VillainのVはVOICEROIDのV   作:捩花

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Voice29 一年ヒーロー科A組 一学期期末 実技試験・中

 時は砂藤力道達が試験を突破した頃より少し遡る。

 各訓練施設へ向かうバス停留所。 雄英高校一年生のヒーロー科A組が根津校長によって試験の内容が説明され、二人一組のチームとその担当試験官が次々と割り当てられている中、最後まで残されたのは緑谷出久と爆豪勝己の二人だった。

 この場にいる教員の名前は全て上がり、緑谷は幼馴染から伝わる不機嫌を漂わせた空気に冷や汗を垂らしながら、姿の見えぬ担当を探して周囲を見渡していると、組み合わせを発表していた根津校長が腕時計を見て首を傾げる。

 

「さて。 残った二人の相手は、そろそろ来るはずだけど」

 

 校長が言い終わると同時に、上空から何かが落ちて来て突風を巻き起こす。

 予期せぬ展開に生徒一同が身構える。 そこには白色の長髪に褐色の肌、胸元に三日月マークが描きこまれた白いバニースーツのようなコスチューム、そして耳から兎耳を生やした女性がギラギラした目を生徒の方へ向けていた。

 現代のヒーローで、ランキング十番以内に身を置く女性を見て、峰田実が興奮した顔でその名を叫ぶ。

 

「うぉぉぉぉぉ!! ラビットヒーロー・ミルコだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 ほとんどの生徒が呆気にとられている中、ミルコは力強く生徒達の方へ進んでいく。 一直線に向かったのは、先ほどから不機嫌なオーラを隠そうともしていない爆豪。

 彼の目の前にミルコが止まると、背の低い彼女は僅かに顔を上げて爆豪の目に視線を合わせ、口の端を上げた。

 

「お前だな。 どっかの個性使用許可場で、私のダミーを半壊にしたとかいう雄英生徒は」

 

 施設を利用している者ならばその情報に目を見開き、知らない者は疑問符を浮かべている。 教員達もあんまりな人選に根津校長へ視線を向けるが、彼は呑気に紅茶を飲みながら成り行きを見守っていた。

 ジロジロとプロヒーローに見られている爆豪は、物怖じすることなく顎を上げて見下すような姿勢で言い返す。

 

「だったら何だよ、兎耳女」

 

 近くにいたクラスメイトが戦々恐々と数歩身を引く中、彼の態度を見ていたミルコはニカッっと歯を見せた。

 

「生意気な子供(ガキ)だ。 いいぞ!」

 

 何故か上機嫌になったミルコは、爆豪の腕についている手榴弾型のサポート装備を掴む。 彼女の唐突な行動に、爆豪は反射的に掴まれた手を振り払う。

 あっさりと手を離した彼女は素早く体を屈ませて足払いを放った。 まさか攻撃されると思っていなかった爆豪の体が空に浮き、ミルコは流れるように爆豪の首根っこを掴んで足に力を込める。

 

「さっさと手合わせやるぞ!」

 

 近くの試験場に狙いを定め、空へ飛ぼうと地面を蹴ろうとする瞬間、唐突に現れた赤い籠手がミルコの頭へ手刀を打ち込み、彼女の頭を地面に叩きつけた。

 目まぐるしく回る状況に、緑谷はミルコを地面に叩きつけた人物が視界に入り、ここにはいないはずの人物に目を見開く。

 

「え、具足ヒーロー・ヨロイムシャが何でここに!?」

 

 腰には刀、頭部の赤い鎧兜から鬼の一角が如く天へと伸び、同色の甲冑に身を包んだ老人が腕を組んでため息を吐いた。

 

「まったく、このじゃじゃ馬娘は。 ワシらは仕事に来た故、勝手な行動は慎まんかい」

 

 叩きつけられたミルコは勢いよく飛び起きると、ヨロイムシャを睨みつけて叫ぶ。

 

「邪魔するな爺!」

「お主の耳は飾りか? それといい加減、そこの小僧を掴んでいる手を離さんか」

 

 ミルコに掴まれていた爆豪は、突然現れた老人に呆気にとられながらも掴まれていた手が緩んだ隙に拘束から逃れ、鋭い眼光をミルコとヨロイムシャに向けた。

 爆豪とミルコの唸り声が聞こえてきそうな現場に、進展を見守っていた根津校長が割って入る。

 

「HAHAHA! 緑谷君と爆豪君の相手が来たね! 皆も二人を知っているだろうけど、今回はオールマイトが急用により席を外した為、急遽彼らに助力を頼んだのさ!」

「……うぁ」

 

 誰の声なのかわからないが、オールマイトの穴埋めにランキングトップクラスの現役ヒーローが二人掛かりで試験官を務めるという事に、A組生徒達は緑谷と爆豪へ憐みの視線を向ける。

 当事者である緑谷も、自身を見るヨロイムシャの眼光が鋭くなるのを見て背筋に悪寒が走った。

 

(え、何で睨まれたの!?)

 

 彼の疑問は、組み合わせの発表が終わった事で各々が試験場に向かうよう指示された為、答えてくれる者はいなかった。

 

 

 

 

 

『試験を始めるよ。 レディ、ゴー!』

 

 リカバリーガールの宣言と共に、緑谷は爆豪の速度に合わせて試験終了の一つであるゲートへ向かっていた。 移動中も試験開始後も一言も口を開かずに自身のペースで進んでいく爆豪に、緑谷が慌てながら着いていく。

 

「かっちゃん待ってよ! 離れたら各個撃破される」

「黙ってろデク」

 

 口を開いたかと思えば否応もない幼馴染の反応に、緑谷は覚悟を決めて彼の横に並んで声を掛けようとした。

 

「……かっちゃん?」

 

 粗暴な幼馴染の横顔は獰猛に笑っていた。 ヴィランに間違われても仕方ない形相を浮かべている爆豪に緑谷は言葉を失う。

 

(あ、すごくワクワクしている顔だ)

 

 この状態で緑谷が話しかけると、途端に爆豪の機嫌が悪くなるという、碌な思い出の無い状態だった。

 彼は幼馴染に話しかけるのを諦め、試験官であるプロヒーローを警戒して周囲を見渡していると、隣で歩いていた爆豪が立ち止まり、顔も向けずにぼそりと呟く。

 

「邪魔だデク」

「え……?」

「頭下げろぶっ飛ばすぞ!!」

 

 爆豪が叫ぶと同時に両手を爆発させて回転、勢いをつけた上段回し蹴りを緑谷に向かって放った。

 

「かっちゃ!?」

 

 突然の行動に、緑谷は言われた通り頭を抱えてしゃがみ込む。 空を切るはずの攻撃は、頭上で何かとぶつかる打撃音を鳴らした。

 

「え?」

 

 緑谷が頭を上げれば、足が二つ交差している。 幼馴染に意識を取られていた彼の目に映るのは、ラビットヒーロー・ミルコの姿。

 彼女は攻撃の反動で体を捻りながら、後方へ飛んで着地すると腕についた圧縮重りを鬱陶しそうに引っ張った。

 

「爺、これ外していいか?」

「止めんかい。 重しが無ければやり過ぎるのは明白、ワシの試験官補助員として来ていることを忘れるでない」

 

 建物の間から現れたヨロイムシャに緑谷が身構える。

 ヨロイムシャもまた緑谷を確認すると、顎を少しだけ動かしてミルコに指示を出した。

 

「さて、小娘。 約束通り二十分迄。それまでは、やり過ぎない程度に好きにせい」

「よっしゃ行くぞ爆発小僧!」

 

 嬉々としてミルコは爆豪へ向かって突進し、流れるような連撃を放つ。 爆豪も攻撃を受け流すが、勢いに押されて緑谷がいる所からどんどん離れていく。

 

「かっちゃん!?」

 

 遠ざかっていく幼馴染を追おうと足に力を込める緑谷。 彼の目の前を横切った棒状の何かが地面に衝突してコンクリートを抉った。

 緑谷は即座に後ろへ飛んで距離をとる。 離れていたはずのヨロイムシャがすぐ傍で振り下ろした朱塗りの刀を上げ、横に一振りしてから中段に構えた。

 

「小僧」

 

 老人の眼光が緑谷を貫く。 保須市で敵対したステインとは違う、しかし同格以上の強者が放つ威圧感に緑谷は息を飲んだ。

 

「少しばかり、老人の小言に付き合ってもらおうかの」

「くっ……!」

 

 緑谷は目を離していたわけでは無かった。 逆に一挙一動を凝視していたにも拘わらず、瞬きの一瞬で間合いを詰めた相手に驚いて体が硬直してしまい、僅かな隙を晒してしまう。

 ヨロイムシャはその好機を逃さず、赤刀で緑谷の腹を横殴りに振り抜いた。

 

「がぁ!?」

 

 老いているにも拘わらず、剛腕で振りぬいたヨロイムシャによって緑谷は弾丸のように吹き飛び、建物の壁を砕き貫いて室内へ飛び込む。

 土煙が舞う中、緑谷は痛む背中を庇いながら立ち上がった。 崩れた壁の穴から金属がこすれ合う音を鳴らしながら、存在感を隠す事無く入ってきた試験官に向けて拳を構える。

 ヨロイムシャが一歩踏み出す。 重々しい金属音を鳴らしながら近づいてくる老人は、数メートル離れた所で木刀の先端を杖代わりに突き立て緑谷へ言った。

 

「ここなら、誰にも邪魔されんじゃろうて。 のう、八木の小僧から個性を託された、OFA(ワン・フォー・オール)の後継者よ」

「……!? 何でそれを!?」

 

 ごく少数しか知らないOFAの情報。 さらに緑谷出久がOFAを受け継いだ事は、オールマイトを除いて思い当たるのは彼の職業体験先であるグラントリノだけだった。

 

「根津の旧友にて、空彦(グラントリノ)の腐れ縁。 どうせ空彦と八木の小僧の事じゃ、最低限の事しか話しておらんじゃろう」

 

 知らされていない繋がりに緑谷が口を開けていると、老人はため息を吐いて独り言を呟く。

 

「まったく……志村の小娘と並んで、あの師弟共は揃いも揃って報連相を疎かにする所は治っておらん。 困っている人間を助けるのは構わんが、不必要に周囲を困らせていては本末転倒じゃろうに」

「志村……?」

 

 緑谷の言葉に、ヨロイムシャは喉を鳴らして目を逸らす。

 

「人前で愚痴は言うものではないな。 聞きたい事はお主の師にでも聞くがよい」

 

 言葉は不要と、ヨロイムシャが刀を構える。 訓練用と彫られた木刀ではあるが、直撃すればタダでは済まない威力をその身に刻まれた緑谷は顔と体を強張らせた。

 

「さて、時間は有限。 戯言はここまでにするかの。 まずはお手並み拝見」

 

 ヨロイムシャが木刀を両手で持ち切っ先を緑谷にむけて目をつむる。

 

(来る!)

 

 緑谷が体を屈めると同時に、彼の目前に一瞬で移動したヨロイムシャの突きが空を切った。

 拳を強く握りヨロイムシャを見上げれば、老人は姿勢を保ち目をつむったまま微動だにしない。 英雄像のような姿を見て、緑谷は一瞬だけ思考を巡らせて斜め後ろに飛んで再び構えをとった。

 ヨロイムシャが目を開けると、鼻息一つ飛ばして口を開く。

 

「不用心に攻撃しないのは評価しよう」

「個性を考えれば、当然ですから」

 

 知っているのが当然と言わんばかりに緑谷は口を開いた。

 

「具足ヒーロー・ヨロイムシャ個性は『瞬動』かつては縮地とも呼ばれた歩法のように一瞬で移動する実際素早く移動している個性で扱いが難しいにも拘わらず素早くヴィランに接敵して薙ぎ倒す移動する速度ならばオールマイトと同等であるとも言われ日本のサムライヒーローと外国から呼ばれるヒーロービルボードチャートランキングJPの十位以内をキープし続け最も長く名を連ねたとギネス記録に登録申請中の」

 

 突風が室内を横切り、緑谷は口を塞ぐ。

 

「戯言は無用。 根津の言っていた通り、欠点も含めワシの個性を知っているようじゃな」

 

 ヨロイムシャは振るった木刀を構え直し、有無を言わさぬ圧力に緑谷は頭を上下に振るわせて頷いた。

 個性『瞬動』。 ヒーローオタクである緑谷が言ったように、簡単に言えば素早く移動する個性。 表面だけ見ればクラスメイトの飯田天哉よりも使い勝手がよさそうだが、目を背けるには大きすぎる欠点も存在する。

 個性を発動する前提として、目を閉じていなければならない。 たとえ薄目でも景色が見えてしまえば個性は発動できず、その場で棒立ちとなってしまう。 さらに地上でしか発動できず、直線しか動けない上、個性を使って動いている間は姿勢を変えられないというデメリットも抱えている。

 人に備わる感覚器官の中で最も使われているであろう、視覚を封じなければ使えない個性。 にも拘わらずヒーローの頂に名を連ねる老人は目の前の少年を見据え、安堵とも落胆ともとれるため息を吐いた。

 

「不用心に近寄れば、瞬時に往復して壁に叩きつけようかと思ったが、少しは頭が回るようじゃの。 あくまで小僧共の中では、であるが」

 

 欠点を補うために技量を磨き、培った経験則を以てヴィランを無力化して結果を残した強者。 ヒーロービルボードチャートに乗り続ける老人は目を光らせ、ここからが本番と体に力を込める。

 

「実力は計れた。 どこまで食らいついていけるか試させてもらおう」

 

 ヨロイムシャがそう呟くと、姿が掻き消える。

 

「やっぱり早ぃがはっ!?」

 

 見失った緑谷が僅かに見えた残像を追って右を見た瞬間、残像が横切ったかと思うと左脇腹がかちあげられる。

 そこから数分間。 緑谷は撤退を許される事無く、防戦一方で攻撃を凌ぐのに全力を注ぐ他なかった。

 

 

 

 爆発音と重い打撃音を聞きながら、緑谷はボロボロになった体を持ち上げ、崩れかけの壁に手を掛けながらも立ち上がる。

 その様子に、明らかに落胆した態度を隠す事無く見せるヨロイムシャが吐き捨てるように言った。

 

「無様。 その一言に尽きる」

「これが……具足ヒーロー・ヨロイムシャ……!」

 

 全身の痛みで動くのも這う這うの体である緑谷の様子を眺めながら、老人は自問自答するようにブツブツと独り言を言っている。

 

「八木の小僧は何故、こやつを後継者に選んだ? 個性を使わなければ身体能力は標準以下、その個性も馴染んでおらず一割も制御できておらん。 手合わせをすれば解るかと思ったが……」

 

 ヨロイムシャは目を伏せながらも言葉を紡ぐ。

 

「OFA以外の個性を持たぬ。 聞いた通り、お主は無個性。 それならば、OFAの制御が遅いのも納得がいく」

 

 聞こえた内容に緑谷の体が跳ねた。 その様子を知ってか知らずか、ヨロイムシャは口を動かし続ける。

 

「個性を持っている輩であれば最初は戸惑うとはいえ、動かし方の感覚は持っている個性を元に扱い方を習得する。 しかし、無個性ならば扱い方の解らぬ個性の動かし方を一から学ばなければならず、元から個性を持っている人間よりも習得に時間がかかる。 それこそ、天才と呼ばれる類でなければな」

 

 一呼吸置いて、目を開けた老人は緑谷に向けて言った。

 

「貴様以外であれば、誰であろうとも既に三分の一は引き出させている頃合いであろう。 ……小僧、何故その力を受け継いだ」

「……」

「だんまり、か」

 

 一言も口を開かない少年に、怒りを湛えた声でヨロイムシャは言い放った。

 

「その程度の覚悟で受け継いだというならば、誰かに投げ捨ててしまえ。 小僧には荷が重い」

「……僕は」

 

 弱々しく口を開いた緑谷。 しかし、それをヨロイムシャは聞く気が無いとでも言うように遮って言葉を続けた。

 

「悪への抑止力、正義の象徴とまで言われたオールマイト。 その偉業を果たすに至った個性。 お主より上手く扱える輩はそこら中に居るわ。 それこそ、先ほどお主の隣にいた小僧の方が上手く扱うわい」

「……!」

 

 何時か何処かで、誰かに言われるだろうと思っていた言葉。 目の前に突き付けられた事実に緑谷は拳を強く握りながらも、反論できずに俯いた。

 

 無個性でなければ、もっと早くOFAを扱えるようになっていただろう。

 文句を言わせない程の原石ならば、誰も憂うことが無いだろう。

 

 突きつけられた『後継者は緑谷出久でなくていい』という理由。 彼には否定できない言葉の羅列。 一風吹けば崩れ落ち、緑谷を諦観の谷底へ埋めるには十分な理由に、彼は俯きながらもか細い声で声を上げる。

 

「……ったんだ」

 

 緑谷は顔を上げ、ヨロイムシャの目を見て、大声を絞り出しながら言い放った。

 

「オールマイトは

 僕でも、

 ヒーローになれるって、

 言ってくれたんだ!」

 

 ヨロイムシャは涙目ながらも力強く相対する少年の様子に、肩の力を抜いて深く深くため息を吐て呆れた声を出した。

 

「何じゃ、あるではないかい」

「え……?」

 

 もはや怒気すら籠っていないヨロイムシャの言葉に、緑谷の思考が止まる。

 呆けている緑谷を余所に、老人はぽつりぽつりと語りだした。

 

「平和の象徴として、抑止力として。 世の平穏を護るために、滅私奉公して奔走した八木の小僧が託した相手。 ワシにとって『八木俊典』という男から初めて聞いた我儘。 あやつの横に並ぶことができず、頼りきりだった者が口を挟む道理など無いわ」

 

 それは懺悔にも聞こえる、寂しさが同居した肯定。

 

「OFAの後継者として八木俊典に選ばれた。 奴の気まぐれだろうとも、その権利をつかみ取ったのは間違いなくお主じゃ。 胸を張れ、顔を上げろ、何を言われようとも己の目指す先に向かって歩め」

 

 緑谷の中で渦巻いていた『自分が個性を受け継いでいいのか』という疑問を取り除き、前へ進む応援の言葉。

 

「幸運も実力の内。 たとえ偶然でも、掴み取った権利はお主の物じゃ。 他の連中の方が良い? 八木の目にも留まれなかった負け犬の遠吠えなど言わせておけ」

 

 まるで孫に接するような、自分勝手な優しさでヨロイムシャは緑谷の背中を押す。

 

「だが、与えられた権利には果たすべき義務も付随する。 せめてヒーロービルボードチャート上位には名を連ね続けられるよう精進せよ」

「……は、はい!」

 

 釘を刺す厳しさも忘れぬ老人に、呆気にとられていた緑谷は落ち込んでいた様子が嘘のように明るい声で頷いた。

 その様子に満足したヨロイムシャは、ふと持っていた懐中時計を取り出して時間を確認する。

 

「さて、時間も頃合い。 本業に戻るとするかの」

 

 木刀を構え直した相手に、緑谷は空気が一変したのを感じ取り、慌てて拳を構えた。

 

「あ、そういえば期末試験中……」

「うむ。 まずは外で暴れている二人の所に行こうかの」

 

 先ほどまでは手加減していたのかと思うほど、防御も回避も許さないヨロイムシャの一撃を食らって緑谷は外に向かって吹き飛んだ。




感想、誤字報告、文章指摘ありがとうございます

あれれーおかしいなー前後の二話で終わるはずだったのになー(棒読み)
インターン編の答えをここで出したから
インターン編はどうなってもいいよね(ゲス顔)

ヨロイムシャの個性に関しては独自設定です
イメージは何となくロックマンエグゼシリーズのフミコミザンから
え? ヒーロー名と関係ない?
古株だし昔はそこまで気にしてなかったんでしょう
古株ヒーローに該当するのがグラントリノくらいしか思い出せないけど(震え声)

今月末までに加筆修正箇所直せるか怪しくなってまいりましたぁ!
(戦闘クソ雑魚テラリアンの断末魔)


追記
活報にて現状報告
すみませんが次話はもう少しお待ちください
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