ハイスクールフリート~鋼鉄の鳥~   作:疾風海軍陸戦隊

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昨日ははいふりの舞台である横須賀に行ってきましたww劇場版で登場した三笠なんかも迫力満点ですごかったです
更新遅くなって申し訳ありません!では本編をどうぞ!!


晴風と海狼

シュペーの戦闘後、無事に戦線を離脱した晴風は、現在目的地もわからずに海面を進んでいた。

そして今その晴風の艦長である明乃は、シュペーから脱出し保護をしたミーナの様子を見に医務室へと向かった。

 

「美波さん・・・」

 

ノックをして医務室に入る明乃

 

「艦長?」

 

「様子はどう?」

 

「外傷はない。脳波も正常・・後は、意識が戻るのを待つしか・・・・」

 

「そっか・・・ありがとう、私見てるから美波さん、食事してきて」

 

「感謝、極まりない・・」

 

明乃は、そう言うと美波は、お礼を言い医務室を出る。そして明乃は、ベットで横になっているミーナを見て、微笑んだ。

そして炊飯所兼食堂室では晴風のクラスの子たちがカレーを美味しそうに食べていた。

 

「これが、晴風カレー」

 

「やっと食べられますね~」

 

鈴と幸子は、晴風カレーを見て言う。

 

「・・・・美味い!!・・・」  

 

志摩は、待望の晴風カレーを食べ、幸せな顔をする。

 

「甘がちだけど、コクがあります」

 

「ブルーベリージャムを隠し味に入れてるから」

 

幸子は、美甘に晴風カレーの感想を言う。すると

 

「美味しい!!」

 

「ん、美味しい!!」

 

光と美千留がそう言い、周りでは、美味しいと言う声が飛び交う。

 

『はぁ・…やったぁ!!』

 

それを隣の炊飯所で見ていた杵崎姉妹が喜んでいた。

 

「マッチにも持ってってあげよ~っと」

 

「何がマッチよ‥‥」

 

「美化委員長はクロちゃん派ッスか?」

 

「はぁ!?」

 

食堂室で生徒達が和気藹々とカレーを食べ、談笑している中

 

「そういえばさ~さっきあの飛んでいたのなんだったんだろうね?」

 

「あ、それ私も思ったぞな」

 

まゆみの言葉に聡子がそう言うと一気に艦内の食堂内ではさっきシュペーや晴風の前に現れた飛行物体の話になる

 

「でもかっこよかったよな~こうビューン!って!!」

 

「確かに飛行船よりも速かったですしね。それよりあの急降下見ました!まるでトンビのようでしたよね!」

 

「そうそう。それに何か落としてシュペーを小破させたよね?」

 

「うん。あれって爆弾かな?すごいよね?あれだけの砲撃を躱して、命中させるなんてね」

 

「そうそうバキューン!だったね!」

 

とわいわい話していた。そして炊事室では

 

「美甘ちゃん。みんなカレー美味しいって」

 

「ほんと?よかった~」

 

あかねの言葉に美甘は嬉しそうに言う。そして三人も自分の作った晴風カレーを食べる

 

「うん美味しい」

 

「そうだね」

 

杵崎姉妹がそう言う中、美甘も同じなのか嬉しそうに食べていた

 

「ん~これ、森君にも食べてもらいたかったな~」

 

「美甘ちゃん。森君てあの森守君?警備員の?」

 

「うん。きっと嬉しそうに食べてくれるかな~って」

 

「そうか~そう言えば森君。入学式の時いなかったよね?」

 

「あ、そうそう。代わりに立ったまま寝ていた警備員さんいたよね?」

 

と、そう話していると

 

「何を話しているんでい?」

 

「あ、マロンちゃん」

 

そこへ麻侖がやって来た

 

「あれ?クロちゃんは?」

 

「クロちゃんなら、副長にカレー持って行った・・・・・」

 

と少ししょぼんとした表情を見せたがすぐにいつもの表情に戻り

 

「・・・・で、何の話していたんでい?もしかしてさっきみんなが言っていた飛行物体か?」

 

「ううん。違うよ。守君のこと話してたのよ」

 

「あ~守か。そう言えば入学式の時いなかったな」

 

麻侖がそう言う。美甘たちは以前から守と親交がありよくメールで話したりたまに一緒に出掛けたりもしていたのだ

 

「うん。守君元気にしているかな?って」

 

「そう言えば、入学式にゃ、守の代わりになんか立ったまま居眠りしていた警備員がいたよな?」

 

「うん。すごいね立ったまま寝ている人初めて見たよ」

 

「でも残念だな~出発する前に、守と話をしたかったのに。メールも今はできないしな~」

 

あのメンバーの中でマロンが一番守と仲が良かったので残念そうに言う。そして同じく彼と仲良しの美甘も

 

「うんうん・・・・・そういえば麻侖ちゃん。さっき言ってた飛行物体って?」

 

「「私たち炊事室にいたから見てなくて・・・・」

 

「う~ん私も艦橋や見張りにいたやつから聞いたから、私もそれ見てねえんだよな~?でもなんかすごい速いらしいぞ?」

 

「どのくらい速いの?」

 

「話によれば、なんか、こう・・・・ビューンて感じらしいぞ?よくわからないけど」

 

「「「びゅーん?」」」

 

麻侖の言葉に美甘ら三人は訳が分からず首をかしげるのであった。

一方、艦橋では・・・・

 

「守・・・・・・」

 

一人、艦橋に残ったましろは舵を取りながら先ほどシュペーの前に現れた飛行物体のことを思い出していた

 

「(間違いない・・・あれは、昔守が絵にかいていた飛行機という乗り物だ。じゃあ、あの中に守が乗っているのか?・・・・・会いたい・・・でもあれは何処か飛び去ってしまった・・・・・・)」

 

ただ一人ましろは最愛の弟である守があの飛行機に乗っているんじゃないかと思っていた。すると・・・・・

 

「宗谷さん・・・・お疲れ様・・カレー持ってきたわ」

 

すると、食堂室に居た洋美がましろの為にカレーを持って来てくれた。

 

「ああ、すまない」

 

ましろは、洋美からカレーを受け取る。すると洋美は

 

「どうしたの宗谷さん?何か悩み事?」

 

「え?」

 

「よければ相談に乗るわよ?」

 

「いいや。大丈夫だ。心配してくれてありがとう」

 

「そう・・・・でも余り無理しないでね!!」

 

そう言って、洋美は、戻っていた。そんな洋美にましろは、少し嬉しかった。そして洋美に渡されたカレーを食べるのであった。

一方、見張り台では

 

「ふぁあ・・」

 

傾きかけた陽の光が、夕暮れ時の太平洋を赤く染める。穏やかな海面に反射してキラキラと光る様子はあたり一面に宝石をばらまいたような美しい景色であった。

そんな海を見ながら、見張り員の野間マチコは、本日何度目かのあくびをする

 

「そろそろ交代の時間か・・・・」

 

早くカレーを食べたいそう内心思いながら彼女はポツリと呟く。すると・・・

 

「ん?」

 

突如な皆になにか光るのが見えた。最初は海面の光かと思ったが微妙に違う。

 

(気のせい・・・?いや違う)

 

マチコは遠視用の眼鏡をはずし、よーく見ると海面になにか浮かんでいた

 

「あれは・・・・・」

 

それは白い物体であった。それを見たマチコは

 

「右舷六十度、大型の漂流物!例の飛行物体です!!」

 

伝声管で艦橋に報告を行う。その言葉は艦橋に残っていたましろに伝わり、ましろは即座に食堂にいる明乃に知らせると、その知らせを聞いた明乃とその場でカレーを食べていた晴風の乗員たちは甲板へと出る

 

「本当ださっきの飛行物体だ・・・・」

 

甲板に集まった生徒たちは戦闘機・・・二式水戦を初めて見たのかそれぞれそう言う。すると双眼鏡をもって見ていた幸子が

 

「艦長、あの物体のところに人が乗っています!」

 

「え!?」

 

幸子の言葉に明乃は双眼鏡で見ると、その物体の中に人が倒れていた

 

「鈴ちゃん!艦をあの物体に寄せてくれる?」

 

「は、はい!」

 

明乃の指示で鈴は晴風をその浮遊している物体に寄せる。船が二式水戦のそばに寄せると、明乃は二式水戦の翼に乗りコックピットを見る。そこには帽子とゴーグルをして顔はよくわからなかったが、目をつむったまま動いていなかった。明乃は風防を開けて

 

「大丈夫!?しっかりして!」

 

そう言い明乃は操縦手の動脈に手を添える

 

「脈はある・・・・・生きてる」

 

操縦者が生きていることに明乃は安心し、操縦者を持ち上げようとするが一人じゃ持ち上げることができなかった

 

「だ、誰か手伝って」

 

そう言い、彼女の言葉に西崎と志摩が手伝い甲板に運ばれる

 

「ねえ、シロちゃん。あれも持って行こ。この人の物みたいだし」

 

「え?でもどこに乗せるんですか?」

 

「魚雷用のクレーンでできないかな?置き場所もとりあえずは広い後甲板に乗せとけばいいから」

 

「わかりました」

 

そう言い二式水戦はクレーンを使用し後甲板に運ばれる。そして操縦者はタンカーに乗せられ、媛萌と百々が持ち上げるとその操縦者の胸ポケットからロケットが落ちる

 

「・・・・え?」

 

それを見た、ましろはその落ちたロケットを拾う

 

「このロケット・・・・・まさか」

 

そう言いましろはロケットを開けると、そこには写真は埋め込まれており、その写真を見たましろは

 

「っ!?」

 

驚愕した表情になり慌ててタンカーのほうに向かう

 

「どうしたんすか副長?」

 

百々が首をかしげる中、ましろがタンカーに乗せられている人物のゴーグルと帽子を外す

 

「っ!?守!!」

 

「・・・・え?」

 

突如の言葉に媛萌やモモはおろかその場にいたみんなは驚く。そんな中ましろは

 

「おい!守!しっかりしろ!守!!目を覚ませ!!私だ!ましろだ!!守!!」

 

「ちょっ!?シロちゃん落ち着いて!!」

 

今まで見たこともないましろの動揺を見て、明乃は落ち着かせる。そして百々と媛萌は守を医務室へ運ぶ。

 

「守・・・・・」

 

「シロちゃん・・・・知り合いなの?」

 

明乃がそう訊くとましろは頷き、そして彼の落としたペンダントを見て」

 

「ああ・・・・・・あいつは・・・・・あいつは森守。私の・・・・私の大切な弟だ」

 

そう言うのだった。こうしてましろは最愛の弟、そして守は敬愛する姉のましろに9年ぶりに再会するのだった。

 

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