転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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FGO、新たなイベントが始まり、キャプテンネモとゴッホが新登場しましたね。
ゴッホの宝具演出が、秘匿が暴かれたように見えて啓蒙増える増える。(ロマ撃破後感)



第四十話 異端聖杯戦争エピローグ

エイワズは聖杯に寄生する形でこの世に顕現していた。

だが、ジャンヌさんがエイワズごと聖杯のエネルギーを搾り取った事で消滅。

聖杯により呼び出されていたジャンヌさんもまた、消え去ろうとしていた……。

 

「サンジェルマン様……、どうやらお別れのようです」

 

ジャンヌさんがそう言って微笑む。

 

「そうか……」

 

対するサンジェルマンは寂しげで悲しげで。

 

「そんな顔しないでくださいサンジェルマン様。私は、嬉しかったです。この出会いがあって」

「ジャネット……」

「サンジェルマン様、覚えてますか?あの日、私と最後に会ったあの草原での語らいを」

「ああ、勿論だ」

「私をサンジェルマン様の従者にしてほしい、あの日の願いは叶いましたから」

 

従者。

サーヴァント。

セイバーとしてサンジェルマンに呼び出された彼女は、従者になれたのだ。

願いは既に叶っていたのだ。

 

「ジャネット。本当ならお前に色々な事を教えたかった。文字の読み書き、錬金術、色々なことを」

「光栄です、サンジェルマン様」

 

ジャンヌさんはどんどん揮発していく。

消えていく……。

 

「最後に、お願いを聞いてもらっても?」

「勿論だ」

「……歌を、お聞かせいただけませんか?」

「歌……?あぁ、昔、約束したな」

 

───あの……、もしよかったら、ご迷惑でなければなのですが、いつか天使様のお歌を、聴かせていただけませんか?───

 

「そういう、話だったな」

「はいッ!」

 

サンジェルマンは静かに目を瞑り、歌を口ずさむ。

優しい、声で唄う。

 

「〜〜〜♪」

 

優しい音色、優しい歌声。

あぁ、これは子守唄か。

 

「〜〜〜♪」

「綺麗な声……」

 

それは誰の言葉だったのだろう。

ジャンヌさんは目を細めて聞き入っている。

 

「……素敵な歌を、ありがとうございます」

 

ジャンヌさんはもう、ほとんど消えかかって。

それでも最後に言葉を残して。

 

「私の、天使様……」

 

そして。

セイバー、ジャンヌ・ダルクは。

この世から消えた。

 

「〜〜〜♪」

 

サンジェルマンはそれでも、最後まで歌い続けた。

涙を一筋、流しながら。

 

 

 

 

「───あ」

 

阿礼邸。

街に降り注ぐ優しい光の粒を見ながら。

コルデーが気付く。

自分が魔力に還元されていくことに。

 

「コルデー?」

 

立香が異常に気づく。

 

「マスター、どうやらお別れのようです」

「……え?」

 

コルデーが微笑む。

 

「きっと、サンジェルマンさんたちがエイワズを倒したから」

「そんな……!」

 

立香がコルデーの手を掴む。

 

「どうにか、ならないの?」

 

立香の言葉を、首を振って否定するコルデー。

 

「マスター、私たちサーヴァントは死人。稀人なんです」

「コルデー……」

「だから、これでいいんです」

 

俯く立香。

その立香を見て、コルデーが口を開いた。

 

「マスター、顔を上げてください」

「コルデー?」

 

コルデーを見る立香。

瞬間、立香とコルデーの唇が重なり合う。

 

「……ッ!」

「私、頑張りましたから。これが報酬です♪」

 

立香の手を振り解いて、数歩下がるコルデー。

 

「マスター、私マスターの事好きだったんですよ?」

「コルデー……」

「初恋、でした」

 

そう言うコルデーは既に消えかかっていた。

 

「さようなら、私の大好きだったマスター……」

 

そう言って。

アサシン、シャルロット・コルデーは消滅した。

立香は涙を流していた。

自身を守ってくれた少女を思って。

 

それを見て、フィーネが呟いた。

 

「思いっ切り、傷を残して消えたわね。あの娘……」

 

 

 

 

冬木市被害金額【1D10】

 

【6】兆円

 

 

 

阿礼邸から押収された聖杯の数【1D10】

 

【8】個

 

 

 

立香くんのその後【1D10】

 

1 コルデーを忘れられないマスター

2 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

3 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

4 コルデーを忘れられないマスター

5 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

6 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

7 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

8 マシュ、ステンノ、エリセと修羅場

9 コルデーを忘れられないマスター

10 熱烈歓迎

 

結果【2】

 

 

 

「以上が冬木市での魔術儀式『聖杯戦争』の報告となります」

 

特異災害対策機動部2課。

その発令室にて、風鳴訃堂に報告するサンジェルマン。

 

「冬木市の被害総額は6兆円か……」

「それだけの被害を出したのも、こちらの不徳の致すところ」

「否、お前たちが居なければもっと酷い事になっていてであろう。大義であった」

 

冬木市での聖杯戦争より数日。

俺たちは冬木市から引き上げて2課に戻ってきていた。

冬木市は建物はボロボロで荒れ放題だったが、ジャンヌさんが最後に放った光によって人々は上を向いて復興に励んでいた。

 

「冬木の復興には風鳴機関の抱える企業を協力させよう。それにしても……」

 

弦十郎さんとサンジェルマンが共同で作った報告書を読む訃堂司令。

 

「阿礼星乃……聖杯を8個も持っていたのか」

「サーヴァントを呼び出せない、魔力タンクとしての聖杯ではありますが」

 

つまりあれやね。

FGOでイベント終わった後にもらえる聖杯みたいなものやね。サーヴァントのレベルキャップ開放用の。

それが8個もあるのか……(困惑)

 

「一つは勿論オレが貰えるんだろうな?」

 

と、一緒にいたキャロルちゃん。

 

「無論だ」

「それと、貴女の要求していた剣と硬貨も近々届く予定よ」

「ならいい」

 

と、キャロルちゃん。

 

「阿礼星乃は人に戻せそうかしら」

 

とサンジェルマンは問う。

阿礼邸での戦闘で半壊した星乃はそのまま2課に回収されて研究がてら事情聴取を受けているとか。

従者の菊江さんと共に。

 

「無理だな。あれはヴァネッサとは違って人の部分が残っていない」

「神の力で完全になった、と言っていたわね」

 

キャロルちゃんの言葉を補足するフィーネもとい了子さん。

あのあとフィーネの正体を聞かされて、ついでに因縁のあったサンジェルマンと一触即発になったけど弦十郎さんがうまく収めていた。

 

「つまり彼女は、完全な機械?」

「ええ。本人も納得しているとはいえ、ね」

 

星乃は後悔していないらしかった。

確かに自身が望み、エイワズにより叶えられたのだと。

その声色は、悲しげだったが。

それでも彼女は生きていくだろう。

ジャンヌさんの光を、彼女も浴びていたのだから。

 

「民間協力者の藤丸立香くんは?」

「現在、風鳴機関の人間をつけて密かに護衛していますが、今のところオカルティストたちが接近する様子はありません」

 

藤丸立香さん。

別世界では人類最後のマスターとして数多のサーヴァントを率いているが、この世界ではただの民間人であり、巻き込まれた被害者である。

そして、魔術儀式である聖杯戦争の生存者である彼を狙ってオカルティストたちが危害を加えかねない。

そんな危惧から密かに護衛、という形になったとか。

 

「ですが……」

「なにかあるのか?」

 

口籠る弦十郎さん。

 

「……どうやら3人の女性から言い寄られているようで」

「……後輩のマシュ・キリエライト。留学生のジュリエット・ステンノ・バイオレット。そして近所の中学生である宇津見エリセ」

 

報告書には片目隠れおっぱいとツインテール美少女と黒髪和風少女に挟まれている立香さんの写真が貼られていた。

 

「3人に言い寄られて大変ねぇ」

「一鳴、なにかアドバイスしてやるワケダ」

 

とカリオストロとプレラーティ。

 

「全員と付き合えばいいのに(麒麟児の風格)」

「それが出来るのは貴方ぐらいよ……」

 

サンジェルマンのツッコミにみんなが笑う。

むぅ、真面目にアドバイスしたのに。

 

「さて」

 

報告書を閉じる訃堂司令。

 

「皆ご苦労であった。被害は出たが、それでも守ることの出来たものは多い」

 

俺たちを見渡す訃堂司令。

 

「サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティも多くの人を守るために身体を張ってくれた。感謝する」

 

そう頭を下げる訃堂司令。

 

「それじゃあ……!」

「ああ。お主らを信頼し、ヴァネッサ、ミラアルク、エルザを人間に戻す協力をしよう」

「やった!」

「やったワケダ!」

「ありがとう、風鳴訃堂!」

 

良かったなぁ。

翼さんのライブを惨劇に変えるノブレなんて、なかったんや!

 

「して、これからどうする?」

「しばらくは日本に留まるわ」

「ノーブルレッドの3人の面倒を見ないといけないしね」

「パヴァリアは放っといていいのか?」

 

と、訃堂司令。

 

「今の所、ほとんど動きないから問題ないわ」

「出張期間も、まだあるし」

「何かあったら局長から連絡があるワケダ」

 

緩いな、パヴァリア光明結社……。

 

「それはそれとしていつか顔ボコボコの骨バキバキにしてやるわ局長……!」

「私達を騙した罪は重いワケダ……!」

 

あぁ、アダム。

エイワズ関係から、アダムが【バラルの呪詛】で嘘ついてたのバレたからね……。

恨み骨髄よ……。

 

「独立も視野に入れるべきね……」

「ウチに来るか?」

「そこまで甘える訳にはいかないわ」

 

と、訃堂司令に返すサンジェルマン。

サンジェルマンたちが来たら頼もしいのだけれどね。

 

そんな訳で。

冬木市にて行われた聖杯戦争事件。

解決である。

 

 

 

 

「……きなさい。起きなさい一鳴よ」

 

むにゃむにゃ。

母ちゃん今日から冬休みだよ。

 

「起きなさい一鳴。冬休みにはまだ二週間以上あります」

 

そんな声に起こされる。

俺は2課の用意したマンションの一室で一人眠ってた筈なのに……。

目をこすり、前を見る。

目の前には懐かしい人物。

 

「……あ。戦姫絶唱シンフォギアXDUにオリジナルシンフォギア装者を出す精霊!戦姫絶唱シンフォギアXDUにオリジナルシンフォギア装者を出す精霊じゃないですか!お久しぶりです」

「お久しぶりです一鳴くん」

 

そんな訳で俺をこの世界に転生させた、戦姫絶唱シンフォギアXDUにオリジナルシンフォギア装者を出す精霊のエントリーである。

 

「ここは夢の中。現と幻、生と死の狭間。曖昧な境界線ゆえ、すべてを受け入れる。だからこそ、あなたとコンタクトを取れました」

「なにかあったのですか?」

 

俺の言葉に一つ頷く精霊さん。

 

「長い聖杯戦争、よく頑張りました」

「まあ、3日ほどではありましたが。確かに大変でしたね……」

「そのご褒美を与えに来たのと……」

 

ぱちん、と指を鳴らす精霊さん。

すると、精霊さんの隣に一人の女性が現れる。

 

「ケジメをつけさせてあげようと思いまして」

 

精霊さんの隣に立つのは、白杆槍を携えた武人。

秦良玉だ。

秦良玉は即座にドゲザした。

 

「アイエッ!?」

「この度は大変申し訳御座いませんでしたッ!」

 

美しい土下座であった。

額を地面に着けた、由緒正しいスタイル。

 

「ナンデ?ドゲザナンデ!?」

「ほら。一鳴くん、聖杯戦争中に(リャン)ちゃんに逆レされたじゃないですか。倒された後に正気に戻って、良心の呵責に苦しむ(リャン)ちゃんを私がキャッチして、こうして謝罪の場を用意した訳です」

「ああ、それでケジメ……」

 

俺を逆レした秦良玉は、カルマ・リーの令呪でショタコンにされた秦良玉である。

意志と性癖を歪まされた彼女はしかし、倒された時に令呪の呪縛から解き放たれて正気に戻った。

で、アカシックレコードにただの情報として帰る前に精霊さんが捕まえたようだった。

 

「うん……まあ、悪いのカルマ・リーなんで、頭を上げてくださいよ」

「……うぅ、しかし」

「俺は気にして……いや、若干気にしてますけど」

「くひゅっ!」

 

変な声で呻く秦良玉。

面白いなこの人。

 

「でも、俺は大丈夫ですから。ほら、頭を上げて。立ってくださいな」

「はい……。寛大な対応、痛み入ります……」

 

俺は秦良玉を立たせる。

うん、この人は悪くないものね……。

 

「許してもらえて良かったですねぇ……」

「はい、精霊様もありがとうございます」

 

精霊さんにも頭を下げる秦良玉。

 

「さて、ケジメも済んだところで。一鳴くんには頑張ったご褒美を与えたいと思います!」

「やったぜ」

「おめでとうございます!」

 

精霊さんからのご褒美!

一体何が貰えるのかしら。

 

「私は5つのご褒美を用意しました。今からサイコロ神の力を借りて、どれを一鳴くんにあげようか決めようと思います!」

「結局サイコロかよぉ!?」

 

転生前にサイコロ振って訃堂じいじが上司になった大事故、俺まだ忘れてないからな!

 

「今回はハズレなしのオール当たりクジだから(震え声)」

「ほんとぉ?」

「ホントですって!さぁ、(リャン)ちゃん!唄ってください!」

「えぇっ!?私ですか?……わかりました。───何が出るかな?何が出るかな?テレレテンテン、テンテテン♪」

 

 

 

一鳴くんへのご褒美ダイス【1D6】

 

1 アーマード・コアの続編が発売される

2 デュオレリック用の聖遺物獲得イベント発生

3 訃堂による特別トレーニングイベント発生

4 秦良玉、2課加入

5 ヒロイン追加イベント発生

6 上全部持ってけドロボー!

 

結果【2】

 

 

 

「おめでとうございまーす!デュオレリック用の聖遺物が手に入りまーす!」

 

いつの間に手に持っていたのか、ベルをガランガラン鳴らす精霊さん。

 

「デュオレリック!シンフォギアの強化じゃないですか!やったぜ!」

「おめでとうございます、一鳴さん」

 

ぱちぱちと拍手をしてくれる秦良玉。

良い人だぁ……!

 

「でもデュオレリックって使うと負荷がヤバいですよね?」

 

デュオレリック。

シンフォギアと、別の聖遺物を用いたシンフォギアの完全強化型。

例えば響ちゃんのガングニールとミョルニルを用いたデュオレリックがある。ガングニールによる打撃とミョルニルによる電撃が合わさり実際強い。

しかし、デュオレリックを用いると、装者に多大な負荷が掛かり、幻影が現れて精神的に追い詰めてきたりする。

大いなる力には、大いなる責任が伴うという奴だ。

 

「確かに使うと負荷が掛かります。そして、今の一鳴くんではその負荷に耐える事は難しいでしょう……」

「そっかぁ……」

「しかし、心身ともに鍛えたらきっと難なくデュオレリック出来るようになりますから、頑張ってくださいね」

「了解でーす」

 

今の俺にはまだ扱い切れない、か。

悔しいけれど、仕方ないね。

今は、いつでもデュオレリック出来る手段を手元に残せるって事を重視しておこう。

 

「ちなみに俺のデュオレリックはどんな聖遺物なんです?」

「んふふ、それは秘密です」

「そんなぁ」

「ヒントは、一鳴くんのスダルシャン。それと同じくインドの聖遺物ですよ」

 

インドの聖遺物かぁ。

いっぱいあるから、わからねぇな(白目)

 

「さて、そろそろ時間のようですね」

 

と、精霊さんが言う。

そういえば、なんだか視界がぼやけてきたような。

 

「現実の貴方が起きかけているのですよ」

「夢から覚める、と」

「そういう事です」

 

そんな事を言っている間にどんどんぼやけていく視界。

もうそんなに余裕ないね。

 

「それではまた会いましょう。貴方の現世での頑張り、いつでも私は見ていますからねー!」

「はい!」

「ほら、(リャン)ちゃんも一言なにか言って!」

「ええッ、えっと、その……!───気持ち良かったですッ!(大混乱)」

 

秦良玉の鉄の理性はすでにどろどろに熔けていたようやね(白目)

 

そんな訳で。

俺の意識は現実へと戻っていった───




秦良玉はただのショタコンではない。
これだけははっきりと事実をお伝えしたかった。

そんな訳で聖杯戦争編は今度こそ終わり。
次回は恋人たちとの甘々イベントをやって、デュオレリックイベントかなぁ。
デュオレリックイベントの展開はこれから考えるのだけどね!

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