【本編完結】もしも、幸平創真が可愛い女の子だったら   作:ルピーの指輪

14 / 68
創愛VS城一郎

「さて勝負のお題についてだが――お~い審査員の方! 今食いたいものはなんだ?」

 

「ようやく、ソアラがやる気になったのかい? 昨夜に城一郎に頼まれてね。この勝負は私が取りしきるよ!」

 

 どうやら昨日の夜からふみ緒さんに父は根回しをしていたみたいで、彼女がわたくしと父の料理勝負を仕切ると意気込んでおられました。

 久しぶりに勝負の場の父を見られることが楽しみみたいなことを仰ってます。

 

「いや~これは見ものですね」

 

「うわ~! びっくりした! 一色、なんであんたがいるんだい?」

 

 そんな話をしている折にいつの間にか一色先輩が厨房に現れて笑みを浮かべておりました。

 神出鬼没とはこの方を表す言葉かもしれませんね。

 

「朝の畑仕事の帰りに面白そうな勝負のにおいを嗅ぎつけたもので」

 

「残念だけどあんたは見学だよ。審査員は奇数じゃないと」

 

「あら、恵さん! おはようございます。 ――えっと、大丈夫ですか? 目の下のクマがとんでもないことになっていますが」

 

 一色先輩の次に現れたのは恵さんです。しかし、目には大きなクマが出来ておりとても睡眠を取った後には見えませんでした。

 合宿が終わったのに、なぜでしょう?

 

「体はすっごく疲れてるのに合宿のこと思い出したら眠れなくて……、私よく生き残れたな~って」

 

「それでは、もう少しゆっくりされた方がよろしいのではないでしょうか?」

 

「ああ、でもちょうどいい。恵もおいで」

 

「つまりこれで審査員は3人。かまいませんね?」

 

 恵さんにはゆっくりしてもらった方が良いかと思ったのですが、ボーッとされている彼女をふみ緒さんが強引に連れてきて、一色先輩と合わせて3人を審査員にしてしまいました。

 

 極星寮の方が審査をされる中で父と料理勝負とは少々照れくさいですわ……。

 

「私も年だから朝から重いものは受け付けない。徹夜明けの子もいることだし…お題は“朝一の元気を出させるひと品”。食材はこの厨房内にあるものなら自由。制限時間は1時間。それじゃあ始め!」

 

 というわけで、元気の出る朝食というお題でわたくしと父の勝負は始まりました。

 朝に元気の出るメニューですか……。難しいお題です。

 

 恵さんやふみ緒さんには重たいものはNGですし、だからといってアッサリし過ぎると畑仕事終わりの一色先輩は物足りないと感じるでしょう。

 

 つまり、ある程度のボリュームはあるけどお腹に優しい――そんなメニューが適当です。でしたら、アレを作りますか――。

 

「――どうして二人が勝負することに? ソアラさんの、お父さんは元十傑なんでしょ? 勝てっこないよ」

 

 調理を開始してしばらくすると、恵さんがようやく意識がはっきりしたみたいで、この状況について質問をされました。

 

「父の趣味ですの。やらないと泣きますので、実家ではしょっちゅうこうやって遊んでいましたわ。小学校6年生くらいの頃からずっと――」

 

 勝った負けたとかそういうお話ではなくて、こうやってお互いの料理を誰かに食べてもらって審査みたいなことをしてもらうことが、我が家の父娘のコミュニケーションみたいなものでした。

 

 料理が上手くできると父はとても喜びますし、新しい発想が生まれると褒めて貰えます。だから、わたくしはいつも全力でこの遊びに付き合っておりました。

 

「小学生で大人相手に? でも、ソアラさんなら……、ま、まさか勝ったことも!?」

 

「いえ、それはまだ――」

「あるじゃねぇか。あれは完敗だったなぁ」

 

 わたくしが父に勝ったことはないと、伝えようとしたとき、彼が会話に割り込んできます。

 

「えっ!? ソアラさん、元十傑に勝ったことあるの? だから、四宮シェフに……」

「すごい才能だと思ってたけど、まさかそこまでとは――」

 

「いえ、違いますの。お二人共……」

 

 その言葉を聞いた恵さんや一色先輩は身を乗り出して興味深そうな顔をされました。

 いや、そんなはずないじゃないですか……。

 

「俺の誕生日にケーキ作ってくれただろ? こんなに可愛い一人娘が俺の為だけにスペシャルメニューを作ってくれたんだ。俺はもう嬉しくて料理どころじゃなかったね」

 

「この人はわたくしがケーキを作ると、泣きながら包丁を置いてしまいましたの。だから、あの時は勝負はしてません」

 

 あの日は父の誕生日でしたので、わたくしは父のためにお小遣いで買った料理本で勉強してスイーツに挑戦しました。

 定食屋のメニュー以外を初めて作ったのですが、父に内緒でそれを行ったので、思った以上に感動した彼が試合を放棄したのです。

 

 それからというもの、いつも「あの日の勝負は俺の負けだ」と口にするようになりました。

 

「料理で相手の心を折ったんだから俺の負けだろ」

 

「恵さんと一色先輩の顔をご覧になってくださいまし! 聞いて損したと思っていますわ! わたくしは一度も勝てなくて、488回も負かされているので間違いありませんの」

 

「へぇ、覚えてるのか。意外だな」

 

「記憶力には自信がありますから」

 

 何が楽しくて恵さんと一色先輩にこんな恥ずかしい話をしなくてはならないのですか? 父との対戦は一応美味しいものを作ったり食べたりした記憶なので、全て覚えております。

 

「なんだい、その話。あんた、いくら可愛い娘だからって、子供に手心加えてるじゃないか」

 

「そんなことはないぜ。俺はいつだって全力さ。ほら、見てみなよあいつだって料理ってなると人が変わったようにああなりやがる。本気でやらなきゃ488回も勝てるかよ」

 

「確かにあの気迫は若いときのあんたにそっくりだ。楽しみな子だよ」

 

 そこからわたくしも父もお題の品を全力で作りました。

 “秋の選抜”でえりなさんを失望させないために――今のわたくしの力をこの皿にすべて込めます――。

 

 そして、わたくしと父は調理を終えました……。

 

「先に俺が出すぜ。――お待ちどおさま。さあ食べてくれ」

 

 まずは父が自分の品を恵さんたちの元に持っていきます。

 父はどのような料理を作ったのでしょうか? 未だにこればかりはあまり想像できません。

 

「昨日作ってくれた料理どれもすごい完成度だった。勝負となったら一体どんな品が……」

 

「城一郎は学生時代から意外性のある攻めの料理に定評があった。刮目しな!」

 

 ふみ緒さんは父の料理スタイルは意外性を突いてくると仰ってますが、昔から変わったモノを作っていらしたのですね……。

 

「ご賞味あれ。“城一郎特製こってりラーメン”だ」

 

 父の出した朝食はラーメンでした。なるほど、そう来ましたか。

 

「これは、すごく濃厚そうですね……。まさか、朝にこれを……」

 

「城一郎! 意外性にも限度があるだろ! まったくお前は昔っからそうだよ! 初めて試す新作やゲテモノ料理を食戟の場でも平気で出す! そんなだからなんてことない相手との食戟をポロポロ落とすんだ!」

 

「ふっ……、あの頃の俺は尖ってたからな」

「今も変わらんじゃないか!」

 

 そんな父のメニューを見てふみ緒さんは大声を出します。どうやら、父は学生時代に随分と粗相を起こしていたようです。

 しかし、このラーメンは美味しそうですね……。食べてみたいですが、今は我慢です……。

 

「これ濃厚そうなスープだけど意外とくどくなくてまろやかな香りです」

 

「確かに……。じゃあとにかく審査だ!」

 

 ラーメンとにらめっこしていたふみ緒さんでしたが、恵さんの一言で彼女は実食を開始しました。

 

「ちゅる……、た、食べられる……!」

 

「この麺、柚子が練り込んである!」

「こってりしてるのに自然と箸が進んでいく」

 

「「や・め・ら・れ・な・い〜〜!!」」

 

 思ったとおり父のラーメンには魔法が仕掛けられていました。

 元気がでる朝食というくらいですから、食べにくいものを父が作るはずありません。

 

「味も濃くてきめ細かく粘りがある海老芋をすりおろして加えてある。そうすることでクリーミーなコクが生まれるんだ」

 

「なんだか体がぽかぽかしてきたみたい」

「ラー油とすりおろしのショウガニンニクの効果だね」

 

「薄切りのレンコンとゴボウはカリッと色よく揚げ。ニンジンとカブラは炭火で軽く焦げ目が付くまで焼き上げて素材の甘みを引き出すように岩塩で味付け。フランス料理の付け合わせのように一つ一つの材料に適した調理で味に奥行きを作っている」

 

 一色先輩は丁寧にラーメンに使われている技法について説明をしてくれます。やっぱり先輩はすごいです。

 

「そして極め付けがこのテンペだ! インドネシア発祥の大豆を原料とする発酵食品。大豆をハイビスカスやバナナの葉に生息するテンペ菌で発酵させるんだ」

 

「あっさりしているのにすごいボリューム感! チャーシューみたい!」

 

「食感が肉に似てるからベジタリアンやマクロビアン――肉や乳製品をとらない人も好んで食べるものなんだ」

 

「今回はしょうゆと酒で香ばしく照り焼きにしてみた」

 

 どうやら厚切りのチャーシューだと思われたものはテンペという食材らしいです。

 全然知らない食べ物なんですけど……。と、いうことは……、このラーメンは――。

 

「もしかしてこれは精進ダシ!?」

 

「そのとおり。昆布とシイタケの合わせダシ。いわゆる精進ダシだ。昔……、海外を旅してたとき宗教上のアレで数週間肉や魚を断たなきゃならないって嘆いてる坊さんと出会ってさ。その人に食わす品を試行錯誤したことがこのラーメンの土台になってるんだ」

 

「ということはこのラーメン肉も魚も一切使わずここまでの深い味わいを作り上げてるっていうのかい!?」

 

 そう、ふみ緒さんが仰っているように父の作った濃厚そうなラーメンには一切の肉類や魚類は使われていないようです。まるで精進料理のように――。

 

「旨味やコクを出すには動物性のものを使えばそりゃ簡単だ。――けど肉も魚も使わないこってりラーメン、そっちの方が面白ぇだろ?」

 

 はぁ、やられましたわね。悔しいですが、父の料理にはいつも感心させられます。

 今度、真似して作ってみますか……。

 

「城一郎、手心は加えないって言ってたが、こりゃ酷なことをするよ。先にこんな品を出されちゃ、ソアラの奴が出し難くて仕方ないだろう」

 

「そ、そうだ。これだけインパクトのある品の後じゃいくらソアラさんでも……」

 

「そいつぁ、どうかな? ソアラ、次はお前の番だぜ」

 

「相変わらず……、手加減なしですわね……。お待ちどう様ですの」

 

 わたくしは父に促されて自分の品を皆さんの前に出します。

 気に入ってくだされば良いのですが……。

 

 

「こ、この香りはまさか……」

 

「ご賞味ください。“ゆきひら特製、和風・朝カレー”ですわ」

 

 食欲を刺激するには先ずは嗅覚から。ですので、今回も香りの強い食事を用意させていただきました。

 わたくしの“朝一の元気を出させるひと品”はカレーです。

 

「なんだい、この父娘!? 朝食って聞いて、ラーメンとカレーって……! 意外性はしっかり受け継いでいるってことかい!?」

 

「くすっ、インパクトでは負けてないみたいですね」

 

「そうだね。とにかく、ラーメンの後でカレーはキツイけど審査するよ……」

 

 そうです。わたくしも料理のコンセプトは父と同じなのです。

 満足感と食べやすさを調和させた一品。これがこの朝カレーです。

 

「はむっ……、こ、これ? カレーだよね……? すごくまろやかで優しい味……!」

 

「なるほど、栄養のある野菜やきのこをカレーにすることで食欲を促進して沢山取れるようにしているねぇ。うーん、でもこの優しくてまろやかにも関わらず深いコクを生み出しているものの正体は……」

 

「ソアラちゃん、味噌を使ったね。それもここで取れた大豆を使った自家製の味噌だ。うん。極星寮の馴染みの味噌汁を飲んでる感覚になるよ」

 

 皆さんは父のラーメンの後にも関わらず、旺盛な食欲を見せてくれます。

 その上、一色先輩は鋭敏な味覚で早くもわたくしの施した隠し味にまで気付いてしまいました。

 

 そうです。まろやかさの上にコクをもたせる為にわたくしは味噌を使用しました。

 この極星寮の大豆で作った味噌は独特の深みがあり、寮生にとっては馴染みの深い味わいなので、きっと朝の活力に直結すると思ったからです。

 

「ええ。皆さんに馴染みのある味わいがあったほうが、朝の活力が湧くと思いましたの。パンにつけて食べても美味しいですわよ。こちらも寮で取れた小麦から作ったパンです」

 

「パンにつけて……、はむっ……。うん。香ばしい小麦の香りがさらに引き立つようで、より食欲が進むね。なるほど、城一郎が海外の経験を活かした料理なら、ソアラは極星寮の中の素材を十全に活かした料理を作ったってわけか。しかし、このカレーは妙にダシが効いている気がするが、どうやってダシをとったんだい?」

 

「ええーっと、これを使いました……」

 

「めんつゆ? ふむ。それでカレーはカレーでもここまでダシが効いた豊かな味になるってわけか。それで和風カレー……」

 

「難しい技法や珍しい食材は一切使われていない。それなのにこれだけ豊かな味わいのモノが作れるのは、ソアラちゃんの基礎的な技術が非常に高いからだ」

 

 わたくしは父から定食屋で使う知識や技術しか教えてもらってません。

 難しいことはわかりませんが、出来ることを出来るだけ丁寧にすることで合宿も乗り切ってきました。

 

「一口食べるともう一口食べたくなる。さっきのラーメンと同じで……」

 

「優しくもあり、強くもある。朝に活力を与えてくれるメニューだったね」

 

「それでは判定に入るよ――」

 

 3人ともがわたくしのカレーを完食したところで、どちらが美味しかったのか投票が開始されました。

 今回の料理の出来栄えはいつもよりも自信があったのですが、結果はどうでしょう?

 

 

 

「2−1で、勝者城一郎!」

 

「お粗末!」

 

 一色先輩とふみ緒さんは父に投票して、恵さんはわたくしに投票し、2対1でわたくしは料理勝負に敗れてしまいました。

 やっぱり、まだ今のわたくしでは勝てませんか……。

 

「恵はソアラに入れたんだねぇ。確かに同じような発想でどちらも活力が漲る品だったが……、それだけに技術と経験の差がはっきりとしていた」

 

「僕もふみ緒さんと一緒だ。ソアラちゃんのカレーもとても美味しかったけど、城一郎さんのラーメンとはかなりレベルの差を感じたよ」

 

 勝負が終わって、ふみ緒さんと一色先輩は唯一わたくしに票を入れた恵さんにその理由を尋ねておりました。

 父とわたくしの力の差が歴然としていたからでしょう……。

 

「うーん。そうですね。城一郎さんのラーメンは凄くて今まで食べたことないくらい美味しかったし、とても感動はしたんですけど――ソアラさんのカレーって私の1番好きな味そのままだったんです」

 

「そのまま?」

 

「はい。辛さからコクの深さも丁度私の好みで、それに入ってる具材も全部私の好きなものばかりで……」

 

 恵さんはわたくしの作ったカレーが自分の1番好きな味にピッタリと一致したと仰ってくれました。

 彼女にそう言ってもらえて本当に嬉しいです。

 

「あー、またソアラちゃんのズルいところが出た」

 

「ズルいとは聞き捨てなりませんわ。ただ、わたくしは恵さんの好みを知り尽くしていますから、せっかくですから彼女に合わせて調理しただけですの」

 

「私に合わせて?」

 

「なるほど、田所ちゃんと仲の良いソアラちゃんだから、彼女の好みを知っている。だから、このカレーは田所ちゃんにとって最高の一品になったってわけか」

 

 そう、わたくしは恵さんと長く一緒に居ますので、彼女の好みの味というモノはほとんど把握しております。

 ですから、せめて彼女に1番美味しいと感じてもらえるようなカレーを作ろうと頑張ってみました。

 

「簡単に言うが、相手の好みのど真ん中を突くのは楽なことじゃねぇ。相手のことをよく知って、思いやり、それを味として完璧に表現しなきゃならない。しかもお題に合わせてだ。これが厄介でな。おかげさまでソアラちゃんの幼馴染の好みを俺まで完全に把握させられたぜ」

 

「幼馴染ですか?」

 

「ああ、真由美ちゃんっていう“ゆきひら”の近くに住んでいる子だよ。ソアラちゃんと同い年だから、昔から仲良くしててな。よく勝負の審判をしてもらってたんだ」

 

「そうですか……。ううっ、何か心がざわつく……」

 

 父はわたくしが長くお付き合いしておりました、幼馴染の倉瀬真由美さんの名前を出して、料理勝負の話をしていました。

 確かに、真由美さんに関しては好みに合わせてどんな品でも作ることが出来ます。でも、それは父も同じですから勝負は負け続けましたが……。

 

 恵さんは真由美さんの話を聞いて、胸を押さえていましたが、どうしたのでしょうか?

 

「人の好みの味を再現できるか。凄い能力だけど、残念だけど食戟じゃ活かせないねぇ。審査員は初対面の人ばかりだし」

 

「いや、わかんねぇぜ。もしも、“神の舌”ってやつの()()()()()()()みたいな料理が作れるようになりゃ」

 

「か、神の舌……? お父様がなぜそれを?」

 

 どういうわけか知りませんが、父がいきなりえりなさんの“神の舌”の話を出したので、わたくしはびっくりしました。

 

「ああ、それはまた今度な。んじゃ、ソアラちゃんも上手くなってることが分かったし。俺、もう行くわ。まさか、1票取られるとは思わなかったぜ。成長したな」

 

「もう、どっか行っちまうのかい? 相変わらずだねぇ」

 

 しかし、父はそれに答えずにもう何処かに行ってしまうようなことを口にします。

 また、秘密ですか? しょうがない人です……。

 父は成長したと笑顔を見せてくれました。確かに真由美さんの好みに合わせて品を作っても勝ったことはありませんでしたから、恵さんから1票貰えただけでも上出来です。

 

「まさか、店の風も通さずにどこかに行くつもりなんですの?」

 

「おっと、そうだったな。んじゃ、ソアラちゃん。今度の連休にでも店をちょっと開けといてくれや」

 

「むぅ〜〜。仕方ありませんわね。承知しました。今度はゆっくり時間を取ってくださいまし」

 

 そして、父は今度の休日に店に風を通すように指示を出します。

 久しぶりに実家に帰るのも悪くありませんし、従っておきましょう。

 

「わぁーってるって。愛してるぜ、ソアラちゃん」

 

「怪我や病気には気をつけなきゃダメですよ。お父様……」

 

 父はわたくしに「愛してる」とウィンクをしました。

 そんなこと……、言われなくてもわかっていますわ――。

 

 




次回は倉瀬さんとにくみが登場です。
どんな感じに絡むのかお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。