転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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FGOのイマジナリ・スクランブルなんとかクリアしました。
英霊ネモの評価で『んもー、不安になったらすぐ会談する』って言われてて草生えました。

そんな私はこのイベントで3万課金してネモ船長とゴッホちゃんお迎えしました。(金が解けていく瞬間が)たまらねぇぜ!


第四十三話 羅刹の王と月の微笑み②

 

『───── Sudarshan tron』

 

聖詠を唄う。

瞬間、シンフォギアがプロテクターを形成。

黒い部分の多い赤銅色の装甲。

細身の機械鎧は全身を覆い、腰から伸びる大型スカートアーマーは下半身を隠す。

胸部装甲は上に伸びて喉を隠す。

前回の秦良玉戦での反省から喉と腹を防御するスタイルに変更したのだ。

そして最後に背中に光輪めいたアームドギア形成。

 

シンフォギアを纏った俺はラーヴァナに向けて駆け出す。

隣にはダウルダヴラのファウストローブを纏うキャロルちゃん。

 

「羅刹の王、ラーヴァナか……」

「なんだ、臆病風に吹かれたか?」

「そういう訳じゃないんですけれどもね……」

 

そんなラーヴァナが現れたの、俺が原因なのかもしれないのがね……。

 

『それは違うぞ』

 

と、俺の側に浮くサイコロ神。

 

『元々ラーヴァナに準ずる驚異はこのタイミングで来る運命だった。それをかの精霊が歪曲して、貴公のデュオレリック獲得イベントにしたのだ』

 

気に病むな、という事か。

サイコロ神に慰められたわね。

 

「一鳴、そろそろラーヴァナに接敵する。気合を入れろ!」

「……っ、はい!」

 

さて。

気持ちを入れ替えよう。

対するはラーヴァナ。

ラーマーヤナのラスボスだ。

 

ラーヴァナの姿が見えてくる。

まだ遠く離れているのに、はっきりと姿が見える。

あれ、身長2階建ての建物くらいあるな。

ラーヴァナは街をずんずん進んでいる。

アスファルトを踏みしめて、乗り捨てられた車を踏み潰す。

 

「っ、報告より大きい!」

「キャロルちゃん、俺がラーヴァナを引きつけるから住民保護を!」

「わかった。……死ぬなよ」

 

そう言うと、キャロルちゃんは別の道を進む。

俺はそのまま真っ直ぐラーヴァナに向かう。

 

「……………ァ」

 

ラーヴァナにも気付かれた。

関係ない。

背中のアームドギアで先制攻撃───

 

「ラァァァァァァァァァァァマァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

 

叫ぶ。

叫ぶ。

ラーヴァナが叫ぶ。

思わぬ大音声に一瞬、怯んでしまう。

だが、その一瞬でラーヴァナの攻撃を許してしまう。

 

「アァァァァァァァ!!!!」

 

ラーヴァナが右手の曲刀、輝けるチャンドラハースを振るう。

チャンドラハースから光の斬撃が飛ぶ。

 

 

 

一鳴回避ロール【1D10】

 

1 チャンドラハースに魅了された!

2 避けきれない!

3 避けきれない!

4 チャンドラハースに魅了された!

5 避けた!

6 避けた!

7 避けた!

8 避けた!

9 チャンドラハースに魅了された!

10 回避して反撃した!

 

結果【8】

 

 

 

俺は右半身側のシンフォギアのブーストを吹かす。左側にクイックブーストめいて高速移動。

光の斬撃をなんとか躱した。

 

「あっぶぇ!!」

 

着地後、ブーストを吹かし足を踏みしめ、一気に加速。

ラーヴァナへの距離を詰める。

このまま、アームドギアを振るい攻撃……

 

───今回の一件、インド政府からラーヴァナもプシュパカ・ヴィマナもチャンドラハースもなるべく損傷なく返還して欲しいと言われていてな……───

 

攻撃、していいのかコレ?

 

「八紘副司令。ラーヴァナへの攻撃って、して良いんですかね?」

『……ラーヴァナを損傷させない範囲で攻撃を許可する』

「無茶を言わないで下さ、危なっ!」

 

文句を言おうとしたら、ラーヴァナが第二の光波を飛ばしてきた。

ギリギリで躱す。

うーん、それにしても。

倒せないならここで時間稼ぎしか出来ないぞ……。

 

 

 

住民の避難率進捗【1D10】

 

結果【4】0%

 

 

 

『現在、住民の避難率は4割ほど。一鳴くん、今しばらく時間を稼いでくれ。……現在、インド政府と協議している。訃堂司令にも話を通している。すぐに攻撃の許可は下せるはずだ』

 

それまでは耐えればいいのね。

もっとも、それまで俺が耐え切れたらの話だが。

 

「ラァマァァ!ラァァマァァァ!!ラァァァマァァァァ!!!」

 

見て、ほら。ラーヴァナがこんなにやる気マンマン。

というか、なんで俺を見てラーマ認定してるのよ。

 

ラーマ。

ラーマーヤナの主人公で、『神々には負けない』という加護を得たラーヴァナを倒すためにヴィシュヌ神が人間に転生した姿。

ヴィシュヌ神……?転生……?

スダルシャンは元々、ヴィシュヌ神の持つ武器の一つだし、俺は転生者だし……。

………………。

俺はラーマだった……?

 

「ラァァァァァァァマァァァァァァァア!!!!」

 

とかアホな事を考えているとラーヴァナが突進。

ブーストを吹かしてなんとか回避。

うん、冗談は置いておいて。

 

「スダルシャン使ってるからラーマ認定してるのか?ガバガバ判定かよ!?」

 

俺は振り向きながらアームドギアを投擲。

アームドギアは背中を向けているラーヴァナの膝裏に直撃。

膝が折れ曲がり倒れ込む。

 

「やったぜ」

 

俺はラーヴァナから距離を取る。

 

「友里さん!この近くに人気(ひとけ)のない所あります?」

『……、そこから東に400メートル先に緑地公園があるわ!』

「了解、そこに誘導します!」

 

街中で戦う訳にはいかないので、公園に誘導しよう。

俺は腰のスカートアーマーを二枚貝めいて開いて、小型戦輪射出。

ラーヴァナを小突きまくる。

 

「ラァァァマァァァ……!!」

「こっちだ、ラーヴァナ!」

 

公園に向けてブースト移動。

ラーヴァナは叫びながら俺の後を追ってくる。

……いや、速いな。割と素早いぞコイツ。

俊敏に動きながら小型戦輪を躱して追跡してくる。

流石羅刹の王と言ったところかしら。

 

「アァァァァ!!!」

 

だからって、負けるつもりも無いけれど!

 

 

 

一鳴VSラーヴァナ【1D10】

 

1 一鳴にチャンドラハースが直撃

2 一進一退の攻防をしつつも公園に到着

3 うっかり本気で攻撃してしまう一鳴

4 一鳴にチャンドラハースが直撃

5 一進一退の攻防をしつつも公園に到着

6 うっかり本気で攻撃してしまう一鳴

7 一鳴にチャンドラハースが直撃

8 一進一退の攻防をしつつも公園に到着

9 うっかり本気で攻撃してしまう一鳴

10 キャロルちゃん参戦

 

結果【2】

 

 

 

「ラァァァマァァァ……!」

「そぉい!そぉら!」

 

間近に迫るラーヴァナの剣戟を手に持ったアームドギア戦輪で弾く。弾く。弾く。

脳波コントロールでラーヴァナの背後に小突くようにぶつけようとした小型戦輪が、チャンドラハースで迎撃される。

その隙に距離を取る。

 

そんな攻防を繰り返してなんとか緑地公園にたどり着いた。

緑地公園はなかなか広く、そして人っ子一人いない空間であった。

ここでなら、街も壊さず人も傷付かずに済む。

 

「八紘さん!攻撃の許可は降りました!?」

 

 

 

訃堂VSインド政府【1D10】

 

1 普通に

2 考えたら

3 ただの役人が

4 訃堂のプレッシャーに

5 耐えられる

6 訳が

7 無いんだよなぁ

8 普通に

9 考えたら

10 インド政府に訃堂に匹敵するOTONAが居た

 

結果【1】

 

 

 

『一鳴くん!先程連絡があった!破壊許可が降りた!思い切りやってくれ一鳴くん!』

「わっかりましたぁ!」

 

訃堂司令はインド政府をわからせたらしい。

そんなんメスガキじゃくても屈服するわ……。

 

それはともかく。

ラーヴァナへの攻撃許可が降りたので思い切りやりましょ。

だが。

さっきから軽く攻撃してたけれども、ラーヴァナの身体クッソ硬いのよね……。

マッハ20で日本までやってくるぐらいだから、尋常ではない頑丈さではあるのだろうと予想してたけれど。

これ、『神々には負けない』加護は働いてないのよね。それでこの硬さ?チートか?

 

「ラァァァァァァァァア!!マァァァァァァァァァァア!!」

 

ラーヴァナが叫びながらチャンドラハースで斬り込む。

俺は手持ちのアームドギアをデンノコめいて高速回転させて受け止める。

火花が散る。

踏みしめた足が大地に沈んでいく。

力が、強い……。

 

「ラァァァ……」

 

眼前のラーヴァナの顔が、ニヤリと笑った気がした。

瞬間、受け止めているチャンドラハースが妖しく光る。

 

「しまっ……!」

 

翆の光で視界が染まる。

 

 

 

チャンドラハースの光【1D10】

 

1 身体の自由が奪われた

2 一瞬惑わされて押し負けた

3 キャロルちゃんが助けてくれた!

4 身体の自由が奪われた

5 一瞬惑わされて押し負けた

6 キャロルちゃんが助けてくれた!

7 身体の自由が奪われた

8 一瞬惑わされて押し負けた

9 キャロルちゃんが助けてくれた!

10 熱烈歓迎

 

結果【1】

 

 

 

「あ……ッ、ガ……ッ!」

 

身体が動かない……!

そんな俺を見て、ラーヴァナは一旦チャンドラハースを戻すと、天高く掲げる。

時刻は既に夜。

月明かりにチャンドラハースが照らされる。

チャンドラハースから、光が踊るように生じる。

光はどんどん増えて、輝きを増す。

それを俺は、見ることしか出来ない。

身体が動かず、逃げる事も止める事も出来ない。

 

チャンドラハース。

月の刃、あるいは月の笑み。

『神々には負けない』という加護を得たラーヴァナがシヴァ神に挑み、シヴァ神から認められて与えられた神剣。

月。

月、バラルの遺跡。

バラルの刃、バラルの笑み。

 

脳の命令を、身体に伝えられない。

()()()()()()()()()()()()()()()()……!

あぁ、これは。

ヤバいかも……!

 

 

 

一鳴くんのピンチに助けが……!?【1D6】

 

1 現実は非情である……

2 キャロルちゃん師匠!

3 キャロルちゃん師匠!

4 現実は非情である……

5 最近出番がなかった緒川さんが来た

6 最近出番がなかった緒川さん(兄)が来た

 

結果【4】

 

 

 

「アァァァァァ……ッ!」

 

ラーヴァナがチャンドラハースを振り下ろす。

先程とは比べ物にならない光の奔流が俺を飲み込む。

熱い。

痛い。

熱い。

 

奔流に飲み込まれて、吹き飛ばされる。

光が収まる。奔流が消える。

俺は、地に倒れ伏していた。

 

「う……ぐぅ……」

『一鳴くん!?』

 

友里さんの叫びが無線から聞こえる。

ダメージが大きい。

手に力を入れる。

身体に喝を入れる。

少しずつ立ち上がる。

……身体が、動く。

脳の命令を、身体が聞いている。

ダメージを受けたら治るのね……。

 

「ぶ、無事です」

『今キャロルちゃんが向かってるわ!なんとか耐えて!』

「……はい」

 

地響きが鳴る。

ラーヴァナが歩いて近付く。

キャロルちゃんが来るまで、耐えられるかコレ?

そんな事を考えていたら。

月を背に、ラーヴァナの背後に浮くキャロルちゃんが現れる。

……いや、来るの早いね。

 

キャロルちゃんの周りに四大属性によるエネルギー体が生じる。

そこからエネルギー砲発射。

ラーヴァナに命中。

 

「ギャアァァァァ!!!」

 

ラーヴァナがよろめく。

振り返り、キャロルちゃんを睨む。

 

キャロルちゃんはラーヴァナに向けてダウルダヴラの弦で攻撃。

ラーヴァナはチャンドラハースを閃かせて弦を切り裂いていく。

 

「一鳴!」

 

キャロルちゃんが叫ぶ。

ラーヴァナはこちらに背中を向けている。

チャンスだ。

俺は全身に力を入れて、手持ちの戦輪を投げる。

戦輪は炎を生じて高速回転。

ラーヴァナの背に命中。

 

「ガアァァァ!!」

 

ラーヴァナが悲鳴をあげる。

背から生えた腕が一本、切り裂かれて吹き飛ぶ。

傷口が炎で焼かれる。

アームドギアが回転して戻ってくる。

 

「ラァァァマァァァ!!!」

「一鳴!」

 

ラーヴァナが憎悪を込めてこちらを睨む。

同時にキャロルちゃんが俺の側に来る。

 

「まだ戦えるか?」

「……難しいですね」

 

チャンドラハースの光の奔流により、俺もシンフォギアもダメージを受けていた。

戦い抜くのは難しかった。

 

「一鳴、オレが隙を作るからお前は逃げろ」

「キャロルちゃん……」

「いいから、行け!」

 

心配する俺を背にラーヴァナに立ち向かうキャロルちゃん。

そのままラーヴァナが向かってくるのかと思ったが……。

 

「ゥゥゥ……」

 

ラーヴァナがチャンドラハースを降ろす。

そして───

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

大音声。

俺もキャロルちゃんも思わず耳を塞いでしまう。

大声で叫ぶラーヴァナの頭上に、突如として金色に輝く戦闘機が現れる。

大翼を広げる、機械の鳥。

プシュパカ・ヴィマナだ。

 

ラーヴァナは跳躍するとプシュパカ・ヴィマナの上に乗る。

そして、ラーヴァナとプシュパカ・ヴィマナは。

夜空に溶け込むように消えた。

そして、突風が吹く。

枯れ葉が吹き飛ぶ。

俺とキャロルちゃんは顔を伏せた。

 

「ぐぅぅ、なんだ?」

「逃げた、んですかね?」

 

俺とキャロルちゃんは顔を見合わせた。

 

「司令部!どうなっている!?」

『ラーヴァナの反応、消失したわ……。いえ、そもそもプシュパカ・ヴィマナの反応も突然現れて、突然消えたわ……。どういう事なの……?』

 

友里さんがそう呟く。

その疑問に答える人間は、この場のどこにも居なかった。

 

 

 




一鳴くん最近ダイス運悪いね。
ダイスが力を貯めていると見るべきか、ううむ……。
カッコいい主人公の姿、見せたいからもっと頑張ってくれ一鳴くん!
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