今井リサ親衛隊   作:こくロド

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今更ですが、この小説はPixivでの連載開始当時アニメ2期放送前だったので、ガルパのシーズン1が舞台となっています。


不穏な影 前編

おはようございます。

Roseliaのベース担当、今井リサです。

 

今日はCiRCLEで打ち合わせをやるらしいんだけど、何の打ち合わせだろう?

 

 

 

CiRCLE カフェ

 

友希那「では始めるわ、まずは紗夜から…。」

 

紗夜「はい、実は日菜に掛け合ってお願いしていたRoseliaのテレビ出演が決まりました。」

 

リサ「マジで!?アタシらテレビ出るの!?」

 

あこ「やったーー!!これであこも有名人だーー!!」

 

燐子「遂にRoseliaも…全国デビューするんですね…!!」

 

リサ「それで!?何の番組なの!?」

 

紗夜「日菜がメインパーソナリティを勤めている旅番組です。タイトルは…《るんるん♪放浪記》だったかしら?」

 

燐子「た、旅番組…ですか…?」

 

紗夜「最初は歌番組を希望したのですが、枠が無いので旅番組で【偶然出会った実力派バンド】という形で演奏させて頂けるそうです。」

 

友希那「歌番組じゃないのが少し残念だけど、これはRoseliaにとって絶好のチャンスよ!!」

 

友希那「私達が只の学生バンドじゃないことを証明してみせるわ!!」

 

 

・・・・・・・・

 

 

収録当日

羽沢珈琲店

 

あこ「う〜…緊張するねりんりん…!」

 

燐子「う、うん…。」ブルブル

 

リサ「燐子、めっちゃ身体震えてるけど大丈夫?」

 

燐子「し、心配…あり、ません…。」ブルブル

 

リサ「全然大丈夫じゃなさそうなんだけど…。」

 

友希那「燐子、これはライブの前フリだと思えばいいのよ。いつも通りの自分を保って。」

 

燐子「」チーン

 

あこ「あ、りんりんがフリーズしちゃった!?」

 

リサ「ちょっと友希那〜?」

 

友希那「私の所為じゃ無いわよ!!」

 

 

ギャーギャー!!

 

 

紗夜「すいません羽沢さん、騒がしくしてしまって。」

 

つぐみ「いえ、これ位なら全然大丈夫ですよ。」

 

紗夜「湊さんの言う通り、ライブの前フリだと思えば何も問題無いはずなのに。」

 

つぐみ「テレビの収録、しかも全国放送ですから緊張しても仕方ないですよ。私もさっきから緊張して手が震えちゃって…。」

 

紗夜「あら、それはいけませんね。」ギュッ

 

つぐみ「さ、紗夜さん!?急に手を握ってどうしたんですか!?」

 

紗夜「こうすると緊張が解れると今井さんが仰っていたので、真似してみたのですが…どうでしょうか?」

 

つぐみ「あ…手の震え、止まりました!」

 

紗夜「それはよかったです。これで撮影中も大丈夫かと。」

 

つぐみ「はい!ありがとうございます!」

 

 

・・・・・・・・

 

 

10分後…。

 

つぐみ「あ!日菜先輩が沙綾ちゃんのお店から出てきましたよ!」

 

紗夜「いよいよですね。」

 

友希那「みんな準備はいいかしら?」

 

リサ「オッケーだよ友希那!」

 

あこ「バッチリです!」

 

燐子「」

 

リサ「ちょ、燐子!!!もうヒナが来ちゃうから起きて!!!」ユサユサ

 

燐子「!」ハッ

 

燐子「す、すいません…私、寝ちゃってましたか?」

 

リサ「うん、寝てたというより気絶してたけど。」

 

あこ「スタンロッドの静電気モード使っても起きないから心配したよりんりん〜!」

 

リサ「ん!?その警棒持って来てたの!?」

 

あこ「リサ姉の為なら当然だよ!りんりんと紗夜さんもポケットに銃が…。」

 

リサ「3人共?それ今すぐアタシの鞄に仕舞って?」

 

紗夜「待ってください、それでは即応性に問題が…。」

 

 

 

「 も う ク ッ キ ー 焼 い て あ げ な い よ ? ☆ 」

 

 

 

紗夜「宇田川さんと白金さんも早く鞄に仕舞いましょう。今回ばかりは仕方ありません…。」

 

あこ「リサ姉のクッキーが食べれなくなるのは嫌だもんね…。」

 

燐子「あのクッキーが…無くなったら…Roseliaは…。」

 

リサ「掌返し早っ!?ってかアタシのクッキーそんな重要アイテムだったの!?」

 

 

チリンチリン♪

 

 

日菜「こんにちはー!!」

 

つぐみ「い、いらっしゃいませ!」

 

日菜「やっほーつぐちゃん!今日はよろしくね!」

 

つぐみ「はい!テレビの収録は初めてですけど、お店の魅力を伝えられる様に頑張りますね!」

 

日菜「この番組は基本ゆるゆるだし、今日はあたしの地元特集だからいつも通りで大丈夫だよ!」

 

日菜「じゃあ、早速つぐちゃんのるん♪ってするメニューを……あ!!おねーちゃん!!!」

 

紗夜「…1人で来るなんて珍しいわね、日菜?」

 

 

※Roseliaメンバーは偶然居合わせたという設定です。

 

 

日菜「今日はねー、あたしの番組の収録に来たんだ!」

 

紗夜「そうなの?私はRoseliaの皆さんとライブの打ち合わせ中だったのよ。」

 

日菜「ふーん…ところで、さっきから友希那ちゃん達がピクリとも動かないけど…どうしたの?」

 

紗夜「え?」チラッ

 

友リあ燐「「「「…。」」」」

 

紗夜(ちょっと皆さん!収録始まってますよ!)ヒソヒソ

 

友希那(何を話すか全く決めてなかったわ…。)

 

リサ(いざ本番になったらめっちゃ緊張して喋れない…。)

 

あこ(カッコいい台詞がサッパリ思い浮かばない…!)

 

燐子()チーン

 

紗夜(白金さん!?また気絶してますよ!!起きてください!!)ユサユサ

 

 

・・・・・・・・

 

 

リサ「いや〜ごめんねヒナ?」

 

日菜「気にしなくていいよ!こういうロケだとよくあるからさ〜。」

 

あこ「ひなちんからプロの余裕を感じる…!」

 

日菜「あたしはいつものノリでやってるだけだよ?それに今日から煩いディレクターも居なくなったし楽勝楽勝!」

 

Roselia「「「「「居なくなった?」」」」」

 

燐子「そういえば、そこのディレクターさん…昨日の放送で…映ってた人…じゃないですね?」

 

リサ「何かあったのヒナ?」

 

日菜「クビになったんだって。テレビ局で女の子を盗撮してた変態だよ。」

 

リサ「うわぁ…。」

 

友希那「下衆の極みね、そんな奴がリサに近付かずに済んでよかったわ。」

 

紗夜「全くです。」

 

あこ「じゃあ今頃、そいつは檻の中なんだねひなちん?」

 

日菜「それがさ〜、クビにしただけで警察呼ばなかったんだって。偉い人って頭がパンパカパーンなのかな?」

 

あこ「えぇ!?じゃあこの辺に居るかもしれないじゃん!!」

 

リサ「ちょ、あこ!!声デカいって!!」

 

紗夜「それだと、私達や番組スタッフに八つ当たりしに来る可能性も有りますね。」

 

友希那「念の為、戸山さん達にもメールで伝えておくわ。」

 

 

 

リサ「…あのさぁヒナ?今ってカメラまわってるんだよね?」

 

日菜「そうだよ?」

 

リサ「さっきから放送出来ない会話しかしてない気がするんだけど大丈夫なの…?」

 

日菜「へーきへーき!ババって編集してもらえば大丈夫だよきっと!」

 

リサ「そういうモンなの…?」

 

つぐみ「あ、あの〜…新作ケーキお持ちしました〜。」

 

日菜「あ!つぐちゃんのケーキ!!」

 

リサ「へぇ!可愛いケーキじゃん!」

 

日リ「「それじゃ、いっただっきまーす!!」」

 

 

・・・・・・・・

 

 

30分後…。

 

紗夜「日菜、もうすぐスタジオの予約時間よ?」

 

日菜「えぇ〜?まだつぐちゃんと話し足りないよ〜!」

 

紗夜「また今度来ればいいじゃない。それに羽沢さんと同じ学校なのだから、休み時間にだって会えるでしょう?」

 

日菜「う〜…分かったよおねーちゃん…。」

 

紗夜「つぐちゃん、続きは明日学校で話そ?」

 

つぐみ「はい!私も楽しみにしてますね日菜先輩!」

 

 

 

リサ「友希那〜?さっきからずーっと何話し合ってたの?またアタシ関係?」

 

友希那「そうよ、日菜の言っていた盗撮魔と鉢合わせした時の手順を決めていたの。」

 

リサ「ああやっぱり…今日はテレビカメラに撮られてるんだから、普通の女子高生で居て欲しいなぁ…。」

 

友希那「私だって本当はそうしたいわ。けれど、あんな奴がウロついてる可能性がある以上、手を抜く訳にはいかないの。」

 

リサ「…怪我とかホントに気を付けてよ?」

 

友希那「大丈夫よ、問題無いわ。」

 

リサ「その台詞だとフラグ立ってない!?」

 

 

 

燐子「…!?」クルッ

 

 

 

紗夜「白金さん?」

 

あこ「ん?どうしたのりんりん?」

 

燐子「背後から…視線を感じました…スタッフさんじゃない…別の誰か…!」

 

紗夜「まさか、本当に盗撮魔が八つ当たりに来たのでしょうか?」

 

あこ「あこ達、さっきリサ姉に武器没収されちゃって手ぶらですよ!?」

 

あこ「紗夜さんは素手でも大丈夫そうですけど、あことりんりんは…。」

 

紗夜「困りましたね、今日は日菜も丸腰ですし今井さんを説得する訳にも…私と湊さんで何とかするしか…。」

 

 

 

日菜「友希那ちゃん、リサちー、ちょっといい?」

 

友リ「「??」」

 

日菜「さっき話した変態ディレクター、あたし達をロックオンしてるよ。」

 

リサ「え、マジ!?」

 

友希那「全く、これから演奏の収録なのに気が散るわね。」

 

日菜「でも大丈夫!あたしがコッソリるんっ♪てする道具持って来たから!」ゴソゴソ

 

リサ「ちょっとヒナ?カメラの前で服の中を弄るのやめなさい…。」

 

日菜「じゃーん!日菜ちゃん特製アロマスプレー!」

 

リサ「アロマスプレー?」

 

日菜「リサちーが持ってる唐辛子スプレー※のアロマ版…って感じかな?」

 

 

※万が一に備え、友希那が強引に持ち歩かせてます。

 

 

日菜「でも、唐辛子より威力がググっと上げてあるから軽くシュッとすれば相手はギュイーンってなるよ!」

 

友希那「日菜の表現だと分かり辛いわね。」

 

日菜「最期はもがき苦しんで死ぬよ!」

 

リサ「死ぬ!?も、もうヒナったら〜冗談キツイって~!」

 

 

 

日菜「…あたし冗談なんか言ってないよ?」ハイライトオフ

 

 

 

リサ「ヒッ!?」

 

日菜「もしアイツがリサちーに近付いたらコレで贅肉をジュワァって…。」

 

リサ「ストップストップ!!!聞いてるだけで恐ろしいからもう止めて!!!」

 

日菜「え〜?ここから盛り上がるのに〜。」

 

リサ「そんな危険なモノ絶対使っちゃダメ!!ねえ友希那も何か言ってやってよ!!」

 

友希那「え?ええ…日菜?流石にそれは容認出来ないわ、今すぐそれを渡しなさい。」

 

日菜「…ちぇ、リサちーと友希那ちゃんがそこまで言うなら仕方ないや。」スッ

 

友希那「物分かりがよくて助かるわ。」

 

リサ「危うくヒナが殺人犯になるところだったよ…。」

 

友希那「後で親衛隊の掟に書き加えておかないといけないわね。“人殺しはダメ”と。」

 

リサ「それよりもヒナのカウンセリングが必要だと思うんだけど?」

 

友希那「じゃあ紗夜に頼んでおきましょう。普通のカウンセラーじゃ日菜の相手になれるとは思えないわ。」

 

リサ「ヒナ、辛い事や悩み事があったら何時でもアタシ達が聞いてあげるから!人としての道を踏み外す前に!」

 

日菜「う、うん…ありがとうリサちー!」

 

 

・・・・・・・・

 

 

商店街 路地裏

 

元ディレクター(以下、元ディ)「チクショウ…何故だ?カメラの配置は完璧だったハズだ…。」

 

元ディ「辛うじてムショには行かずに済んだが、俺みたいな中年に懲戒解雇は死刑同然…。」

 

元ディ「もうおしまいだ…ん?彼処に居るのは…。」

 

元ディ「あっ!アイツはパスパレの氷川!」

 

元ディ「後ろに居るのは放浪記の連中、取り巻きのガキ共は見た事ねーし新人か?…クソッ、俺がこんな惨めな思いをしてんのにあのクソガキ共は…!!」

 

元ディ「…それにしても氷川の取り巻き、中々可愛いじゃねぇか…。」

 

元ディ「特に黒髪の奴は立派なモン持ってる…ギャルっぽい奴も中々…。」

 

元ディ「…。」

 

 

 

 

元ディ「もう俺に失う物は無え…最後に一発ヤってやるか…!」ニヤッ




次回以降、Pixiv版と少し異なるストーリーになります。
声優さんパートどうすっかなぁ…。
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