ハイスクールフリート~鋼鉄の鳥~   作:疾風海軍陸戦隊

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op「High Free Spirits」

ED「鋼鉄ノ鳥」


プロローグ1

「ここは・・・・・・どこ?」

 

僕は頭をさすりながら起き上がる。確か僕は近所の公園でジャングルジムに上って遊んでいたはずだ。それでてっぺんまで登ってはしゃいでいたら足を滑らせて落っこちて・・・・その後の記憶がない

 

「ここ・・・・・家じゃない」

 

僕が横たわっているのは見慣れた自室ではなかった。そしてすぐそばの窓を覗くと海が見えた。するとドアが開いて

 

「あら?気が付いたの?」

 

と、そこへ知らない女の人が入ってきた

 

「・・・・だれ?」

 

「それは私が訊きたいところだけど・・・・・まあいいわ。とりあえず体は大丈夫?」

 

「う・・・うん」

 

女の人の言葉に僕は頷くと女の人は安心した表情をし

 

「よかった。あなた海の上を漂っていたのよ?たまたまブルーマーメイドの人が発見してくれたからよかったけど。とりあえず、名前と歳を聞いてもいい?」

 

「うん。僕の名前は森守(もりまもる)。6歳・・・・」

 

「そう森君ね・・・・君はどこから来たの?お家はどこ?」

 

「どこって‥‥東京だよ?」

 

「東京のどこ?」

 

「東京の江戸川区だよ?」

 

「え?・・・・森君。悪いけど江戸川区はもちろん東京都はほとんど海の底にあるのよ?ほら」

 

っそう言って女性の人はタブレットを出すと日本の地図を見せる

 

「?だって僕うちの近くのジャングルジムで遊んでいたんだよ?それにこの地図おかしいよ。日本のほとんどがなくなっているよ?」

 

「・・・・・・・・」

 

その言葉に女性はじっと僕を見つめる

 

「どうしたの?」

 

「・・・・・あなた・・・本当にこの世界の人間?」

 

「え?」

 

「森君の認識と私の認識がまったくかみ合わない・・・。まるでまったく別の世界の話をしているようなのよ」

 

「・・・違う・・・・世界?」

 

僕はわからず首をかしげると女性の人は首を横に振り

 

「・・・いや、この話は止めにしましょう。お互いに混乱するだけだわ」

 

「う、うん・・・・」

 

僕は彼女の言葉にうなずくと、ドアが開き

 

「お母さん。あの子の様子はどう?」

 

「母さん。あの子のために温かい飲み物を買ってきたよ」

 

「ましろも。がんばったよ!」

 

と、そこから三人の女の子が入ってきた。一番下の子でも僕と同い年・・・かな?

 

「あ・・・あの・・・・」

 

「そう言えば紹介していなかったわね。私の名前は宗谷真雪。そしてこの子たちは私の娘の真霜。真冬。そして一番下の子がましろよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから二週間がたった。どうやら僕は違う世界に来てしまったらしい。あれから時間が経てば経つほど今まで自分がいた世界との決定的な違いが浮き彫りになる。まず違うのは日本の歴史が違う。僕が学校で習った歴史では日露戦争の後に二つの大きな戦争、つまり世界大戦が起きているはずなのにここではそれが起きていないという。それにこの世界の日本はほとんど沈没しているらし、ブルーマーメイドという知らない組織があったりする

 

「なんか大変なことになっちゃったな・・・・・」

 

僕が独り言をつぶやいていると

 

「守。いる?」

 

「ん?どうかしたのましろ姉ちゃん?」

 

僕は今、宗谷家の居候として生活していた。最初の一週間はましろちゃんに警戒されていたけど真霜さんと真冬さんが『よかったねましろ。弟ができたのよ』『よかったな!』と、いわれてから少しづつ警戒されなくなり今ではなんか弟のようにかわいがられている。何でも年齢が僕よりも半年年上だそうだ。まあ僕も一人っ子だったし姉ができてうれしいと思っているのでさほど気にはしなかったが

 

「お母さんがご飯できたって。だから一緒に食べよう」

 

「うん!いこう姉ちゃん」

 

と、まあこういう日が続いた。ある時は

 

「うわぁ~ん!!」

 

「どうしたのましろ?」

 

「ましろ姉ちゃん?どうかしたの?」

 

泣きながら帰ってきたましろ姉ちゃんに俺と真冬姉ちゃんが訊くと

 

「近所の男子に帽子を取られた上にぶたれた~!!」

 

「なんだと!許せねえ奴だな!」

 

「姉ちゃん。泣かないで!僕が取り返して姉ちゃんをいじめたやつをやっつけてくるよ!!」

 

とある時は真冬姉ちゃんと一緒にましろ姉ちゃんをいじめた相手に仇討に行ったり・・・・

 

「帽子が風で飛ばされちゃった!」

 

「ハラショ!!」

 

ある日、宗谷一家で一緒に大和を見に行ったとき、ましろ姉さんの被っていた帽子が風で飛ばされたとき俺はそう叫びハイジャンプをしてキャッチする

 

「ほら、姉ちゃんの帽子取ったよ」

 

「ちょ、守。その先は・・・・・海よ?」

 

「・・・・・え?て、うわっ!?」どぼーん!!

 

「うわっ!?守!!!??」

 

と、まあ海に落ちたりした。そしてある時

 

「ごめんね守。私、昔からついていなくて・・・・・」

 

しょげて言うましろ姉ちゃんに僕は

 

「大丈夫だよ姉ちゃん!姉ちゃんはついて無くないよ!姉ちゃんは堂々としなよ!もし何かまた姉ちゃんに不運が来たときは僕が姉ちゃんを助けるからさ!」

 

「守・・・・ありがとう」

 

と、嬉しそうに言うましろ姉ちゃん。こういった幸せな時間が過ぎていく。僕がこの世界に来て一か月がたとうとした。今日はましろ姉ちゃんたちと一緒にブルーマーメイドのフェスタを見に行ったのだ。あの時、横須賀に来た戦艦大和や比叡を見たときは興奮したのを覚えている。そして自室に戻った時

 

「・・・・・ぐっ!!」

 

頭が、割れるようにいたい。

 

「ぐっ・・・ああ・・・っ!!」

 

 

バットで殴られるような激しい痛みに、立っていられなくなる。僕はあっという間にバランスを崩し、床に倒れこむ頭を押さえて激痛に苦しんだ

 

「い・・・痛い!!頭が・・・・・・」

 

激しい痛みに僕は苦しんだ。そして最後に出た言葉が

 

「ましろ・・・・姉ちゃん」

 

そう言った瞬間、僕の意識は消えるのであった

 

 

 

 

 

「・・・・・ん?」

 

ましろが廊下を歩いていると弟分である守の部屋のドアが開いているのに気づいた

 

「守?ドアが開いているよ?」

 

と、そう言いそっと中を覗くと部屋には誰もいない。もしかしてドアを閉めるのを忘れてどこかへ出かけたのだろうか? ましろはドアを閉めて血はつながっていないが実の弟のようにかわいがっている守を探し始めた。

だがどれだけ探しても弟である彼を見つけることはできなかった。

 

なぜなら、彼はもうこの世界には存在しないのだから・・・・・

 

守の登場するタイミング

  • 原作開始の少し前
  • 原作中に晴風の前に転移
  • どちらでもいい
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