ファンタジーな世界の女の子が冒険者として旅に出る…前までのお話


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豆腐メンタルにつき、まぁコメントする人なんていないでしょうが悪口はやめてください。


マイリスしてください!

「お待たせしました、エール2人前です」

私はジョーネ。

大きな町の酒場でホールスタッフをしています。

酒場に来るのは冒険者の方々なので、いろいろな話が聴けます。

洞窟を調査していたらお宝を見つけた、護衛任務を終えて報酬を沢山もらった、凶悪なモンスターと闘った、などなど楽しいです。

 

「おーい、ジョーネちゃん」

 

「はーい。ローフさん追加のご注文でしょうか」

 

「いや、注文じゃないんだ。ちょっと渡したいものがあってな」

 

そう言って冒険者のローフさんが懐から取り出したのは、ネックレスでした。それは黒い紐に、白くて四角くて、二本の角がついた変な石が装飾されていました。

 

「なんですか?これ」

 

「この間西の洞窟で宝箱を見つけてな。中にそれが入っていたのさ。綺麗だし、せっかくだからジョーネちゃんにあげるよ」

 

「いいんですか?でも宝箱に入っていたのならきっと高価なものでしょうに」

 

「いいの、いいの。ジョーネちゃんが運んでくれたエールを飲むのが生きがいなんだ。ちょっとしたお礼だよ」

 

「ありがとうございます!……どうです?似合いますか?」

 

「あ〜良いね、似合ってるよ。そしてその無垢な笑顔でまた明日も頑張れるってもんよ!…ところでジョーネちゃん。今度の休みに俺と大道芸を見に…」

 

「スタッフさーん。エールお願い!」

 

「はい!ただいまお持ちします!ではローフさん失礼します」

 

「あっ、うん…お仕事頑張ってね」

 

 

そんなこんなで今日の仕事も終わり、二階の部屋で就寝しました。そして朝、目を覚ますと右側の壁から

 

1コメ  

 

という変な白い紋様が出てきて左側へ流れて消えていきました。

 

なんですか!これ!

 

見間違いかと思いましたが、暫くすると

 

うぽつ        拙者新人大好きサムライ

     新人キタ

 

文字が左側へと流れていきました。私は田舎者なので字は読めないはずなのですが、何故か読めます!しかもきっとこれはこの国の言葉ではありません!

ただ、意味がわからないものがあります。うぽつとはなんでしょう?

 

…この変なことが起こった原因はきっとローフさんにもらったネックレスのせいです!そう思いベッドの脇のテーブルに置いていたネックレスを見ると、光っていました!四角い石の側面の2つの点から光が!

するとまた右側から文字が流れてきました。

 

  カワイイ    視聴継続決定

        女の子だー カワイイ

    マイリス不可避 なかなかの双丘

 

可愛いとはもしかして私のことでしょうか?まさかこの石は生きているのでしょうか?

 

「えっと初めまして?私ジョーネっていいます」

 

 ジョーネちゃんかー  カワイイ

     可愛い    

          

「あなたは妖精の類なのでしょうか?こんなの初めてで」

 

   確かに妖精(意味深)ではある

  妖精?   天然ぽいところがカワイイ

     いや、ブスだろ

 

 

むっ、ブスとは失礼な!でもなんだか複数の人と話しているみたいな感じがします。やはり妖精の集まりなのかもしれません。

 

「あなた達?のことは気になりますが、そろそろ下に降りて準備しないといけません。性別はわかりませんが、とにかく着替えるので見ないでください」

 

そう言うと私は布団の中にネックレスを入れた

 

   暗い!  生着替え!  何も見えねぇ! カメラ戻して

  着替えだと… カメラをだせ!

      耳をすませろ!せめて音だけでも!

 

「文字は相変わらず流れていますが、見られていないようですね!あと、あなた達はカメラさんというのですね」

 

着替えを終えた私はネックレス、もといカメラさんを首にさげた

 

「とりあえず、ローフさんにあなた達のことを尋ねます。それまでは私にも仕事があるので、大人しくしていてください」

 

   このカメラ今胸元にあるのか?

 エロい   カメラ180°回転希望  

   ナウ●カのテ●視点

 

…そっとカメラさんをポケットへしまった

 

 

       

 

お昼になりお客様が沢山入る頃、忙しいけど頑張っていきましょう…と業務をこなしているのですが

 

  早く外を映せ! なんか騒がしいですねぇ…

      ジョーネちゃん声カワイイ

     放送事故?      BGMにはちょうどいい

 

 

とにかく文字が邪魔です!集中できません!なんなんですかこの嫌がらせは!テーブルとか人とか物とかすり抜けてるけど!幻ですか!呪いですか!まさか悪魔の類だったのでは?そう思っていると冷静さを欠いていた私は躓き、バランスを崩して水が入ったコップを誤ってお客様にかけてしまいました。

 

「いきなり何するんだ!」

 

「申し訳ありませんお客様!すぐにお拭きいたします」

 

お客様の外套が濡れてしまいました…口元を赤い布で覆っていますが怖い感じの人です。暴力を振るわれるかもしれません。怖いです。

 

「…ただの水だから時間が経てば乾く。次からは気をつけてくれよ」

 

「はい!申し訳ありませんでした!」

 

  王道ならここでぐへへな感じに…

     懐でけぇな       優しい

   見た目の割に優しい  以外!怖い奴ではなかった!  

 

いつのまにかポケットからカメラさんが出ています。水をこぼした時に外に出てしまったようです。

  

「では日の当たる場所で乾かしますので、外套をお預かりしてもよろしいでしょうか?」

 

「いや、必要ない」

 

「ですが…」

 

「長居するつもりはないんだ、早く食事を用意してくれないか」

 

「…はい、かしこまりました」

 

  なんかちょっと怪しい  怖い雰囲気

 なぜ脱がない  ←誰得?だから

 

 

私は急いで食事を用意しようとその場を離れようとし…

 

    あれ?アイツ殺人犯じゃね?

 

えっ、殺人? 思わず足が止まります。

 

   嘘!?あっマジじゃん

 ジョーネちゃん逃げて!超逃げて!

 

なんでそんなことが分かるんですか!なんでそんな恐ろしい人が食事しに来てるんですか!とにかく止まってしまいましたが急いで離れないと

 

「お嬢さん、急に驚いてどうしたのかな?」

 

いけない、と思いましたが、男が私を射殺さんとばかりに睨んでいました。

 

「あっ…あの…これは…その」

 

「俺について何か心当たりでも?」

 

「いえ!そんな人殺しなんて!…あ」

   

    マイリスしました〜

 

 「……騒ぎは起こしたくなかったのだがな」

 

そう言うと男は懐から短剣を取り出し私に向かってきました!

 

「キャーーー!」

 

私は殺されるんだ、と思いましたが、男はあの白い文字 マイリスしました〜 に思いっきりぶつかってしまいました!

 

「…へっ?」

 

「不可視の壁、貴様精霊使いか!まさか俺を捕まえるために待ち伏せていたのか!」

 

え〜!さっきまですり抜けてましたよね!なんでぶつかっているんですか!マイリスってなんですか!…でも今はこれしかない!私はカメラさんを拾って叫んだ

 

「カメラさん!マイリスしてください!助けてください!」

     

   おk おK  

           おK     おk!

 さっきのワ●ャンみたいで草

 

急に私の右手の甲が熱くなり、慌てて甲を見ると

10と書いてありました。きっとこれがマイリスですね!

 

「何かするつもりだな!やらせん!」

 

今度は短剣を投げてきました!ですが、急に地面から現れた植物が短剣を掴みました!

 

    草    草. wwwww

  大声でマイリス懇願するとか大草原不可避

wwwwwww

 

お店の床が!でもすごい!

 

「分が悪いな…」

 

男は急いで店から出ようと出口へ向かいました。ですが

 

 諦めんなよ、お前!!どうしてそこでやめるんだ、そこで!!

 

「ぐわぁ!なんだこれは!燃えている!」

 

今までとは色が違う文字にぶつかり、激しく燃え上がってしまいました!

男が炎に悪戦苦闘しているうちに憲兵が到着。男を取り押さえました。これでなんとかなりました〜と言いたかったんでけど!店が燃えてる!引火したんですか!まずいですよ!!水!カメラさん水!

 

  炎上したか 

      炎上は時間が解決するのを待つしかない

 

お願いします!水だしてください!

 

   (´;ω;`)ブワッ  (´;ω;`)

  (´;ω;`)    (´;ω;`)

      ちょっと男子〜   泣かされた

 

なんとか火は消えました。

 

 

それから暫く経って、私は酒場をクビにされてしまいました。床はボロボロにし、店が燃えて無くなりかけたとなれば、まぁクビ程度で済んで良かったのではないでしょうか。

 

しかし、無職になってしまいました。このままでは家族への仕送りはおろか、野垂れ死んでしまいます。カメラさん何かいいアイデアは…

 

 冒険者になろう   娼婦になろう おじさんが援助を…

  洞窟行こうぜー 

              

よし!ローフさんの紹介で冒険者になりましょう!最初は大変だったり、報酬は少ないでしょうが、一生懸命やればきっと成功します!

 

「すみませんがカメラさん、あなたの力を私に貸してください!」

 

  しゃーねーな      ボロン←その爪楊枝しまえよ

    一肌脱ぎますか〜       おk

 

 

こうして私は冒険者として第一歩を踏み出したのでした!

 

 

 

 

 




ローフ「生きがいが無くなった件」

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