がっこうぐらし! めぐねえ同僚全員生存ルート   作:KEI@404

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エミ〇ムさんは何でも知っているなぁ…(某動画を見ながら)


part10 おはよう~あめのひ

 

 「沙上先生起きないね…」

 

 ──洗濯中、そんな声が後ろから聞こえた。

 返す言葉に詰まった私は、一呼吸置く。

 

 「大丈夫よ」

 

 絞り出したのは、どこにでもありがちな返答だけ。時刻は、じき朝7時。

いつもなら彼女がとっくに起きている時間だから心配しているのだろう。そう考え、洗濯を続ける。

 

 「………」

 

 冷たくも熱くもない水に手を入れ、彼女が着ていた服を洗う。だが、運ばれてきたときに、彼女が着ていた白衣だけは破けてしまっており、洗っても、もう着ることはできないだろう。

 

 

 「沙上先生起きないなぁ…」

 

 他の洗い終えた服をハンガーにかけながら、そんなことをぽつりと零す。

 

 

 ──流す水の赤色と彼女の白衣の破け具合が、いやにハッキリと、この現状を主張するようだった。

 

 

 

 

 


 

 

 おっはよー!生きてる?生きてた!やったー!

 気絶して階段から落ちたけどドッコイ生きてる実況プレイやっていくよ!

 

 外が暗くて時間が分からないや…どれどれ、ゲーム内の時計は…午前8時…ということは...気絶してそのまま寝ちゃったのか…まぁ、仕方ないね(レ)

 いや~だって、まさか階段から落ちて生きているとは思いませんでしたよ!Anotherなら死んでた。しかし、身代わりと言わんばかりに折角の白衣くんは破れてしまいました、拾ってすぐ壊れるって…なんだお前根性無しだな(煽り)

 

 ともかく、6日目!

 今日はみんなとイチャイチャして信愛度のアップと、階段にあるバリケードの補強を行い明日の大雨に備えましょう。みんな起きているみたいだし、(部屋に)ほらいくどー!(スキップ)

 

 

 

 朝の挨拶は元気にかつ明るく!ド派手に行きましょう。オープンザドア! 

 

 ▼おっはー!(激寒)みんな元気?私は気絶してたZE☆(自虐)

 

 「─────────────────」

 

 あっ…(察し)

 盛大にスベった…うわぁ…クッソ恥ずかし…こうなったら、こっから飛び降りていっぺん輪廻、巡ってく─

 

 「「「「───先生!」」」」

 

 グフッ…批判的なトマト!?いや、ゆきちゃんだったわ(見当違い)

 オウフッ…チョーカーさんにりーさんまで先生にタックル!?そんなに朝の挨拶がお気に召しませんでして!?

 

 「おはよう、先生。やっと起きたのか、あのまま起きてこないから、みんな心配したんだぞ」

 

 「そうだよ先生!急に怪我して、くるみちゃんに運ばれてきて凄いビックリしたんだからね!」

 

 ハイ、どうやら復帰イベントだったようです。操作キャラが倒れた後に確率で発生し、みんなに心配されるイベントです。これで今回はみんなに抱き着かれて笑顔のAYM姉貴のスチルを回収できました。やったぜ。

 補足ですがこのイベント、特定のキャラの好感度が高いとそのキャラの特別なスチルとおそろいのコスチュームを回収できるそうです。つまりこれであやめ先生も制服が着れる…つまりこれでめぐねえとイチャイチャすれば生徒×教師とかいう禁断のシチュになる可能性が微レ存?…ない?…アッハイスミマセン。

 

 ウウンッ(咳払い)とにかく今日は、明日に備え、みんなには持ち帰った素材でバリケードの補強を手伝ってもらいましょう。りーさんは体育館側、めぐねえは職員室側を頼むよ~

 

 「駄目です!もう少し貴女は自分の身体を大切にしてください!」

 

 知 っ て た。

めぐねえに心配されますが、まぁ、体力は回復しているのでスルーで廊下へ─ ザー

 

 「──()()も寝てたのに急にそんな活動量は無茶ですってば!」

 

 めぐねえがどう思おうが無茶かどうかはオレが決めることにするよ。(八八)

 

 って………ん???ちょっと待って !?1日寝てた!?どゆこと!?  ザー

 そうだ!カレンダー!?…7日目???あれ?見間違えかな?昨日が5日目でしょ?ひぃふぅみぃ… ザー

 

 …アレ?………もしかして…チラッ(窓の外を見る)

 

 

 おそとをみるとおおあめでした。かれらがやってくるね。

 

 

 なんで?(WIKIガン見)

 

▼このバージョンでは、気絶した場合、体力とスタミナが全回復するまでの時間がスキップされます。体力が多いキャラほど、回復には時間が必要なのでくれぐれも管理には注意しましょう。

 

 ちなみにあやめ先生のステータスは…

 

 ◆筋力、持久力、直感…カス

 ◆知力、体力…かなり高い

 

あっ、体力が多い(これの)せいかぁ…うん………もしかして………1日気絶してたぁぁぁぁぁ!?…なんでっ…なんでよ…どうして!どうしてこうなるのよ!こんなのどうしようもないじゃない!!どうして()()()も寝過ごすのよォオオオ~~ッ!!

 

 つまり今日は7日目、『かれら』襲来の日となっております。

 

 くそぅ!バリケードの補強も、アイテムの作製も、めぐねえとイチャイチャするのも台無しだぁ…RTAならこれをうまく利用できそうだけど…今回は生憎とクソ雑魚ナメクジ通常プレイなんだよなぁ…どうすっぺ。

 

 ………あっ、そうだ!(天啓)速攻チャート発動、プランBよ!

 

~~~ 

 

 

「───なんか騒がしくない?」

 

 早速立ち上がって廊下を見に行き、バリケードに群がる『かれら』を見てすぐに教室に戻ります。そしてみんなに、やばいことになってる!と伝えるとイベント開始です。

 

 なんか騒がしいですねって?そりゃそうですよ、これからこの学校は戦場になるんだからよ!(バトルシティ並感)

 

 「マジか!?とにかく準備する!」

 「バット持ってくる!」

 「ゆきちゃんも急いで!」

 

 さぁ、防衛イベント開始です!このイベントは「フラグを取得した上で一定時間の耐久」か「一定数の『かれら』討伐」がクリア条件です。しかし、このままではバリケードが壊れてしまうので前者は高難易度です。

 だからといって、後者を取ろうにもあやめ先生は乱戦においては雑魚…頼みのくるみちゃんといえど、3か所から『かれら』が攻めてくるので対処が間に合いません。防衛線こわれちゃ~う(課長)

 

 よって、生き残るに最適なのは、

・3階まで行く『かれら』を減らすことによるイベント進行までの時間を稼ぐ。

 これです!この条件の達成です!故に、さっき思いついた速攻オリジナルチャート発動!!!

 

 部屋に戻ってゆきちゃんが拾ってきたラジカセを回収!いざバリケードの外へ!目指すは2階中央階段前です! うりゃあー!

 

 「待ってください!沙上先生!それは…!」

 

 めぐねえにはやはり止められますが、止まるんじゃねえぞ…とにかく一秒一瞬が惜しい状況、無駄な時間なんてないです。馬鹿野郎お前俺は(外に)行くぞお前!

 

 『かれら』をクッションにバリケードを飛び降りて…あらよっと!数が増えつつありますがダッシュで切り抜けつつ階段を一気に駆け下りましょう。ここで転ぶ子いるってマジ?緊急時なのに呑気すぎるだろ…

 

 

 ヨシ!(現場猫)どうにか到着!何をするのかって?やることは単純です。

 

 『かれら』を部室棟に向かうように誘導します。

 

 渡り廊下の扉を開けて折ったサイリウムを順に並べ、奥の方には投げ込みます。すると…

 

 おっ、『かれら』が早速サイリウムの光に反応し、フラフラと蛾のように部室棟に吸い込まれていきます。

 

 このように『かれら』は光に反応するのでこの習性を利用し、部室棟に誘導が可能です!

 

 最後のにラジカセでCDを爆音で流して、端っこにいる『かれら』も音でこちらに集めましょう。そうすればそのまま『かれら』は部室棟に向かって行き、ある程度の時間稼ぎになるはずです。名付けてピカピカ誘導作戦です!賢い!!!(自画自賛)

ちなみに、「あめのひ」はラジオは流れておらず、ノイズだと『かれら』は何故か反応しないのでCDを流す必要があります。

 

 では、仕上げに、持ってきたラジカセでCDを流せば……… 

 

 

「──────」 

 

 

 あっ、焦って再生ボタン押すの忘れてた。ぽちっとな

 

 

「───ガリガリガリ──────」シーン(静まり返る廊下)

 

 

 ん?ガリガリ鳴ってる?再生できない!?ここにきて─

 

 

「──沙上先生!待ってください!」

 

 

 は?めぐねえが3階から走ってきたんですが!?

 何してんすか!!ちょっとこの状況はまずいですよ!

 

「─そのCDプレイヤー壊れてます!無茶しないで早くバリケードの中へ!」

 

 ??????(思考停止)

あの日(事件初日)、私は生徒に頼まれて、それの点検を──」

 

 ─はい?ラジカセが?壊れてる?なんで?

 

 そんなイベント一切…

 

▼▼▼▼

 【めぐねえ捜索中】

 

 今回はいないみたいですね...ママエヤロ、そのまま3階に降りて職員室でも覗きにいきますか。

 

 と思っていたらめぐねぇ発見!どうやら音楽室にいたようです。何聴いているの?モーツァルト?(無知) 

 

▼▼▼▼

 【アイテム回収中】

 

──見て!ラジカセがガリガリ~って変な音してたから触ったらラジオ流れてたの!?すごくない?

 

 …どうやらゆきちゃんは音楽室のラジカセを発見していたようです。そういえばゆきちゃんは直感が高く、様々なアイテムを拾ってくることがあったっけな...それにしてもタイミングが絶妙すぎませんかねえ...蛇足だけどラジオは()()()()っていう音よりザザーって感じじゃないかね?

 

 

▼▼▼▼

 

 ああああ!!これだぁ!見逃してた!てか気づかなかったぁぁぁぁ!!!!変な音は…これのことだぁ!!!なぜ気づかなかったんでしょうかね~?不思議ですねぇ!!!クソがぁ!!!

 

 こうなった以上…『かれら』の群れをここで迎撃するしかないです!(覚悟の裏技)おらかかってこい!

 

 あっ…ちょ…やっぱタンマ…

 

 ……駄目だやっぱ!(テノヒラクルー)数が多すぎるっピ!やむを得ません!くるみちゃん達を信じて撤退しましょう!オラッ逃げるぞめぐねえ!

 

 めぐねえの手を引いて『かれら』から撤退します。結構『かれら』が集まり始めたので、上へは逃げれないので、地下に逃げます。

 

 「地下!?いえ、そんなこと…」

 

 この通り、めぐねえにマニュアルのことは露見してしまいますが、背に腹は代えられません。減った正気度は後でリカバリできるでしょう!(希望的観測)

 ちなみに手持ちはバールとサイリウム1本とライターとかなんか諸々!逃げ切れるかコレ!?

 

 

(淑女逃走中…)

 

 

 やっぱり1階には『かれら』がうじゃうじゃいますね…水で濡れた見た目はまるで、1匹いたら30匹いるとか言われてるアレみたいだぁ…(恐怖)うわこっちくるな!

 ん?ちょっと待てよ…Gならちょうどここに落ちてる殺虫剤で追い払えるのでは?(ないです)ていうか制作陣もこんなところに殺虫剤置くあたり確信犯だよなぁ…とにかくくらえ!フシュー

 

 あっ、怯みはするんだ、やっぱりGじゃないか!(悲哀)けど、数が多いから倒しておきたいな…どうしよ… 

 

 

 とにかく、時間がかかりそうなので、今の間に軽くこの「あめのひ」について…お話します(解説役土方)

 

 まず、何回かお話している「フラグ」についてです。

 原作ではりーさんが放送を流すことで「かれら」を追い返していました。それに倣い、ゲーム版でも放送で追い返します。しかし、それには条件があります。

 

 それは、『かれら』が()()()()()()()に従っているというなんらかの痕跡を6つ以上集めることです。そのためこれら以外にも探せばたくさんあると思います。

 

 ちなみにここまでだと…

 

 ・教室に集まる「かれら」と遭遇

 ・残業をする「かれら」と遭遇

 ・見張りイベント(夜)で「かれら」と遭遇しない

 ・混雑時(昼)の食堂を確認する

 ・校庭で活動する「かれら」の確認

 ・部活動をする「かれら」の討伐

 

 ハイ、これで6つ以上という条件を達成しているので『かれら』は生前の記憶に従うというフラグが立ち、一定時間の耐久でクリア可能です。

 

 次に「地下に逃げてるけど、バリケード守らなくていいの?」なんて疑問ですが、結論からすると問題ないです。

 「あめのひ」イベントは「『かれら』は生前の記憶に従う」というフラグさえ立てておけば、バリケードが壊されると時間経過扱いで勝手にイベントが進行し、『かれら』は去っていきます。

 

 じゃあなんで壊されるはずのバリケードを強化しようとしてたの?あ ほ く さ。と、なりますが理由は単純です。バリケードは壊されなくても一定時間耐えればイベントが進行するからです(キレ気味)

 有体に言うと「壊されても問題はないけど、立て直しの素材集めがめんどくさい」これです。結構素材が必要になるので極力壊されないようにする必要があったんですね(メガトン構文)そんな訳で説明終わり!解散!散体!

 

 そんなこんなで目的のシャッター到達です!マニュアルを回収しているので、地下に行けるフラグは立っており、シャッターは上がってます。なのであとはこれをくぐって…避難完了です。

 

 

 「──下校の時刻になりました。まだ残っている生徒は…」

 

 

 おっ、どうやら上でのイベントも無事終わったようね。しかし、慢心せず『かれら』が完全に帰えるのを待ちましょう。

 ここで「終わったー」とか言って廊下に出ると待っているのは、帰宅する『かれら』とこんにちはからの死ゾ。(体験済み)ホラーでもお約束のパターンだね!

  

 ちなみに、地下室には大量の食材やアイテムがあります。なので、頑張ってくれたくるみちゃん達にお土産として持ち帰るとしましょう!どうせ時間もありますしおすし。(クソ寒ギャグ)

  

 どれどれ…ゴソゴソ

 

 

 


 

 

 逃げ込んだ地下で蹲る。

 

 『かれら』への恐怖でも、体力が尽きたからでも、ましてや彼女が迫りくる大量の『かれら』を殺虫剤とライターで焼き払った上で、消火器できっちり鎮火させたからでもない。

 

 

 

 私が、私()()が知っていたはずの事実を、彼女が知っていたからだ。

 

 ───職員用緊急避難マニュアル

 

 それはどこにでもあるようなたった9ページのマニュアル。

 

 だがこれには、この事件があらかじめ予見されており、助ける人間もあらかじめ決まっていたことを裏付ける内容が書かれていた。

 

 私はそれを隠したはずだ。なのにどうやって…いや、私はマニュアルの存在を知られたことよりも、彼女がマニュアルのことを知って尚、前線に立つのか、それが知りたかった。

 

 

 

 ──だからこそ、(佐倉慈)は再度、彼女(沙上あやめ)に問いを投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




HF3章を見に行くために頑張って仕上げました。あとたらんちゅら
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