転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです 作:アノロン在住の銀騎士
面白い小説を読んで執筆意欲が湧いたので初投稿です。
最近小説書けねぇ! って時が多かったのでウレシイウレシイ。
やっぱ新しい風取り入れないと良い物は書けないのよね。
5月初旬。朝10時。
ゴールデンウィークのある日。
俺は、駅前の『忠狼シフ像』の前で人を待っていた。
アルトリウスの大剣を咥えたシフ像の下には、多くの人が集まっている。
俺と同じように、人を待つ人。
行き場もなく、適当に集まった若者。
そういった人たちに向けた露天商。
割とカオスな町並みであった。
そんな、混み合った人の群が、ザワザワと騒ぎ出す。
そして、モーセが割った海のごとく両脇に避けていく人たち。
そして、開かれた人の間を、スーパーモデルのように歩いてくる一人の女の子。
美しいブラウンの髪をポニーテールにして、黒いブラウスとクリーム色のスカートを履いた美少女。
透き通るような白い肌と大きな瞳、高い鼻の顔。そして、メリハリが効きつつもムッチリしたスタイル抜群の外国人。
高校一年生になったセレナちゃんである。
「おまたせしました、一鳴さん」
俺の目の前に来たセレナちゃんがそう言う。
「ん、俺も今来た所です」
本当は三十分前に来たのだけれど、多少はね?
「えへへ、ちょうどよかったですね」
そう言うと、セレナちゃんは俺の左腕に絡みつく。
「じゃあ、早速行きましょう!」
俺はセレナちゃんに連れられて歩きだす。
それを見る人たちは羨望と嫉妬、そして仄かな憎悪に染められている。
そりゃそうよね、こんな超絶美少女と親密に腕を絡ませる男には嫉妬するよねぇ。
でもしょうがないよね、俺とセレナちゃんは恋人だもの(優越感)
「今日は、一鳴さん独り占めですね」
「そうよ、今日はセレナちゃんだけの俺ですよ」
「えへへ、今日は目一杯楽しみましょうね!」
本日、セレナちゃんとデートである。
俺と、セレナちゃんだけの。
セレナちゃんがプランを考えてリードしてくれるデートである。
そして。
「一鳴さん、夜は期待しててくださいね♡」
セレナちゃんが耳元で囁く。
目を細めて、潤んだ瞳で俺を見る。
獲物を見る女豹の顔、あるいは男を誘う雌の顔。
つまるところ。
今日は、セレナちゃん主催のお泊りデートなのであった。
「……楽しみです」
俺はそれだけ絞り出す。
うん、マリアさんと旅館でお泊りデートしたのに対抗して主催したのが今回のデートである。
気持ちはわかる。
自分の姉がいつの間にか自分と共同で付き合ってる好きな人とネンゴロしてたら対抗心と嫉妬心が湧くわよね。
「それで、最初にどこに行くんです?」
セレナのデートプラン(1/3)【1D10】
1 映画館
2 喫茶店
3 本屋さん
4 対魔忍ショップ
5 水族館
6 服屋さん
7 博物館
8 商店街
9 公園
10 ランジェリーショップ
結果【8】
「商店街です」
駅の近くの商店街である。
結構いろいろな店が揃っている。
「なにか欲しいものでも?」
「色々、小物が欲しくって。学生寮って以外と物がなくて」
セレナちゃんは現在、リディアン音楽院の学生寮で暮らし、そこから学校に通学している。
だから、寮生活で欲しい物を買いたいのね。
「それに、商店街で一鳴さんと一緒にデートして、一鳴さんの事自慢したくって」
少し、顔を赤らめるセレナちゃん。
可愛い。
「ふふ、ありがとうございます。俺も、セレナちゃんの事見せつけたいです」
「えへへ、じゃあもっとくっつかないとですね」
そう言うと、更に密着してくるセレナちゃん。
大きな胸が、胸が!
「えへへ♡」
セレナちゃんの目が肉食獣に変わる。
コワイ!
イベントダイス【1D10】
(1ほどバット、10ほどグッドイベント)
結果【5】
「む、一鳴くんにセレナくんか」
密着するセレナちゃんとお店を冷やかしてると声をかけられた。
声をかけてきたのは弦十郎さんだ。
「弦十郎さん、ドーモ。今日休みでしたか」
「ああ。いい天気だし、映画でも見ようかと思ってな。二人はデートか?」
「はいッ!」
元気のいい返事のセレナちゃん。
「はは。そうか。なら、俺はお邪魔だな」
「お邪魔だなんて……」
「いや、いいんだ。二人で楽しむといい。……あ、そうだ」
と、ポケットをまさぐる弦十郎さん。
「あった。これをあげよう。商店街のサービス券らしい。入り口で貰ったんだ」
「いいんですか?」
「ああ。俺は使わないからな」
と、サービス券を渡す弦十郎さん。
商店街の中のお店に使うと少し安くなったり小物がついてきたりするらしい。
「ありがとうございます!」
「ああ。ではな」
そう言って去っていく弦十郎さん。
「良かったね、セレナちゃん」
「はいッ! 早速使えますね」
そんな訳で。
弦十郎さんのサービス券は大いに活用された。
セレナのデートプラン(2/3)【1D10】
1 映画館
2 喫茶店
3 本屋さん
4 対魔忍ショップ
5 水族館
6 服屋さん
7 博物館
8 対魔忍ショップ
9 公園
10 ランジェリーショップ
結果【7】
さて。
お昼ごはんを商店街の中のサイ○○ヤで済ました俺たちは、今度は博物館に来ていた。
「博物館?」
「はいッ」
なんでも、今博物館で「魅惑のインド神話展」なる催しをしているらしい。
インド神話の紹介やインド神話由来の聖遺物が展示されてるとか。
……聖遺物?
「マムも関わってるんです、今回」
ナスターシャ院長がアメリカの保有する聖遺物の一時貸し出しに奔走したらしい。
凄いなナスターシャ院長、あのアメリカから聖遺物引き出したとか。
……そういえば、八紘さんがインド政府と色々調整してたような。
展示会がどうとか、護衛がどうこうとか。
思えば、一般客に混じって目つきの鋭い黒服の人とかサイバネ強化された人間が。
あ、あの黒服の人二課で見たな。
この展覧会、二課も関わってるな。
「さ、一鳴さん行きましょう!」
俺を引っ張り博物館に入っていくセレナちゃん。
あ、黒服さんに頭下げられた。
あっちのサイバネ強化人間は生暖かい目で見てくるし。
イベントダイス【1D10】
(1ほどバット、10ほどグッドイベント)
結果【10】(クリティカル)
「あ、一鳴さん。愛の矢ですって」
と、とある展示物が目に入る。
展示台に乗ったそれはガラスに覆われている。
そのガラスの向こうには一本の矢。
サトウキビの花の矢だ。
枯れては居るが、不思議な威圧感を感じる……。
カーマ。
インド神話の愛の神であり、また美男子であるとか。オウムに乗っており、サトウキビで出来た弓と矢を持つ。
その矢で射られるとたちまち恋情を催すとか。
でも瞑想中の破壊神シヴァに矢を射って怒られて第三の目から出たビームで焼かれて灰になった神様である。
哀れ……。
その花の矢が目の前にある。
うん、これは本物だわ……。
なんとなく、わかる。
聖遺物特有の、力を感じる……。
「射抜かれた者はたちまち恋情を催す……」
なぜかその矢をネットリ見るセレナちゃん。
「お手にとってご覧になりますか?」
と、学芸員さん。
「え、これ貴重なものじゃないんですか?」
完全聖遺物よ、これ?
しかもこれ、日本保有じゃなくてインド保有よ?
側に立ってるサイバネ強化インド人の視線が強いよ。
「大丈夫です! なんというか……、矢が貴方たちを気に入った、そんな気がするんです!」
そう力説してガラスケースを手際よく外す学芸員さん。
インド人の目が光った。
「さ、どうぞ」
と、矢を差し出す学芸員さん。
いや、いいの……?
俺はインド人を見た。
「ダメヨ」
「大丈夫ですッ!」
学芸員は力強い。
いや、インド人ダメって言ったじゃん!
ダメじゃん!
「少しだけです、少しだけ! ね、ね!」
「ンー、スコシダケヨ」
インド人が折れた!
もっと頑張れ貴重品だぞ!
「じゃあ遠慮なく」
と、セレナちゃん。
いつの間にかその手には白い手袋。
学芸員さんから渡されたものか。
「へー、花で出来てるから軽いです」
「そ、そうなのね」
壊さないでね、セレナちゃん。
とか、思ってたら。
「え、矢が……!」
なにやら様子が変である。
見ると、矢がピクピクと動いている。
「え、なにこれ?」
「か、一鳴さんッ!? ど、どうしよう」
「と、とりあえず学芸員さんに返して……」
「矢が動いた! すごーい!」
「スゴーイ!」
学芸員さんとインド人は呑気に驚いている。
驚いている場合じゃないよぉ!
「あ!」
矢がセレナちゃんの手を離れて飛ぶ。
その先には……。
矢の向かう先【1D10】
奇数で一鳴
偶数でセレナ
結果【3】
矢が向かったのは俺であった。
物凄い瞬間速度で飛んだカーマの矢は、とっさに構えた俺の腕に刺さる。
「うッ!」
「一鳴さん!?」
「うん、へい、き」
俺は矢を引き抜いた。
矢が刺さった痛みはそれほどなかった。
むしろほぼ無痛。
だが。
身体が、熱くなる。
心が、軋む。
魂が、乾く。
「一鳴さん! 一鳴さん!!」
思わず蹲る。
セレナちゃんが、そんな俺にしゃがみこんで介抱しようとする。
「一鳴さん、しっかりしてください!」
「セレ、ナ。ちゃん……」
セレナちゃんの顔を見る。
泣きそうな顔で焦るセレナちゃんは、とても。
とても。
「う、セレナちゃんが可愛い!」
「一鳴さん!?」
「セレナちゃん可愛いヤッター!」
うーん、セレナちゃんが可愛い。
好き!
いや違う!
「う、カーマの矢!」
「あ、恋情!」
そういう事であった。
カーマの矢で恋情催された結果セレナちゃんがスゴイ可愛い。
可愛いヤッター!
「コレヤバイヨ。オマエノセキニンモンダイダヨ」
「わ、私のせいですか!?」
インド人と学芸員さんが揉める。
うぅ、とにかく矢を渡そう。
「学芸員さん、とにかくコレ受け取ってください」
「ええ、私に刺さったらどうするですか!?」
「いいから受け取れよアンタが原因でしょ!!」
及び腰の学芸員に無理矢理カーマの矢を渡す。
これで矢については安心だけど……。
「一鳴さん、大丈夫ですか……」
「ごめんね、セレナちゃん。セレナちゃんが可愛すぎて無理。死ぬ、尊すぎて無理」
「一鳴さーん!?」
もうダメだ。
セレナちゃん可愛すぎて神。
神というか女神?
天使?
マジ、カワイイエンジェルゴッデスセレナちゃん。
セレナちゃんが絡むと思考が駄目になるなコレ……。
「ど、どうしよう」
「……オマエラカップルカ?」
と、サイバネ強化インド人。
「え、あ、はい」
「ナラ、ヤルコトヤレバナオルヨ」
「え、やることって……その」
セレナちゃんが顔を赤らめる。
つまりはそういう事であった。
え、まだ昼よ?
「カーマがシヴァ神に矢を射ったのは、シヴァ神が瞑想に夢中でパールヴァティー女神と子づくりしなかったからなんです」
と、学芸員さんが続ける。
「逆に言えば、ずっとムラムラさせる矢をシヴァ神に射る訳ない、という事で」
「コヅクリシロヨ」
インド人はブレねぇなぁ。
「か、一鳴さん!!!」
と、可愛いセレナちゃん。
「ほ、ほ、ホテルの予約は、取ってるんでしゅが!!!」
セリフを噛んだセレナちゃんキャワワ……。
それはそれとしてホテルは予約済み。
まあ、今日ははじめからそれ目的のデートだものなぁ。
「うぅ、可愛いセレナちゃんと? ホテルで? 猥褻前後?」
「はい!!!」
「行きまぁす!!!」
そういう事になった。
◆カーマ神◆tipsな◆してやってり◆
クリティカルが出たのでデートは強制的にホテルに移行します。
◆そして朝◆tipsな◆カーマ神ご満悦◆
一鳴VSセレナ(意味深)【1D10】
1 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
2 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
3 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
4 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
5 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
6 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
7 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
8 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
9 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
10 カーマの矢でブーストされた一鳴くんに勝てる訳ないだろ!
結果【5】
ホテルである。
セレナちゃんの予約していた、ホテルの一室である。
キングサイズのベッドの上、俺とセレナちゃんが寝ていた。
全裸で。
俺はセレナちゃんを腕枕して、眠るセレナちゃんの頭を撫でている。
全裸で。
セレナちゃんカワイイを連呼する俺をタクシーに押し込めたセレナちゃんは、タクシーをホテルに向かわせた。
そこそこお高いホテルの一室を予約していたとか。
お金はマリアさんに借りたんだって。
言えばお金出したのに……。
それはそれとして。
ホテルに着いた俺とセレナちゃん。
部屋に入るなり、激しくキスをしながらお互いに服を脱がし合い。
そして、セレナちゃんを抱きかかえた俺がキングサイズのベッドに運んで、キングサイズのベッドが狭く感じるほどに愛し合った。
それはもう激しく激しく。
描写するとR18オーバーなので詳しくは言わないけれど。
一つだけ言えるのは。
「セレナちゃん可愛い」
えへへ、と。
セレナちゃんが眠りながら微笑んだ。
◆
今回のオチ。
「おはよーごさいまーす」
デートの翌日。
2課に出勤すると、なんか職員さんの目が優しい。
「おはよう、一鳴くん」
と、優しい目の友里さん。
「おはようございます友里さん。……みんなどうしたんです?」
「一鳴くん、インド神話展行ってたでしょ」
……あ。
二課もインド神話展に協力してたという事は。
「カーマの矢に射られて大変だったわね」
ニヨニヨと友里さん。
俺の暴走と、セレナちゃんの大声でのホテル誘惑も知らされていたと言うわけね(白目)
「大丈夫よ、みんなからかったりしないから」
と、大いにニヨニヨする友里さん。
からかいはしないね、からかいは……(震え声)
「おはよう、一鳴くん」
弦十郎さんである。
「その、大変だったな」
「ソッスネ(棒読み)」
うーん、やっぱり弦十郎さんまで報告されてるぅ。
「おはよ、一鳴くん!」
「おはよう」
了子さんとキャロルちゃんの登場だ。
「聞いたわよーなかなか派手にやったじゃない!」
「……避妊はしておけよ」
バシバシ背中を叩く了子さんと、耳まで真っ赤にした顔を背けるキャロルちゃん。
つまりはそういう事であった(恥晒し感)
「弦十郎さん今日は休みまーす!!」
と、宣言するも。
「駄目よー、今日は戦闘時のシンフォギアデータ取らないといけないんだから。その時に、色々聞かせてね♡」
了子さんにブロックされた。
俺の精神的な死が確定した瞬間であった。
どっとはらい!
まともにデートしてたの午前中だけじゃないか!
そんなデート回でした。
R18版はこれから書きます。
大人セレナちゃんのドスケベピクチャァ見たので執筆意欲スゴーイ状態なのよね。
なお描写力と書く時間。
気長に待っててくだせぇ……。
次回はツヴァイウィング回の予定。
懐かしのカルマノイズくんにも出番があるよ。
お楽しみに。