【完結】レッドアクシズ・ストランディング   作:塊ロック

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今作のモンハン、語呂が良いからちょっと使いたくなるフレーズありますよね。
使いました。


第四十九話 決戦

「己が剣に誇りを持つ者達よ!この小さき勇気に報いる覚悟を持つ者よ!我に、続けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「「「うおおおおおおおおおおお!!!!」」」

 

この光景は、圧巻だった。

様々なKAN-SEN、軍艦が有らん限りの力を持って敵を打倒さんとしている。

数を減らす量産型。

被弾しつつも勇ましく前進する重桜軍。

 

「戦場で生き残れるのは、強きものだけだ!!」

「悪、即、斬!」

「怯むな!突撃ィィィィィィ!!!」

「「「気焔万丈ォォォォォォォ!!!」」」

 

俺は、遠くなる意識を必死に繋ぎ止める事に精一杯だった。

 

「愛宕、さん……」

「喋らないで、イサムくん……今、手当してもらうから」

「赤城様……申し訳ありません……俺が、弱くて………………」

「弱くなんて、ありません」

「赤城……」

「愛宕、少し変わりなさい」

「……イサムくんを、頼むわよ。ごめんね、行ってくる」

「げほっ、無事で帰ってきて」

「うん」

 

抱えていた俺を赤城様に受け渡し、愛宕さんは前線に向かって突撃して行った。

 

「赤城、様……」

「イサムさん。一先ずこれを」

「っ、くっ、ん」

 

赤城様が懐から取り出した薬包。

それを流し込まれる。

酷い味だ。

 

だが、少し気分が和らいだ気がする。

 

「狼殿の秘薬ですわ。帰ったら、必ずお礼を言いなさい」

「狼、さん、が……」

 

諜報班に伝わる秘薬……?

そんな物を俺の為に?

 

「イサムさん。私が死亡届を書くのが嫌いなのは知ってますね?絶対に、死んではなりません」

「は、あ……は、い」

「この有志連合は、貴方の努力と勇気のために結成されました。……貴方は、無力ではありません。私を含め……皆を繋ぎました」

 

少しの衝撃が背中に伝わる。

海上から赤城様が跳躍し、後方の船に着地したのだ。

 

「赤城様!」

 

それを見るやいなやたくさんの人が集まってくる。

 

「至急、担架と治療の準備を!」

「出来ています!」

「イサムさんを!」

「はい!」

「イサム!しっかりしろ!」

「死ぬんじゃねぇぞ!」

「明石さん!こっちです!」

「ちょっと待つにゃあ!人間は専門外にゃあ!!」

「イサム、腕が……」

「血だ!血を持ってこい!ありったけだ!!」

 

担架に乗せられ、やいのやいのと声をかけられる。

皆がとにかく俺の命を繋ぎ止めようと必死だった。

 

「そ、そうだ、隼鷹と、ヒッパー……」

「大丈夫です、探しま――」

 

一際大きな爆発音が聞こえる。

そして、何かの叫び声。

 

「イサムを傷付けるのは、誰――!!」

 

くぐもっていて、聞こえない。

 

「今度は何!……あれは、隼鷹!?」

「え、隼、鷹?」

 

咆哮。

最早声にならない叫び声が木霊する。

 

これは、本当に彼女の声なのか?

 

「何なの……アレは……?」

「隼鷹………………」

 




隼鷹、復活。
しかし、様子がおかしい。
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