がっこうぐらし! めぐねえ同僚全員生存ルート 作:KEI@404
~前回までのあらすじ〜
【悲報】2話目にしてめぐねえの正気度と好感度ガバ発生、だが無力っ...現状では何もできないっ...
それはさておき、チョーカーさんを救出しに校内へ。
では早速!めぐねえ周りのガバをどうするか、何一つ考えてない実況プレイをやっていくよー
今回はチョーカーさんを連れて廊下に出たところから、屋上に帰るまでが探索です。とはいっても、寄り道する体力もスタミナも少ないのでじゃけんさっさと戻りましょうね~
「…先生、待って、何か音が聞こえない?」
んにゃぴ...よく聞こえなかったです。警戒心高くなってるから聞き間違えたんじゃない? それにもう廊下の「かれら」はもう片付けてるし大丈夫だって安心しろよ~
「ねぇ...やっぱり音がしてない?」
廊下は片付けたのにチョーカーさんが不穏なことを言ってくる件について。(ラノベ並感)
何かやっちゃったかな?まぁ、「かれら」が階段で移動してきたと思うので、バールを構えつつ、進んでいくと──
「...いた!こっちにいたぞ!」
くるみちゃんがいました。
アイエエエ!?クルミ!?クルミナンデ!?屋上にいたはずでは!?
ところで…またなんか足音、近寄ってきてない?
今度こそ「かれら」だと思うので、一応チョーカーさんを下がらせておくか...
それにしても足音速くない?走る『かれら』なんて序盤には出てこないはずだし──
「沙上先生っ!」
めぐねえ!?なぜ正気度と好感度がガバってる筈のめぐねえがここに……?自力で制圧を?
というかなんで校内に入ってきてるんです?
「あんたがいつの間にか黙って校舎に入っていったからだよ!それで、めぐねえが心配だから探しに行こうって──」
「沙上先生、どこに行ってたんですか!勝手にどこかに行っちゃったから、みんな心配してたんですからね!」
……めぐねえに怒られました。さては、好感度低いから自由にさせたくない的なアレでしょうね。
確かにこれは良くなかったですね...こういった場合は素直に謝りましょう。今後の関係も危うくなるし、めぐねえルートが完全に終わってしまう...
「次からはちゃんと一言下さいね?他にも...」
怒ってるめぐねえってなんか新鮮でいいよね...
でもさすがに廊下にずっといたらいつ『かれら』が襲ってくるか分からないし、詳しい話は屋上でしません?
「わかりました、私も色々聞きたいことがありますし、とにかく上へ行きましょう。」
てな訳で、屋上についたのでここでイベントが開始します。
「せんせぇ!どこ行ってたの?みんな心配してたんだよ?」
ゆきちゃんとりーさんが駆け寄ってきて心配してくれてます。 がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛ゆ゛き゛ぢゃん゛
先生キャラのメリットは初対面でもある程度の好感度の保証がされる点でね...ある程度ならこれでカバーできるので皆さんお試しあれ。
ちなみに、ゆきちゃんはみんなの正気度を回復させてくれるみんなの癒し枠です。沙上先生が正気度減少
りーさんは料理がうまい、あとアイテムを活用した陽動等の機転が利くタイプです。尚このゲームでは正気度の最大値が低いため何かあったら真っ先に発狂します...真っ先に。
くるみちゃんやゆきちゃんの様子を見て、まだ大丈夫だな!とかでも発狂寸前な場合もあるのでこまめに話しかけて確認はしましょう。ゆきが正常な代わりに、りーさんが退行する、なんてこともあり得るので...いやそれはそれでアリか?(ないです)
屋上のイベントではチョーカーさんとゆきが再会したり、みんなで自己紹介をします。長いのでほとんどカットだ(無慈悲)
「そういえば沙上先生はゆきと面識あったのか?あたしやりーさんとはあまり接点ないだろ?」
イベント内でくるみちゃんに尋ねられたこれ、自分も気になって調べたら、理科の教師キャラだとゲームスタート時点で3-C所属キャラと教科の担当という理由で面識があることになるらしいんですよ...他にも歴史の教師キャラだと2-Bの担任だったりと裏設定が多いのもこのゲームの魅力です。攻略サイトの更新が何年も続くって北斗の拳の格ゲーか何かで?
「へぇーそうだったんだ。こっちは担当の教師が教えるの下手だったから先生の授業受けてみたかったな」
へーそうなんだ(適当)まぁ、こんな状況だと授業もへったくれもないけどね...とにかく生活できる状況を整えなきゃ何にもできないんだよなぁ(遠い目)差し当たって午後は3階の教室含めた拠点の確保をしたい...というわけで、くるみちゃん3階の制圧の協力オナシャス!
「あまり自信はないけど、できることならやるよ」
じゃあ休憩もしたので早速、校内にイクゾー!
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今日の目的は3階の完全制圧です。
これをすれば拠点や職員室、化学室等々が使用可能になりサブイベント解放なども可能です。そうすればめぐねえのあんなイベントやそんなイベントも……おっと失礼、欲望が出てしまいました...
とにかく片っ端から教室内の『かれら』にお帰り願いましょう!下校の時間だオラァ!
この教室は2体しかいないみたいです。昼休み…教室に2人っきり…何も起きないはずもなく…うん、不純同性交友かな?先生として見過ごせませんねぇ!
まだ見つかっていないので、背後からそろりそろりと近づいていって、バールで殴ると……
──どんがらがっしゃーん!仲良くまとめて壁に吹っ飛んでいきました。南無三!なんでわざわざ暗殺を使わずに殴ったのかって?それはね、非発見時は〈暗殺〉ばかり使われがちだけど、その状態で攻撃するとクリティカル率も上がる、そして取得した〈直視〉に倍率が乗算され、ほぼ確実にクリティカルが出るのでレベルが低いため、1体ずつしか対処できない暗殺より使いやすいんだよ。あと取得したスキルを見せたかった...
そんな感じでくるみちゃんと2人でサクサク制圧していきます。特に面白味がなかったので
ちなみにくるみちゃんは、言わずもがな戦闘、正気度ともにトップクラスでどこでも戦えるハイスペックゴリラです。ほぼ一撃で敵を無力化できるので、ゲームにおいて戦闘キャラが彼女1人のみでもクリア可能なのでプレイヤーが特殊スキル特化型などでもクリアできるというすばらしい戦闘民族です。
そんなこんなしているうちにこちらが最後の部屋になっております。
あ~
──なんということでしょう、扉を開けるとそこには沢山の『かれら』が、これにはくるみちゃんもビックリ。……うせやろ?こんな職員室に20体近くいるんですがそれは…しかも、スーツ姿の『かれら』が多いこと多いこと...どうしてくれんのこれ?みんな『かれら』になってまでお仕事ですか…(困惑)働き方改革はどこへ行ったのやら...てかこれは稀にあるモンスターハウスでは?確か1%とかだったよな...わざわざこんなところで強運使わなくていいから...
まぁともかく、少しずつおびき出して倒していけば対処可能なはずなのでこっちに来た2体をひとまず倒して……
──どんがらがっしゃーん!(吹っ飛ばした『かれら』が壁に激突した音)
…………はい?ちょっ、まっ...ぁぁぁぁあああああ!!みんなごっぢぃみてるぞぉぉぉ!
「お、おい、この数はヤバくないか!?」
そうだよ(便乗)とにかく囲まれないように1体ずつ撃破をしていくしかねえ!クソォ!
バールで殴ってぇ!危なくなったらボールペンで緊急回避!!あとくるみちゃん助けて!(他力本願)
ヌゥン!ヘッ!ヘッ!ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)
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最後の一発くれてやるよオラ! あっ避けられた、もう1回じゃ!弐撃必殺!
HPもスタミナもミリになってしまいましたが、何とかラッシュを乗り切り制圧完了です。
くるみちゃんは……半分程度の消費で済んでますね...強くなぁい?
とにかく今は安全第一で屋上に戻りましょう。
今回はここまで。おっつおっつ☆
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悲鳴が止まない校内を私の手を引き、駆けてる人がいる。
その行く手を阻む生徒だった『なにか』がその人を掴み、襲い掛かった──
──空が白み太陽はわずかな薄明を地上に投げる。そのわずかばかりの光で目が覚める。目覚めは最悪だ。寝違えたのだろうか、全身が痛い。
「…ここは?」
辺りを見回す。そしてふと視界の端に入った『なにか』をみて、私が今置かれた状況を認識した。
えっと...校内で何かが起きて...屋上に連れてきてもらったんだっけ...
「そうだ!沙上先生は!?」
立ち上がり、私を助けてくれた人を探す。どうやらまだ眠ってるようだ。起こすのも忍びなく、とはいえできることも思い浮かばず、近くに座りその寝顔をぼうっと見ていた。
「……助けてくれてありがとうございます。今日から頑張りましょうね。」
そんな言葉を寝顔に語りかける、聞いてはいないだろう。それでよかった。
この人は何を思って私を助けてくれたのだろうか、ふとそんなことを考えた。あの状況で迷うことなく私の手を取り、助けてくれた人は、何を考えているのだろうか。
──知りたい、もっと深く知りたい。そう思った。
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「──佐倉先生、起きてる?」
どうやら、少しウトウトしてしまったようだ、日はもう昇り切っている。しかし、瞼は重力に逆らえず落ちて来る。
「トマトしかなかったけど食べない?」
声を掛けられたけど、もう少し微睡んでいたい、返事をするのも億劫だ。
そのあとも何回か声を掛けられたが空返事だったような気がする。
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「めぐねえ!おーきーてー!」
そう声をかけられやっと目が覚める。
「丈槍さん?どうしたの?」
「沙上先生みてない?」
尋ねられたが、私はここでうとうとしていたから見かけていない、逆に丈槍さんたちは見てないの?と聞くと
「ううん、みんな見てないって言ってる。」
と返され、辺りを見回してみると目に入って来たのは、半分空いたままの扉と、不自然に動かされたロッカー...校内に入ったのは明白だった。理由はわからないが助けなきゃという焦燥に駆られ、ドアノブに手をかける。
「待ってめぐねえ!校舎内は危険だ!」
そう言って恵飛須沢さんが声をかけてきた。それでも不安は尽きない、『かれら』に襲われてる可能性だって無いとは言えないはずだ。
「それなら、あたしも一緒に行くよ、めぐねえ1人じゃ不安だしな」
「そうね、じゃあお願いするわ、丈槍さんと若狭さんは屋上の戸締りをお願いするわね」
生徒に諫められ、少し冷静になったようだ。先ほどの焦燥感は少し落ち着き、生徒の前で焦ったことを反省しつつ校内を確認する。
結果として無事に沙上先生は見つかった、さらに新たに生存者を救出したと聞き驚愕と共に無事であったことに安堵する。それでもやっぱり無茶や怪我はしてほしくないので注意だけはしておこう。私だってあなたのことが心配なのだから。
次回もガンバリマス。
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