【本編完結】もしも、幸平創真が可愛い女の子だったら   作:ルピーの指輪

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合宿初日

「やらかしてしまいましたわ。お手洗いに行っていたら迷ってしまいました。乾シェフはどちらに――」

 

 わたくしは困っていました。お手洗いに行っている間にほとんどの方々が移動をしてしまい、課題を行う調理室がどこなのか分からなくなってしまったからです。

 さっそく大ピンチなのですが……。

 

「乾シェフの課題なら、こっちの部屋だ。俺も同じグループだから」

 

「まぁ、ご親切にどうもありがとうございます」

 

 すると、親切な方が乾シェフの場所を教えてくださいました。

 見た感じハーフの方ように見えますね……。

 

「――っ!? 可憐だ……。あっ、君は編入生の……」

 

「はい! 幸平創愛と申します。あの、あなたは……」

 

「お、俺? 俺の名はタクミ。タクミ・アルディーニ」

 

 部屋を教えてくれた方は一瞬ハッとしたような表情をして、わたくしの自己紹介を聞くとタクミさんと名乗ります。

 やはりハーフの方はみたいですね。名前からしてイタリア系の方でしょうか?

 

「タクミさんですね。今日は一緒に課題を頑張りましょう」

 

「…………」

 

 わたくしはタクミさんの右手を両手で握りしめて、お互いに頑張ろうと声をかけます。

 課題を行う前から退学処分を受けるところでしたわ……。親切な方に出会えて良かったです。

 

「あっ! 兄ちゃん! どうしたの? ボーッとして」

 

 

 

 さて、何とか乾シェフの元に辿り着いたわたくしは同じグループの恵さんの近くに足を進めます。

 そして、乾シェフがわたくしたちを確認して声をかけました。

 

「皆さん、揃いましたね。私の授業は2人1組で取り組んでもらいます。1学期最初の授業のペアでいきますので各自指定された調理台に着いてください」

 

「良かった。ソアラさんと一緒だ」

「ええ、恵さんが一緒なら心強いですわ」

 

 何とラッキーなことに今日の課題はシャペル先生の授業と同様に恵さんとペアで行うことになりました。

 恵さんとなら気心が知れていますから、どのような課題も乗り越えられる気がします。

 

「は~い。皆さ~ん。私はここに座ってますので分からないことがあったら聞いてくださいね」

 

「あの、乾シェフ。まだ、何も説明を受けていないのですが……」

 

 乾シェフはほのぼのとした表情で腰をかけて、くつろがれていますが確かにわたくしたちは何も聞いておりません。

 

「ああそうでしたか。私の出す課題はここにある食材を使って日本料理でメインとなるひと品を作ることです」

 

「食材なんてどこにも……」

 

 乾シェフはここにあるモノと仰ってますが、この部屋には食材など全くありません。

 まさか、“バカ”には見えない食材とか? ふぇぇっ……、わたくしはバカだから見えませんの?

 

「ありますよ。清流の行く雄大な自然。すばらしい素材の宝庫です。調味料や油調理器具はそろっています」

 

 そんなことを考えていましたら、乾シェフはこの自然に食材はたくさんあるというようなことを口にされます。

 ああ、これはそういう――。

 

「釣り竿などの道具も自由に使っていいです。この周辺は私有地でぐるりと柵が巡らせてあります。柵を越えたらその時点で失格。限られたフィールドの中で食材を確保し調理。私を満足させるひと品を作れば合格です」

 

 乾シェフからの課題はこの自然豊かな私有地で食材を見つけて日本料理を作ることみたいです。

 時間はたったの2時間――その中で食材を見つけて乾シェフに美味しいと言わせなくてはならないということですか……。

 

 

「ソアラさん、どうしよう。川魚だから、イワナやニジマスの塩焼きとかかなぁ?」

 

「そうですわね〜。でも、ほとんどの方が魚を取りに行ってますから。乾シェフも飽きられるかもしれませんわ」

 

「飽きる?」

 

「だって、皆さんが一斉に魚料理を乾シェフに持っていきますのよ。せっかく自由な課題ですのに、そればかりだと幾ら美味しく作ることが出来ても、食べてくれる方が楽しめないじゃないですか」

 

 恵さんは魚料理を提案しましたが、多くの方が釣り竿を持っていかれたので、乾シェフは魚ばかり食べることになることを懸念しました。

 彼女に美味しいと思ってもらうなら、やはり食を楽しんで頂くことが近道です。

 

「ああ、そういえば……、乾シェフも魚料理を出せとは言ってないかも。みんな魚を取りに行ったから、そうしなきゃいけないと思ってた」

 

「ですから、ちょっと探してみませんか? こんなに広い敷地ですから色んな食材がありますわよ」

 

 わたくしはこの広い敷地内にはきっとお魚以外にも食材は隠れていると感じていました。

 そうでないと、乾シェフはあのような言い回しをするはずがありませんから。

 

 というわけで、わたくしたちは皆さんが向かった川の方とは逆方向に足を進めます。

 

 何か面白い食材があれば良いのですが――。

 

 

「あっ! 私たちの他にもこっちに行った人がいるみたいだよ」

 

「あら、タクミさんじゃないですか。先ほどは、どうもありがとうございます」

 

「そ、ソアラさん!? 驚いたな、俺たち以外にこっちに来る人がいるなんて」

 

 何とわたくしたちより先にタクミさんのペアがこちらの方向を探索されていたみたいです。

 わたくしと同じ発想をされた方がいらっしゃって少し安心しました。これで、自信を持って食材を探せます。

 

「何か見つかるといいですわね」

 

「あ、うん。そ、そうだな」

 

「あー、兄ちゃん顔真っ赤!」

 

「笑うな!」

 

 わたくしがタクミさんに顔を近づけて笑いかけると、彼は目を逸らして返事だけをします。

 そんな彼をふくよかな黒髪の方が笑いながら見ていました。お兄さんと声をかけているようですが……。

 

「ご兄弟なんですか?」

 

「ああ、双子の弟のイサミ・アルディーニだ」

 

「に、似てない……」

「まぁ、イサミさん。よろしくお願いします」

 

 タクミさんのペアの方は双子の弟さんみたいです。

 恵さんの言うとおり容姿はあまり似ていませんわね……。

 

「あの、ソアラさん。よろしければ、俺たちと――」

 

「それでは、お邪魔をしては悪いですから。わたくしたちはあちらを探してまいります」

 

「あっ――」

 

 タクミさんたちの邪魔をしては申し訳ありませんので、わたくしたちは別の場所を探すことにしました。

 

 それにしても広いですわ。時間も限られてますから急ぎませんと――。

 

 

「ねぇ、ソアラさん。やっぱり魚にしたほうがいいんじゃないかな? ――んっ? 待って、鶏がいる。良かった〜。鶏肉なら何とか……」

 

「いえ、恵さん。あちらを見てください」

 

「あっ? うさぎだ。かわいいね」

 

 タクミさんたちと別れてから、しばらく探索を続けていますと、恵さんが鶏を発見します。

 しかし、わたくしはその隣のうさぎが気になりました。

 

「うふふっ……」

 

「そ、ソアラさん? ま、まさか……」

 

「思いつきましたわ。わたくしたちが作る料理……」

 

 決めましたわ。使うメイン食材はうさぎ肉。そして、あと必要なものは――。

 

 わたくしは恵さんに使いたい食材を手早く伝えて、それを探して調理室に戻りました。

 

 

「タクミさんたちは合鴨ですか。おもしろいですね」

 

「流れるような動き、まるでソアラさんみたい」

 

 調理室に戻ると、すでにタクミさんたちが調理を開始しておりました。

 兄弟で息を合わせながら素晴らしいスピードと手際の良さでお料理をしています。

 

 あの動きは――。

 

「ええ、おそらくタクミさんたちは現場を知っていますわね」

 

「見ただけで分かるのか。思ったとおり、ソアラさんは他の連中とは違う。そう、俺たちは地元のトラットリアの厨房にいた」

 

「トラットリア?」

 

「イタリアの大衆食堂という意味さ。俺たちはプロとして何年も経験を積んでいる。他の温室育ちの連中には絶対に負ける気はない」

 

 タクミさん曰く、彼らはイタリアの大衆食堂で長い間プロとして実務の経験を積んでいるとのことでした。

 なるほど、やはりこの動きは長年多くのお客様を相手にされていた動きでしたか。納得です。

 

「そうでしたの。まさか、わたくしの他にもそのような方がいらっしゃったとは……」

 

「えっ? それじゃあ、ソアラさんも?」

 

「ええ、わたくしも“食事処ゆきひら”という小さな定食屋でずっと包丁を握っておりました。では……」

 

 わたくしは自分と似た境遇のタクミさんという方がいらっしゃることが嬉しくなりました。

 こちらもお店の名前を出した以上はいい加減な仕事は出来ません。

 前髪を束ねて結び、わたくしも気合を入れます。

 

「……目つきがさっきまでと違う」

 

「恵さん。時間が限られています。やりましょう」

 

 さぁ、乾シェフを悦ばせる料理を作らなくては。

 わたくしは恵さんに声をかけて調理を開始しました。

 

「う、うん。準備は出来てるから」

 

「――まずはうさぎ肉を」

 

「わっ、そ、ソアラさん」

 

「きめ細かい繊細かつ正確な包丁捌き……、それでいて、そのスピードはもしかして俺よりも速い? バカな……」

 

 わたくしは精神を集中させて一心不乱に調理に打ち込みます。

 誰かのために品物を作る――何と楽しい時間でしょう……。

 

「調理しながら、笑っている……」

 

「兄ちゃん、あの人に見惚れてないで、そろそろ……」

 

「うるさいな! わかっている。俺にはこれがあるんだ。半月包丁(メッザルーナ)! ――いくぞ、トリターレ!」

 

 タクミさんは扱いが難しそうな、半月包丁を見事に使いこなし、瞬く間に調理を終えてしまいました。

 やはりこの方も凄い料理人ですわ……。

 

 なんせ、まだ始まって1時間も経っていないのですから――。

 

「合鴨の香り焼き・緑のソースを添えて。――ブオン・アッペティート(めしあがれ)」

 

 タクミさんたちの料理は好評でした。鴨料理の完成度はもちろんのこと、ソースに鮎の塩辛うるかを使用している点が特に彼の非凡な才能を示しています。

 一見、イタリア料理のように見せて、合鴨とサルサ・ヴェルデそれぞれに和風のエッセンスを加えて日本料理にまとめられている。

 乾シェフもこの料理には感心されているみたいです。

 

「タクミ・アルディーニ、イサミ・アルディーニ。合格とします」

 

「「グラッツェ!」」

 

 タクミさんたちは合格者1番乗りを見事に果たしたのでした。 

 イタリア料理の技法で日本料理を作られるなんて考えもしませんでしたわ……。

 

「お先に、ソアラさん」

 

「タクミさん、素晴らしいお料理でした。――乾シェフ、わたくしたちの品も審査をお願いします。おあがりくださいまし」

 

 爽やかに手を振って順番待ちをしていたわたくしの横を通り抜ける2人。

 さて、次はわたくしたちの番です。

 

「あら、いい香りですね。蓋を開けなくても分かります。これは――」

 

 乾シェフは醤油と砂糖の匂いで既にこの品が何なのか分かったようです。

 そう、わたくしたちの料理は古くから大衆に親しまれている日本料理の王道――。

 

「はい。うさぎ肉のすき焼きです」

 

「まぁ、うさぎ肉のすき焼きを? それはまた古風なお料理を」

 

 うさぎ肉のすき焼きをご覧になった乾シェフは意外そうな顔をされて鍋を覗き込みました。

 このお料理は“食事処ゆきひら”にいた頃には出来なかったと断言できます。なぜなら――。

 

「恵さんの郷土料理研究会の資料を拝見させてもらったときにレシピを覚えさせてもらいましたの」

 

「あー、前にあったね。そんなこと。たまたまコレを覚えていたんだ」

 

「いえ、どれも美味しそうでしたので、全部覚えさせてもらいましたわ」

 

「えっ……? 百種類以上はあったと思うけど……」

 

 そう、恵さんの郷土料理研究会の資料集を前に拝見させてもらったときに、その奥深さに感銘を受けたわたくしは、何かの役に立つと思い、その資料に書いてある料理のレシピを頭に叩き込みました。

 うさぎ肉のすき焼きもその中にあった内の1つです。

 

「それでは頂きます。はむっ……」

 

「――っ!? んんっ……、こ、これは……、先ほどのお料理が和食とイタリア料理の融合と言うならば……、純粋古来の和そのもの……!」

 

「牛肉が日本に無かったころは、すき焼きといえばうさぎ肉でしたが、その具材もその時期に使われていた山菜ときのこばかり。これだけを短時間で揃えるのは相当な手間なはず……」

 

「古いからこそ、今は新しい。うさぎで出汁もとっていますが、この短い時間で実に丁寧な仕事をされていますね。んんっ……、臭みはないのに、独特の歯ごたえと野性味は残し……、全体的に非常に良く調和されております。まさにこの料理は雄大な自然を“和”として体現しているのですね」

 

 自然の中には乾シェフが仰るとおり、様々な恵みがありました。

 それをこのすき焼きに閉じ込めて出しただけの簡単なお料理なのですが、乾シェフは実に良いお顔で召し上がってくださいました。

 

「幸平・田所ペア。合格です」

 

 そして、わたくしたちはこの課題の合格を頂くことに成功します。

 ふひー、初日から中々ハードな課題でしたわ……。

 

「お粗末様ですの! やりましたわ。恵さん!」

「あーん。やっぱり来ると思ったー」

「私も混ぜて下さーい」

 

「「えっ?」」

 

 わたくしと恵さんが抱き合って喜んでいると、乾シェフもその中に加わってハグしてきました。

 乾シェフも仲良くされたいのでしょうか?

 

「お二人はとぉーっても仲がよろしいのですね。それにとっても可愛い。連れて帰りたいです〜〜」

 

「乾シェフ? あ、あのう、他の方の審査は」

「いい香りがしますわ。何の香りでしょう?」

 

 そして、わたくしたち1人ひとりの手を握りしめて、ニコニコと笑っていました。

 なんだか不思議な香りがするような気がしますが、何でしょうか? あと、審査を待っている生徒さんたちが固まっていますが大丈夫ですかね?

 

「…………いい。これは……、美しい……。いや、尊い……」

「何言ってるの? 兄ちゃん。料理しすぎで馬鹿になったのかな?」

 

 

 こうして、わたくしたちは無事にホテルへとバスで向かうことが出来ました。

 あー、やっと緊張を解くことが出来ますわ。

 

「何とか、お互い生き残れましたわね。タクミさん」

 

「あ、ああ。ソアラさんが思ってたより出来るから驚いたよ。そういえば、学年首席を目指すとか言ってたな。それも今ではハッタリには聞こえない」

 

「まぁ。ありがとうございます。同い年でえりなさんやタクミさんのような凄い方が居ることが分かっただけでも、小さな食堂から出た意味があったと思いましたわ」

 

 バスで隣の席になったタクミさんと雑談をしていると、すぐにバスはホテルに着きました。

 

 ホテルに戻ると伊武崎さんから、極星寮のメンバーは全員初日の課題をクリアしたという報告を受けました。

 皆さん、やはり素晴らしい料理人です。わたくしたちも何とかクリア出来てよかったです。

 

 吉野さんはこれから、豪華ディナーが楽しめると喜んでおりました。

 確かにうさぎを捕まえたりして、動き回っていたのでお腹が空きましたね……。

 

 さて、本当に豪華ディナーはあるのでしょうか? 吉野さんがおはしゃぎになればなるほど、嫌な予感がするのですが――。

 

 

「彼らの夕食を完成させた者から自由時間とする」

 

 夕飯の会場で開口一番、関守板長がわたくしたちにそんなことを言い渡しました。

 彼らの――ああ、確かに体格の良い男性方が多くいらっしゃいますね……。

 

「なんですか? その人たち!」

 

「近くの施設で合宿中の上腕大学ボディビル部の皆さんだ。間もなくアメフト部とレスリング部もここに来ることになっている。今日の夕食、牛肉ステーキ御膳だ。これを()()50食分作ってもらう」

 

 わたくしたちの課題は終わっていませんでした。

 自由時間を得るには彼らの食事を1人50食作らねばならないようです。

 もう一度、気合を入れ直さなくては……。

 

「最後にもう一つ。60分以内に夕食の提供を完遂できない者はその時点で退学とする」

 

「この学園どれだけ退学が好きですの〜!」

 

 そして、わたくしたちはまた退学がかかった課題をせねばならないみたいです。 

 まったく、事あるごとに退学、退学と……、精神の休まるときがありませんわ。

 とにかく、精神の安寧のためにも早く仕上げなくては――。

 

「とかなんとか泣きながら愚痴ってるソアラが私たちの中で1番……」

 

「幸平創愛、50食達成。合格!」

 

「早ぇよ、バカ」

 

「やはり、さっきの動きといい……、俺よりも速かったか」

 

 半泣きになり、笑っている余裕も無くしたわたくしはとにかく早く楽になるために、夢中になってステーキ御膳を作っていると、いつのまにか50食を達成してました。

 吉野さん、一生懸命やったのにバカは酷いですぅ……。

 

 

「クタクタで死にそうですわ……、何も食べる気が……。ん? 大浴場? そ、そうですわ。先にお風呂を頂いちゃいましょう」

 

 定食屋で慣れているとはいえ、外であれだけ動いた後の短時間で50食はさすがに疲れました。

 おや、このホテルは大浴場があるのですか。それはいいですね。

 浴衣と下着を持って浴場に向かいますか。今なら人もいないでしょうし……。

 

 そう思って準備をして浴場へと向かい、服を脱いだまでは良かったのですが――。

 

「誰か先客がいらっしゃる。あれ? あそこに立っているのは――」

 

 わたくしは大浴場への入口の前で微動だにせずに立っている方を見つけました。

 あっ、あの方は――。

 

「…………」

 

「えりなさん! どうされたんですか!」

 

「――っ!? あっ……、きゃっ!」

 

 えりなさんが何故かボーッとして立ち尽くしておられたので、声をかけますと、彼女は驚いてわたくしを押し倒して転んでしまいます。

 お互いのバスタオルがはだけてしまい、わたくしはえりなさんの下敷きになってしまいました――。

 

 偶然、脱衣所で2人きりになったわたくしたち。

 合宿初日の夜、わたくしとえりなさんは少しだけ距離を縮めることになりました――。

 

 




原作よりもちょっと早く50食を達成したソアラはお風呂でえりなと遭遇。
ここから、彼女たちは友人として仲良くなっていきます。
ついでに、大浴場の中にはあの人がいます。

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