亀更新ですみません。
と言うことで続きをどうぞ。
『
この技には代償が存在する。
これはその名の通り力を蓄える為の技だ。
それ故に力を強制的に零つまり空にする。
簡単に言えば、『餓える』のだ。
この餓えを凌ぐ方法はただ一つ。
ブチチチッ!と筋がちぎられ、首の中に体潜り込む。
竜神は悲鳴をあげ息絶えてしまうがそんなことはお構いなしだ。
つまり餓えを凌ぐには喰らうしかないのだ。
エネルギーとなる『何か』をそれが何になるかは、その都度一番力が大きものに標的が定まる。
レストランに行けば一番旨いものが食べたくなるのと同じなのだ。
グチュグチュと血肉に喰らいつき、バリバリッと骨を砕く音がする。
その音と竜神の哀れな骸は見ている者全てに嫌悪感を抱かせ吐き気をさせる。
竜神は神ではあるが主に持っている力は妖力である。
そのせいか、朧の体は知らずのうちに人狼化していた。
毛並みは黒から貪った血肉によって紅く染まり見せる歯もまた紅く染まっていた。
その姿は、見るものに恐怖を与える。
「流石竜神族だな。一体の妖力が馬鹿にでかい。」
最初の竜神から妖力を根こそぎ奪い取ると新たな竜神に取り付き貪りまた次へ。
それを繰り返しては繰り返す。
そして一匹を喰らうごとに、その速度もまた増してゆく。
これが、『
全てを喰らい終えた時には、朧の周りに見える程の妖力が蓄えられていた。
「はぁ…………一度に全ては使えないなこれは。」
「なんなんだよ………お前は………」
なんなんだよ………か。
とうの昔に聞きあきた言葉だ。
だが、そんなこと零司は知らないか。
「巫女!何をしている!早くそいつを殺せ!」
ヒュンッと空を切る音を発し突きを繰り出すが一向に肉を切る音がしない。
「お前の突きが凄いなら体を縛ろう。」
俺は麗華さんの周りの重力を操り地面を変形させるが、麗華さんを傷つけない位に増やす。
「さてと、決着をつけようか。」
俺は、大刀 雅 を出現させ下段の型をとる。
思い描くは撫子………美しい水の波紋。
「下段の型 雅撫子」
そしてゆっくりと、しかし流れるような動作で駆けていく。
「ひぃ!来るな!来るな!来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るなぁぁあぁぁぁあぁぁあ!!!」
「一撃必殺 雅撫子・仙華の舞」
それは、華のような美しい剣劇。
まるで川の流れを連想させる流し斬り。
そして、時染 零司は息絶えたのだ。
*
「ほんとに貴方は何者なの?」
麗華さんはそんなことを聞いてきた。
その言葉もとうに聞きあきた。
「外の世界でも散々言われたよそれ。」
「ふーん外の世界の人なのね。でも教えてくれないの?」
「昔なら教えなかったな。」
なら今は……と言う目線が俺に注がれる。
流石、霊夢のお母「お義母さんね。」この人は俺の心まで読み取るのか?
「ふふ、読心術なんて簡単よ?コツさえ掴めばいくらでも出来るわ。」
「確かに軽くなら人の注意を操れるけどそこまでは無理だな。」
でしょでしょ!凄いでしょ♪
歳のことをかんがえ「何か言った?」いいえ、特に、何も別に。
まぁ教えるくらいなら良いかな?
「人ってさ……一人では何もできない色々な形の歯車のようなものなんだよ。一人では物を動かすには力不足で何もできない。」
俺は、話しながら控え室への入口を見ていた。
きっと来るだろうと言う家族を思い。
「俺はその一つだよ。何の代わりもない歯車。だからこそ何かを求め、見つけ守り死んでいく。何の代わりもない
「ふーん。成程ね、貴方なりの答えを見つけたのね。」
「そりゃな。」
「それはそうとなんで私は術者が消えたのに、消えないのかしら?」
言えない。
最後の突きの時に手で触れなければいけない、時間を操って体を生きている20代後半に戻したことは………
そして、俺の家族が出てきた。
俺の見つけた、大切な家族達。
「あれは?奈々ちゃんね!大きくなっちゃって。」
物凄い勢いで奈々に抱きつきに行った。
「朧さん、優勝おめでとうございます。」
「おめでとう。」
「あぁ二人ともありがとう。」
後で永遠亭に行きましょね?
椛の提案を素直に受け入れ表彰式のアナウンスが、かかりそれに従い表彰式に上り表彰された。
その時の事はまぁ全国と殆ど一緒だよ。
*
キングクリムゾン
*
「それでは3つの要求をお願いします。」
時染がそう言ってきた。
時間を飛ばしたので少し現状を説明しよう。
まず場所は天狗の里 天魔の宮殿。
表彰式が終わると同時にこちらに寄越された。
実際迷惑である。
椛達には麗華さんを連れて先に永遠亭に向かってもらった。
まぁこんなところかな。
「3つの要求ね。言うのは簡単だ。だがそれを実行出来るのは数年後だろうな。」
出来れば今すぐに出来るものを…と言う時染の言葉を無視して、俺は告げる。
「1つ、天魔、天狗、白狼、河童の力による差別を無くすこと。
2つ、人間との友好関係を結ぶこと。
3つ、以上を今期優勝者暁 朧の名に置いて不変とする。だ。」
「ふむ、つまり貴方は我々の里に関して手を出したいと?」
俺は答えずに立ち上がる。
その瞬間、全ての襖が開け放たれ殺気を放つ天狗達が俺を囲むように押し寄せて来た。
外を見る限りかなりの数それこそ里の戦闘天狗全てを掻き集めたかのように。
そして俺は外を見たことで一筋の黒煙が上がっていることに気づいた。
方角的には………永遠亭?もしくは人間の里?
「貴方の要望通り、格差は無くしました。でも天狗以外は山を下りて貰いましたけどね。」
「天魔様手筈通り始末しました。」
「くっくくっくくくははははは!良くやりましたよ。胡蝶下がりなさい。さて、朧さん。残念なお知らせです。」
一人の天狗が報告を終え消えてから、そう言うと道を作るかのごとく天狗達が開けていく。
「我々の隠密隊が、貴方の可愛い可愛い家族を殺してくれましたよ。」
はっ?こいつ何を言ってるんだ?
「いやぁ良いですね。河童が作った光学迷彩と言うのは、完全とは言えませんが完璧に火矢と火薬で跡形もなく吹き飛んだそうですよ?」
俺は訳もわからず膝をついた。
椛達が……………『し』………『ん』…『だ』?
死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。 死んだ。死んだ。死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死 死死死死死死死死死死死死
「貴方の愛する人たちは死んだのです。だから貴方も死んでください。」
天魔が合図を出すと天狗達が一斉に刀を抜き放つ。
「ーーーーーー」
「ん?なんだって?」
朧の近くにいた難いのいい天狗が朧が言葉を発しているのに気づいた。
「はっははっはははははは………」
急に朧は笑い出した。
これに驚いた天狗達は、警戒するように朧を見る。
『マタダ。マタ貴方ハ傷ツケ奪イ去ル。』
それは今までの朧ではなく何処か掠れて聞こえ、またいくつもの声が重なっている様にも聞こえる。
『愛シタモノヲマタ奪ワレテハ、モウ私ハ何モ信ジラレナイ!ニクイ、コイツラ天狗ガニクイ!!』
そこにあったのは、怒りと憎しみ悲しみ幾つもの憎悪を貯め続けた朧の感情の爆発である。
『1ツハ踏ミ入レル者スベテヲ焼ク大地!』
ーーーーー
朧の詠唱と共に天狗の里の全ての大地から炎が飛び出し全てを燃やしマグマが沸き上がる。
『1ツハ踏ミ入レル者スベテヲ腐ラセル腐ノ大地!』
ーーーーー
つぎに大地に訪れたのは腐敗、家を腐らせ骨をも腐らせ崩す最悪の大地。
『サァ始メヨウ、ナニモノコッテイナイ彼ノ地デ』
その言葉と共に、腐っていく家に変化があった。
灼熱の地獄と腐蝕の地獄の現象が同時にで始めたのだ。
【顕現・
『サァ諸君、地獄へヨウコソ…………』
今回、白狼物語はコラボが決定しました。
詳細は活動報告に載せるのでそちらも是非。
感想など間違い箇所などありましたら、どしどしください。