ショッカーライダー   作:はっぴーでぃすとぴあ

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他の御歴々のする小説と言うのを読み専の私も書いてみんと欲す
我ながら攻めた内容になっていると思いますが利用規約に引っ掛からない程度にゆるくやっていこうと思います(笑)
まだ右も左もわからない感じではありますが手探りでやっていこうと思いますので宜しくお願いします
文末とはなりましたがこの私のイデオロギーとかではありませんが国家社会主義が支配するディストピアを楽しんでいただければ幸いです


第壱話『変身!ショッカーライダー』

「ごちそうさま、旨かったよ親父さん」

 

都内某所、城東大学に程近い場所に位置するステーキ店橘は昼時ともなると腹を空かせた書生らが大人気の鯨ステーキを食べるべく大変に込み合うのだ

 

「あいよ、また来てくれよな」

 

「はーい、またのご来店をお待ちしておりまーす」

 

店の親父と女給は忙しい中そう返すとまた各々の仕事に戻ろうとするのだがその客はふと足を止めると思い出したかのように口を開く

 

「そういやぁさっきからこの近辺に妙な連中がプラカードもって集まって来てるんだ、何事かあるかもわからないから気をつけてくれよ」

 

そう言って笑いながら店を出て行く客に店の親父、橘燐太郎ははてと首を傾げる

 

「おかしいな…何か集会があるのであれば今朝の新聞に載らないと言うことは無いはずなんだが……」

 

そう一人誰に言うでもなくごちるとカウンターの奥へと引っ込み厨房を出て二階へ続く階段の下から手をメガホンのようにして声を上げる

 

「おぉい!ミコト!ミコトやあい!ちょっと降りてきてくれい!」

 

「はいよぉ!」

 

そんな声と共にとんとんと階段を降りてきたのは黒髪を刈り上げた厳めしさの中にやや幼さが残る風貌の青年、ミコトと呼ばれたその青年は部屋着であろう作務衣を軽く直しながら先程まで机に向かっていたのであろう、首を軽く捻るとゴキゴキと小気味良い音を立てる

 

「なんだい親父さん、今日は休みだと思ったんで勉強してたんだがな」

 

「ああ、その通りではあるんだがどうもさっき来た客が言うに何やらここいらで集会があるらしいんだ」

 

「集会?それは妙な話だ、集会があるなら今朝の新聞に載っていないと言うのは可笑しいだろう」

 

「その通りだ、集会を行う場合は必ず届け出て認可を受けなきゃならんしそれなら新聞に場所や日時が載るもんだ」

 

「ふぅむ、だとすれば一体…」

 

その時である

参謀本部より直接ミコトへの指令が下されたのは

 

『本日〇〇時〇〇ニテ認可ヲ受ケテイナイ集会ガオコナワレントシテイル、タダチニ現場ニ急行シコノ悪逆非道ノ逆徒を殲滅セヨ』

 

指令を受信したミコトは忽ちの内に険しい表情で二階へととって返して深川鼠の着流しに至極色の羽織を着て来ると燐太郎に一言行ってくると言うと飛び出して行った

 

「ミコトさぁん!忘れ物よぉ!」

 

「おおっと、ありがとうモヨ子ちゃん!ちょっと行ってくるぜ!」

 

「気をつけてねぇ!」

 

外出時にはからなず被る帽子を危うく忘れそうになりながらも外へと飛び出して行くとこの近辺では見かけない連中が一ヶ所を目指して集結しつつあった

 

「こ、これは?!」

 

人の波に沿って行くとそこは国会議事堂前、既に憲兵隊と暴徒が激突しあちこちから火の手が上がり銃声が鳴り響いていた

 

「ショッカー大首領はヤメロ!正体アカセ!」「憲兵いらない!」「ヘイワを守れ!」「弱者を守れ!」等と罵詈雑言をがなりたてる暴徒が破壊活動を行いその頭目と思われる男がその三百人近い暴徒に囲まれて各々の武器を手に憲兵を威嚇していた

 

「大首領はヤ「まてぇぇぇぇい!」

 

ミコトは暴徒の波に突撃するとそれらを吹き飛ばしながら頭目と思わしき青年の元へ行くとまずその拳で青年を殴り飛ばした

 

「我が国おいてショッカー参謀本部の認可を得ない集会並びに結社は認められておらずショッカー刑法によって罰せられるとなっている!貴様らは法を何と心得るか!」

 

「黙れ!」「ショッカーの犬め!」「死ねー!」「知るかー!」

 

「良いだろう…貴様等のような愚劣な存在はショッカーが支配するこの美しい社会には不要!…ショッカー!」

 

元より生かして帰すつもりも無かったが一切自らが社会を乱す悪だということを省みない暴徒に怒りの沸点を超えたミコトは暴徒達を睨み付けるとワナワナと怒りに震える拳を握ると共にミコトの腰にショッカーのエンブレムがあしらわれた金色の大きなバックルが付いたベルトが出現する

 

「変身…っ!」

 

調度良く背後にあったクルマから漏れだしたガソリンに火が引火して発生した爆発をバックにその姿が文字通り変身する

青白いボディースーツにその側面を貫く紫のラインと胴体の前面と肘と膝の先を覆った機械的なアーマー、頭部は青白いマスクに覆われ釣り上がった青い複眼と歯を食い縛っているかのようなクラッシャーが憤怒の表情を浮かべ二本の長い角とも触角ともとれるアンテナが天を衝くその姿は全体的に閻魔蟋蟀を彷彿とさせた

 

「ま、まさかお前は噂に聞くショッカーの戦略兵器改造人間!?」

 

「その通り!私はショッカーライダー!貴様等のような悪を滅ぼす為に偉大なるショッカーにより製造された秩序の番人だ!ホキョキョキョキョー!」

 

秩序の番人の象徴たる青い迷彩柄のストールとたなびかせて跳躍すると一跳びで暴徒の中心から離れた車両の上に着地する

 

「これより貴様等に天誅を下す!一人として生きては帰さん!」

 

「改造人間が何だと言うのか!相手は一人だ!やってしまえ!」

 

「イー!」「アー!」「イー!」「イー!」

 

先程殴り飛ばされた青年が起き上がりながら激を飛ばした調度そのタイミングで示し合わせたのようにショッカーの憲兵隊に戦闘員が合流しそれぞれの獲物を手にして次々と暴徒を殲滅してゆく中、暴徒も負けじと車やバイクに乗り込んで包囲網を突破しようとする

 

「くっ、ショッカーの犬どもめ!退却!退却だー!」

 

「逃がさぁん!」

 

数的不利に堪らず逃げようとする暴徒の一人であったがショッカーライダーはそれを許しはしない

ギチギチと音が鳴るほどに強く拳を握り締めると渾身の力と怒りを込めて暴徒の頭部を殴り付ける必殺の

 

「ショッカー殴!」

 

その破壊力たるや悪の頭部を一瞬で粉々に砕き血飛沫へと変えた

その光景に思わず暴徒達から悲鳴が上がればショッカーライダーは暴徒達を睨み付けて鮮血を浴びた顔を軽く拭う

 

「言っただろう、一人として生きては帰さんと!!!」

 

そう吠えるや否や駆け出したショッカーライダーは取り敢えず近くでプラカードを手に震え上がって腰を抜かしていた女二人の頭を掴むと片方を握り潰し片方をクラッシャーを開いて噛み砕くショッカー握とショッカー噛で始末すると一塊に纏まってどうにか身を守ろうとする暴徒に何処からか二つの手榴弾の様なものを取り出して突き付ける

 

「ショッカーボム!」

 

その二つの超小型爆雷を暴徒の集団に投げ込むとアンテナであるショッカーホーンから無線接続で起爆させ逃げ惑うそれらを纏めて処分した

 

「後はお前だけだ!」

 

ショッカー憲兵隊やショッカー戦闘員の活躍もあり敢えて残しておいた首謀者と思われる青年一人を残して暴徒は全て斃される事となった

 

「し、市民が声を上げることの何が悪い!俺達はお前たちが作った社会の被害者なんだぞ!」

 

尚も喚く青年にショッカーライダーはその胸元を掴んで吊り上げる

 

「悪いに決まっているだろう!自らの自助努力を怠った結果を社会のせいにするな!あまつさえ法を冒し臣民の和を乱す貴様らが悪で無くて何だというのだ!」

 

弱者の戯言を一喝すると青年をアスファルトに投げ飛ばしショッカーライダーは跳躍し衝撃に動けない青年の頭部へその拳を振り下ろす

 

「ショッカー殴!!!」

 

かくして、ショッカーに歯向かった暴徒は一人残らず殲滅された気がつけばもう日が傾き国会議事堂前を橙色の光が照らしていた

荒れに荒れてしまったこの場所もショッカー清掃員の手に掛かれば明日にもまた何事も無かったかのように以前からの姿を取り戻すであろう

 

「イーーーーー!」

 

「「「「「イーーーーー!!!!!」」」」」

 

ショッカーライダーが行ったそれは敬礼、偉大なるショッカーとそれに連なる全ての臣民への敬礼にショッカー憲兵隊、戦闘員、更には一般の市民までもが返礼を返す

だがこの美しい光景は永遠の物では無い臣民一体の不断の努力によってのみ存在する物なのだ!

 

戦えい!ショッカーライダー!美しい社会を護る為に!

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