもって命じる。目の前の神霊を必ずや討て!」

 

サンジェルマンが令呪を切る。

ジャンヌさんの剣の光が更に強くなる。

 

「あと、少しなワケダ……!」

「みんな、頑張って!!」

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(5/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティ撤退

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【5】

 

 

 

「願わくは戦いにおいて我らを護り、その祈りを阻む者、愛しき御父に背きし者を誅滅する───」

 

ジャンヌさんの詠唱が進む。

剣の光のが更に強くなる。

 

「あと少し……ヴォア!?」

 

カリオストロの頬を光線が掠めて、雄丸出しな声が出る。

 

「いま完全に雁雄太郎(カリオスタロウ)になっていたワケダ」

「プレラーティ、シャラップ!」

「しっかりしてぇ?」

 

最後まで緊張感持ってくれお願いだから!

 

 

 

ジャンヌの宝具起動チャージ(6/6)【1D10】

 

1 何事もなくチャージ!

2 何事もなくチャージ!

3 何事もなくチャージ!

4 何事もなくチャージ!

5 何事もなくチャージ!

6 カリオストロにダメージ

7 プレラーティ撤退

8 一鳴にダメージ

9 サンジェルマンにダメージ

10 いい感じにチャージが進む(必要ターン−1)

 

結果【2】

 

 

 

「最後に令呪を持って我が従者に命じる。今を生きる人たちを守れ!」

 

サンジェルマンが最後の令呪を使う。

ジャンヌの剣が放つ光が更に強くなる。

その光はもはや夜空に浮く太陽のようだった。

 

「これなら……!」

「いけるワケダ!!」

「やっちまえ、ジャンヌさん!」

 

俺たちの声を受けて、ジャンヌさんが剣を天に掲げる。

 

「裁きの、権限をッ!」

 

そして、ジャンヌさんが剣を振り下ろす。

 

裁定するミカエルの剣(ソード・オブ・フィエルボワ)!!!」

 

振り下ろされた剣から、眩き光が放たれる。

光はエイワズを飲み込む。

 

「ぐわぁぁ!!この光は!!我を、この世界から!おのれぇぇぇぇぇ!!」

 

光はエイワズを完全に飲み込み、そして。

 

「逃げられん!アレイスター!アレイスター!!お前が居ないからか……!」

 

光が消えて、エイワズもまた消えた。

 

これで、終わり。だろうか……。

 

「いいえ、まだです!」

 

と、ジャンヌさん。

 

「エイワズは私の宝具の力で別の世界に閉じ込めただけ。時間が経てば脱出されるかもしれません」

「というかジャンヌさんの宝具って、そもそもどんな効果なの?」

 

俺がさっきからずっと思っていた事である。

さっきまではその場の勢いで時間稼ぎをしていたけれど、落ち着いたら疑問が噴出したのだ。

 

「ジャネットの剣はね、フィエルボワの剣と呼ばれるけれど、実は大天使ミカエルの剣そのものだったのよ」

「生前は気付きませんでしたが……。サーヴァントとして呼び出された時に覚醒したのかと。聖ミカエルの権能である、魂を選別し次の世界に導くという力をこの剣は持っているようなのです」

「それが彼女の宝具、『裁定するミカエルの剣(ソード・オブ・フィエルボワ)』剣から放たれる光に当たった者は『次の世界』と呼ばれる閉鎖領域に転送されるのよ」

 

対象を強制的に葬り去る、極めてえげつない効果の宝具やね。

 

「で、今はエイワズを次の世界に送り込んだだけ、と。で、ここからどうするんです?」

「それは既に考えてあります」

 

と、ジャンヌさんが続けて言う。

 

「次の世界に送られた者の存在する力、人や物がこの世界にあり続けるエネルギーを吸い取る力が、この剣にはあるんです」

「それで、エイワズの存在する力を一気に絞り取る、と」

「はい!」

「で、その絞り取ったエネルギーはどうするワケダ?」

 

 

 

エイワズエネルギーの使い道【1D10】

 

1 冬木市民の生きる活力に変える

2 冬木市民の生きる活力に変える

3 冬木市民の生きる活力に変える

4 ↑+ 冬木市の復興にも使う

5 ↑+ 冬木市の復興にも使う

6 ↑+ 冬木市の復興にも使う

7 ↑+ 冬木市の復興にも使う

8 ↑+ サーヴァント1騎の受肉にも使える

9 ↑+ サーヴァント1騎の受肉にも使える

10 ↑+ もう一騎増やせるドン!

 

結果【1】

 

 

 

「エイワズの存在する力で、冬木に住む人々を元気にしようかと」

 

冬木市はジル・ド・レとエイワズのせいで滅茶苦茶である。

ジル・ド・レのせいで発狂した市民が事故を起こしたり、エイワズの進軍に巻き込まれて建物が崩壊したり。

故に、前途多難な冬木市の復興に心が折れそうになっている人たち。親しい者が亡くなった者たちがいる……。

 

「エイワズのエネルギーで、冬木に住まう人々の生きる活力を充填しようかと思うのです」

「いいと思うわ」

 

サンジェルマンの言葉を聞くと、ジャンヌさんはひとつ頷く。

そして、剣を掲げる。

 

「誤り無き正義を司る天主よ。その忠実な僕にして、信託を与えし大天使聖ミカエルよ───」

 

今一度の詠唱。

剣が光る。優しい光だ。

 

「其の右の手には、主の敵を討つ剣。其の左の手には、忠実なる人の魂を図る秤───」

 

詠唱が進む。

光が更にあふれる。

 

「彼の者ら、忠実なる神の僕なれば、その罪に赦しを、その魂に祝福を───」

 

詠唱が進む。

光が更に強くなる。

 

「───敬虔なるこの祈りを、聞き届けたまえ───」

 

詠唱が進む。

剣はまた、太陽のような輝きを放つ。

ジャンヌさんはまた、剣を天高く掲げる。

 

裁定するミカエルの剣(ソード・オブ・フィエルボワ)!!!」

 

剣を冬木市に向けて放つジャンヌさん。

光は冬木市上空に向かって飛んでいき、そして弾けた。

弾けた光は黄金の雪めいて冬木市に降り注ぐ。

 

「これで、冬木市民の心に活力が戻るワケダ……」

「そうね……」

 

そう言って冬木市を見つめるプレラーティとカリオストロ。

 

「ジャネット……ジャネット!?」

 

サンジェルマンが叫ぶ。

サンジェルマンの方を見ると、彼女が背負うジャンヌさんが光る粒子、魔力に還元されつつあった。

 

 

 

 

そして。

異端聖杯戦争は終結する。





今回のMVPは速攻で令呪3画切った藤丸立香くん。
ダイス腐りまくったジャネットちゃんはもっと見習って?
とにもかくにも、そんな訳で異端聖杯戦争、終結でございます───。



『裁定するミカエルの剣(ソード・オブ・フィエルボワ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
四大天使の一人、ミカエルの持つという剣。ジャンヌ・ダルクの持つ哲学の牙。
魂を選別し、次の世界へと導くというミカエルの力を宿しており、剣から発する光を浴びた者は存在を閉鎖空間、『次の世界』に追放される。
異世界に送られた者は現世との魔術的な繋がりは途切れないものの、存在エネルギーを搾取され続け、やがて消滅する。
ジャンヌ・ダルクの死後、遥か遠き平行世界にて使われ、宝具となった恐ろしき力。
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