異世界介入ログ:最上イズモ   作:最上 イズモ

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久しぶりリゼロ更新します



新たなる大罪

王都へ戻る道すがら、イズモは不安を拭えずに空を見上げていた。

 

イズモ「レム、どうしてるかな。

無事に着いてるかな」

 

エミリア「レムって、だれ?」

 

その一言で、胸の奥が冷たく沈んだ。

 

イズモ「……くそ」

 

エミリア「どうしたの?」

 

イズモ「間違いない。

敵の仕業だ」

 

王都に足を踏み入れた瞬間、異変は誰の目にも明らかだった。

通りには折り重なる死体。

血と絶望の匂いが街全体を覆っている。

 

イズモ「……レムは……いた」

 

倒れ伏した彼女の体を抱き起こし、必死に首元に指を当てる。

 

イズモ「脈は……ある」

 

安堵と同時に、強烈な怒りが込み上げる。

 

イズモ「クリュシュ?」

 

近くにいた騎士の姿を見つけ、声をかける。

 

クリュシュ「あなたは?」

 

その瞳には、何の記憶も映っていなかった。

 

イズモ「記憶喪失か」

 

イズモ「いや……記憶を消されて、精神を壊された状態か」

 

イズモ「魔女教なら、やりかねない」

 

ふと気づくと、視界が滲んでいた。

 

イズモ「……待って。

なんで、涙が出る」

 

エミリア「大丈夫?」

 

イズモ「俺、人のために……泣けたんだな」

 

翌日。

 

イズモ「ロズワールに援護してもらわないとな」

 

クリュシュ「では、また今度」

 

最低限の処置を施し、レムを固定してvtolでロズワール邸へ向かう。

 

屋敷の前には、見覚えのあるが本来いないはずの人物が立っていた。

 

イズモ「なるほど。

パラドックスを埋めるために呼び戻されたか」

 

フレデリカ「フレデリカと申します。

よろしくお願いします」

 

カエデ「敵ではないですね」

 

イズモ「警戒ありがとう」

 

屋敷内で事情を説明すると、フレデリカは静かに頷いた。

 

フレデリカ「なるほど。

魔女教が彼女の存在意義そのものを消したため、抜け殻のような状態に」

 

イズモ「この芸当ができる連中は、他に知らない」

 

イズモ「フレデリカ。

聖域って場所、分かるか?」

 

フレデリカ「郊外にありますが、あまりおすすめはできません」

 

フレデリカ「ガーフィールという人物を訪ねてください」

 

フレデリカ「その後は地竜が導いてくれます」

 

森を進んでいると、突如として視界が歪み、空間が跳ねた。

 

目の前に現れたのは、小学生ほどの年齢のエルフの少女。

 

イズモ「君は……?」

 

カエデ「イズモ、やばいです」

 

次の瞬間、再びワープ。

 

今度は成人した女性が立っていた。

 

女性「久しぶりに人間と話すから、少し高ぶってしまったみたいね。

驚かせてごめんなさい」

 

女性「私はエキドナ。

強欲の魔女って言った方が分かりやすいかな?」

 

イズモ「お前が元凶か。

……創造ができない」

 

エキドナ「そんなに警戒されると、さすがに傷つくわ」

 

イズモ「お前がトップなら、魔女教をどうにかしろ」

 

イズモ「まあ、やらなくても魔女は皆殺しにするが」

 

イズモ「ここは虚数空間だな。

帰るには波動砲か、エヴァの暴走か、創造主のお前にキスすればいいのか」

 

エキドナ「待ちなさい。

私の知識を――」

 

イズモ「間に合ってる」

 

イズモ「暇なら、こっちに空間作ってやる。

また来るから」

 

エキドナ「分かった。

では、ここでのことは他言無用よ」

 

イズモ「多分、パラレルワールドで使う可能性はあるが」

 

エキドナ「私が分かるのは、この世界だけだもの。

それなら構わないわ」

 

イズモ「了解」

 

エキドナ「それと、お土産よ。

試練の参加券」

 

イズモ「ありがと」

 

元の空間へ戻ると、何かが襲いかかってきた。

だが関係者だと分かると、なぜか深々と謝罪される。

 

そのまま聖域へ到着。

 

ラム「どこのイズモか知りませんが、遅すぎる到着で」

 

イズモ「悪かったな。

王都で用があってさ」

 

エミリア「立ち話もなんだし、どこかで話しましょ」

 

ラム「ええ。

こちらです」

 

ロズワール「エミリア様にイズモ君。

ずいぶん久しぶりの再会だねー」

 

イズモ「まず、クリュシュとの同盟は成立した。

良かったな」

 

ロズワール「君は本当に、待望の拾い物だーよ」

 

イズモ「そうかい」

 

ロズワール「あ、そうそう。

僕たち、ここで軟禁状態なんだーよ」

 

イズモ「結界か」

 

ロズワール「しかも、エミリア様じゃないと解除できない仕様だーね」

 

イズモ「なら、汎用性の高い兵器を作る」

 

対人用マスティマを即席で構築する。

 

試練の場所へ向かうが、エミリアが突如姿を消す。

慌てて追いかけた先で、倒れている彼女を見つけた瞬間、イズモの意識も闇に沈んだ。

 

目を覚ますと、そこにいたのはクデュックだった。

 

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