【完結】レッドアクシズ・ストランディング   作:塊ロック

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第八話 変わる生活

俺の生活は変わった。

配送の度に、新たな装備が支給される様になった。

 

はしごや、ロープパイル。

そして国土復興装置となる式神。

 

「よい、しょ」

 

荷物を積み込み、リバーストライクの準備をしていく。

 

結局、名乗り出た俺以外にメンバーは増える事は無かった。

俺だけが、この計画に加担した。

 

あの後赤城様に呼び出され、詳細な話を聞かされた。

 

『あの場で名乗り出る度胸を買いましょう。存分に励んでくださいまし』

 

そう、赤城様に笑顔で言われた。

その日一日、少し舞い上がっていたのかもしれない。

 

珍しく凡ミス……荷物を落とすなどしてしまった。

 

それから、俺の配送先に合わせた装備が支給される様になった。

 

「おっはよ〜〜〜〜イサムくぅぅぅぅぅん!!」

「あ、おはようございます愛宕さぶはっ!?」

 

愛宕さんに挨拶しようと振り向いた瞬間、フライングボディプレス。

KAN-SENのパワーにふっ飛ばされた。

床を転がった……あ、違う、愛宕さんに抱きしめられながらゴロゴロと床を転がった。

 

「うふふふふふ〜〜〜おはよう〜〜〜〜」

「えっ、あっ、はい。おはようございます」

「すぅぅぅぅぅぅぅ」

 

今、俺の顔は愛宕さんの胸に抱き抱えられている。

……えっ、何か吸われてる?

 

「ふぅ……満足……」

 

ひとしきり抱き締めた後、満足そうな顔をして愛宕さんが俺を解放した。

何となく疲れた……腰に付けていた水筒を手に取る。

 

「……スン。イサムくん?それは水かしら」

「え?ああ……そうだけど」

 

アレっ。

嫌な予感。

というかデジャヴ。

 

「没収」

「ああ!俺のMONSTERが!!」

 

またかよ。

 

「駄目よ〜イサムくん。若いんだからこんなのに頼っちゃ」

「愛宕さんだって若いじゃないですか……」

「うふふ〜見た目だけよ、若いのは」

「ちょ……辞めてくださいよそういう事言うの」

 

笑えないので。

 

「お茶とかにしときなさいな」

「隼鷹にも同じ事言われたよ」

「……あら?そう言えば隼鷹は?」

 

珍しい、と言った顔で愛宕さんが辺りを見渡す。

 

「流石にいつも一緒じゃないですよ。隼鷹、あれでもちゃんと出なきゃいけない戦闘とかも判ってるんです」

「……ふぅん。じゃあ、今日はお姉さんが一緒にいてあげるわ」

「え。愛宕さん、仕事は……」

「お・や・す・み・♡」

 

長期遠征の後の休暇を貰ってたらしい。

 

「え、でも悪いですよ。お休みなのに仕事に来てもらうなんて」

「良いの良いの。お姉さんイサムくんに癒やしてもらうから」

「えぇ……」

「ほら、行きましょう?」

「わかりましたよ……」

 

 




隼鷹、何してるんだろ。
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