転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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処女作です。
宜しくお願いします。


本編
序章


「突然ですが貴方にはシンフォギア装者になって貰います」

 

死んだと思ったら目の前に綺麗な女性がいて、ははぁコレは異世界転生だな、と思ったらいきなり大変な事を言われた。

 

「何故いきなり、お前にはこれから苦難溢れる人生を生きてもらう、みたいな宣告食らうんですか?来世は地獄か修羅道なんですかねぇ……?」

 

シンフォギア世界は物騒なのだ。

ノイズとか異端技術とか錬金術師とか。あとはアダムにシェム神様、訃堂じいじ。

 

「むしろもう一度現代日本とかいうベリーイージーな文明に人として転生出来るのですから、ご褒美なのでは?」

 

まあ、突然でしたしね。そう言って女性は一つ咳払いする。

 

「改めまして、私は『戦姫絶唱シンフォギアXDUにオリジナルシンフォギア装者を出す精霊』です。シンフォギアのソシャゲーでオリジナルの装者出てくれないかなー、という一部のユーザーのモヤモヤした思いが凝り固まって生まれた……ある種の哲学兵装のようなものですね」

「……ずいぶんと、独特な生まれなんですね」

「よく言われます。……まぁ名は体を表す、という事でXDUにオリジナルシンフォギア装者を出すのが私の存在理由なんです。と、言っても私、力が弱いのでゲームそれ自体にオリジナル装者を出す力はないのですが」

 

ですが!と此方を指差す精霊さん。

 

「最近流行りの『異世界転生』の概念をちょっぴり流用する事で『戦姫絶唱シンフォギアそっくりな数多の平行世界』に『シンフォギア装者になる可能性の高い魂』を送り込む事で、オリジナルのシンフォギア装者をバンバン生み出しているのです!」

「そして今回シンフォギア世界に送り込まれる哀れな子羊が私、と。……私、そんなにシンフォギア適正高かったんですねぇ……」

「貴方の魂と精神が、幾つかの聖遺物に適合しているんです」

「幾つか?」

 

シンフォギアの聖遺物は、適合するのは一人一つ。多くて二つ、だった気がするが。

 

「貴方が今、肉体も名前もないあやふやな存在だからですね。彼我の境界があやふやだからこそ、無数の可能性を受け入れるのです。ですが、まあ、ここで。貴方の適合する聖遺物を決めちゃいましょうか!そこら辺決めないと貴方の送り先決められませんし」

 

と言って、精霊さんはサイコロを振った。

……え、サイコロ!?

 

 

 

チキチキ貴方の聖遺物はどーれ?【1D6】

1 カリバーン

2 天羽々矢

3 ゲイ・ボルク

4 ゼウスの鎧

5 スダルシャン

6 アダマスの鎌

 

結果、【5】

 

 

 

「うん、貴方の適合する聖遺物は『スダルシャン』に決定しました!インドの主神の一人ヴィシュヌの持つ輪っかの手裏剣、チャクラの事ですね。最近ではマハーバータラのアシュヴァッターマンが使うことでも有名です」

「アシュヴァッターマンは我がカルデアの主戦力の一人なので、この聖遺物の事は良くわかりますよ。所で今大事なことサイコロで決めませんでした?」

「これが一番上手くいくんです。私が決めるでもなく、転生者に任せるのではなく、運命に委ねるのが。

それより、自分の姿を見てください。先程までのふわふわ曖昧ボディから姿形が変わってますよ」

 

そう言われて自分の姿を見る。

思えば、先程までは手足どころか目も口も、何もかもがなかったオバケスタイルだった筈なのだが、今では良く鍛えられた、指の長い、男性の姿となっていた。

あやふやな姿から、確固たる己の姿へと。

 

「これが……私、いや。俺の……」

「貴方です。スダルシャンにふさわしい、貴方の魂。精神。心。そして愛」

「なぜそこで愛ッ!」

「言いたいだけですよね?あとは貴方のお世話になる組織のボスも決めちゃいましょうか!コレが決まったら、もう転生先は確定ですよ!」

 

そう言ってまた精霊さんはサイコロを振った。

 

 

 

チキチキ装者の元締めコンペ【1D6】

 

1 風鳴訃堂

2 風鳴八紘

3 風鳴弦十郎

4 櫻井了子(フィーネ)

5 ドクターウェル

6 キャロルちゃん

 

結果、【1】

 

 

 

「あっ」

「あっ」

 

とんでもない出目が出た。

 

「……ネタで入れた訃堂が出るとは」

「精霊さん、これ振り直し出来ません?あとネタで厄いの入れるなや(プチおこ)」

 

精霊さんは静かに首を横に振った。

 

「このサイコロ、運命の可視化という、ある種の神様でして。出た目に対する結果は絶対なんですよね……」

 

俺は土下座した。恥も外聞もなかった。

 

「お願い精霊さん!救済措置をください!訃堂じいじの部下とか絶対ストレスで死ぬ!あと結果出せなかったら殺される!助けて!!!」

「……そうですね。流石に訃堂じいじと二人きりは厳しいですよね。…………わかりました。救済措置をあげましょう!サイコロで!!」

「え?」

 

 

 

チキチキ救済措置レース【1D6】

1 綺麗なじいじ

2 綺麗なじいじ

3 副司令に八紘と弦十郎

4 副司令に八紘と弦十郎

5 技術部にフィーネとウェルとキャロルちゃん

6 上全部

 

結果、【6】

 

 

 

「えっ?」

「はっ?」

 

なんか、すごいのが、でた。

 

「ウソーん……」

「これはグラサイを疑われますね……」

「ていうかコレどんな状況なんですかね?地球上の最高戦力と銃後の守りと異端技術の専門家が一つの組織に居るっていうのは……」

「……サイコロさん!」

 

 

 

何が起こった金子のオッサン!【1D6】

1 ギリシャが欧州統一、背後にオリュンポス

2 ギリシャが欧州統一、背後にオリュンポス

3 パヴァリアが北米乗っ取り

4 パヴァリアが北米乗っ取り

5 シェム神様まさかのお目覚め

6 上全部

 

結果、【2】

 

 

 

「どうやらギリシャがなぜか生き残ったオリュンポス12神と共に経済破綻した欧州を統一、国際関係はガッツリ緊張している上にカストディアンとか異端技術の情報が表に出たようですね。

 

基幹世界でも欧州の経済破綻にギリシャだけは巻き込まれてませんし、もしかしたら本当にオリュンポス12神関係の話をXDUでするのかも」

「よし、まだマシだな!(感覚麻痺)」

 

シェム神様が起きてなくて本当に良かった。よかったぁ……。

 

「そんな訳でこんな世界に転生なんですが」

「行きたくねぇなぁ。でも興味はあるしなぁ」

「好奇心猫をもチョメチョメ、というやつですね」

「コヤツめハハハ」

 

なんだろう、まさかの訃堂から精霊さんとの距離が縮まった気がする。

 

「そういえば、この世界俺以外のシンフォギア装者っているんですかね?」

 

 

 

装者ガチャ【1D6】

1 ぼっち

2 ぼっち

3 ぼっち

4 ツヴァイウィング + クリスちゃん

5 ひびみく

6 F.I.S.組

 

結果、【5】

 

 

 

「立花響ちゃんと小日向未来ちゃんが仲間にいますよ!」

「百合っぷるに挟まる男、刺されそう(恐怖)」

「TSします?」

「止めときます。女の子は人間関係がギスギスしてそうですし。友達とか同期とかで頑張りますよ」

「そうですか。では……」

 

ふっ、と精霊さんが手をあげると、目の前に扉が現れた。

さまざまな音楽記号の彫られた扉だ。

 

「この扉の先が、貴方の向かう世界へ続いています。数多の苦難、数多の強敵が待ち受ける事でしょう」

 

それでも、そう言って精霊さんは微笑みかけた。

 

「沢山の幸せ、沢山の仲間。そして沢山の歌が貴方を待っています。

二度目の人生、悔いの無きように」

「ええ、頼れる仲間が付いているんです。負けませんよ、俺は」

 

俺は精霊さんと握手をした。

はじめはどうなることかと思ったが、今では会えて良かった、不思議とそう思った。

ドアノブに手をかける。

開けようとして、忘れていた事があったので、振り返った。

 

「いってきますッ!」

「はい、いってらっしゃい」

 

今度こそ、扉を開けた。

光が広がる。

一歩踏み出した。

光に包まれる。

歌が聞こえる。

もう一歩踏み出そうとして。

俺は───

 

 

 

「おめでとうございます。元気な男の子ですよ!」

 

 

 




とうとう投稿してもうた……。
エタらないように頑張ります。
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