VillainのVはVOICEROIDのV   作:捩花

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Voice14 トーナメントの籤引きと、ある休憩室の一幕

 自由参加のレクリエーションが終わり、雄英教員の一人であるセメントスがコンクリートを操って舞台を準備し終えた頃。 最終種目に出場する生徒が揃ったのを確認して十八禁ヒーローのミッドナイトが朝礼台上から開始の宣言をした。

 

「最後の大舞台はトーナメント! 上位四チーム、総勢十六名が一対一でぶつかり合う真剣勝負! 抽選は第二種目一位のチームから(くじ)引きで決めるわ、さあ来なさい!」

 

 足元に置いてあるLotsと書かれた箱を拾い上げ、生徒たちに向かって突き出す。 八百万を先頭にして彼女のチームが台へ続く階段に足をかける直前、生徒の一人が手を上げた。

 

「すみません、僕は辞退します!」

「え!?」

 

 大舞台に上ることを拒否する言葉に選手のほぼ全員が口をそろえて驚き、動きを止めて発言者へと目を向ける。 そこにはB組の生徒、丸い体型の庄田二連撃(しょうだにれんげき)が俯き手を上げていた。

 

「ここにいる人達は皆、自分の実力で戦ってきました。 でも、僕は騎馬戦が始まってから終盤まで記憶がぼんやりとしたまま、いつの間にか勝ち上がっていました。 何もしていない、覚えていないのに今ここへ立っている事は体育祭の趣旨に相反するのではないでしょうか!」

 

 顔を上げてミッドナイトに言い(つの)る庄田。 会場が彼の心意気に感嘆を上げている中、A組の上鳴電気が待ったをかけた。

 

「おいおいおい、確かにそうかも知んねぇけどよ! 折角ここまで来たんだから行ける所まで行こうぜ!!」

「君は僕の話を聞いてなかったのか!? 僕自身が納得できていないんだ!」

「聞いた上で言ってんだ! つーか何もしていない、覚えていないってのは俺も青山も同じだし! 幸運でも手に入れた機会を自分で投げ捨てんなよ!」

 

 上鳴の言葉に、彼の隣にいた青山優雅もポーズを決めながら同意する。

 

「僕は参加するからね☆ 年に一度しかないチャンス、キラめかなきゃ☆」

 

 同じ状態だった青山の決意、そして上鳴の言葉に庄田は俯き拳を強く握った。 参加したいという意思と舞台に立つには相応しくないという考え、せめぎ合う葛藤(かっとう)に震える拳をそのままに言葉を返さない彼へ上鳴はさらに言葉をまくしたてる。

 

「青山の言う通り、チャンスってのはいつもどこにでも転がってるわけじゃねぇ! 偶然でも掴んだ奴が使っていいんだよ、自分の糧にする権利があるんだ!」

 

 上鳴の視線が僅かに彼の視界に映っている百の方へ動いた。 彼女が気づく前に彼は庄田へ視線を戻し、頭を掻いて言葉を続ける。

 

「真面目っぽいアンタには嫌なことだろうけど。 不正したわけじゃないんだろ?」

「!? 当たり前だ! そんなことしていたら、それこそ棄権どころか退場するべきだろう!」

「不正はしていない。 いいじゃんそれで」

 

 上鳴のあっけらかんとした物言いに庄田の開いた口が塞がらない。 上鳴はそんな彼に向って畳みかけるように啖呵を切った。

 

「悪い事していない奴が、納得できないことがあったから舞台を降りる? それこそ全力で戦って舞台に登れなかった他の生徒に喧嘩売ってるだろ。 やましい事して上がってきたんじゃないなら、胸張って挑もうぜ。 何もしていないって言うなら、これから見せればいいじゃねぇか!」

「……」

 

 反論しようと口を開いても言葉が出ずに顔を歪める庄田。 しかし上鳴の言葉でもまだ後ろめたさが拭いきれない彼に向って、予想外の所から背を押す声が飛んできた。

 

「庄田ー、行けー! A組をぶっ飛ばせー!!」

 

 会場の一角から自分の名前を呼ぶ声が聞こえ、庄田はそちらを見る。 観戦席の一角、庄田へ向けられる声は鉄哲徹鐡(てつてつてつてつ)を筆頭に見知った顔が身を乗り出しているのを見て目を丸くする。

 B組のクラスメイト達は腕を振り上げ拳を握り、庄田に向かって声援を飛ばしていた。

 

「庄田ァ、尻込みしてんじゃねえぞォ!」

「応援してますぞー!」

「ん!」

「庄田サーン、Let's fighting!!」

「行ける所までいっちゃいノコ!」

加油(頑張れ)、庄田!」

 

 その光景に庄田が呆けていると、その一団から二枚目な雰囲気のクラスメイト……物間寧人(ものまねいと)が立ち上がり声を大にして叫んだ。

 

「B組代表だろ? 雄英のヒーロー科はA組だけじゃ無いってことを世界に教えてやりなよ、庄田!」

 

 クラスメイトの応援にしばらくの間、目を点にしていた庄田はばつが悪そうに首を掻く。

 

「ここまで言われて引き下がったら、恰好悪いじゃないか」

「へへ、退路を断たれたな! ミッドナイト先生、つーわけで庄田も参加するってことで!」

 

 上鳴が主審のミッドナイトへ顔を向けると、当の彼女は瞳を輝かせ恍惚の表情を浮かべていた。

 

「あ˝あ˝あ˝あ˝青っ春!!!!! 元々勝ち上がってここに来たのよ。 決めるのは庄田君自身! ちょっと時間かかっちゃったけど、今度こそくじ引きを始めるわ!」

 

 止まっていた抽選を再開する一同。 ハプニングはあったものの、くじ引き自体は問題なく進んでいった。

 途中、轟チームの芦戸三奈が籤箱へ手を突っ込んでいると、ふと思いついた事をミッドナイトに問いかけた。

 

「先生ー。 もし、さっきのB組の子が辞退していた場合、誰が参加するんですか? それとも一人少なくなるんですか?」

「ん? その場合は第二種目の点数と目立ち具合を考慮して入れることになるわね」

「点数と目立ち具合」

「そうね。 五位の爆豪チームで目立っていたのは……まあ、爆豪君ね」

 

 ミッドナイトの言葉に選手のほぼ全員がA組観戦席へ向ける。

 A組が座るはずの観戦席には不自然に空いた空間ができていた。 その中央には腕を組みながら元々吊り目だった目尻がさらに吊り上っており、憤怒の感情を食いしばって耐えているような姿の爆豪勝己が鎮座している。

 遠目でも近寄っただけで人が(おのの)きそうな波動を放っているのを幻視できる不機嫌具合に、芦戸がぼそりと呟く。

 

「B組の子、棄権しなくてよかった」

「ふふ。 ほらほら、抽選が終わったら公表の十五分後にトーナメント開始よ。 次の子も早く籤を引きなさい!」

 

 B組とは真反対なクラスメイトに対する反応を見て、ミッドナイトは苦笑しながらも終わっていないくじ引きするように生徒達を急かす。 近くにいたA組生徒はその発言に無言でうなづき手早く籤を引いていった。

 そして全員が引き終わり、完成したトーナメント表が大型ディスプレイに表示される。

 

 

 一回戦目

 

 緑谷出久 対 心操人使

 

 轟焦凍 対 瀬呂範太

 

 上鳴電気 対 尾白猿夫

 

 飯田天哉 対 発目明

 

 芦戸三奈 対 青山優雅

 

 常闇踏陰 対 八百万百

 

 砂藤力道 対 庄田二連撃

 

 麗日お茶子 対 耳郎響香 

 

 

 会場が騒めく中、ミッドナイトは生徒たちに移動するよう指示を出す。

 

「一回戦目はヒーロー科A組緑谷出久、対するは普通科C組心操人使! 名前が左側の子は東口、右側の子は西口から入場、緑谷君と心操君は入場口で待機。 次戦の二名も選手控室に向かいなさい! それ以外はクラスに割り当てられた観戦席へ速やかに退場!」

 

 ピシャリと鞭を叩きつけた音を合図に選手達は指定された場所へ向かっていく。

 出番がすぐの緑谷は爆発しそうな程に鳴っている心臓を聞きながら東の入場口へ向かう。 会場からは見えない場所まで進み、深呼吸して心を落ち着かせる。 三度ほど深呼吸を終えると、観戦席へ続く通路から複数の足音が聞こえたのでそちらへ振り向いた。

 そこにはクラスメイトの蛙吹梅雨、峰田実、障子目蔵、葉隠透が駆け足でやってきて緑谷の前で止まる。

 どうして彼らがいるのか分からない緑谷は一番親交の深い蛙吹へ声をかけた。

 

「蛙吹……つ……ゆちゃんに峰田君、障子君に葉隠さん!? どうしてここに?」

「無理しなくていいのよ。 対戦相手の心操ちゃんっていう子の事で話をしたいことがあるの」

 

 蛙吹の言葉に目を瞬かせている緑谷。 そこに峰田と葉隠の二人が間に割って入り騒ぎ出した。

 

「アイツの言葉に反応しちゃだめだぞ、何にもできなくなる!」

「そうそう、声かけられて返事したらぼんやりしちゃっていつの間にか騎馬戦が終わってたんだよ!」

 

 賑やかな二人を障子が手で制し、彼は複製した口で緑谷へ語りかける。

 

「あの生徒に声を掛けられ返事をした俺たちは勝ち上がったB組の生徒と同じ状態で、騎馬戦が終わって切島に肩を叩かれるまで続いていた。 彼の騎馬は動けていた事を合わせて考えるに、恐らく返答した相手を無力化し操る個性だと思う。 ある程度の衝撃で解除されるようだが、一言だけでも返事をしたら終わるぞ。 気をつけろ緑谷」

「え……!? どうしてそのことを!?」

 

 相手の個性に関する情報に驚く緑谷。 勝敗に関わる情報を教えてくれた理由がわからず、目を白黒させている彼に峰田が親指を上げてウィンクをした。

 

「そりゃお前に勝ってほしいからだろ! オイラ達はアイツにやられて最終種目に行けなかったんだ。 意趣返しってやつさ!」

「応援するならそりゃクラスメイトの緑谷君だよね! だからがんばれー!」

 

 手を振り上げて応援を送る二人。 蛙吹も笑顔で、障子は拳を突き出して頷いた。

 

「けろ。 個性にかかったらそこで終わりよ。 頑張って緑谷ちゃん」

「ここにいる全員がお前に勝ち上がってほしいと思っている。 頑張れ、緑谷」

「みんな……ありがとう!」

 

 クラスメイトが送る激励の言葉に緑谷は涙を潤ませる。

 四人が観戦席に戻っていくのを見送ると、隠れて様子を見ていた骸骨のような風貌の男、オールマイトが顔を出した。

 

「最終種目出場おめでとう、緑谷少年!」

「オールマイト!」

 

 オールマイトが緑谷の背中を叩く。 少しだけ体を揺らした緑谷が見上げるとオールマイトは二っと笑って見せる。

 

「正直、OFA(ワン・フォー・オール)なしでよくここまでこれた! 入学試験前の鍛錬と入ってからの訓練が今の結果を出したんだよ。 できればOFAも制御できるようになっていれば良かったんだがね。 それは今後の課題として、今は胸を張りなさい!」

「いえ。 僕は良い人達に恵まれて、運が良かっただけなんだなって」

 

 肩を落とす緑谷にオールマイトは先ほどよりも強く肩を叩く。 小さな悲鳴を上げた緑谷にオールマイトはマッスルフォームの姿になって激励を飛ばした。

 

「そんな辛気臭い顔は必要ないぞ! 全く、相変わらずのナンセンスプリンスだ。 不安な時も怖い時も、笑って吹き飛ばせ! 空元気でも笑顔を忘れるな、私が見込んだヒーローの卵なんだからな!」

 

 オールマイトが吐血しながら骸骨姿に戻ると同時に、試合を始めるプレゼントマイクのアナウンスが会場に流れた。

 

『全員盛り上がっていけ! 最終種目の幕開けだ!! 第一回戦、選手入場ー!!!』

「さあ行ってこい緑谷少年!」

「はい!」

 

 緑谷は力強く頷き、歓声鳴りやまぬ決戦場へ歩を進めた。

 その背を見送るオールマイトはステージに向かっていく彼を見て一人呟く。

 

「少しは逞しくなったな緑谷少年。 ゴフッ……しかしAFO(オール・フォー・ワン)が存在している可能性がある以上、完全に引き継ぐまで消耗は避けたい。 ……後で根津校長に相談してみるか」

 

 血を吐きながらもこれからの事を考え、言外に頼ってくれと言ってくれた相手を思い浮かべながら後継者の戦いを入場口から見ることにした。

 

 

 

 

 

 

 熱気渦巻く会場から少し離れたスタジアムの一室。 刃物の髪飾りを着けた少女が長椅子で仰向けに寝転がりながら不機嫌な顔を隠しもせず、同じ椅子に座っている狐耳を生やした白髪の女性に膝枕をしてもらっている状態で文句を垂れていた。

 

「やっぱり来たくありませんでした。 タコ姉さま、今から家に戻ってもいいですか」

「だめですよーきりちゃん。 お務めだから、終わるまでちゃんと待ってましょうねー」

「あ˝あ˝あ˝もうやだー!! おうち帰りたい、帰ってゲームしていたい!! ずん姉さま早く帰ってきてー!!!」

 

 姉である東北イタコの言葉に叫びながら足をバタバタと動かすきりたん。 なぜか雄英の職員であるランチラッシュに東北ずん子が半ば拉致されるように連れ去られ、とりあえず帰ってくるまでの間は休憩室で待っていうように勧められた。

 駄々をこねているきりたんの頭を撫でながら、イタコはテーブルに置いてある携帯電話を笑顔でのぞき込んでいる。 画面には結月紫がくじ引きで変わった物語をマキとあかりに興奮気味に語っており、その姿が密かに撮影されているのを知らず早口で喋っている動画を見てイタコ笑顔を浮かべていた。

 

「マスターが楽しそうで何よりですわ」

「大分知っている筋書から離れてきましたからね。 緑谷はOFAを使ってないですし、そうなると轟も家の会話はしていないでしょう。 最悪、あの轟家に介入しない事で轟が炎を使わないまま縛りプレイ続行の可能性も出てきました。 てか爆豪が落ちるとか草生えますね草」

 

 休憩室にも備え付けてあるモニターから会場の歓声が鳴り響く。 きりたんが鬱陶しそうに目を向ければ、OFAの暴発で洗脳個性を破った緑谷が心操を投げ飛ばし勝ち上がった姿が映されていた。

 続けて轟と瀬呂の対戦で会場の一部まで氷漬けにした映像が流れ、きりたんはイタコの太ももに頬を乗せながら呟く。

 

「関係ないところでは大体原作と一緒ですね。 大きく逸れすぎても困りますが」

「ちゅわ? マスターが喜ぶならそれは良い事でしょ、きりちゃん」

「んんー。 セイカさんやタコ姉さま、あとあかりさんにマキさんはそうなんですけどね……って丁度半数か、多いなオイ」

 

 指折り数えて現状を再確認すると、けだるそうな表情できりたんはイタコを見上げながら言葉を続ける。

 

「マキさんはともかく、他の三人はマスターが持つ元々の情報量が少ないのです。 そのためにVOICEROID(道具)としてマスター(使用者)に役立つ方向へ本能的行動をしてしまいます。 逆に私やずん姉さま、茜さんと葵さんは元となる情報量が多いのでVOICEROID(存在理由)にあまり固執せず個人として動けるので、ある程度は自由に動けます。 まあ……」

 

 テレビへ顔を向けたきりたんの瞳から光が消える。 テレビに映る人々をまるで仇を見るような眼光で睨みつけ呪詛を吐くように口を動かした。

 

「半年前にセイカさんが企画し売り込んだボイスロイド再発計画。 私達ではなく活躍しているヒーローを元にしたヒーロイド路線で販売されてしまい再発計画は完全に潰されたので、この世界の人間共なんてどうでもいいという方向は全員一致ですがね。 知名度で圧倒的に負けている私達では勝ち目もありません。 マスターの本懐はボイスロイドを使った機械音声による作品群ですから、たとえ売れるからと別物を出されても意味が無いですし」

 

 ぎゅっと手を握るきりたんの頭をイタコが優しく撫でながら、そういえばと口を開く。

 

「マキちゃんはきりちゃん達と同じくらい情報があるのに、私達の方へ分類されているのはどうしてかしら」

 

 瞳に光を戻したきりたんは半眼で口をへの字に曲げて答えた。

 

「マスターの影響です。 二番目の情報量かつお気に入りなので、承認欲求が吹っ切れて一周回ってタコ姉さま達と同じ所までぶっ飛んでいます」

「ちゅわー」

「返答に困ったらそれで切り抜けようとするの止めてくれませんかねタコ姉さま」

 

 そんなやりとりをしていると廊下から人の歩いてくる音が聞こえ、扉が開くと緑色の長髪を揺らしながら東北ずん子が台車を押して戻ってきた。 同時にきりたんが駆け寄り飛びついて涙目で見上げる。

 

「ずん姉さま遅かったですよー! 早く帰りましょう、すぐ帰りましょう、もう帰りましょう!」

「はいはい。 ついさっき、雄英高校との契約でずんだ餅を卸すことになったから帰って準備しますよ」

 

 きりたんの頭を撫でながら部屋に置いてあるずんだ餅を入れていた十個ほどの空箱を積んでいく。 その横でずん子の言葉にきりたんは目を点にして、一拍置いてつまらなさそうにため息をついた。

 

「どうせ適当に並べた何かにずんだアローぶっ刺すだけのお仕事ですよね。 正直、並べるのも刺すのも個性のおかげで数百個ですら三十分掛からずに終わるので働いているように見えないんですが。 私としてはずん姉さまとゲームする時間が欲しいので別にいいですけど」

 

 そんなきりたんとは逆にイタコは立ち上がるとずん子へ近づき空になった箱を見て笑顔で言った。

 

「一キロ三千円のだだちゃ豆一つ一つが全部ずんだ餅に変わる……錬金術もにっこりの不等価交換ですわね」

「そこはニッコリじゃなくてゲッソリでは。 むしろ味や栄養価すら思いのままですから、任意で情報を書き換えているといった方が説明としては正しいかと」

 

 イタコの言葉をきりたんが訂正している横で、箱をきれいに積み上げ終えたずん子は台車を押して部屋の入り口へ向かう。

 

「そこはちょっとした個性の応用です。 本当は一番美味しくて体に良いずんだ餅をタダで配ってもいいんですけど、対外的に仕事をしているように見せないと怪しまれますからね。 それじゃ帰りますよー」

「はーい、ずん姉さま」

「ちゅわー」

 

 三人そろって熱気渦巻くスタジアムを後にする。 トーナメントはつつがなく進んでおり、上鳴電気と尾白猿夫の試合は上鳴の放電により尾白は為すすべなく敗退、上鳴が勝ち上がった。 続く飯田天哉と発目明は発目のサポートアイテム宣伝をこなして自ら場外へ出たことで飯田が次の試合に進み、芦戸三奈と青山優雅の試合は芦戸が踊るように光線を避けて限界が来た青山の降参によって芦戸が次の試合の切符を手に入れる。

 年に一度の祭典、熱狂している会場を背に帰路へつく三人。 席を取る事が困難なイベント会場から、終わってもいないのに帰る三人はとても楽しそうに笑っていた。




評価、感想、誤字報告ありがとうございます

情報の出し方ムズイっす。プロの人はやっぱすげぇよ

追記

(作者のミスで)フルボッコだドン!(自業自得)
今見直してみると何で横取りとか何書いてるんだよ俺……orz

変更点
システムを横取り→私達ではなく活躍しているヒーロー

とりあえずこれで文章的にも問題ない……はず
不自然でしたらメッセでもいいので感想お願いします
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