がっこうぐらし! めぐねえ同僚全員生存ルート 作:KEI@404
~前回までのあらすじ~
3階制圧を終えて部室へ向かうめぐねえ達。生徒たちは疲れからか、幸いみんな寝てしまう。
独断で校内に侵入した沙上あやめに対し、巡ヶ丘学院高校女性教師 佐倉 慈に言い渡された和解の条件とは……。
おはようございまーす!
そろそろ、やれることが増えてきたがっこうぐらし!プレイしていくよー!
昨日の見張りでめぐねえの好感度が上がったね、やったぜ!
想定していたよりも早く信頼イベントが発生したのは嬉しいね。にしても今回の信頼イベントは初めてだなぁ、どっかでフラグ踏んだのかなぁ...まぁええやろ。
どうやらわたくしが一番乗りのようです、というか見張りで徹夜なんですけどね……食料の確認でもしながら、みんなが起きるのを待ちましょう。ちなみにめぐねえは仮眠中です。
どれどれ、うーんそうだなぁ……
「──おはようございます。なに見てたんですか?」
りーさんが起きてきましたね、というかこのゲーム大抵はりーさんが一番に起きて来てご飯を作っていることが多いです。流石みんなの部長です。まぁこのルートだと学園生活部は結成されないんですけどね、初見さん。
それで、なにをしていたかって?ちょっと食料とか備品の確認をね...
「…もしかして残り少ないんですか?」
そうだよ(正解)...でも何とかなりそうだよ?食料は少ないけど朝の分はありそうだしあとで備品や消耗品も一緒に補充かなぁ。正気度等々を考えると、多いに越したことはないんだけど…やっぱり、りーさんも余裕あったら食料集めオナシャス!
と、そんなこんなやってたらみんな続々と起きてきました。
ゆきちゃんがふらふらしてる…あっりーさんの胸部装甲に顔をうずめて二度寝した...なにそれ羨ましい。
めぐねえは来てないか…へいくるみちゃん!めぐねえまだ寝てた?
「いやめぐねえは見てないな...明け方になんか落ちる音が聞こえてたし、職員休憩室辺りで寝てるんじゃない?」
はえ^~めぐねえそっちの方で仮眠してたんすね(納得)
「めぐねえ探して起こしてくるか?」
いや、起こさないでやってくれ、徹夜で死ぬほど疲れている。1人足りないのは寂しいですけど朝食にしましょう。
~~~
りーさんお手製の朝食を食べ終わったので、今日の行動予定も決めましょう、といってもやることは昨日に引き続き3階の探索と整備、あと購買部で食料確保とかです。
割と速いペースでバリケード作成も進んでいるので余裕があったら2階の食堂と図書室も探索したいところ、ゲーム的にまだ時間はあるけど、ちょっとやりたいことがあるから2日くらいは時間の余裕は確保したいんですよねぇ...
とりあえず今日は1人の探索日和...良い子には見せられない
チョーカーさんやりーさんが心配してくれていましたが、今回は1人の方が楽なんだよなぁ。では探索にイクゾー!ダイナモ感覚!YEAH!
まず向かうのはコ↑コ↓ 職員室です!ゲーム内では誰もが一回は来て探索するであろう場所です。お目当ての品はこの棚に……あれ?ここじゃないっけ?
だったら…
ガシャン……おっ、CDに、国語の成績のリスト………他にはえーっと...ありました!職員用緊急避難マニュアルです。
どうやら棚の下にある飾り扉の中の金庫にあったようです...複雑スギィ!自分苦情いいすか?
いつもは教科書棚にあるのにね…アプデのせいで位置変わったのかな?ほら前に、アニメ放送に合わせた要素が追加されてたしなぁ...
追加要素で有名なのはチョーカーさんや部室棟や体育館の追加、プールとかのサブイベント追加系だったはず…それ以外は細かく見てなかったなぁ。まぁ、なんだか知らんがとにかく確保できたのでヨシ!
このマニュアルがどういったものかは皆さんご存じだと思うので簡単に言うと、正気度がガッツリ減るやつです。
しかも、このマニュアルは一定期間が進んだり、特殊イベントによって先にめぐねえが取得することがあります…だからめぐねえより先にマニュアルを取得し、正気度低下を防ぐことが必要だったんですね。(メ構)
「───どういうこと……なの。いや、違う……それは」
おやおやおやおや、なにやら、あやめ先生がなにやら独り言を言い始めましたねぇ…
え?なんでこうなってるのかって?プレイヤーがマニュアルを取得しても正気度はガッツリ持っていかれるんですよ。当たり前だよなぁ?正気度も発狂するほどではないのでヘーキヘーキ!
あとは適当に使えるアイテムでも探してみんなと合流しましょう。バリケードできたー?
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午後はみんなで探索です。
バリケードが完成したので3階は自由に動きまわれます!やったね!では、3階はみんなに任せて購買部にサボりに行きましょう。(教師の屑)
「先生どこに行くんだよ?」
すかさずチョーカーさんに呼び止められてしまった…適当にタバコとでも答えておきましょう。
「こんな状況でタバコってなぁ…」
なんかジト目で見られてるんですがそれは…(困惑)まぁすぐ戻るから安心しろよー
てな訳でさっさと2階にほらいくどー!
まず、この時間の食堂を覗きに行きましょう。
っと!やはり『かれら』はいますね…まぁ2階はまだ手付かずだから仕方ないか…
廊下にいる『かれら』は倒した方いいかもね…
よっと!やっぱり近づいて転ばせてから暗殺安定ですわぁ…多分これが一番現状では安定だと思います。でも戦闘が安定しないのでそのうちサポーター1名は欲しいなあ。サポーターとアタッカーの組み合わせは強いってそれ一番言われているから。
食堂の中をそーっと覗きましょう
お昼過ぎということもありだいぶ空いていますね…まぁある程度はいますけど、覗いておいてなんですがここでの戦闘は何のうま味もないのでスルー安定です。確認さえしておけば大丈夫なので。
購買には缶詰やレトルト食品、カップ麺、等々が沢山ありますねぇ!はぇ~すっごい多い…しかも缶詰の種類も沢山あるんですよ。コンビーフに鯖味噌煮、マーボー豆腐に、なんだこれ…ゆるふわだし巻き卵?だし巻きの缶詰って見たことない、なくない?
さらに、枕や枝切りバサミまであるのはちょっと引くよね…なんでこんなものまであるんですかねぇ?まるで学校単体で生活できるような品揃えだなぁ。(すっとぼけ)
とにかく保存可能なものから持っていきましょう。折角の100%OFFセールですからね、活用しない手はないです。
おっ?カウンター裏になんかあるな…これは…マルボ〇ですねえ。何で高校の購買なんかにタバコがあるんです?これはいけないので証拠品として押収するからな~
タバコやお酒等の嗜好品は正気度回復に役立つんですよ、知ってましたー?まぁ、手に入る場所やイベントも限られてるし、普通にプレイするにはメリットは少ないんだよなぁ…
他にも洗剤や服等も回収したので今回はこの辺にしておきましょう、もうインベントリがパンパンですよ、パンパン!一旦戻ろう!けっこうやること多くて色々忘れそうだし。
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「あっ、あやめ先生!どこ行ってたのー?」
ゆきちゃんただいまー、ちょっと買い物してきたよ!
「おー!何あったー?バッグから何かはみ出てるよ?あっくるみちゃん見てコレ!大漁だよ!」
「お疲れ様先生…ってなんだそのパンパンのバック!?」
みんな集まって来たことだしバッグから取り出してテーブルに並べましょうか、結構持ってきたつもりなんだけど、どう?
「「「「お~!」」」」
みんないい反応してくれますねぇ!...教師冥利に尽きるというヤツですよ。正気度も回復してますし、食料があるのは余裕ができて良いこと尽くめだなぁ…
くるみちゃんとゆきちゃんはもう既に缶詰を選び始めてるし、それを諫めるりーさんとチョーカーさん…日常って感じですかね。
「ねえ先生!私たちもいろいろ集めてきたんだよ?えっとね、コレとか!他にも色々あるよ!」
そう言い彼女が取り出したのはロウソクや水風船、マッチに、ねずみ花火。
「………ゆきちゃん、最後のそれ、使い道あるのかしら…」
ワイトもそう思います。(断言)てかゆきちゃん絶対に科学実験室にいただろこれ…
「えー、きっと使うことあるよ……多分、それにみんなで花火もしたいし...ねえたかえちゃん?そうだよね?」
「お、おう、夏だし花火くらいは付き合うよ」
とはいってもねずみ花火だけなのも寂しいのでモールに出たときにでも探しにいくかぁ…
りーさんは…パンやお菓子をメインに集めてくれてたようです。でも3階にそんなお菓子がある場所あったっけ?
「えーっと…屋上に…」
ん?あー、もう一回言ってくれ、聞き間違えたかな。
「…屋上の園芸部のロッカーの中です。……部活中お腹が空いた時用に隠してて...」
ええ…(困惑) 園芸部おまえ風紀ガバガバじゃん…フリーダムか!
「すみません、校則違反とは理解していたんですけど…」
まぁそれが今は功を奏しているのでいいんじゃない?みんな助かるでしょ。というか園芸部のロッカーってバリケードにもなる、おやつもある、なかなか便利ですねクォレハ…
「そういってるけど、あやめ先生も結構自由な人だよな…ねぇ、ゆきもそう思わない?」
「自由だね。この前だって体育やってる時「暇だから~」って言って乱入してきてみんなと遊んでた!」
えぇ…(ドン引き)
「なかなか活発な先生とは聞いていたけど、そこまで自由だとは思わなかった…というかそれ上に怒られなかったのか?」
「ふっふっふっ、くるみちゃん、聞いてよ、先生はそのあと教頭先生にすごい怒られてたんだよ。」
はいこの話(大人としての面子が持たないので)終わり!閉廷!くるみちゃんとチョーカーさんの持ってきたものを見せてもらおうか…
「まぁこんなもんだな」
「ゆきと一緒に行動してたからそんなに多くないけど…」
まぁ、こんだけあれば充分よ。
チョーカーさんやくるみちゃんも色々持ってきてくれたので、今日の晩御飯は豪華にできそうです。りーさんは適当に食材選んで作ってくれよなー
「おぉ~!最後の晩餐だね!私はカレーと、このだし巻き卵食べたい!」
「ゆきのやつ意味分かって言っているのか…?私はこのコンビーフかな、シャベル振り回して疲れたから、肉食べたい」
「わかったわ くるみ、ゆきちゃん」
「そうだ!めぐねえにも何食べたいか聞こうよ!」
そうだね、そろそろ起きてもいい時間のはずだし、起こしてくるよ。じゃあパパパッと聞いてくるから、あとはみんなで食品とかの仕分けヨロシクゥ!
「……あれは逃げたな...」
「…だな」
「…そうね」
「??」
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空の闇を払う乳白色が見え、街を照らそうとしている。
どうやら徹夜は無理だったようで、少し仮眠をとることにした。
「…どこで休もう」
今更あの子たちの寝ている部屋に行き、音で起こすのも心苦しい。
最も、生徒達に「見張りは私もやるから」なんて見栄を張っておきながら、朝起きたら隣で寝ている。というのはなんというか…違う気がしたのだ。
「休憩室にソファーあったっけ…」
そう考え廊下を歩く。体が重い、とにかく休むことが先決、体がそう訴える。
「…これは?」
ふと職員室内の何かが視界に入った。
「布?」
白い布が乱雑に置かれていた。つい気になってしまい、近づきそれを手に取る。
「これは…沙上先生の…?」
それは彼女が普段、使用している白衣のはずだ。広げるとあちこちに、赤黒い何かが付着している。これは間違いなく『かれら』の──
「…危ないことはして欲しくないのに」
つい本音が零れる。彼女だって恐怖と戦っている、しかも最前線で、だ。
私に戦う力はない、それでもみんなを守りたい。でも方法がわからない……
思考も疲労に負け、休める所に行こうと立ち上がろうとする。が、その瞬間視界が反転し何かにぶつかる。
「イタタ…」
どうやら立ち眩みのようだ。怪我はしていないがぶつかった棚の本が落ちてしまったようだ。崩れた教科書に混ざってた薄い冊子が目につく。
「え?」
───職員用緊急避難マニュアル
表紙にはそう書かれていた。
次回もガンバリマス。
見返したらチョーカーさんが強すぎる気がしてきた。