剣盾旅記録   作:鳴神ハルキ

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ホップは真剣ではあるけど闇落ちするキャラクター性でもないし、かといってアカツキやユウリも才能の塊で闇落ち要素皆無、ビートは既に闇落ちしてピンク落ちするしどうすりゃいいんだ。
どいつもこいつも眩しすぎる!!!
光属性持ちしかいねえ!!!


52、試行錯誤 vsホップ 

 

 

「暑い!!」

「けど活気にあふれた町ね!!」

 

 到着した俺達の眼前に広がっていたのは町の一口から中心地まで長々と続く市場と露天の数々。

 

「なんと今なら掘り出し物!『プロテクター』が3万円!」

「これは間違いなく本物だよ!『かけたポット』が五万円だ!」

「お嬢ちゃん、その『しんじゅ』今なら1000円で買い取ってあげるよ?」

「やー!これはまにあに売れば3000円にはなるんだから!」

「……お嬢ちゃん詳しいね…」

 

 右を見ても左を見ても店の人と買い物客が壮絶な値切りと交渉を繰り広げている。

 なんと俺よりもずっと年下の女の子がお店の人と『おおきなしんじゅ』の取引をして10000円から13000円にまで売値を釣り上げていた。

 商魂たくましく、なんとも活気のある町だ。

 

「おいそこの兄ちゃん!」

「お、俺?」

「そうだ、見たところ兄ちゃんポケモントレーナーだろう?」

「ど、どうしてそれを!?」

「俺くらい目利きの上手い商人になれば客を見抜くくらいわけないさ。そこでトレーナーの兄ちゃんに良い話だ。これを見てくれ」

 

 突然露店のおじさんに話しかけられ露店に飾ってある商品の内、一つをズイっと押し出される。

 それはどこにでもあるような一匙。銀を用いて作られ、持ち手がひん曲がったスプーンであった。

 

「これはなんと『まがったスプーン』と言ってな、これを持ったポケモンのエスパータイプの技が大きく上がるという至上の一品なんだ!」

 

 必要以上に大きな声と身振りでその力を紹介してくる露店のおやじさん。

 

「兄ちゃんはいま開催中のジムチャレンジの参加者だろう?」

「す、すごい観察眼ですね」

「(チャレンジバンド付けてりゃ一目瞭然なんだがな)兄ちゃんはこの町のジムリーダーに挑みに来たんだろう?だけどサイトウちゃんの格闘タイプはすっごい強いぜ?兄ちゃんがいくら強くても大苦戦するだろうさ。

 だが!この『まがったスプーン』を持たせたエスパータイプがいれば勝つことも夢じゃあない。いや、絶対に勝てる!」

「ぜ、絶対に……」

 

 『絶対』という強い言葉に生唾を飲み込む。

 確かにサイトウさんとの戦いに備えて道中もバトルを重ねてきたが勝てる、確実にという保証もない。

 強い誘惑に魅せられてしまう。

 

「ヤミちゃん、『サイコキネシス』」

「ヤミィ!」

「のわ!?」

「なんだなんだ!?」

 

 俺が露店の前で買おうどうかと迷っているとそれを横で見ていたユウリがヤミラミを出し、『サイコキネシス』によってかっさらっていく。

 ユウリは念動力で手元にまで持ってきた『まがったスプーン』を疑り深そうにじっくりと眺めペタペタと触っていく。

 

「おいおい嬢ちゃん!そいつはうちの商品だぞ、店主の目の前で盗るとはいい度胸じゃねえか!?」

「ユ、ユウリまずいよ」

 

 さすがに泥棒は友人としても見過ごせない。

 なおも銀色のスプーンを手の中で弄ぶユウリに店主が突っかかっていく。

 

「ジュンサーに突き出してもいいんだぜ?」

「へぇ、おもしろいわね」

 

 店主に脅されようとユウリの瞳はびくともせず、握ったスプーンを店主の顔に近づける。

 

「こんな偽物売りつけようとしてるあんたに警察を呼ぶ度胸があるって言うならね」

「偽物…だと?」

「そうよ、なにがエスパータイプの力を引き上げる『まがったスプーン』よ。曲がっただけの普通のスプーンじゃない」

「……証拠でもあんのかい」

 

 自信満々にそう言ってのけるユウリに店主のおやじさんが興味深そうにする。暗に続きを言え、と言っている。

 

「『まがったスプーン』ってのはね凄腕のエスパーが捻じ曲げたスプーンにそのサイコエネルギー残留しつづけてそれが他のエスパータイプの力を引き上げるって代物なのよ。

 でも、このスプーンにはそんな力を感じられない。どころか……ヤミちゃん!」

「ヤミヤミィ!」

 

 ユウリが空に放った曲がったスプーンをヤミラミの『サイコキネシス』が掴み取る。

 掴み取った次の瞬間、ねじ曲がったスプーンに曲がりとは逆方向の力が加えられていく。『サイコキネシス』によってみるみる間に捻じれたスプーンが戻っていき、最終的にただのスプーンに戻ってしまう。

 

「本物ならヤミちゃんの『サイコキネシス』程度で元に戻るわけないでしょ。正真正銘、あれはただ捩じ曲がっただけのスプーンよ」

「ぐっ……」

 

 真っ直ぐ、欠片の歪みも無くなったスプーンを店主であったおやじさんに突きつけていく。

 

「どう?これでも警察に突き出すのかしら?」

 

 ぐいぐいとスプーンを突きつけるユウリの圧に圧され、店主のおやじはじりじりと後ろに下がっていく。ついには青の身を翻すと、商品ごと風呂敷を包んで逃げ去っていった。

 

「お、覚えてろよォォォ!?」

「ふん。あたしの眼を誤魔化すつもりならもっと上手くやれってのよ」

 

 悪徳露天商を撃退したユウリに周辺のお客や露店が湧き上がる。

 拍手喝采をうけたユウリは自信満々、当然ねと言った毅然な態度で堂々としている。

 

「でへでへ、どうも」

「これが無かったら格好いいんだけどなぁ」

 

 一瞬でだらしなくなった友人を見ながらそう思うのであった。

 

 

 

「このポット贋作でしょ?」

「な、何を根拠に?」

「真作ならマグノリア博士の家で何回も見たわ。真作の裏にあるマークがこれには無い!」

「ぐっはぁ!」

 

 

 

「あれ?すいませんこのきのみ傷んでませんか?」

「ここにあるきのみは全部今日採れたばかりの新鮮なものだよ、言いがかりはヨシとくれ」

「でもほら、硬いことで有名なはずのこのきのみがちょっとつついただけで0,3ミリも歪んでるんです。多分中身が傷んでます」

「そこまで言うなら……あら、ほんとに傷んでたわね。ありがとうよお客さん、色付けとくよ」

「ありがとうございます!」

 

 

 

「マ、マリィちゃんグッズが売っている!」

「我々エール団はマリィを応援しています」

「一式全部貰うわ!」

「まいどありー」

 

 

 

「おいゴラァ!?なんだこのスパイスはよォ!?」

「ひぃ…!?」

「これのどこが最高級スパイスセットだ舐めてんのかこらアァン!?」

「ご、ごめんなさい。実は本物のスパイスセットの権利を悪徳商人に騙し取られてしまって――」

「…それは本当?」

「(コクコク)」

「ぶっ潰してくるからここで待ってろ」

 

 

「というわけで色々あったね」(スパイスセットに頬ずりしながら)(ツヤツヤ)

「色々あったわね」(マリィグッズに頬ずりしながら)(ツヤツヤ)

 

 トラブルもあったものの良い買い物もできたし悪徳商人もやっつけることができた。いうことなしの万々歳だ。

 50種類ものスパイスをブレンドしてつくられたというこの最高級スパイスで早くカレーが作りたいものだ。

 

「ん?」

 

 そろそろ市場が終わりスタジアム前の広場に着きそう、というあたりの場所で近くにあった露店に目が行く。

 

「あれは……」

「待ってたぞ」

 

 視線が露店から声のする方へと変わる。

 声の出どころは広場の入り口付近、そこにはホップが立ちふさがっていた。

 

「ホップ、どうしたの?」

「今からスタジアムに行って登録をするんだろ?ならその前にオレと戦ってくれ!」

「せっかちね、後じゃダメなわけ?」

「ああ、駄目だ。今、ここでオレと戦ってくれ」

 

 ユウリの軽口に対してもいつになく真剣な態度のホップ。

 

「この前言ったよな、オレが弱いとアニキまで馬鹿にされるって。だけどオレには具体的に何をすればいいのかわかんないんだ。

 だから、今のオレは強くなるしかないと思った!

 チャンピオンのアニキに恥じないくらい強くなるために色々ポケモンを捕まえて来たんだ。だからお前達でそれを試させてくれ!」

 

 ホップの腰には今まで持っていた三つのモンスターボールに加えてさらに二つのボールがぶら下げられている。

 

「それに、今ならオレとお前の違いがわかるかもしれないんだ」

「違い…?」

「そうだ。だから、それを確かめるためにもオレと戦ってくれ!」

 

 親友の真剣な頼みを断れるはずもない。

 それに違いがわかるというならこちらとて同じだ。

 カブさんを一度で倒したホップと、敗北を味わった俺。改めて自分の成長を見つめ直すチャンスだ!

 

「いいよ、コテンパンにしてあげる!」

「サンキュー、それでこそオレのライバルだ!」

 

 目と目があえばポケモンバトル!

 トレーナーとトレーナーがボールを構えればそこが対決のフィールドと化す!

 

「バトルは三対三、文句があるならあたしに言いなさい!」

「「ない!!!」」

「いい返事よポケモン馬鹿ども!さっさとポケモンを出しなさい!」

 

 憩いの場であった広場が熱かりし戦いの場へと変貌する。

 観光客は観客へと変わり、悪質な露店商は非公式な賭けを始めようとする。あ、ユウリが潰した。

 チャンピオンに推薦されたジムトレーナー同士の戦いがラテラルタウンのど真ん中で開幕するのだった。

 

「頼んだぞ、ヒトモシ!」

「ヒトモシ…ならお前だ、ウッウ!」

 

 頭に炎を灯した蠢く蝋燭、ヒトモシ。

 対してホップは、

 

「初めて見るポケモンだ!」

「こいつはウッウ!新しい仲間だぞ!」

 

 青と白の羽毛を携えた、ちょっと間抜けな顔立ちのポケモンが現れる。

 図鑑によると、水・飛行。今までのホップとは少し違い、セオリー通りの相性が有利になる選出だった。

 

「その有利を覆す!『おにび』!」

 

 もはや常套手段となった先攻の『おにび』。

 何度も使い続けたおかげで以前よりもスムーズに発動できるようになった炎の塊がウッウに向けて殺到する。

 

「やけどを狙おうって言うんだな、だけどそうはいかないぞ!

 ウッウ、『なみのり』!」

「ウウウ!」

 

 ウッウが羽を広げると同時に乾いた地面が湿り気を帯び始める。

 ウッウがひときわ大きく叫んだかと思うとこんな乾燥した場所だというのに地面から津波が発生し炎を丸ごと飲み込む。

 

「ヒトモシの動きが鈍いのはこの前確認済み!このまま押し流してやるぞ!」

 

 さらに大きく、高くなった津波がヒトモシへと迫る。ヒトモシの素早さでは今からこの波を避けることは不可能だ。

 

「ヒトモシ!」

「モッシ!!」

「耐えろ!」

「モモシ!!」

 

 直後、ウッウが先行する波がヒトモシの小さな体を飲み込んでいく。

 ガッツポーズをするホップ、見事な直撃にホップも今の一撃で倒したと確信するほどだ。

 しかし波が全てを洗い流した後、ヒトモシがいた場所にポツンとなにかが置いてあることにホップは気がついた。

 

「な、なんだあれ?」

「メットを脱ぎ捨てろ!」

 

 人の頭を包み込むほどのサイズのメット、いいやヒトモシの全身を包み隠してもなお余りある『ゴツゴツメット』が放り捨てられ、水たまりに落ちて水しぶきを上げる。

 中から、今の攻撃をまるで喰らっていなかったとばかりにピンピンしたヒトモシが姿を現す。

 

「無傷!?」

「いけ、『あやしいひかり』!」

「ッモシシ!!」

 

 ヒトモシの頭上の炎が怪しげな光とともに不可解な点滅を繰り返す。

 

 『ゴツゴツメット』からヒトモシが現れる、そんな誰でも目が引かれる一幕に当然ホップのウッウも目が釘付けになっていた。

 ユウリのヤミラミとも付き合いの長いホップがいち早く意図に気がつき「見るな!」と指示するももう遅い。

 既に不可思議な炎の点滅がウッウを虜にし、思考を鈍らせていた。

 

「いまだ、『おにび』!」

 

 『あやしいひかり』によって完全な『混乱』状態に陥ったウッウに畳み掛けるような状態異常技が襲い掛かる。

 湿りきっていたはずの羽毛には火が燃え移り、『混乱』『火傷』二つの状態異常がウッウを蝕み始めた。

 

「前戦った時はこの戦法を隠していたのか!?」

「あの時はホップとダブルバトルしてたからね、頼りになったよ相棒!」

「くそ、やってくれたな!」

 

 絶体絶命だというのに笑顔を絶やさないホップに違和感を覚える。 

 それと同時にウッウにも違和感を覚えた。

 

「……魚?」

「アカツキ、全部を見せていないのはこっちもだぞ!」

 

 先ほどまでまぬけな顔を晒していたウッウが何かを加えている。

 そう気がついた直後、『混乱』でまともに動けなかったはずのウッウが口にくわえていた魚をまっすぐ吐き出してきた。

 不意を突かれた俺もヒトモシも対応できず、ロケットの様に射出された魚がクリティカルヒットする。

 

「これがウッウの特性『うのミサイル』だ!攻撃してきた相手に魚を吐き出して反撃するんだぞ!」

「『混乱』してるのになんて正確な反撃だ……」

 

 予想外の反撃をくらいヒトモシの体力が一気に削られる。元から風が吹けば消えそうな紙耐久が完全に後一撃で葬り去られる域にまで削られてしまった。

 

「だけどこれで終わりだ、『たたりめ』!」

 

 状態異常のオンパレードとなったウッウにヒトモシの体から出た不気味な影がまとわりつく。

 直後『火傷』の苦痛に苦しめられていたウッウの顔に恐怖の色が色濃く表れる。

 『たたりめ』による形のない何かが削られていく、その感覚は喰らったものにしか理解のできない不気味なものだ。そしてその苦しみは『火傷』によりさらに力を増し加速度的に体力を奪い続ける。

 

「なんだかわからないけどヤバいのはわかったぞ!イチかバチか、『ドわすれ』だ!」

 

 ホップが出した『ドわすれ』、なんとも緊張感のない指示だ。

 

「……………ウ?」

 

 そう思っているとウッウの顔が先ほどまでの苦痛と恐怖に彩られた顔が一転、鼻から水を垂らした間抜けを通り越したアホな顔に変化する。

 

「まさか頭が空っぽになって痛みを感じなくなってる!?そんな馬鹿な!」

「これがウッウの強みだ!『ついばむ』!」

 

 『ドわすれ』によって今まで喰らったダメージをすべて忘れ、ついでのように『混乱』していた事実も忘れる。

 正気に戻ったウッウは空中を舞い一直線に接近すると巨大化したくちばしでヒトモシを刺し貫くのであった。

 

「ヒトモシ戦闘不能!」

「くぅ、負けたか…」

「ウッウ、よくやったぞ!」

 

 ヒトモシの頭の火が消え完全に気を失ったことを確認してボールに戻す。

 

「次はお前だ、ジメレオン!」

「レオン!」

 

 『なみのり』で濡れた地面にジメレオンが降り立つ。

 

「ジメレオン、『みずでっぽう』!」

 

 水の弾丸が腕の水線から射出される。

 威力よりも数を重視した『みずでっぽう』の弾丸にウッウはバサバサと飛んで避ける。

 

「空に逃げたか、なら喰らえ『みずのちかい』!」

 

 ジメレオンが『みずでっぽう』をやめて地面に拳を叩きつける。

 すると空を飛ぶウッウを狙い撃ちするかのように間欠泉が吹き上がりウッウの体を吹き飛ばす。

 

「ウッウ!?」

「とどめだ、『みずのちかい』!」

 

 再び地面を殴りつけ、地面から水の柱が吹き上がる。

 ウッウの体がさらに大きな水の柱に飲み込まれる。

 完全に決まった、と思ったところで水の柱の中から魚が射出されてくる。

 

「ま、また?」

 

 先ほどまで魚をくわえていなかったというのに『うのミサイル』が飛んできた。どんな原理なんだこの特性。

 スナイパーの様に正確な魚がジメレオンを打ち抜く。

 反撃を食らいよたよたとジメレオンが後退し、『みずのちかい』が治まった後には目を回したウッウが転がっていた。

 

「もしかしてウッウって全身が水に浸かった時に魚を拾ってくるの?」

「おう、オレもどこから拾ってくるのかはわかんないぞ」

「ええ…」

 

 倒したはずだというのにさらに謎を深めたまま、間抜け面の鳥ポケモンはモンスターボールに戻っていった。

 ポケモンは不思議だ(思考停止)

 

「戻れ、ジメレオン」

「ありゃ、戻すのか?」

「うん。今の反撃で結構ダメージを受けたからね。だから次は、アオガラス!」

 

 一度ジメレオンを戻してアオガラスを呼び出す。

 アオガラスは地面を一望した後、俺の肩に留まる。

 

「おいおい、地面が汚れてるからって…」

「アオガラスか、だったらこいつだストリンダ―!」

 

 次なる相手は全身を紫と水色に包まれた二足歩行のポケモン。

 これまた見たことが無いポケモンだ。

 

「ストリンダー、電気に毒か…」

「今のオレが欲しいのは勝利だけだ!いつもよりも基本に忠実にいくぞ!」

 

 水浸しの地面を気持ちよさそうにするストリンダ―と泥にまみれた地面を見下ろしながらいやそうな顔をしているアオガラス。

 これはタイプ以上に厳しい戦いになりそうだ…

 

「いくぞ、『でんげきは』!」

 

 ホップの指示にストリンダ―は胸の突起を打ち鳴らす。

 直後楽器を弾いたような強い音とともに雷撃が迸る。

 

「アオガラス!」

 

 雷速で迸った『でんげきは』は空中で羽ばたくアオガラスを打ち抜く、効果は抜群だ。

 

「ガ、ガガァ!!」

 

 しかし泥に落ちることを嫌ったアオガラスが根性で耐えきる。

 雷撃によって体が痺れるも『でんげきは』は麻痺の効果が弱いようで自力で跳ねのける。

 

「よし、『ついばむ』!」

「こい、『いやなおと』だ!」

 

 攻撃を耐えきったアオガラスがストリンダーに接敵する。

 アオガラスはストリンダーの素早さを越えている。本来ならば素早さの高いアオガラスの攻撃がストリンダーに届いているはずだった。

 しかし、雷撃と同じく音の速さは生物の出せる速度を優に超える。

 アオガラスが攻撃を当てるよりもはやく胸の突起を打ち鳴らしたストリンダーが『いやなおと』をがなり立てる。

 

「ガガァ……!」

「もういっちょ『でんげきは』!」

「リンダァァァ!!!」

 

 音の壁に吹き飛ばされたアオガラスに追撃の『でんげきは』が直撃する。

 度重なる攻撃にさらされたアオガラスがついに嫌っていた泥の地面に墜落する。

 

「ダァダァダァ!!!」

 

 それを見たストリンダーが嫌な笑みを浮かべる。

 図鑑にも書いていたがストリンダーは性格が悪いらしい。

 

「ガ、ガァ……」

 

 二度もの効果抜群の技を食らい、泥まみれになったアオガラスをストリンダーがあざ笑う。

 気性が荒く、誇り高いアオガラスにとってあまりに屈辱な光景だろう。

 

「耐えろ」

「………」

「ここで怒ったら、勝てるバトルも勝てなくなるぞ。それでいいのか?」

 

 怒りや焦りがバトルにおいての天敵だと何度も学んだ。

 アオガラスは確かに怒りっぽい。だが、勝てる勝ち筋を見逃すを見逃すほどお粗末な頭はしていない。

 

「泥だ。その泥が勝ち筋なんだ」

「……ッ!」

 

 俺の一言でアオガラスの聡明な頭が勝ち筋を導き出す。

 振り返るアオガラスの顔には、先ほどまで怒りに支配されそうだったところから余裕が戻って来ていた。

 

「これで決める、『でんげきは』!」

 

 ホップとストリンダーがこれで決めようと最後の『でんげきは』を放ってくる。

 今までのものよりさらに強力な雷撃は、

 

「『どろあそび』!」

「ガァァァァ!!!」

 

 地面の泥を纏めてまき散らした『どろあそび』によって防がれた。

 

「なっ!?」

「ストォ!?」

 

 アオガラスの強靭な足腰とはためく翼によって吹き上がった泥が雷撃を撥ね退けると同時にストリンダーに襲い掛かる。

 

「いけ、『みだれづき』だ!」

「くるぞ、『いやなおと』だ!」

 

 アオガラスは再びストリンダーに接敵する。

 それを見ているホップやユウリ、観客も先ほどと同じ末路を辿るだろうと考えているだろう。

 

「これは…!?」

「ああ、泥まみれになったストリンダーにもう胸の突起を鳴らすことはできない!」

 

 粘度の高い泥が振動を吸収し、胸の突起から発せられるはずの音も電撃も全てが不発に終わる。

 ストリンダー最大の武器が無力と化したのだ。

 

「だ、だったら『ようかいえき』だ!」

 

 振動が使えないのなら毒だ、と口から『ようかいえき』が吐き出される。が、先ほどまでの雷速・音速と比べれば吐き出される『ようかいえき』など止まっているに等しい。

 軽々と『ようかいえき』を潜り抜けたアオガラスの『みだれづき』がストリンダーの体を打ち抜く。

 

「そのまま突起を掴み取れ!」

 

 『みだれづき』によってボロボロとなったストリンダーの忌々しい突起を掴んだアオガラスの顔が意地悪くにやける。

 ストリンダーが両手や『ようかいえき』を使ってアオガラスを退けようと足掻くが、ここまでコケにされた怒りかアオガラスは悪い笑みを張り付けたまままるで離すつもりがない。

 胸の突起を掴んだまま羽根を羽ばたかせ空高く昇るアオガラス。

 

「叩き落とせ!」

 

 空中で翻って重力に従うように、いやそれ以上の速度で地面へ向かって飛んでいく。

 地面に激突する寸前でストリンダーを放り出して空中に逃げていくアオガラス。

 もくもくと立ち上がる土煙の中、口から毒液をゲロったストリンダーが眼を回していた。

 

「ストリンダー戦闘不能!」

「やったー!!!」

「ガガガガァァァ!!!」

 

 相性において最悪ともいえる相手を下したことによってアオガラスが空を舞う。

 溜まりに溜まったストレスを発散できて気持ちが良かったようだ。

 

「…戻ってくれ、ストリンダー」

 

 そんな俺達とは対照的にホップがストリンダーを戻すもどこか浮かない様子をしていた。

 

「少しずつ、わかってきたぞ」

「……?」

「まだだバトルは終わってないぞ!ラビフット頼んだぞ!」

 

 浮かなそうな顔を振り払い、ついにホップの切り札ことラビフットが現れた。

 

「ラビフット、まずはこの地面をどうにかするぞ『ほのおのちかい』!」

 

 ラビフットが地面に向けて足をめり込ませる。

 すると、地面から炎の柱が燃え上がってきた。

 

「くっ、ホップとラビフットも『ちかい』の技を!」

「オレも前の時は見せていなかったんだ!」

 

 吹き上がる火柱が泥を焼き、水と泥まみれだった地面が瞬く間に元の乾いた地面に戻っていく。

 

「それだけじゃないぞ!」

「っ!避けろアオガラス!」

 

 空を飛ぶ敵と地面から噴出する柱状の攻撃。地面が乾いていくことに夢中で気がつかなかったがこれはまさしく先ほどのウッウとジメレオンの戦いの焼き増しだった。

 地面から吹き出す炎の柱が空を舞うアオガラスを焼き鳥にせんと遅いかかる。

 

「だけどウッウと違ってこいつは速いし賢い!」

 

 吹き上がる頬の柱を避けながら、次に吹き上がる場所を注意深く観察し予測することができるアオガラスがひらひらと攻撃を躱していく。

 

「そこだ、『ついばむ』!」

 

 回避しながらラビフットに接近したアオガラスがラビフットの右肩を刺し貫く。

 

「ビッフッド!」

「ラビフット、『ニトロチャージ』だ!」

 

 地面を踏みしめ、体から炎を推進材としたラビフットが空を飛ぶアオガラスを捉える。

 強烈な一撃に先のダメージもあったアオガラスはたまらず墜落する。

 

「いけ、『にどげり』だ!」

「置き土産だ、『こわいかお』!」

 

 地面に墜ちたアオガラスの体に赤熱した脚の攻撃が二撃叩きこまれる。

 体が焼かれる苦痛にさいなまれながら最後の力を振り絞りラビフットに恐怖の枷をはめ込んだアオガラス。『こわいかお』はラビフットの体に恐怖を叩きつけ、両足から機動力を奪う。

 

「くそ、最後まで油断ならないぞ!」

「最後まで油断してくれなくてありがとう!」

 

 ホップは最後までアオガラスを警戒していた。そこを狙わせてもらった。

 

「ありがとう、ぐっすり休んでくれ」

 

 アオガラスには大分負担をかけてしまったな。

 だが、ラビフットの機動力を奪うことができた今もはや敵はいない。

 

「出てこい、ジメレオン!」

「やっぱり出て来たな!」

「ジメメメメ!!」

「ビビビフット!!」

 

 二匹が並び立ちにらみ合う。

 二匹はダンデさんに貰ったポケモンで幼馴染みともいえる関係、互いに対抗意識を燃やしているのだろう。

 

「いくぞジメレオン!」

「やるぞラビフット!」

 

 

「『みずのちかい』!」

 

 

「『ほのおのちかい』!」

 

 

 両者が地面を砕かんとばかりに地を鳴らす。

 直後にラビフット近くの地面が赤熱、ジメレオン近くの地面が急激に湿っていく。

 

「「いけぇぇぇぇ!!!」」

 

「レオォォォ!!」

 

「ビフゥゥゥット!!」

 

 地が裂け、激流の水柱と獄炎の火柱が天に上る。

 互いが互いを打ち消し合うほどの大規模な攻撃。

 均衡を崩したのは、

 

「チャンスがあれば誰だって狙うよなッ!」

 

 フィールドが炎と水の攻撃で無茶苦茶になっているというのにラビフットが突き抜けてきた。

 

「そんな、ラビフットの機動力は奪ったはず!」

「ラビフットは『こうそくいどう』と『ニトロチャージ』を使えるんだ!」

「なんだよその素早さ極振り技構成!?」

 

 恐怖で縛られた機動力の低下をものともせず『こうそくいどう』と『ニトロチャージ』によって見たこともない程の加速を遂げたラビフットがジメレオンに突撃をかます。

 信じられないほどの素早さがのった突撃はジメレオンをたやすく吹き飛ばして、なお止まる気配を持たない。

 足をスパイクにしてなんとか踏みとどまるが『みずのちかい』は中断させられ、更なる加速を遂げたラビフットが再び襲い掛かる。

 

「いっけえ、『ニトロチャージ』!」

「かかったなぁ!『なみだめ』!」

 

 ジメレオンの同情を買う無垢なる涙目からホロリまたホロリと雫が落ちていく。これを見たものは瞬く間に戦意を削がれてしまう。

 

「関係ないぞ、轢き飛ばすんだ!」

「ビビフッド!!」

「うっそぉ!」

 

 もはやジメレオン(旧メッソン)の涙など見飽きたとばかりに悠々と轢き逃げアタックをかまして去っていくラビフット。

 友の涙をたやすく切り捨てた奴には血も涙もないのか!?

 

「すていすてい、落ち着け」

「レオン!レオォォン!」

 

 自慢の『なみだめ』をフラれたジメレオンが憤っているがこれは相手が悪かった。幼馴染みともいえるヒバニーとサルノリにはメッソン時代のなごりか『なみだめ』が効きにくいようだ。

 

「(やっぱり幼馴染みって最強だな)」

 

 アカツキ は 見識を 深めた。

 

「よそ見してる場合か、アカツキ!」

「失敬な、世界の真理を垣間見てたんだ!」

 

 再び突撃してくるラビフット。

 正直これはかなり厳しい攻撃だ、どうにかする手段が今一つ見当たらないぞ?あと一回でもまともに食らったらジメレオンが動けなくなってしまうのが想像に難しくない。

 

「(だけど、それを覆してみてこそ面白い!)」

 

 ホップとラビフットの最強技を否が応でも破りたくなった。自然と口元に笑みが浮かぶ。

 それを見ていたホップが何かを呟く。

 

「……ぱり……に似てるな」

 

 今は頭を回せ!

 『こうそくいどう』と『ニトロチャージ』で突撃してくるラビフットの突撃は圧倒的な突破力を誇る。

 ラビフットの進行方向に『みずのちかい』で壁を作るか?いや、あの素早さなら一直線上にならんだ水の柱くらい避けてくる、逆にこちらの視界が塞がってしまうだろう。

 

「…チャンスは一度きり、かな」

 

 ジメレオンの体力を考えてもこれが決められなければ負けてしまうだろう。

 だが、やるしかないよな!

 

「いくぜ、『みずのちかい』!」

「レオォォォオン!!」

 

 ジメレオンが地面を叩きつけることでラビフットの直進してくる一直線上に三本もの水柱が立ち上る。

 

「甘いぞ!突っ切れ、ラビフット!」

「ビフット!」

 

 ラビフットの神速にも達した突撃が水の柱が立ち上るよりも先に駆け抜け、柱が吹いた時には既にジメレオンの目の前にまで迫っていた。

 

「これで終わりだ!」

 

 勝利を確信した笑み。

 いつものホップが浮かべる優しく元気な笑みとは少し違うが、勝利を手にしたときの嬉しそうな笑みだ。

 

「そこだぁ!」

「!?」

 

 今日のバトル、何度か浮かない顔をしていたホップには悪いがこちらも負けるわけにはいかない!

 ラビフットの『ニトロチャージ』がジメレオンに激突する瞬間それは地面から吹き上がった。

 

「な、四本目の『みずのちかい』!!?」

 

 ジメレオンの鼻先をかすめるほど至近距離で放たれた水の柱がラビフットの体を天高く吹き飛ばす。

 直撃だというのに未だに目に戦意が渦巻いている。どうやら身に纏っていた豪炎が激流を蒸発させてダメージを最小限に収めたようだ。だが効果抜群の技だ。

 

「に、『にどげり』!」

「『ふいうち』!」

 

 勝利を目前に焦りを垣間見せたホップとラビフットにジメレオンの凶手が突き刺さる。

 『にどげり』を撃つ暇を与えることなく、ラビフットは地に落ちた。

 

「ラ、ラビフット…!」

「ラビフット戦闘不能!」

 

 戦闘不能になったラビフットにホップは駆け寄る。

 

「―――っぷは。はぁ、はぁ…」

 

 なんとか、勝てた。

 最後の『みずのちかい』、神速と化したラビフットのタイミングを見切るのは至難の業だった。おかげで呼吸をするのも忘れてしまっていたようだ。

 ジメレオンも神経をすり減らしたようで腰を抜かしていた。

 

「お疲れ様」

「ジメメ……」

 

 ジメレオンを戻して、ホップに向きなおす。

 ホップもラビフットをボールに戻したようだ。

 

「はぁ…オレの可能性を探るために色んなタイプのポケモンを捕まえたけど駄目だったみたいだぞ…」

 

 ホップは目に見えて落ち込んでしまっている。

 

「あわあわあわ」

「シャキッとしときなさい!」

 

 あわあわしていると審判を任せていたユウリに背中を叩かれる。うひぃ!

 

「あんたはしっかりしなさい!」

「のわぁ!」

 

 ホップは背中を蹴り飛ばされた。

 

「バトル中、あんた何回か集中きれてたでしょ」

「うっ……」

 

 審判という立場から両者を見ていたユウリから駄目だしされているホップ。

 さっきホップが何かを呟いていたが、他にも何度かあったらしい。

 

「で、何考えてたの?」

「……アカツキがアニキと被ったんだよ」

「…? 俺がダンデさんと?」

 

 俺がダンデさんと?どこが?

 

「アカツキはさ、あの泥を使ったみたいな突飛なのよくやるだろ?」

「うん」

「ああいうのさアニキもよくやってたんだよ。観客を楽しませる、っていうのかな?」

「そうなの?」

「最近はどっちかというとチャンピオンとしてどんな相手も真正面から叩き潰す、って感じが多いけど確かに昔のダンデさんはもう少し滅茶苦茶だったわね」

 

 そっか、俺はチャンピオンになってからのダンデさんしか見たことが無いけどこの二人はもっと昔からダンデさんを見ていたもんな。

 

「それに最後の方アカツキが笑ってたところ。あれとかアニキとそっくりだったぞ」

「あー、たしかに」

「ほんと?そんなにイケメンだった?」

「いや、アニキの方が格好いい」

「ダンデさんの方が10倍は格好いい」

「…ちくしょう」

 

 泣きたい。

 

「まあだからさ、ちょっとアカツキに嫉妬しちゃったんだ。オレは…アニキの名前に恥を塗ってるだけかもしれないってのに」

「そんなことないよ!」

 

 遠い目をしているホップの手を取る。

 突然手を取られたことでホップは驚いているが知ったことか。

 

「ほら、見てみてよ周りを!」

「周りって……?」

 

 

 

 

 

 

「すごかったぞー!!!」

「アタシ二人のファンになっちゃった!」

「いいバトルだったぞ!!!」

「稼がせてもらったぞ坊主!!」

「誰の許しで賭けてんのよ!!」

「ごっはぁ!!?」

 

 

「あっ……」

「ほら、ちゃんとみんなホップのことを見てくれてるんだよ。ダンデさんじゃなくてホップのことをだよ」

 

 ここは町の中心部で昼真っ盛りの広場。

 観客はいつのまにか大きく増えていて、もしかしたらスタジアムでの試合に負けていないかもしれない。

 

「ホップはさ今のままでも十分強いし皆を楽しませてるよ」

「そういうことよ。もっと自信持ちなさい」

 

 おれにはチャンピオンの弟にかかっている重圧というものはわからない。

 だけど、今俺達を見てくれている人たちのことくらいならわかる。

 

「……それでも、オレのことを見てアニキを馬鹿にするやつもいるんだ」

「そんな人いるの?」

「ビート」

「「あー……」」

 

 忘れてた忘れてた。

 

「オレのことをちゃんと見てくれてる人がいるのはわかった。でもオレはそういうやつらにもアニキを認めさせたいんだ!」

 

 そういうことはダンデさん本人がやる…というかいつの間にか認めさせてるとは思うけど、まあホップの考えを少しでも良い方向に変えられたならよかったかな。

 

「あ!そうだ、二人ともちょっと待ってて」

 

 バトルが終わり人だかりもいくらか少なくなったのでさっき見つけた広場入り口近くにあった露店にいって商品を買う。

 

「どうしたんだ?」

「ホップには…これ!」

「お、おう?」

「ユウリには…これ!」

「ありがと」

「で、俺はこれ!」

 

 ホップの手元には由緒正しい製法で作られた『もくたん』を、ユウリには青々しい生命力あふれる『きせきのタネ』を、そして自分用に雫がそのまま宝石化したと言われる『しんぴのしずく』を。

 

「どれもポケモンの力を上げるお守りなんだって」

「あたしたちがダンデさんに貰ったポケモンのタイプに対応した道具ね」

「さっすがユウリ」

「わかりやすすぎるわ。まあ…いいんじゃない?ありがと」

 

 ユウリから直球なお礼を言われるのには相変わらず慣れないな。

 掌で握れるサイズの『もくたん』を握ったままのホップをじーっと見つめているとハッとしたように気がつく。

 

「な、なんだ!?」

「贈った側が催促するのはあれなので…」

「ほら、言うことあるでしょ」

「あ、ありがとう?」

「そうだよ」

「そうわよ」

 

 ユウリからは旅立ちの日にお揃いの鈴を貰った。

 ホップからはユウリやダンデさんとの縁、そこから派生して今俺がここにいる理由でもあるポケモンまで貰った。

 

 きっと俺は、いつもみんなから貰ってばかりだったからなにかを贈りたかったんだと思う。だから咄嗟にあの露店に目がついたんだ。

 みんなから貰ってばかりだった俺が明確な形としてのナニカを贈れたような気がした。

 今は、それが嬉しくてたまらない。

 

「よーし!男どもの青臭い青春物語が終わったことだしさっさとスタジアムに行きますか!」

「よし!なら久々に競争だ!」

「お、いいねぇ!」

「それじゃあヨーイ、で行くからな?振りじゃないぞ?振りじゃないからな?」

「「わかってるって~」」

「じゃあ、ヨ」

「「ドン!!!!」」

「速すぎるぞ!?」

「アハハハ、遅いわよダンデさんの腰巾着!」

「そういえばホップが勝った覚えがないような?」

「どこまでいっても敗北者ね」

「取り消せよ!今の言葉!」

「あ、アイツ速い!!!」

「走れーーー!!!」

「この時代の勝者はオレだぁぁぁ!」

 

 

 スタジアムに向かって走るのがやっぱり俺達らしいや。




今回痛感したこと、自分にシリアス書けねぇ~。

そしてスナヘビの出番を心待ちにしていた方はすみません!尺の都合上と盛り上がりの都合上カットしてしまいました。代わりにエレズンをストリンダーに進化させて全体の底上げしました。

注・ヒトモシはゴーストタイプです。だから異空間にゴツゴツメットを隠していても不思議じゃありませんよね???
注・アオガラスは実際に泥遊びは覚えません!!!

あとゲーム進めてきますので次の更新は一日遅れると思います。
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