IS~絶望を祓う魔法使い達~   作:海人

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ほぼ1年ぶりの投稿・・・
覚えている人居るのかな?


タッグマッチトーナメント前日

TATENASHI SIDE

 

「……と言う事があったわ」

「マジっすか?」

 

生徒会室にて昨日の出来事を一夏君達に話したらすっごく驚かれたわ。

 

「篁さんに言われたその日にね」

「けど問題は誰がゾディアーツスイッチの所有者なのかね」

 

簪ちゃんと神宮司先生も思い思いに口を開く、手懸かりが皆無なのも問題よね。

 

「俺はドイツの代表候補生が怪しいと思う」

「私は違うと思うわ」

 

一夏君の意見を神宮司先生が否定する。神宮司先生曰くドイツの候補生は理性的でありある程度話したが対応は適切、どちらかと言えば篠ノ之さんか鳳さんが怪しいと思っているらしい。

 

「言われれば・・・・・・」

「けどな・・・」

「イッチーはどう思う?」

 

本音ちゃんに聞かれ少し考えて口を開く一夏君の推測に思わず頷いてしまったのは悪くないと思う。

 

「あの2人は無いな・・・・・・ゾディアーツスイッチ使う以前に皆に突っ掛かって来る、現に鈴がそうだったからな」

「そうでしたね」

 

そう返す虚ちゃん、確か鳳さんは寮のドアを壊したって言ってたっけ? 愚痴を言いながら書類書いていたし。

 

「なら外部犯の可能性が大ね」

「その理由は?」

「皆はクラス対抗戦の時に対応した教師部隊の人達を覚えてるかしら」

 

この言葉に全員が頷く、特に一夏君は織斑先生の無謀な指示で病院送りになった先生達を気にしていたから・・・・・・けど神宮司先生の次の言葉に全員で驚くことになる。

 

「実は彼女達の私物から色々出てきたのよ」

「何がですか?」

「機密情報に当たるモノが複数、しかも外部へ流出済み」

「「「・・・・・・マジで?」」」

 

一夏君、簪ちゃん、本音ちゃんが驚きの声を出す。私と虚ちゃんも声を出さなかったけど驚いたわ。

 

「今の日本では絶滅危惧種の女尊男婢の人達だったのか」

「いえ、そうは見えなかったのですが」

「虚さんの言う通りだったら動機が分からない」

「まあ、似たようなモノよ」

 

神宮司先生、まさか後で詳しく聞きますからね。とアイサインで伝え今日は解散、一夏君達は明日に備える為に就寝すれこととなった。

 

 

 

 

 

「……話して頂けますか?」

「彼女達は女尊男婢の考えは持ってなかったわ」

 

一夏君達の気配がいなくなったのを確認した私は神宮司先生に話の続きを促す。

 

「別の考えを持っていた?」

「正解よ、彼女達は『IS操縦者は優遇されるべき』との考えを持っていたのよ」

 

この言葉に私と虚ちゃんの表情が歪む。

実はこの思想(考え)はIS保有国や企業では割と広まっている考えだからだ。といっても日本では以前起きた『壊された幻想(ブロークン・ファンタズム)』もあってIS操縦者を選定する際にそのあたりは厳選と審査されるのでほぼ現れないのだが……

 

「それでデモンストレーションとしてテロリストを撃退するとした茶番劇を考えて実行したのよ」

 

どうやら今回はその例外が現れたらしい、結果は散々だったみたいだけど。

 

「女尊男婢と五十歩百歩な考えですよね」

「IS委員会の対応が見物かな」

「その通りね」

 

こうして私たちも話を終えて眠ることにした。

 

 

 

 

だけどこの時、私たちの知らない場所で次の事件への始まりを告げる鐘(カウントダウン)は静かに始まっていたの。

 

 

 

 

 

 

??? SIDE

 

IS学園学生寮の一室。

 

「……ッ!!!!!」

 

憤怒の表情を隠そうともせずに手元にあったソレを近くの壁に投げつける。

昨日使用したソレは『マスクドライダー』を相手に対してまったくと言ってもいいほど使えなかった。

 

「使えない、こんなモノ!」

 

その上、『マスクドライダー』との戦闘で何らかのダメージを受けたのか今ではなんの反応も示さなくなってしまった。

 

「やはりコレが一番だな」

 

最初からコレを使えば良かったのだ、そしてコレを制限なしに使える機会はすぐそこに迫っていた。

 

「見ていてください………………教官」

 

御見せしましょう……貴女の教えを受けた私の戦う姿を。

そしてIS(兵器)ファッションの1つ(玩具)と勘違いしている者達に示して見せます。

 

 

 

―――――貴様達は間違っているのだと―――――

 

 

 

 




GW期間中にもう一話投稿予定。
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