バンドリ!自分の幼馴染はヤンデレ?それとも普通?   作:翔斬

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祥平「前回のあらすじ!」

千聖がヤンデレになるまで後……4日……

千聖「しょう君がガンプラを進めてくれて作り終えてあの後はあれをしたよね♪」

祥平「変な言い方止めて!やってないからね!」

『マッテローヨ!』

祥平「待って!千聖さん!何でシンゴウアックス持ってんの!俺を殺したらこの物語は!待て!」

『イッテイーヨ!』

千聖「イッテイイダッテ……」

祥平「待つんだ!千聖!ぎゃぁぁぁぁぁ!」

作者「………本編どうぞ」


第4話 普通が良いな④

~高田家~

 

祥平「おはよー」

 

利奈「おはようって眠そうだけど大丈夫なの?」

 

祥平「ちょっとスタービルドストライクガンダムを最後まで作り上げてたら夜中の12時までかかった」

 

利奈「何でそんな事してんの!」

 

デカイハリセンで俺は叩かれてしまう。

 

祥平「いってぇ!何すんの!それ毎回やるけどまじで意識飛びそうだから止めて!」

 

利奈「それならそんな事してんじゃないわよ!」

 

俺の朝はいつもこんな感じである。やべ!急いで出ないと遅刻する!

 

祥平「行ってきまーす!」

 

利奈「ちょっと!ご飯は!」

 

祥平「悪い姉さん!時間ないから!」

 

俺は走って花咲川女子学園に向かって行く!

 

~花咲川女子学園校門~

 

はぁ…はぁ…間に合った!………やばい目立ってんな、流石は女子の学園だな

 

日菜「あれ?君は誰かな!」

 

げっ!日菜ちゃん!どうしよう………紗夜がいたら不味すぎるだろ!

 

???「日菜なにをしているの?あら?貴方はナンパから助けてくれた人じゃないですか?ここに何しに来たのですか?」

 

紗夜がいたよ!やばい……絶対に俺だと気付かせてはいけない!

 

祥平「えーと、今日はここに転校してきたんですよ!ははは!」

 

流石にあかん……紗夜は多分まだ怒ってる筈だもんな……

 

紗夜「転校?もしかして男子生徒を試しに入れるとは噂してましたが貴方だったんですね。」

 

あれ?まさか気付いてない?……ならこの場から離れよう!…ん?肩をポンポン?

 

日菜「そう言えば名前聞いてないよ?私は氷川日菜!」

 

ウェ?……待て待て待て待て!そんな事したらやべぇんだよ!

 

紗夜「そうよね、私は氷川紗夜。日菜とは姉妹で私が姉で」

 

日菜「私は妹だよ!」

 

うん、知ってるよ!俺も答えなきゃ絶対に終わる!

 

利奈「祥平ー!忘れ物してたから持って来たよー!」

 

えーーーーー!このタイミングで来るなよ姉さん!

 

紗夜「祥……平?……」

 

うわぁ~このタイミングかよ姉さん……

 

利奈「あれ?日菜ちゃんって事は………これやっちゃったよね?」

 

祥平「はぁ……いいよ姉さん、どっちにしろいつかこうなると思ってたから」

 

さてと……紗夜は俺の方を睨んで見てくる。それはそうだよ、昔に俺は紗夜に酷い事したんだ、あれで許すなんて絶対にない……でも……

 

祥平「紗夜、あの時の事は「日菜貴女自分の」紗夜!」

 

やっぱり完全に邪険扱いか……

 

紗夜「その口で私の名前を呼ばないで下さい……」

 

やっぱりこうなるよな、でも謝らなきゃ何も変わらねぇ……

 

~氷川姉妹side~

 

日菜「お姉ちゃんこれで良いの?」

 

紗夜「いいの……それより早く戻らないと遅刻よ?」

 

彼がした事それだけは許せない。絶対に!

 

日菜「うん分かってる!お姉ちゃんも頑張って!」

 

私は自分の高校の方面の戻りながら考えちゃうね。昔はお兄ちゃんとは仲が良かったのは知ってるけど途中から遊ばなくなって笑わなくなったけど今はバンドで楽しくしてるけど……でも何処か悲しそうに見える。

 

~氷川姉妹side end~

 

~高田姉弟side~

 

利奈「祥平大丈夫?」

 

祥平「何とか大丈夫だよ、んじゃ理事長室に行って来るよ。それと弁当ありがとう姉さん……」

 

やっぱり祥平と紗夜ちゃんに言った事をまだ引きずってるか……紗夜ちゃん自信は祥平を許す気なんてなさそう。これは本人達が解決出来れば良いけど祥平はこの事に関しては弱音を吐かないから心に傷が増えてまたあんな状態だけは勘弁してよ。

 

利奈「まぁ~大丈夫だと信じよう……」

 

あの時の祥平は洒落にならない程に自分を追い詰めてたもんね。今回はそれがない事を祈るしかないね。

 

~理事長室前~

 

ここか……良し!気持ちを切り替えて!俺は扉にノックをする。

 

???「どちら様ですか?」

 

祥平「今日お試しでここに通う高田です。」

 

???「入って良いわよ」

 

祥平「失礼します……お久し振りですね遥さん……」

 

ショートヘアーでスーツ着ている女性は俺の母親の友達である橘遥さん。

 

遥「本当に久し振りね!元気にしてた?」

 

祥平「元気にしてはいましたがこんな形で会うとは思ってないですからね?」

 

遥「ま!気にしない!さおりはまだ出張とか?」

 

祥平「母さんは父さんと一緒なので間違ってはないですね」

 

取り敢えず母さんはこの事に関しては説教だかんな!畜生!

 

遥「一先ずは祥平君が入るクラスはここだから」

 

えーと……2年B組か

 

遥「後は頑張れ!」

 

え?適当だな!おい!……担任の先生が後ろに立ってたよ

 

祥平「えっと」

 

先生「それではついてきて」

 

うへぇ……めっちゃ苦手なタイプの人だわ……てかもうクラスについたが……俺は廊下で待つ。大体転校生ってこうだもんな

 

先生「えー、今日は転校生の紹介をします。入って」

 

気を取り直して……元気に行こう!

 

祥平「初めまして高田祥平です!皆さんと仲良く出来れば嬉しいなと思ってますのでよろしくお願いします!」

 

……あれ?凄い静かだけど………!、めっちゃ、きゃぁぁぁぁって言う普通?女子がそんな感じなんだな

 

先生「はい静かにして!それじゃあ高田君の席は……氷川さんの隣だね」

 

………え?

 

紗夜「な……」

 

嘘だろ……でもチャンスか

 

祥平「よ、よろしく」

 

紗夜「……」プイ

 

ぐ!やっぱり朝の事があったから……いやどうしよう!

 

~そして昼休みの屋上~

 

祥平「やっぱり屋上が助かるわ」

 

クラスで食べるとかまじで無理……紗夜とどうやって仲直りすれば良いんだよ………

 

千聖「あれ?しょう君こんな所で何してるの?」

 

祥平「………いたの?」

 

千聖「今、来たところよ?暫くは仕事休みで学校に来る事になったの」

 

祥平「怪我の事はすまない、いてっ!」

 

千聖のデコピンを喰らった俺はおでこを抑える。

 

千聖「それはもうおしまい。それより紗夜さんの事でしょ?」

 

祥平「え?何でそれを!」

 

千聖「日菜ちゃんから連絡あったのよ。どうにかして仲直りをさせたいって」

 

日菜ちゃん………ありがとう

 

祥平「良し!一先ず飯を食ってエネルギーチャージャだ!」

 

千聖「それ昔には良く言ってたわよね」

 

祥平「でもこうすれば前向きに行ける気がするんだよな!」

 

そう言ったしょう君は少し涙を流していた。仲直りしたいのもだけど凄く後悔してたんでしょうね……

 

祥平「ごちそうさまでした………でも無理に出たら結局無視されるもんなー」

 

千聖「そこはしょう君の努力次第でしょ?」

 

祥平「そうなんだよな……千聖ありがとな」

 

千聖「いきなりどうしたのよ?」

 

祥平「いや、ただ、そう言いたくなったんだよ………行って来るか!」

 

千聖「頑張りなさいよ」

 

祥平「おう!」

 

俺は走って紗夜のいる場所に向かう。

 

祥平「ジーットしててもどうにもならねぇからな!」

 

紗夜に否定されても俺は何度でも謝る!例えどんな事があってもだ!

 

紗夜「………」

 

私はお昼を1人で食べていたのですが……何故か土下座をしてきていたのは彼であった。

 

祥平「本当にごめん!俺がした事は取り返しのつかない事なのは充分に分かってる!」

 

紗夜「もう1度言いますが話しをかけないで下さい。貴方の顔を見たくもないのが分かりませんか?」

 

やっぱりそう言ってくるよな………

 

祥平「紗夜が言いたい事も分かる。でも!「今すぐに目の前から消えて下さい」紗夜……」

 

紗夜「だからもう呼ばないでと言いましたよね?」

 

祥平「うん言ってるね」

 

紗夜「それなら早く目の前から消えて下さい。」

 

駄目だ、多分聞く耳ないな、1度下がるか

 

祥平「分かった……でも諦めないからな!」

 

彼は戻って行く……何で1度見捨てた癖にまた仲良くなんて……出来ません!

 

~2年B組~

 

祥平「はぁ……」

 

どうしたら紗夜と仲直り出来るか、考えないとな……でも………やっぱり無理なのかな?

 

そう悩んでいた祥平だがそのまま今日が終わってしまった。

 

祥平「……」

 

駄目だ!全然仲良く出来る方法が思い付かない!………

 

祥平「紗夜……」

 

紗夜「……」

 

もう話しをかけるなって言ってたけどそこまで避けられるとは……やっぱりあれだよな。クラスの人達はもう帰っていたが紗夜も準備をして俺を無視する。

 

祥平「今は最後にしとくよ、あの時はまじでごめん……」

 

彼はそう言って立ち上がった瞬間いきなり咳をし始めた。白々しいわね……

 

祥平「あーまたこれか」

 

え?手には血!何で?

 

紗夜「その血は何なの!」

 

紗夜が怒りながら俺に聞くが……やばいこれだけはばれちゃ駄目だ……

 

祥平「気にするな、そんな大事じゃないから」

 

昼飯食ってる時に口の中を間違えて噛んじゃったからそれで血が出ました、何てふざけて言えないよ?

 

紗夜「気にしますわよ!そんな平気そうな顔をしながら!だからあの時も……そう言えば中学1年の冬で確か同じく咳をしたら手に血が………!、何を隠してるの!」

 

……流石にあの時と同じ所を見られたんだ、そう簡単には逃げられないか……いや!嘘でも突破しなきゃいけないからな……ならば!

 

祥平「いやぁ!実はこれさケチャップ何だよ!紗夜を脅かすのに使ったんだよ!ははははは!」

 

ふっふっふっ……これならいける!

 

紗夜「……なら舐めても構いませんよね?」

 

……は?いやいやいや!待ってくれ!

 

祥平「舐めるの駄目だからな!ほら俺の手にバイ菌あるかも知れないんだぞ?それを舐めるのなんて駄目!」

 

紗夜「目の前で咳をしているのに……そんなので嘘をついてまで逃げられると思いますか?私を見捨てた裏切り者さん!」

 

裏切り者さん……俺が紗夜にした事で付けられたあだ名になってしまった……仲直りは逆に難しいな

 

祥平「紗夜……」

 

千聖「待ちなさい!」

 

いきなり教室に入って来たのは……千聖だった

 

紗夜「白鷺さん何しに!」

 

千聖「彼!しょう君が!紗夜ちゃんに裏切り者さんって言われなきゃいけないの!」

 

紗夜「事実には変わりません!昔の彼は私と日菜を見捨てたような人ですよ!」

 

確かにあの時の俺は2人を見捨てる形になった。……どうする事も出来ない苦しみであの2人を近くにいさせちゃいけないと思ったからそうした。

 

千聖「しょう君の気持ちも知らずに良く言えるわね!」

 

祥平「千聖!言うな!」

 

俺は千聖が言おうとしてるのが嫌な予感したから止めに入るのだが

 

千聖「今は完全に治ってるから良いけど!昔のしょう君は癌があったんだからね!誰にも相談しないで!1人になって!」

 

千聖…それ言うなって前にも言ったのに……

 

紗夜「え?癌?昔に……何を言ってるの?」

 

紗夜の顔は真っ青になっていた。

 

祥平「はぁ…千聖?言うなっていったよね?」

 

千聖「ごめんなさい、でも……」

 

祥平「帰ろう……紗夜また明日……」

 

気まずい空気で俺は千聖を引っ張って行き帰る。

 

紗夜「癌?昔に?……」

 

私はそんなの知らなかった、彼が癌なんて……どうして教えてくれなかったの……

 

~帰り道~

 

千聖「しょう君……怒ってる?」

 

祥平「んー、ちょっとな?」

 

千聖「ごめんなさい!でも何もしらないでしょう君を傷付ける理由にはならないからね?」

 

祥平「そうだけどさ……俺もいつか紗夜に言わないといけないとは思ってたから丁度良い機会かもな。千聖ありがとな」

 

しょう君はそう言いながら私の頭を優しく撫でて来た。

 

千聖「……明日は紗夜ちゃんに聞かれたらどうするの?」

 

正直言うとあんまり嫌なんだがいつまでも逃げる訳にもいかない。

 

祥平「その時にはその時に答えるつもりだよ」

 

千聖「頑張ってね、それでしょう君はいつまで頭を撫でるつもりかしら?」

 

祥平「す!すまない!嫌なら止める!」

 

あ……って私は何を思ってるの!……でも……もうちょっと撫でて欲しかったかな

 

祥平「そう言えば足は大丈夫?まだ歩くの辛いなら俺がおんぶする?」

 

千聖「恥ずかしくないかしら?」

 

祥平「そんな事はないが?」

 

しょう君ってたまの不意打ちで天然あるわよね。

 

祥平「千聖の家もうついたぞ?」

 

千聖「え?……何か反対方向だなぁーって思ってたら」

 

祥平「暫くは送っていくよ。その足だと帰るの大変だろ?」

 

千聖「ありがとね、でも明日からは送り迎えがあるから大丈夫よ」

 

祥平「分かった、それじゃ!また明日な!」

 

しょう君は走りながら手を振って帰る……

 

千聖「紗夜ちゃんと仲良く出来れば良いけど……」

 

~祥平side~

 

祥平「はぁ……」

 

俺は自分の家に帰ってる途中であるんだがちょっと公園で考えていた。勿論……紗夜の事だ。俺が癌になってしまい、それで関わる人達に酷い態度をとって嫌われる方法をしていたんだが紗夜は俺の事を心配していたんだがそれを完全に無視して紗夜に酷い言葉を言ってしまってる。『そんな事されてもお前は気持ち悪いもう関わるな、妹と比べられて残念な姉さんだな』………まじで俺って糞だな……紗夜と仲直り何て絶対に難しいだろ。

 

祥平「まじであの時の俺は糞すぎるだろ……」

 

暗い事を考えても仕方ないか……ちょっと久し振りに鍛えるか……

 

祥平「ふぅ……はっ!やっ!せい!どぉぉぉりゃぁぁぁぁ!」

 

パンチ!蹴り!そして裏拳をする!

 

祥平「はっ!ふっ!せっ!やっ!」

 

パンチ!蹴り!パンチ!足を上に上げっ!

 

祥平「うわ!、いてて……まさか滑るとは思わなかったな……」

 

やっぱりいつもより集中出来ない……やっぱり都合が良すぎるよな。

 

祥平「すっきりしないな……」

 

日菜「何してるのお兄ちゃん?」

 

俺は地面で横になりながらそう思っていたら俺の様子を見る奴がいた。氷川日菜ちゃんだった。

 

祥平「日菜ちゃんこそどうした?」

 

日菜「んーとね、暇だったから散歩してた!」

 

祥平「相変わらず元気でなによりだな」

 

日菜「それでお兄ちゃん聞いて欲しいんだけどさ」

 

祥平「どうした?」

 

日菜「何で昔お姉ちゃんや皆から離れていったの?」

 

祥平「言わなきゃ駄目か?」

 

日菜「うん…」

 

はぁ……日菜ちゃんにはちゃんと説明しなきゃいけないのが嫌なんだが……しゃあないか…

 

祥平「中学1年の冬を覚えてる?」

 

日菜「うん、あの時にお兄ちゃんはお姉ちゃんや皆から嫌われる用にしてたのは良く覚えてるよ。でも中学1年の春に千聖ちゃんに何度も声をかけられてたよね?見てたんだけど?」

 

祥平「良く覚えてるね……日菜ちゃんにも言わないと駄目だな。」

 

日菜「何を?」

 

俺は日菜ちゃんに昔…癌だった事を話したんだがいきなり押し倒して来た。

 

日菜「何で!何で!それをお姉ちゃんにちゃんと言わなかったの!凄く心配してたんだよ!今日帰って来てから凄く酷い顔をしてたのを見て何があったのか聞こうとしたら泣いたんだよ!」

 

祥平「それは……」

 

日菜ちゃんは紗夜の事を心配して怒ってるんだよな……まじでごめんな

 

日菜「お兄ちゃんはどうしたかったの!」

 

祥平「……俺はあの時は生きるのを諦めたんだ。」

 

日菜「生きるのを諦めた?」

 

祥平「怖かったんだ」

 

あの時は死ぬのも怖かったが同時に怖いと思ったことがある。

 

日菜「怖かったのは何となく分かるよ!どうしてあそこまでやるの!自分を傷付けるのは間違ってるよ!」

 

祥平「日菜ちゃん俺はそう言う人間だ!その時の俺はもう誰とも関わるのが全て嫌になった!だからそうやって心配されるのが余計に嫌だったんだよ……」

 

お兄ちゃんは辛そうな声で喋るのを止めなかった。

 

祥平「皆に癌だって知られてみろよ?それで皆の態度が変わるのが怖かったから1人になったんだよ!だから嫌われ者になった!」

 

日菜「そうなんだ……」

 

祥平「それで紗夜にも…酷い事を言った!そんな俺にはもう仲直り何て出来ねぇよ!こんな酷いことをした俺となんて!」

 

お兄ちゃんは回りの皆がそれで変わる事の恐怖から逃げて1人になる為にわざと嫌われ者になるなんておかしいよ。それにお姉ちゃんからもお兄ちゃんに私とお姉ちゃんを比べて更には心配してたお姉ちゃんに気持ち悪いから構うなって聞いた時は納得出来なかったけど……

 

日菜「お兄ちゃんはやっぱり優しい人だよ……」

 

祥平「日菜ちゃん…俺は優しくない。最低な人間だ。」

 

日菜「誰だって怖くなったら逃げるのは当たり前だよ?それにお姉ちゃんに言った事は本心じゃないでしょ?」

 

祥平「本し「本音で答えて!」本心じゃありません!」

 

そして日菜ちゃんは俺に指を指してこう言う。

 

日菜「明日!お姉ちゃんと仲直りしてね!」

 

祥平「………は!んなの無理だろ!」

 

日菜「最初から諦めるな!やってみなきゃわからない事もあるんだよ!お姉ちゃんはあれで怒ってると思ったら違うからね!家ではお兄ちゃんの事を凄く心配してたんだよ!」

 

祥平「でも!」

 

日菜「でもじゃない!そんなの私はるんってしない!お兄ちゃんはお姉ちゃんと仲良くしてるのがるんってするの!」

 

………ありがとな日菜ちゃん

 

祥平「そこまで言うなら俺は紗夜と仲直りをして見せるよ!例え時間がかかっても何とか仲直りしてみる!」

 

日菜「絶対だからね!」

 

日菜ちゃんは強く抱き締めて言うが………これあまりよろしくないよ?柔らかい物が当たってるんだが………

 

日菜「今、変な事を考えてた?」

 

祥平「ソンナコトナイヨ?」

 

日菜「うわ!凄い棒読み!」

 

でもそんなお兄ちゃんだからお姉ちゃんとは仲直りして欲しいと思ったんだよね。

 

~祥平&日菜side end~

 

~紗夜side~

 

紗夜「……」

 

千聖さんの言葉が離れなかった。彼が癌だった事を知って私は頭の中が真っ白になり帰って布団の上に横になって考えてしまいますね……ですが朝には酷い言い方したのに今更……でも彼がした事は何となく分かった。あの時の私と日菜を比べられ心配してたのも気持ち悪いと言われて傷付いたけど癌だった彼は絶対に1人になる選択をすると今では分かります。でもそれは癌を利用していじめる人がいたのかもしれない、だから彼はわざと嫌われ者になった………私の方が最低じゃない。彼はいじめの標的が自分になると思ったけど違う……彼の癌を心配する私と日菜を守ってくれた?でもそこまで考えるのかしら……?

 

紗夜「少し外にでも出ましょう……」

 

私は気分を変えて散歩に出る事にした。

 

~外~

 

ちょっと私は思ってしまう事があった。

 

紗夜「それにしても日菜は何処に行ってるのかしら?」

 

流石に変な事に巻き込まれてはないわよね?

 

紗夜「ん?公園から声?」

 

私はそのまま公園の方に入り声がある方へ向かう。

 

祥平「ソンナコトナイヨ?」

 

日菜「うわ!凄い棒読み!」

 

この声って日菜と……彼?何で日菜と話してるの……だけど何を話してるのか確認ね

 

日菜「お兄ちゃんが私達と縁を切ってからお姉ちゃん大変だったんだよ!」

 

え?日菜何を言ってるの?

 

祥平「え?それって何があったんだ?」

 

待って!聞かないで!日菜!お願いだから言わないで!

 

日菜「んーとね、内緒に言われたけど今は笑い話しになるかも」

 

日菜ぁぁぁぁぁ!

 

祥平「逆にそれ聞いて大丈夫なのか?」

 

そうよ!聞かない方が良いわよ!

 

日菜「えー、お姉ちゃんが此処にいるわけないじゃん?」

 

いるわよ?ここにいるわよ!

 

祥平「確かにいるわけないか?なら聞こうかな…」

 

ちょっと!待ちなさい!何で止めないの!もうこうなったら!

 

~紗夜side end~

 

~祥平&日菜side~

 

祥平「てかそのお兄ちゃんってのはまだ呼ぶのか?」

 

日菜「うん!」

 

いつも元気だがあの時はまじで大変だった。小さい時に日菜ちゃんは紗夜にプレゼントしようとして迷子になったのを必死に探して何とか見付けたけどめっちゃ泣いてたがその時からお兄ちゃんって呼ぶようになってたなぁ……

 

祥平「んじゃ!そろそろかえ「日~菜ぁ~!」!、さ!紗夜!」

 

日菜「お!お姉ちゃん!」

 

俺達は話していてまさか紗夜が現れるとは思わなかった……

 

END




作者「次回のバンドリ!自分の幼馴染はヤンデレ?それとも普通?第5話 普通が良いな⑤」

はい!今回はちょっと紗夜さん回になりましたね(・・;)果たして紗夜さんとはどうなるのか?そしてお気に入りをしてくれた皆さん!ありがとうございます!

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