転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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シフトが変わって平日がお休みになって筆が乗ったので連続投稿です。
果たして一鳴くんは修行を乗り越えることが出来るでしょうか……。


第五十六話 殺戮迷宮霊廟 中編

◆前回のあらすじ◆

 

風鳴訃堂によって、危険な罠が無数に仕掛けられた霊廟に放り込まれた一鳴。

出口は奥にしかないぞ、進め!

なお一度死にかけた模様……。

 

 

 

一鳴くんの霊廟挑戦!その3【1D10】

 

1 罠だ!

2 罠だ!

3 罠だ!

4 攻略のヒントだ!

5 休める場所だ!

6 骸骨だ!?

7 攻略のヒントだ!

8 休める場所だ!

9 殺意の高い罠だ!

10 宝箱だ!

 

結果【5】

 

 

 

「おぉ……!」

 

武装埴輪を倒した後、道に迷ったり行き止まりだったり。

霊廟内をあっちこっち行って辿り着いたのは、明るい空間であった。

天井には部屋全体を照らす程の光源。小さな太陽のような球体がぶら下がっている。

なんらかの聖遺物だろう。

 

地面には芝生が生えており、所々に小さな花が咲いている。

部屋の中央には小さな池がある。

綺麗な水だ。

水の中では小魚が泳いでいる。

……毒は無さそうだ。

 

「そういや、喉乾いていたんだった」

 

手で水を汲み、飲む。

……冷たくて美味しい。

 

「ふぅ……」

 

俺は池の側に腰を下ろした。

存外、疲れが溜まっていたらしい。

自然とため息が出てしまった。

 

「出口はどこにあるんだろ……」

 

訃堂司令は霊廟の奥にあると言った。

第一階層の奥にある、と。

ここが第一階層だとするなら、まだまだ下の階層があるということか。

……もっと下に行けとか言われないよね?

 

「……もう行こう」

 

嫌な考えを振り切るように立ち上がる。

十分癒やされたし。

ダメージを負っていたら、そのダメージも幾らか回復しそうな場所だ。

ヒールスポット、というやつやね。

まるでゲームだぁ……!

 

 

 

一鳴くんの霊廟挑戦!その4【1D10】

 

1 罠だ!

2 罠だ!

3 罠だ!

4 攻略のヒントだ!

5 迷った!?

6 骸骨だ!?

7 攻略のヒントだ!

8 迷った!?

9 殺意の高い罠だ!

10 宝箱だ!

 

結果【8】

 

 

 

「あれ?」

 

霊廟を幾らか進んだ後。

気付いた。

ここ、さっきも通ったな、と。

 

三叉路なのだが、右に進んだら左から出てきてしまったのだ。

よく似た三叉路なのでは、と思ったが壁に傷が付いていたので同じ三叉路だと気付いたのだ。

壁の傷は、おそらく先人が付けたものだろう。

横に5本、縦に4本の格子状の傷だ。

 

「……あそこの道を左に行ったら戻ったから、じゃあ右か」

 

もう一度右側の通路に進む。

その後分かれ道を右に進む。

その後分かれ道。

今度は左。

更に───

 

 

 

脱出出来た?【1D10】

 

1 ダメみたいですね……

2 ダメみたいですね……

3 ダメみたいですね……

4 殺意の高い罠だ!

5 宝箱だ!

6 霊廟攻略のヒントを見つけた。

7 霊廟のコントロールルームを見つけた。

8 霊廟攻略のヒントを見つけた。

9 殺意の高い罠だ!

10 宝箱だ!

 

結果【4】

 

 

 

通路を歩む。

三叉路で迷ってから、あっち行ってこっち行って。

なんとか見たことのない道を進んでいたら。

奇妙な感触の床を踏んでしまい。

カチリ、と音がした。

 

「……まさか」

 

ゴゴゴ、と音がする。

轟音が近付いてくる。

嫌な予感がする。

 

「ウソでしょ……ッ!?」

 

通路の先から巨大鉄球が転がってきていた。

通路を塞ぐ程の大きさだ。

その鉄球が、時速何キロだろうか、一般道の車より早い速度で迫る。

 

「インディ・ジョーンズかよぉ!!?」

 

逃げ場はない。

踵を返して逃げるか、あの鉄球を破壊するか。

鉄球は結構な質量だ。

しかも、この霊廟に仕掛けられた罠。

扉や壁の材質同様破壊出来ないかもしれない。

ならば、逃げの一択だ。

 

「うおおーッ!? 日輪航路だーッ!」

 

アームドギアの大戦輪の内側の縁に足をかける。

大戦輪がタイヤの如く回転し、疾走。

炎の轍を残して走る。

その轍を踏み消していく鉄球!

命を懸けたレースが始まった。

 

 

 

一鳴VS鉄球【1D10】

 

一鳴【4】+5(本気補正)

鉄球【3】+3

 

 

 

「うおおーッ、曲がり角!」

 

俺は三叉路まで戻ってきていた。

鉄球とのデットヒートになんとかリードしていた。

が、そこまで鉄球が迫ってきていた。

俺は通路の一つに身体を潜り込ませると、大戦輪から降りる。

そして、そのまま大戦輪を通路の出入り口に向けて構える。

鉄球が迫る。

鉄球が疾走したままこちらに来る。

俺は身体に力を込めた。

 

「……ッ!」

 

鉄球が戦輪に擦れる。

物凄い重さ、物凄い力だ。

だが、なんとか耐えきる。

そして、そのまま鉄球は別の通路に向けて転がっていった。

 

「ハァー、ハァー、助かった……」

 

思わずへたり込んだ。

この霊廟、エゲツない罠が多すぎるよぉ!

 

 

 

一鳴くんの霊廟挑戦!その5【1D10】

 

1 罠だ!

2 罠だ!

3 罠だ!

4 攻略のヒントだ!

5 攻略のヒントだ!

6 骸骨だ!?

7 攻略のヒントだ!

8 攻略のヒントだ!

9 殺意の高い罠だ!

10 宝箱だ!

 

結果【8】

 

 

 

霊廟を進む。

右に進み左に進み。

行き止まりで引き返したりして。

歩みを進めていると、通路にソレがあるのが見えた。

 

「また埴輪だ……」

 

通路の片隅に埴輪が立っているのだ。

武装していない、素の埴輪。

ハニーちゃんの同型だろうか。

 

「……?」

 

その埴輪は近づいてもなにも反応しない。

……壊れているのだろうか。

 

「……………ギ」

 

いや、まだ活きている。

わずかに反応があった。

俺は咄嗟に後退する。

 

「グ……………ギギ」

 

埴輪の目から光が放たれる。

光は通路の壁に当たる。

その光はなにかの図形の形を映し出す。

 

「これ……地図か?」

 

その図形は正方形の中に無数の線が走っていた。

正方形の下辺から通路が伸び、上辺中央辺りに広い空間。円形の部屋。

おそらく、この霊廟の地図だ。

プロジェクションマッピングめいた技術で映し出したのだろうか。

 

下の辺の通路が、おそらく出入り口。

上の辺の空間が、出口のあるこの階層の最奥か。

で、現在位置だが。

地図に光る点がある。

これだろう。

その点は地図の左辺の真ん中辺りにある。

ちょうど、霊廟の半分を過ぎたあたりか。

 

「あ、スマホで撮っとこ」

 

ぱしゃり。

スマホで地図の写真を撮る。

これで、後で見直す事も出来る。

 

「ありがとね」

 

俺は埴輪を撫でる。

 

「ギ」

 

そう言うと、埴輪の目から光は消えて反応しなくなった。

俺は少し埴輪を撫でると、その場を後にした。

 

 

 

一鳴くんの霊廟挑戦!その6【1D10】

 

1 奥に辿り着いた!!

2 罠だ!

3 罠だ!

4 骸骨だ!?

5 奥に辿り着いた!!

6 骸骨だ!?

7 宝箱だ!

8 宝箱だ!

9 殺意の高い罠だ!

10 奥に辿り着いた!!

 

結果【7】

 

 

 

スマホで撮った地図を頼りに進む。

道に迷わずにスイスイ進めて楽である。

……果たして修行になるかと言われると困るが。

そうしていると、小部屋に辿り着く。

ここを右に曲がると、奥まで最短なのだが。

 

「…………宝箱だ」

 

部屋の真ん中に宝箱があった。

いや、宝箱というか箱というか。

1メートル程の横幅で、高さは50センチほどか。

あからさまになにか入ってそうな箱だ。

 

 

 

宝箱の誘惑【1D10】

(数値が高い方の感情が勝る)

 

歓喜【1】

冷静【1】

 

 

 

怪しい。

あからさまに怪しい。

レーザーだの武装埴輪だの鉄球だの。

殺意溢れる罠が仕掛けられた霊廟である。

絶対に罠だ。

罠、なのだが。

 

「……気になる」

 

気になるのだ。

宝箱と見ると開けたくなるのがRPGプレイヤーである。

それが現実に宝箱があったら尚更だ。

だが、宝箱に罠を仕掛けるのは常套手段だ。

開けたら毒ガスが出たり、宝箱自体が敵だったり。

宝箱、スレンダーな肢体、むしゃむしゃ……うっ、頭が……!

 

 

 

どうする、一鳴!【1D6】

 

1 無視する

2 無視する

3 無視する

4 開けちゃう

5 開けちゃう

6 取り敢えず蹴ってみる

 

結果【5】

 

 

 

えーい、開けちゃおう!

罠なら咄嗟に離れれば良いだけだし!

よし、開けよう!

 

 

 

宝箱判定ダイス【1D10】

 

1 空っぽ

2 空っぽ

3 毒ガスが吹き出した!

4 宝箱の中から腕と舌が!

5 毒ガスが吹き出した!

6 空っぽ

7 金印だ!

8 勾玉だ!

9 宝箱の中から腕と舌が!

10 おっ!

 

結果【9】

 

 

 

「えっ?」

 

宝箱を開けたら中から腕と舌が飛び出した。

腕は俺を掴み、舌が俺をなめる。

よく見たら、宝箱に歯が生えてる。

 

ミミックだった!!

 

「ヌゥーッ!」

 

ミミックが俺を宝箱の中に引き摺りこもうとする。

引き摺り込まれたら最後、俺はミミックのご飯になってしまう!

 

 

 

一鳴VSミミック【1D10】

 

一鳴【1】+5(本気補正)

ミミック【7】+5(不意打ち補正)

 

 

 

「グワーッ!」

 

ミミックには勝てなかったよ……。

俺は宝箱の中もとい、ミミックの口に引き摺り込まれてしまう。

 

 

 

一鳴ダメージロール【1D10】

(10以上で……)

 

結果【5】

 

 

 

ぺっ、と吐き出された。

シンフォギアが硬いお陰で吐き出されたようだ。

 

「お返しだコノヤロー!」

 

俺はミミックに戦輪を叩き込む。

脚が生えていない、身動きしないミミックなのでモロに戦輪を食らうミミック。

バキッ、と宝箱部分が砕けて、ミミックは動かなくなった。

 

「うぅ、痛い……」

 

ミミックに思いっ切り噛まれたので、お腹と背中から血が出ている。

止血法ぐらいなら習ってるしなんとかなるが。

それでも、痛みは走る。

 

 

 

ミミック戦での戦利品【1D6】

 

1 なんもないよ

2 なんもないよ

3 金印だ

4 勾玉だ

5 ……ペンダント?

6 おっ!

 

結果【2】

 

 

 

ミミックの口の中を漁る。

なにもない。

なにもない。

なにもない。

……ゲームだったら何某か落としてるのに。

現実は非情である……。

無視してさっさと進んだら良かった……。

 

 

 

一鳴くんの霊廟挑戦!その6【1D10】

 

1 奥に辿り着いた!!

2 奥に辿り着いた!!

3 奥に辿り着いた!!

4 奥に辿り着いた!!

5 奥に辿り着いた!!

6 奥に辿り着いた!!

7 奥に辿り着いた!!

8 奥に辿り着いた!!

9 奥に辿り着いた!!

10 奥に辿り着いた!!

 

結果【6】

 

 

 

ミミックとの激闘の痛みに耐えて。

俺はなんとか奥まで辿り着いた。

 

「おお!」

 

霊廟第一階層、その最奥は劇場のようであった。

円形劇場だ。

天井までは20メートル程か。ドーム状の壁には客席が並び、高い壁で俺のいる場所と隔てられている。

俺は劇場の中にいる。

石畳の床ではない。リノリウムのような、光沢のある床。

およそ古代に造られたものではない。

いや、先史文明期にほど近い時に造られた霊廟だったか。

 

その劇場の最奥。

出口が見えるその前に。

巨大な四本脚の埴輪。

犬の埴輪だ。

高さ3メートル、全長は5メートルほど。

霊廟の、番犬といったところか。

 

「ギギギ! ワンワン!」

 

埴輪犬がこちらを見る。

口の部分が開く。

光が見える。

嫌な予感がした。

咄嗟に回避。

その一瞬後、俺がいた場所をレーザーが通過した。

俺を瀕死にまで追い込んだ通路のレーザー、あれとは一線を画する威力のレーザーだろう。

通路のレーザーは糸のような細さだが、今のレーザーは人一人覆える程の太さだったし。

 

俺は戦輪を構えた。

埴輪犬がお尻からブースター炎を出して突進してくる。

俺と埴輪犬が交差した。

 

 

 

一鳴VS埴輪犬【1D10】

 

一鳴【8】+5(本気補正)

埴輪犬【4】+5(性能補正)

 

 

 

埴輪犬は強い。

突進の速度は速く、口から出すレーザーは鋭い。

また、前脚による踏みつけは劇場の地面を揺らす。

だが。

 

「攻撃が単調なんだよ!」

 

すべての攻撃が単調なのだ。

突進した後はしばらく動かなくなるし、レーザー撃つときは身体も頭も固定してるし。踏みつけ攻撃はそもそも脚を振り上げる動作で予測できるし。

つまり。

慣れてしまえば簡単に倒せるということだ。

 

「イヤーッ!」

 

俺の大戦輪による一撃が埴輪犬の首を捉える。

埴輪犬にヒビが入り、そのまま首を落とす。

 

「ギギギ……クゥーン」

 

一つ鳴くと、埴輪犬は動かなくなる。

と、同時に埴輪犬の胴体が倒れる。

 

「……勝った」

 

ミミックによる痛みは残ってたが。

なんとか勝てた。

勝てたが。

 

「これで終わり、か?」

 

なんというか。

強くなった、という実感が湧かない。

霊廟の罠、埴輪は強大だったが。

修行としてなにかを学べたか、というと『油断しない』という事しか学べなかった。

いや、それも大事なんだけども。

 

「ほう、あの番犬に勝てたか」

 

と、声。

見ると、出口の方から訃堂司令が歩いてくる。

腰には群蜘蛛を佩いている。

 

「訃堂司令! 仕事は?」

「テレワークじゃ」

 

訃堂司令はハイテクにも通じていたようで。

 

「さて、一鳴くん」

 

訃堂司令が語り掛ける。

 

「ここまで様々な罠を乗り越えて来たようじゃの」

「本当ですよ」

 

レーザーに撃たれたり鉄球に追いかけられたり。

 

「宝箱の罠にも引っ掛かったみたいじゃの」

「そうっすね(震え声)」

 

俺の身体の傷を見て訃堂司令はそう言った。

 

「さて」

 

訃堂司令は群蜘蛛を抜いた。

 

「訃堂司令……?」

「最終試練じゃ」

 

群蜘蛛を立てて構える訃堂司令。

八相の構え、というらしい。

 

「ワシを倒してみせい、渡一鳴!!」

 

 

 

 

 

 

後編に続く……。




Q.どうして一鳴くんはことごとくアブナイ罠に引っ掛かるんですか?

A.苦難の道を歩むのは転生オリ主の特権だから(ダイスの女神様による超絶震え声)

そんな感じの中編でした。
本当なら前後編の2話で終わる予定でしたが、一鳴くんがアブナイ罠に何度も引っ掛かるから長くなったのね……。
しかもせっかく宝箱見つけてもミミックだったし、しかもそのミミックも何も残さないし。
なんでこんなに運がないのよ……。

そんな訳で次回、VS訃堂司令です。
霊廟内の地下劇場にて、一鳴くんとちょっと本気の護国の防人がぶつかり合います。
次回もお楽しみにね───

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