がっこうぐらし! めぐねえ同僚全員生存ルート 作:KEI@404
ピンポーン
ん?頼んでた山形リンゴでも届いたのかな?それにしても届くのが早いような…
ウイイイイイイイッッッッス。おはよーございまーす!
けいちゃんとみーくんを無事回収して、ラストが見え始めたがっこうぐらしやっていくよー!って誰も起きていませんねー...俺みたいな、しっかりきっかり朝早くからクラフトテーブルでアイテムを調合しようとするようなマッド野郎、他にいますかって、いねーか、はは。(暗黒微笑)
じゃあみんなが起きるまで、消費アイテムや素材でも作製しておきましょう。作製した加工木材の用途はバリケードの補強、割れた窓ガラスの補修、罠の基礎部分等々。要はいくらあっても困りません。沢山作り置きをしておきましょう。トントンギコギコカンカンホッホーイ!
この無駄なDIY垂れ流しタァイムはどう?飽きた?飽きない?せっかくだし救出したけいちゃんとみーくんの2人の解説をしておくぜ!
けいちゃんこと祠堂圭のステータスは平均的ですが、足の怪我のせいで移動速度が遅いため介護必須。生産性の面からみるとこれと言って特徴のない微妙なキャラですが、会話での正気度回復割合はゆきに次いで2位。また、正論を顔面に160km火の玉ストレートでブン投げてくるような物言いをするみーくんのストッパーにもなる。
といった可視化できない役割を担ってくれるので、「これマジ?後半に加入するキャラにしてはステータス平凡すぎるだろ…」などとカタログスペックだけで判断してはいけない(戒め)
それに、最終日に彼女が生存していると、音楽室で特殊なイベントが発生し、脱出難易度も下がります。けいちゃんは本当神的にいい人だから(ピ)
みーくんこと直樹美紀は何でも平均的にこなせます。また、知力と直感が高いため、罠やアイテムの生産、武器強化のような後方支援要員としても活躍が期待値も高いです。更に彼女が所持している〈ロジカル思考〉のスキルで、クラフト時に必要な素材の個数減少などの恩恵もあります。
ですが、けいちゃん不在時に〈ロジカル思考〉が発動すると単独行動を勝手にしたり、いつの間にかりーさんやくるみと喧嘩勃発し、ギリギリで保っていたりーさんのメンタルが崩壊…なんてこともあるので勝手に居なくならないように注意しましょう。こちらも逆の意味でカタログスペックだけで判断してはいけない(大事)
ざっとこんな感じの紹介でした。お互いの弱点を補い合うようなスペック、よきかなよきかな。
「おはよー先生。昨日の2人も連れてきたぞ」
何故か涙目なくるみちゃんが一番乗り、悪い夢でも見たのかな?
「ふふ、別になんだっていいだろ!」
「おはようございます!あの、昨日はありがとうございました!」
おっと噂をすればなんとやら。けいちゃんとみーくんの元気のよい挨拶。
此方も答えねば…無作法というもの…元気よく挨拶を返しましょう。あっそうだ、お互いのことを知り、親睦を深めるためにもみんなで自己紹介をしておきましょう…ってあれ?ゆきちゃんとめぐねえは?
「あたしの横でぐっすりと寝てた。」
あらら、2人してしっかりきっかり寝坊みたいですね…そんなんじゃ自己紹介ができないダルォォ!?
「先に私たちだけで自己紹介しちゃいましょうか?」
その必要はない(スパイダーマッ)
自己紹介はイベント(と文字数)の都合上まとめてやっておきたい所さん。なので、2人を起こしに寝室へイクゾー!(デッデッデデデデ)
──寝室(資料室)
「すぅ…すぅ…」
「すぴー、すぴー」
おぅおぅ、ラジオ姉貴の放送しているラジオ体操の時間にも起きてこない不届き者はどこだー、折角の彼女のご厚意を無駄にする気かー。今日はせっかくのラジオ体操第2だったのに勿体ないな!
1回でもラジオ姉貴の電波を受信すると、ラジオを聞く時間によって体操だったり、ジャズだったりと、放送の内容が変わったりします。みんな踊れー!(YTR)
詳しくは誰かラジオ姉貴と同棲ルート走って検証して(他人任せ)
閑話休題、ひとまず目の前で幸せそうに寝ている
「…うぅん…あと5分」
5分だとぉ?その悪魔の言葉を口にしたヤツは大抵2時間後に起きるんだ!
そして口々に『こんな筈では…』と後悔するんだ!そんなんじゃめぐねえに怒られるぞ…とにかく朝飯できてるからOKIRO!
オラッ!カチカチカチ(高橋名人ばりの16連打)
「ぅう…ご飯!?いそがなくちゃ!」ドタバター
起きたな(確信)
やはりご飯ッ…ご飯は全てを解決するッ…
「解決するわけないだろ──ゆき以外は」
めぐねえも起きろー!(怒りの〇ボタン連打)
「ぅう…あと10ぷん…」
クソォ!めぐねえも
それにゆきちゃんと比べて時間が伸びてやがる…とにかく起きろー生徒はみんな起きたぞー変わりたいとか言っていた人がそれでいいのかーというか自己紹介イベント進めないんじゃい!おーきーてー!ボタン連打もつらいんだよ!
「うぅん…まだ5分たってない…はず…」
「どうするんだよコレ…木にぶら下がっているナマケモノみたいに動かないんだけど…?」
めぐねえの胸にぶら下がっているメロンがナマケモノレベルの重量だって!?
「そうそう、どうやったらあたしもあのくらいの大きさに─って、違うわ!…まったく、昨日のガラスの音で鼓膜でもやられたんじゃないの?」
生憎だけどここからでもゆきちゃんが『今日のご飯なにー?』とりーさんに尋ねる声は聞こえてくるぞ。ちなみに朝食はシチューだってよ。
めぐねえ起きろー!めぐねえの分全部ゆきが食べちゃうぞー
「反応ないな…」
仕方ない、奥の手を使いましょう。
ちょっとお玉とフライパン持ってくる。
~~~~
「朝はお騒がせしました…」
「ほんと、大変だったな…めぐねえがここまで朝弱いとは思わなかった…」
「くるみ、何があったの?」
「…フライパンとおたまは危険だってこと」
「???」
みんな揃ったし、りーさんお手製の朝食を頂きながら自己紹介もとい雑談しましょうね^~
「えっと、昨日はありがとうございました。」
「くるみ先輩から話は聞きました!ここの先生だったんですね!通りで見覚えがあるなーなんて気がしていたんです!これからよろしくお願いします!」
ほんとぉ?と言いたいところですが、ままええわ。
「朝ごはんとてもおいしかったです、久々にまともなご飯を食べた気がするというか…私達が避難した部屋にはシリアルやふりかけ、ポップコーンくらいしかなくて…」
えぇ…(困惑)そんなところでよく生き延びれましたね。さては正気度高いな?
「学校は設備も整っているから生活しやすいはずよ、なにか困ったら私に相談してね」
めぐねえが先生してる…(謎の感動)
でもこの先生、さっきまで布団から出れなかったんだよなぁ…
ご飯と自己紹介の後は最終日に向け学校の守りを強化していくために罠を作っていくよ~!
みんなもつべこべ言わずに来いホイ!(強制召喚)
「で、なんでアタシたちは教室で机に座っているんだ?」
「そうだそうだー!学校どころか人間社会はもうとっくに崩壊したぞー!」
うるせぇ!教師が2人もいるんだから授業は可能!学校は続行!
「暴論だ…」
今から、直々に『かれら』への対策方法。
「簡易トラップ」の作製方法を授業する。返事ィ!
「うっす!」
「…急になんでこんな?」
ステータスを確認したら、罠で与えるダメージが上昇する〈トラッパー〉スキルをいつの間にか獲得していたからです。多分、昨夜の駅で作ったガラストラップでの獲得経験値だと思うんですけど(名推理)
「あ、あの、学校は資材の余裕もあるんですか」
部室棟から持ち帰った木材、モールで回収した糸や工具、今朝に加工した素材…それはもういっぱいいっぱい。
「それ、先生1人でやった方が良いのでは?」
んな訳ないに決まってんだろ!理由は2つ。
1つ、一軒家を守るくらいの数の罠ならともかく、学校レベルになるとあちこちに配置しておきたいので数が足りないです。それこそ猫の手も借りたいレベルなんだよなぁ。ほ、ほーっ、ホアアーッ!ホアーッ!
2つ、罠を作るには〈知力〉のステータスが必要なため本来はみーくんやめぐねえしか作ることはできませんが、教師キャラ特権の「授業」で全員の知力の底上げ&罠の作り方を教えて大量生産。24時間働けオラッ!(労働基準監督署の敗北)
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「完成したのはいいけど、どこに置くんだ?」
今回設置するトラップは2階の階段前に設置します。ここに置けば2階から3階に上がってくる『かれら』を阻止し、バリケードまで来る数を減少させることができるんですよ。
2階の廊下に1個試しに設置します。
まず、足元に紐を設置、その紐を組み立てた罠の滑車に巻き付けます。これで完成です。簡単でしょ?
「これがどう動くんです?」
まぁまぁ見とけって。
目の前には都合よく『かれら』が1体、ゲーム序盤チュートリアルを彷彿とさせますね…
ピンポン玉の音でこちらに気付くと向かってきます。
『かれら』とこちらの間に設置した罠に足を引っかけると…『かれら』の顔面に木の板がダイレクトアタック!勢いよくぶつかって来た木の板にバランスを崩され転倒!
このように引っ張られた木の板が横から駅の自動改札機のゲートのようにこちらにぶつかり『かれら』の侵入を防げます。
転んだところをバールでトドメ!ライフで受けろ!(命令形)
踏みつけからの頭を一発という専用のモーションが挟まり死亡確認!
ライフで受けたな(過去形)
「ビックリした…動作させるならせめて一言言ってください!」
「でも、こんな単純でいいの?駅の時のようには『やつら』を倒せなさそうだけど…」
『やつら』を倒す罠を作ることは可能です。ですが、殺傷力重視の罠を作って、誰かが間違って引っ掛かった時を考えるとダメダメダメ…チャート壊れちゃーうので、今回は罠で『かれら』を倒す。というより、罠とバリケードで『かれら』に攻め込ませない&戦闘時は今回のように罠で怯ませ、手動でとどめを刺すのを基本スタンスとします。安全第一ヨシ!
「じゃあ、みんなで手分けして設置してくるよ。」
おう、ビシバシバンバン頼むゾ!これで防衛力マシマシヤサイマシカラメです。
じゃけんこっちも、罠を設置しに行きましょうね~。
知らない天井だ…いや、なんだか見たことがある気もしないでもない?いやでもやっぱり…いやでも…
「よいしょっと」
堂々巡りになりそうな思考を打ち切り、布団から上半身を起こす。すると、そこは見たことがあるような部屋。でも、こんな布団や寝袋、謎の歴史書、果てはおかしの袋が散乱していた部屋ではないはず。
「そうだ…モールじゃなくて学校だ」
口にすると同時に色々と思い出した。
モールに避難していたことや駅へ逃げたこと。そして、同じ高校の人に私は助けられたこと。
モールと駅を探索した疲れからかそのままバタバタとドミノが倒れるように布団に倒れ込んでいったのを見てドン引きしつつ、私も緊張の糸が切れてドミノの仲間入りしたところまで思い出す。たしかその光景を見ていたのは…
「そうだ、美紀は!?」
慌てて周囲を見た、すると視界にはシャベルを抱いて寝ているヒトが…なんでこの人はシャベルを抱いて寝ているんだろうか…疑問だ。
反対を見ると、こちらにはお菓子の袋を抱いて幸せそうに寝ている人が…
「…なんだ夢か」
訳の分からない状況を夢だと判断し、再度布団にくるまる。でも夢じゃないんです。カーテンの隙間から見える太陽と足の痛みが『現実だ』と訴えてきます。いたいなぁ。
それに後から知ったことだけど美紀はとっくに起きており、校内を歩いていたらしい。起こしてくれないあたりが美紀らしいというか、せっかくの再会だというのにこの仕打ち、足だけじゃなくて私の心も痛いのです。
ああ、
私を起こさず1人で起きていたことをダシに美紀をからかったら「ごめん」と一言言われたので、私も謝りましたとも!モールを出ていくときに『生きていればそれでいいの?』なんて、ひどいことを言っちゃったからね。
「そういえばなんですけど、あの人って何者なんですか?あのマッドサイエンティスト?みたいな感じの…」
昨夜のことが気になり、先輩に尋ねる。
駅でのことは嫌でも忘れないだろう、『かれら』に囲まれた状況を覆す、計算されていた一手。それを思いつくような人なのにどことなく軽薄なイメージ、それを言葉にすると…
「マッドサイエンティスト」
「はい」
「 」
おーい、もしもしー、背景に宇宙が見えるネコのような表情をしたまま固まってしまった。私の中で考えうる最大の語彙を使ったつもりがどうやらくるみ先輩には伝わってない──
「──ぴったりの表現!それだ!!!」
1人で大笑いを始めてしまったところを見るに、どうやらツボに入ってしまったらしい。少しして戻って来た。だがどう見ても笑いをこらえてるし、笑い過ぎたせいか若干涙目だ。
「あぁ、ふふ、あの人はうちの先生。自由だし若干飛んでる人だけど信頼はできる人だな…まぁ私に聞くより直接本人と話した方が早いだろ、多分もう起きているから生徒会室に行こうか」
若干投げやり気味な説明に納得しつつ、生徒会室に向かう私たち。これからうまくやっていけるかは分からないけど、頑張っていきます。
ほぼ初対面かつ時間は朝、まずは元気な挨拶からだろう。大きく息を吸い──
「──おはようございます!あの、昨日はありがとうございました!」
「あぁ、おはよう!」
これが私の第一歩。これからがんばるぞー!
たくさん書きたいネタはあるけ力不足であり、
わなについての設定はかなり適当です。
けいちゃんの性格は大分ぶっ飛ばしました。許して(小声)