東方 白狼物語   作:蛙の歴史

12 / 21
今回から新章が幕を開けます。


初秋の風、新たな芽
今現在の生活


満月の夜。

8月が終わり秋へと移る日

 

人間の里・迷いの竹林前

そこで、20人近くの妖怪が、1人の半妖の女と対峙していた。

 

「はっ!またあんたか!」

 

「お前達も飽きない奴等だ。そんなに人間を襲いたいのか?」

 

半妖の女の姿が変化していくにつれて、後ろの人間の里も消えていく。

 

「構わない!やっちまえ!」

 

半妖の女に襲いかかった妖怪達。

だがその既んで誰かにはじき飛ばされる。

 

「なんだっ!お前らは!」

 

そこには、白の尻尾に、白い犬耳、白いジャケットに白い二本角の夜叉面をかぶった女

 

対照的に、黒の尻尾に、黒い犬耳、黒のジャケットに黒い1本角の夜叉面を被った男

黒い男は笑い。

言う。

 

「俺達は、白夜叉と黒夜叉だ。」

 

 

 

 

 

レミリアとの対戦から数ヶ月が経ち、俺達は出かける準備をしていた。

 

「菜々!まだかー。」

 

「待ってー!!」

 

今日から寺子屋も始まる最初の日。

俺は玄関先で、ある女の子二人を待っていた。

 

「おっ?」

 

俺が、壁に寄りかかりながら待っていると、正面から美鈴とフランがやって来た。

 

「あっ!お兄様!!」

 

フランが、駆け出し抱き着いてきた。

そのあとを美鈴が追いかけてくる。

 

「妹様待ってくださいよー」

 

「へへ、お兄様!撫でて撫でて!」

 

美鈴は軽く流された事にショックし俺は、そんな美鈴を哀れみつつフランを撫でる。

 

「フランちゃん!ずるい!私も撫でて!」

 

バン!

と音を扉からだして出てきたのは、菜々だった。

早くも両手に花の状態になってしまった。

 

「それでは朧さん。妹様を宜しくお願いします。」

 

「あぁ任せてくれ。」

 

俺はそれから、『万事屋 盃』を後にした。

 

 

 

 

 

 

「いやーまさか本当に引き受けてくれるとわ………」

 

「うちも家計が厳しいので。」

 

俺は、頬を書きながら言う。

今俺は、寺子屋に来ている。

今日から新学期が始まり、俺は教師としてフランと菜々は学生として入る。

そして今話しているこちらの巨乳の先生は、上白沢慧音。

寺子屋を一人で、運営している凄腕の教師だ。

 

「実質、教室は1つしかありませんがこれで教室の数を増やして多学年に置ける授業もできそうです。」

 

そこまで話して俺達はある部屋の前まで来た。

少し待ってください。と言われ待っていると中から呼ぶ声が聞こえたあと部屋に入っていった。

 

 

 

 

「えー今日からこの寺子屋で、一緒に勉強をしたり勉強を教えたりする人を教えます。」

 

「黄華 菜々って言います。気軽に菜々でいいよ。」

 

「フ…フランドール・スカーレットです…………」

 

「あー今日から、お前達に授業をすることになった。暁 朧と言う。慧音先生にも出来ない事や分からない事を教えてやるからな。」

 

「ほう?私にもわからないことか………それは期待していいんだろ?」

 

そう言って慧音は出席を取り始めた。

 

 

 

「あ〜緊張した。」

 

今日の寺子屋は、新学期のはじめ。

軽い物で済んだが、明日から不安だ。

 

「そうか?結構できてたと思うが?」

 

俺と慧音はそう話しながら、寺子屋に鍵を掛けていく。

フランと菜々は、美鈴と一緒に帰らせておいた。

これから、『次の依頼』を『確認』するために移動する。

 

「ん?」

 

俺達は、鍵を掛け終わり外に出ると椛が待っていた。

俺は、慧音に軽く挨拶し椛のとこに行く。

俺は自然と椛の手を取り里の市場へと歩いていった。

 

 

 

里の市場と言っても俺達が向かうのはその裏。

そこにあるのは…………

 

「いらっひゃいっ…………噛みました。」

 

「よう、元気にやってるか?(レイ)?」

 

此処は、小鬼の京香(きょうか) (レイ)が営む、あんみつ屋でも食事処でもない。

一言でいうなら、幻想郷に一つしかないカフェだ。

 

俺達は、席に着くと早速依頼の話をした。

 

「椛、今日の午後からの依頼は?」

 

「ありませんよ?」

 

「……………はっ?」

 

「だからありません。」

 

へ?つまりこの後全部暇?

ちょっと待って欲しい。

今日はこの後、子犬の探索とかあったはずなのに……………まさか!?

 

「はい、午前中に終わりました。」

 

えぇぇぇぇぇ!!!?

午前中に全ての依頼をこなすとか椛、頑張りすぎは良くないぞ。

 

「ですから………その…………」

 

「ん?」

 

見れば、照れくさそうにこちらを見上げてきてる。微妙に頬が赤く染まっていた。

 

「あっ………頭を…………な」

 

あっなるほど、今朝の菜々達とのやり取りを見てた訳か。

 

「そんな事しなくても、椛ならいくらでも撫でてやるよ。」

 

俺は、椛の頭に手を載せ軽く撫でて行く。

 

「……………へへ」

 

椛はくすぐったそうに、もっとして欲しいと言う感じで頭をこっちに押し付けてきた。

 

 

 

 

「あっそう言えば!」

 

椛を撫で終わった後何かを忘れていたように、バックを漁る。

 

「心恋さんとにとりさんから預かってきました。心恋さんからは伝言ももらっています。」

 

渡されたのは、小さいボックスだった。

俺はそれを丁寧に開ける。

中に入っていたのは………

 

「ほう、ついに完成したか。」

 

2丁の薄い銃だった。

色は黒く、無機質なしかし存在感が漏れ出している。

刀を使うのは力を抑制するためだったのに、レミリアの一件から殺傷力が大変な事になってしまった為にとりとココに急造してもらっていた。

しかもかなり無理な注文をして。

 

「えーココさんからの、伝言で『御要望通り、私の能力を付属させたんだから早いうちに帰ってきてね。』だそうです。」

 

ココの能力は『すべてを調整する程度の能力』

この力によって、おれの力を人を殺さない程度まで減少させている。

因みに、この能力を使ってフランの能力を小石だけ破壊する程度までに下げている。

 

「あはは、無理な注文をして悪いな………でも今日はどうしよう「あのっ!」ん?」

 

鈴が話しかけてきた。

 

「よろしければ、手伝ってくれませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴の手伝いを終え、家に戻り食事を済ませて、椛達は風呂に入っている。

 

「…………………にしても暇だ。」

 

「あははそうですね。」

 

今は美鈴と、お茶を飲んでいる。

そう言えば、今日フランの荷物が多かったような。

理由を聞くと。

 

「あぁあれはですね。お泊りの許可が出たんです。通学するならこっちはの方が良いだろうと、お嬢様が」

 

そんなこんなで私もお泊りです。

といいながら、笑い飛ばす美鈴を聞き流しお茶を一口。

ズズズズと熱いお茶を啜っていると………

 

 

「気持ちよかった!!!」

 

 

ガチャッ!!

音ともに、フランが『裸身』のまま出てきた。

俺は啜ったお茶を吹き出しそうになるが必死にこらえる。

まぁ待て待て、子供の裸身で慌てる俺では。

俺は目をつぶりつつお茶を飲み込もうとすると……

 

「フランさん!ダメですよ!ちゃんと拭かないと!!」

 

開いたままの扉から、椛がこれまた『裸身』のまま出てきた。

俺は喉を通るお茶でむせ、なんとか飲みこみ盛大に咳き込む。

 

「どうかされました?」

 

「さっさと!全員!!」

 

俺は、近づいて来る椛達に対して大声で叫ぶ。

 

「服を着ろ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「あの?朧?」

 

「なっなんだ?」

 

俺の真名を暁 朧にしたいと、お願いし俺達は二人きりの時は、敬語無しの呼び捨てで読んでいる。

 

「いや、その………あっ」

 

椛は艶っぽい声を出し、俺は構わず続ける。

 

「あのっ……おぼ…っろ!」

 

今は、椛の部屋である。

俺の部屋はココに明け渡してしまったため、椛の許可を取り相部屋となっている。

 

「はぁ…………ぁ…ん。」

 

「あぁ椛どんどん崩れてくな。」

 

「まぁっ………そんっ!」

 

「あのー?何してるんですか?」

 

美鈴が部屋を覗き、冷たい目を向けてくる。

 

「なんだよ?俺はただ単に、椛の『尻尾』を触っていただけだけど?」

 

そう、椛は尻尾と耳の感度が異様に高く触り心地が最高なので、もふもふしていた。

 

「お客さんですから、早くしてください。」

 

こんな時間に?

時計は深夜を回っている。

フランも奈々、ココも寝てしまっている。

 

「はい、どちら様ですか?」

 

『扉を開くと同時に、災厄は降りてきた。』

 

 

 

 

 

 

 

「どうも、夜分にすいません。」

 

その男は、カラス天狗のような『灰色』の翼を持っていて。

男は笑いながら。

 

 

 

「貴方が持っている、『2匹の物』について話がありまして」

 

 

 

 

『今宵、新たな嵐が幕を開ける。』




どうでしたか?

さてこの後、一体どんな嵐が来るか。
只今執筆中です。
感想などがありましたら、お願いましす。
へーキャラプロフィールと同時並行なんで多少遅れると思います。
活動報告の方にアンケートをあげました
コメントの方よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。