そして、週末日の入り前九天の滝
特設会場客席
「結構いるな。」
俺は、紫の依頼でもありこの大会に来ていた。
「あやや?そこに居られるのは……」
俺は席に座っていると、見知った妖怪が2人知らない人?が2人やって来た。
「?なんだいその格好は………」
「それより文、にとり。そっちの二人は?」
俺は、文とにとりの後ろから着いて来た二人の説明を問う。
「ん?二人は「私、魂魄 妖夢と申します。こちらは我が主の西行寺幽々子様です」……………」
にとり、軽く同情するぜ。
「はい。ご紹介にあつかりました。西行寺幽々子です。以後お見知りおきを。」
「へー。」
俺は、幽々子の言葉を聞いて少し驚いた。
普通の雰囲気だとフヨフヨしてそうなのが、しっかり言えるだ。
「朧さん!失礼ですよ?」
椛に怒られてしまった。
声が出てたらしい。
「こいつは失敬!暁 朧と言います。里の方では一部からは『黒夜叉』と呼ばれています。」
そう今俺は、にとりの指摘にあったように黒夜叉の格好をしている。
椛は白夜叉、ココは戦闘用に動きやすい格好、いつも通りなのは奈々だけである。
「……………あなたが…………黒夜叉…………」
妖夢から凄い睨まれてるんだが、一応スルーしておこう。
「文?ここの大会初めてなんだ。幻想郷1の情報通として文を信頼してるだ質問させてくれ。」
俺は、少し言葉匠に文が断れないように質問してみた。
「あやや、言い過ぎですよ!まぁじゃんじゃん聞いて下さい。」
「それじゃ………」
この大会について分かった事。
1、ルールはトーナメントの1対1
2、 殺しありなんでもありのバトルロワイヤル
3、人は必ず剣を使う
4、優勝者には多額の賞金と、天魔が3つの願い事を叶えてくれる。
5、人間達は一試合、一太刀のみ
6、参加者の殆どが、罪人である。
7、殆ど見世物の天魔達の娯楽。
俺はそこまで、聞いてブチ切れそうになったが何とか持ち堪えた。
だがそれでも気迫だけは抑えないと、日の入りが近いから霊力以外も出てきちゃう。
しかも今日は満月だしな。
危ない危ない。
「椛?椛かっ!」
話あっていると、白狼天狗の二人組が椛に近寄って来た。
俺は椛の左前に出て右手で阻む。
「なんだ人間!」
俺は、そいつをスルーして二人の観察に入った。
一人は男。もう一人は女か。
二人共かなり腕が立つな。
大会に出るかどうかは分からんが注意しておこう。
「……お父………さん………お母さん。」
「なに!?」
椛は、振り絞った様に言い声が震え力なく膝をついた。
俺は一旦、椛の方に向きもう一度椛がお父さんと言った奴を見たが、瞬間俺の顎に放たれた膝を掴み止めた。
「ほう!今のを止められるか!人間風情が!」
「椛の父親かなんか知らないが!椛があの状態なるほどの何かがあったんだ!行かせるかよ!」
本気で威嚇し合う様になると。
「あなた!」
「にぃ!椛ねぇが!!」
俺は、相手を弾き飛ばしその勢いを利用して椛の側に立ち椛を包み込む。
「大丈夫だ。お前の周りには俺たちがいる。」
そう言い聞かせながら。
数分後、椛の震えは収まり俺の手を握っり締めて父親と対峙した。
「お父さん。」
「椛!その人間と随分親しいようだな!」
キッ!と俺を睨んでくるが、俺は動じない。
「癪だが、最初に名乗っておいてやる。俺は暁 朧、あんたは?」
「ふん!人間に名乗る名など無い!」
そう言い、踵を返して行った。
「椛、大丈夫か?」
椛は、俺に頷いてくれるがまだ震えている。
此処は、選手用の控え室である。
個別に与えられるらしい。
コンコン。
俺達は、ドアが叩かれもう始まるのかと思ったが違った。
「椛?いるの?」
「お母さん?」
俺は、ドアを開けそこに居るのがさっき会った人と言う事を確認して入れる。
「お母さん!!」
「あらあら、どうしたの。」
椛のお母さんは、泣きじゃくる椛を抱きかかえて困ったようにしている。
俺はココと奈々に、外に居るから平気になったら呼んでと目で合図して部屋から出た。
それから程なくして、ココに呼び戻され部屋に戻った。
「改めまして、私椛の母。犬走
「これはご丁寧に。」
一通り、自己紹介を終え本題に入る。
「椛を返してもらえませんか?」
その言葉に、誰もが驚いた。
普通この場面て、あの父親と過去に何があったかを言うのでは?
「お願いします!お願いします!」
「狂ってるよ。あんた。」
椛の前で、こんなことは言ってしまっては悪いがこればっかしは口に出てしまった。
「ねぇ椛のお母さん?椛ねぇが過去に父親と何が合ったのか、軽くでいいから教えて下さい。」
椛は、それを聞きビクッ!と体を自らの手で抱き込んで、震え出してしまった。
「彼、私の夫。椿さんは、椛を強い子にし我が犬走家の跡取りとするんだ。椛が生まれる前良くそう言ってました。」
「?待て、それではまるで椛を男と言ってる物じゃないか。」
「最初は、私も男と思っていました。ですがそれが過ちでした。椛が産まれ、しかし男ではなく女でした。それ以後私達は、原因不明ですが子供が出来なくなってしまいました。そこで椿さんは、椛をたいそう強くしようと言い出し訓練を始めました。ですがそれがエスカレートしていき遂には、虐めの領域に達しました。そこから逃げ出す為家出をして一人で暮らしていたのですが、私にはバレて人間を連れ込むはで今の状況です。」
そこまで言うと、椛は両手で頭を抑え歯をガチガチ鳴らし、泣いてしまった。
あー、分かったあれだ。
俺は椛に近寄り背中をさすりながら、言う。
「あー分かったお前らはあれだ。」
俺はそこで、一呼吸置いて、発する。
「クズ野郎だ。」
コンコン。
又ドアが鳴らされた。
「試合時間です。準備を。」
「へーい。とその前に。」
俺は係員の白狼天狗に許しを得て、椛の所に駆け寄る。
椛はまだ、震えている。
か弱く、抱きしめてしまえば壊れてしまうくらいに、儚く思える。
「椛、試合時間だけどここにいるかい?」
椛はその言葉を聞くと、はっとしたように俺に顔を向けてくる。
まるで行かないでと言ってるように………
だからこそ、俺は…………
椛の顎を上げそっと唇を合わせキスをした。
舌を入れない簡単なキスだが今はこれで十分。
そこから、俺は椛の背中と頭に手を回し抱きしめる。
椛もそれに従って思いっきり押し付ける様に抱きついてくる。
今の俺には、一秒でさえ1分1時間に感じた。
「椛?落ち着いた?」
「……………はい。大丈夫です。」
「それじゃ、行ってくるからここで見てる?」
「いえ、客席に行きます。試合が終わったらまたここで………」
「おう!今の2倍……いや50倍は覚悟しとけ!」
俺は笑いながら、部屋を出るため振り返ると。
「「「…………………………………」」」
3人から白い目で見られていた。
俺は、苦笑いしながら試合会場に向かった。
「あー最初から貴方か。椿さん。」
「ふん!気安く名を呼ぶな。人間。」
俺は既に、九天の滝に出てきている。
「ふーん、俺の事は名じゃ呼んでくれないんだ。」
「人間など、我ら妖怪にとって邪魔でしかない。」
ほう?まだこんな珍しい事を言う奴がいるんだな。
『試合開始を日の入りと同時に宣言無しに始めます。』
アナウスが流れ、日の入りまでの分読みになった。
「なぁ椿さん。聞き流していいから、聞いてくれ。」
そう言うと、俺は日が沈んでるのを眺めている。
「俺は…………今回の大会で」
そこで振り返り、笑顔で。
「椛を賭けたい。貴方と。貴方が勝てば、椛を好きにすればいい。村で回すのもいんじゃない?でも俺が勝ったら。」
「椛を貰うか。人間が………良いだろう。白狼天狗哨戒部隊長の力得と味わえ!」
そして日の入りまで秒読みになった。
「有り難うございます。あっ!それと訂正が1つ」
俺は人差し指を立て、日が沈んだ。
その瞬間の朧の体を赤黒い龍巻きが包んだ。
「俺は人間ではなく。妖怪ですよ?」
龍巻きが晴れたそこには、妖力全開の
「さて、今日はあんなにも夕焼けが綺麗だったから………」
1匹の恋人の涙に怒りを覚え血に飢えた狂犬が居た。
「本気で潰す!!!!」
えーつぎから朧くんがもろチートになります。
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