転生者はシンフォギア世界でオリジナルシンフォギア装者として生きるようです   作:アノロン在住の銀騎士

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最近マリアさんとセレナちゃんメインの話を書いてない気がしたので初投稿です。
リディアン音楽院で過ごすカデンツァヴナ姉妹をノゾキミしてみませう。



第七十六話 リディアン音楽院でのカデンツァヴナ姉妹

○マリアの場合

 

私立リディアン音楽院。

設立されて7年が経つ、新しい高校である。

音楽教科を中心にカリキュラムが組まれた、音楽に力を入れた高校であり、在校生や卒業生の中には有名なタレントやアイドルが存在する。

ツヴァイウィングの天羽奏も、その一人であり、片翼である風鳴翼もタレントコースに入学を予定されているとかいないとか。

そんな、音楽に力を入れた学院の三年生のクラスに、マリア・カデンツァヴナ・イヴは在席していた。

 

7月初旬、中間テストも終わりの時期である。

マリアもまた、一般教科のテストも音楽教科のテストも終わらせていた。

 

 

 

マリアのテストの出来【1D10】

 

1 一般教科も音楽教科もボロボロ

2 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

3 一般教科も音楽教科もトップクラス

4 一般教科も音楽教科もボロボロ

5 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

6 一般教科も音楽教科もトップクラス

7 一般教科も音楽教科もボロボロ

8 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

9 一般教科も音楽教科もトップクラス

10 熱烈歓迎

 

結果【8 一般教科まあまあ、音楽教科トップ】

 

 

 

「ふぅ、数学は強敵だったわね……」

 

と、黄昏るマリアであった。

リディアンは音楽に力を入れている。

入れてはいるが、一般教科がダメでも問題ない訳ではない。ないのだ。

なのでマリアも一般教科の勉強を頑張った訳で。

どれくらい頑張ったかというと、一鳴とのえっちを我慢して勉強した。

ヤりたい盛りのマリアが、我慢して勉強したのである。

 

それでも手応えはあまりなかった。

それでもせめて赤点は回避できたはずだ、と思っていた。

 

「マリアちゃん、テストどうだった?」

 

と、親しげな声。

同じクラスの天海春香、マリアの友人であった。

 

「あら春香。私は数学がちょっと自信ないわね」

「マリアちゃんも? 私もちょっとダメかもしれないなぁ……」

 

眉を下げてそう言う春香。

そこにさらなる声。

 

「春香は現代文も古典もダメじゃない」

「千早ちゃん!」

 

マリアと春香の共通の友人、如月千早である。

 

「まあ私は一般教科全部ダメそうだけれど」

「千早ちゃん……」

 

クールに言い放つ千早に春香はあきれた。

 

「仕方ないじゃない、仕事が忙しいんだもの」

「だからって全部ダメなのはどうかと思うよ?」

「大丈夫よ、赤点は回避してる……はず」

 

千早は目を逸らした。

春香も千早もタレントコースに所属しており、アイドルと学生を兼業しているのだ。

765プロダクションという、小さいながらも所属アイドル全員が全国区クラスの人気アイドルという凄まじいプロダクションである。

春香と千早は、その中でも更にトップに君臨する人気アイドルである。

つまり、その分仕事が忙しい訳で……。

むしろ千早が普通で、ちゃんと勉強してきた春香が偉いのかもしれない。

 

「それにしても」

 

千早は露骨に話を変えた。

 

「マリアさんの歌はいつ聞いても素晴らしいわね」

 

音楽教科のテストの話である。

教師の前で歌を歌う、というものだが、千早はそれを言ったのだ。

 

「うん、マリアちゃんの歌はとっても素敵だと思う!」

 

春香もまた頷いた。

マリアは微笑んだ。

 

「二人ともありがとう。二人の歌も素敵だったわよ」

「これでもアイドルだからね!」

「ええ。……ねえマリアさん」

 

千早が口を開いた。

 

「やっぱり、この前の話考え直してくれないかしら」

「……765プロに入ってアイドルデビューしてくれ、って奴かしら」

 

マリアが三年生に昇進した時、初めての声楽の授業。

マリアが歌声を披露した時、初めて同じクラスになった千早が手を握ってスカウトしたのだ。

自身の所属する765プロに、アイドルとして。

 

「ええ、マリアさんの歌は本当に素晴らしいわ。

万人の心を揺らす歌よ。歌一本でアイドルをやってる私には、その才能を世に埋まったままにはしたくないのよ。

765プロがイヤなら、他のプロダクションを紹介するわ。876プロや346プロ、283プロなんかも……」

 

熱弁する千早を、マリアは止めた。

 

「ありがとう千早、そこまで言ってくれて」

「マリアさん……」

「でもごめんなさい。やっぱり、その話は受けられないわ」

 

マリアは柔く微笑んだ。

 

「アイドルは恋愛厳禁、なんでしょう?」

「それは、そうだけれど……」

「ならダメね。私には愛する恋人が居るもの」

 

マリアはスマホを取り出した。

待ち受けには、一鳴の写真。

マリアの作った料理に舌鼓を打つ写真。いきなりカメラを向けられてキョトンとした隙だらけの表情。

マリアはそれを見て、笑顔を浮かべた。

 

「みんなに歌を聞かせる、それはとても魅力的。でも、愛する人と一緒に居られないなら私は、みんなの偶像にはなれないわ」

「そう、なら、仕方ないわね」

 

千早はため息をついた。

食い下がろうかと思ったが、マリアの表情を見て止めた。

恋する少女の、魅力的な笑顔。

人々に向けたら、誰もがファンになるだろう表情。

それを、ただ一人の少年に向けていた。

 

「その男の子がなんだか恨めしいわ。あなたの才能を独り占めするだなんて」

「ええ、そうね。私を独り占めする、罪な男よ」

「惚気は聞かないわよ」

 

クスリ、と千早は笑った。

 

「でもマリアちゃんは就職どうするの? そろそろ決めないとマズイんじゃない?」

 

春香が聞く。

 

「私の進路? それは───

 

 

 

マリアの進路【1D10】

 

1 ツヴァイウィングのマネージャー

2 ツヴァイウィングのマネージャー

3 ツヴァイウィングのマネージャー(の裏で動くマリアのアイドルプロデュース計画)

4 ツヴァイウィングのマネージャー

5 ツヴァイウィングのマネージャー

6 ツヴァイウィングのマネージャー(の裏で動くマリアのアイドルプロデュース計画)

7 ツヴァイウィングのマネージャー

8 ツヴァイウィングのマネージャー

9 ツヴァイウィングのマネージャー(の裏で動くマリアのアイドルプロデュース計画)

10 一鳴のお嫁さん

 

結果【5 ツヴァイウィングのマネージャー】

 

 

 

「知り合いのコネでね、とあるアイドルユニットのマネージャーをやる事になったわ」

 

マリアの言うコネとは弦十郎であり、とあるアイドルユニットとはツヴァイウィングの事である。

現在、緒川慎次がマネージャーを務めているが、助力が欲しいと八紘に相談しており、それを聞いた弦十郎がマリアに就職を斡旋したのだった。

 

マリアはリディアンで音楽全般について学んでいる他、かつてF.I.S.所属していた時にナスターシャから護身術の教授や船舶操縦法やヘリ操縦法を取得していたからである。

なお免許はまだ取っていない。二十歳になったら取る予定である。

 

「へー、アイドルのマネージャーになるんだ!」

 

春香が感心して言う。

 

「なら、私達と仕事で会うかもしれないわね」

 

千早もまた笑顔でそう言った。

 

「その時は、お手柔らかにね?」

「業界の先輩として、色々教えてあげるね?」

「春香の方が教わる側じゃないかしら?」

「千早ちゃんひどーい!」

 

三人は笑いあった。

平和な一日であった。

 

 

 

 

 

○セレナの場合

 

私立リディアン音楽院一年生の、とあるクラス。

高校生活最初の中間テストが終わり、リディアン生たちが姦しく騒ぐクラス。

その中に、セレナ・カデンツァヴナ・イヴの姿があった。

 

 

 

セレナのテストの出来【1D10】

 

1 一般教科も音楽教科もボロボロ

2 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

3 一般教科も音楽教科もトップクラス

4 一般教科も音楽教科もボロボロ

5 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

6 一般教科も音楽教科もトップクラス

7 一般教科も音楽教科もボロボロ

8 一般教科まあまあ、音楽教科トップ

9 一般教科も音楽教科もトップクラス

10 熱烈歓迎

 

結果【9 一般教科も音楽教科もトップクラス】

 

 

 

「……よし」

 

セレナが自信ありげにそう呟いた。

高校生活最初のテスト、悪い点を取ってマリアや調、愛する恋人一鳴に笑われないように頑張った結果が出たのであった。

一鳴とのえっちを我慢して勉強して良かった、そう心の底から思ったセレナである。

テスト頑張ったご褒美にいっぱい可愛がってもらおう、セレナはニヨニヨした。

 

「セレナちゃん、テストどうだった?」

 

そんなセレナに声をかけてきたのは、セレナの友人である島村卯月であった。

大型芸能事務所である346プロダクションの新人アイドルである。

 

「自信アリ、です! 卯月さんはどうですか?」

「私は……えへへ、ちょっと自信無いかな」

 

卯月は苦笑した。

その後ろから、二人の少女。

 

「だから言ったでしょ、もう少し勉強しよって」

 

卯月と同じく346プロ所属の新人アイドル、渋谷凛だ。

そしてもうひとり。

 

「まあ、仕方ないんじゃない? しまむーも私達も事務所でのレッスンあったし」

 

同じく346プロ所属の新人アイドル、本田未央だ。

 

「そ、れ、に。しまむー安心して! 私もダメそうだから!」

「自信満々に言わない」

 

ぺちっ、と未央の頭を叩く凛。

その様子にセレナと卯月は笑った。

 

「それにしても。セレナさんの歌、すごくキレイだったよね!」

「うん、そうだね」

 

卯月の言葉に、凛が頷いた。

声楽のテストで聞いたセレナの歌声の事である。

 

「もしかしてセレナもアイドル候補生だったりする?」

「ぜんぜん。ただの高校生ですよ」

「ほんとぉ?」

 

凛の言葉を否定するセレナ。

そのセレナを疑わしく見つめる未央である。

 

「うふふ、本当です」

 

笑顔で否定するセレナ。

なお、F.I.S.時代にシンフォギアの力を引き出す為に声楽のトレーニングを施されている為、そこらのアイドルよりも専門的なトレーニングは積んでいると言える。

それを言うセレナではないが。

 

「ならさ、これからアイドルデビューとかしないの?」

 

と、凛。

卯月が更に続けた。

 

「そうだ! ウチの事務所でデビューしようよ!」

「それ、ナイスアイデア!」

 

指を鳴らして賛同する未央であった。

 

「えーと、ごめんさない。アイドルはちょっと……」

 

セレナは困惑しながらも否定した。

 

「えー! やろうよアイドル!」

 

未央がすがりつく。

凛が引き剥がした。

 

「無理矢理誘わない」

「むぇー」

 

奇声を発して不満ですアピールする未央。

 

「ごめんなさい、未央さん。私彼氏が居るから……」

 

セレナがそう言う。

その瞬間、クラスから音が消えた。

セレナの言葉を聞いて、話し声が止まったのだ。

 

「………………か、かれし?」

 

ようやっと、未央が口を開く。

セレナが答えた。

 

「えっと、はい」

「かれしって、あの彼氏?」

「はい」

「Boyfriend?」

「流暢ですね未央さん」

「……えええええええ!!!!!???」

 

絶叫。

まさに絶叫であった。

前衛的なデザインのリディアン音楽院校舎が揺れた。

そして、セレナのクラスメイトがセレナの席に殺到した。

 

「セレナさん彼氏いたの!?」

「天使のようなセレナさんに!?」

「聖女系清純派のセレナさんに!?」

「どんな人!?」

「年上? 年下?」

「囲め、逃がすな!!」

「惚気を聞かせろ!!」

「キリキリ吐けぇ!!」

 

クラスメイトからの尋問めいた質問攻めを受けたセレナであった。

 

 

 

質問攻めされたセレナさん【1D10】

 

1 一鳴くんの人となりを吐かされた

2 ↑ + 一鳴くんとの出会いを吐かされた

3 ↑↑ + 初チューについて吐かされた

4 一鳴くんの人となりを吐かされた

5 ↑ + 一鳴くんとの出会いを吐かされた

6 ↑↑ + 初チューについて吐かされた

7 一鳴くんの人となりを吐かされた

8 ↑ + 一鳴くんとの出会いを吐かされた

9 ↑↑ + 初チューについて吐かされた

10 えっち関係諸々吐かされた

 

結果【8 ↑ + 一鳴くんとの出会いを吐かされた】

 

 

 

「3つ下の彼氏……」

「ちうがくせい……犯罪では?」

「セレナさんショタコンだったかぁ」

「孤児院に来たボランティアショタに一目惚れとは……なかなかやる!」

「キスはしたんか?」

「えっちしたんか?」

「腰つきとくるぶしを見ればわかる。セレナさんは非処女。このハレンチショタコン天使め」

「セレナさん非処女は解釈違いなんだよなぁ(怒り)」

「なんだぁテメェ、非処女でも天使は天使だろうが(迎え撃つ姿勢)」

 

クラスメイトの議論が白熱!

それをスルーして話し出す卯月たち。

 

「セレナさん、彼氏いたんだぁ」

「いいなぁ未央ちゃんも彼氏ほしーい!」

「私達はアイドルだから恋愛厳禁でしょ」

 

卯月と未央をなだめると同時に凛は納得した。

恋人がいたなら、アイドルデビューは出来ないな、と。

それを勿体なく思う凛である。

セレナの才能は、アイドル候補生である自分から見ても凄まじいものだ。

人を引き付ける外見。

人を離さない優しい性格。

人の心を癒やす歌。

 

望んでも鍛えても手に入らない人もいる。

それらの才能を持つセレナを羨ましいと思うし妬ましいと思う凛であった。

そんなことを考える凛を現実に引き戻す未央の声。

 

「ところでさ」

 

未央が赤面しながらセレナに聞く。

 

「みんなガヤガヤ言ってるけどさ、セレナはもうえっちして───」

 

デリカシーの無いことを聞こうとした未央の頭を、スパーンとはたく凛であった。

 




マリアさんもセレナちゃんも一鳴くんとのえっちを我慢してテスト勉強しっかり出来る子。
なお我慢した反動で後々激しく求める模様……。

マリアさんとセレナちゃんの友人のキャスティング、アイドルマスターのアイドルたちというのは前々から考えてました。
イチからクラスメイト考えるのがメンドウとか、そんなんじゃナイヨー。
でもまぁ、リディアンという舞台に合ってるんじゃないかと自画自賛してます。自分をどんどん褒めていけ。

次回からはきりしら&ウェルといく異郷の儀式の残る秘境の村ツアーをやっていきます。
ジャパニーズホラーになるので、怖い話が苦手な人は注意な。
まあ作者はホラー書くの初めてなんでそんなに怖くないってヘーキヘーキ。
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