ファイアーエムブレム 風花雪月 異界の戦士達   作:カオスキマイラ

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今回はシリアスメインです。


白雲の章 ロナート卿の叛乱

盗賊討伐から時は経ち……

 

ウード達は青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)で勉学と訓練に励んでいた。このころからベレトは初級試験パスを資格がある面々に渡して試験を受けるように言った。その結果の主な面々は次々をクラスチェンジを行ったのであった。ウード達も勿論初級試験を受験して、あっさりと合格していた。

 

盗賊討伐の一件があり、クラスの面々も実戦の恐怖を知ったためこれまで以上に鍛錬に真面目になって取り組んでいた。

 

「はい、あたしの勝ちね。」

 

「ぐっ……また俺の負けか……」

 

「相変わらず強いなセレナは……」

 

「……フェリクスも奮闘していますがまだまだ実力の差はあるようです。」

 

訓練場で鍛錬している青獅子の面々であるが、セレナがフェリクスを叩きのめしていた。ディミトリ達はウード達のことを信用しているが彼らの強さには驚愕が続いているのであった。

 

「うらっ!」

 

「……甘いよっ!隙ありっ!」

 

「し……しまった。ゴハッ!?」

 

「ふふん、あたしの勝ちだねー!」

 

「参った参った、降参だ。……ったく相変わらず強いなシンシアは……」

 

「シルヴァンはちょっとサボりすぎじゃないかしら?」

 

「ぐっ……否定できねぇな……」

 

その傍らではシルヴァンとシンシアが手合わせを行っていた。しかし、訓練をサボり気味であったシルヴァンはあっさりとシンシアに敗北するのであった。

 

「じゃあー。次はイングリットだねー。」

 

「ええ。よろしく頼むわねシンシア!」

 

シルヴァンと交代してイングリットがシンシアとの訓練を行いだした。そしてセレナは今度はディミトリと訓練を行い始めていた。

 

残りの四人は何をやっているのかというと……ウードとブレディはアネットとメルセデス共に魔法の勉強を行っていた。ノワールはアッシュと弓術の訓練を行っていた。そしてアズールは青獅子の一般生徒を訓練しているのであった。

 

しばらく青獅子の面々だけで訓練を行っていると……ベレトが走って訓練場に入ってきた。

 

「全員集合!一大事が起こった!」

 

「先生?みんな、先生の周りに集合しよう!」

 

全員がベレトの前に集合するとベレトが話し出した。

 

「先程レア様から今節の課題を言い渡された。」

 

「今節の課題ですか……?」

 

「それのどこが一大事だというのだ……」

 

ベレトはアッシュを見ると告げた。

 

「アッシュ……心して聞いてほしい。」

 

「えっ!?僕に関わることですか!?」

 

「ロナート卿が叛乱を起こした。」

 

「………えっ!?」

 

「ロナート卿が!?……一体どういうことなんだ先生?」

 

突然の事態にアッシュは茫然としてしまった。ディミトリも衝撃を受けてベレトに聞いた。

 

「俺も詳しいことはしらない。ただ大事なのはロナート卿が叛乱を起こして、青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の今節の課題は叛乱の鎮圧だということだ。」

 

 

ベレトが今節の課題を告げてから数日後……

 

青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の面々はいつも通り授業を受けていた。しかし、アッシュは授業は受けても心ここにあらずという状況であった。青獅子の面々はアッシュの気持ちが分かるのでそっとしていた。しかし、その様子を見かねたアズールがある日の晩にアッシュを釣り堀に呼び出した。

 

「こんな時間に僕を呼び出して何の用なのアズール?」

 

「……君を見ていると昔の僕を思い出してしまって放っておけない気がしたからね……こんな時間に呼び出しをさせてもらったよ。」

 

「……アズール。」

 

「僕に話したところで解決するわけじゃない。けど、胸の内をさらけ出してごらん。少しは気が晴れると思うよ。」

 

アズールは昔両親を失って塞ぎ込んだ自分を思い出して、アッシュを放っておけないと考えたようだ。その為彼の胸の内をさらけ出すために釣り堀に彼を呼び出したのだった。アッシュとアズールは釣り堀に腰掛けるとアッシュは話し出した。

 

「……ロナート様は……孤児だった僕を養子にしてくださったんだ。僕の弟たちも屋敷に住まわせてくださる優しい方なんだ……」

 

「……そうか。」

 

「そんな方が……僕に何も言わないで叛乱を起こしただなんて……何かの間違いに決まっている……。」

 

アッシュはロナート卿が叛乱を起こしたことを認めたくないようで涙を流しながら、アズールに打ち明けた。

 

「ねぇ……アッシュ。僕達六人はね。本当の両親を失っているんだ。」

 

「えっ……だってシンシアは聖王の娘なんじゃ……」

 

「其処に関してはまだ話せないけど……大事なのは、僕達六人の実の両親は既に亡くなっている。それも……化け物から僕達を守って……ね。」

 

「………。」

 

アズールは自分の過去をアッシュに語りだした。アッシュは何も言えなかった。

 

「僕達がかつていた場所には邪竜ギムレーと呼ばれる竜が世界を滅ぼしてしまったんだ。」

 

「えっ!?世界を……滅ぼしただって!?」

 

「うん、その上亡くなった人々を屍兵と呼ばれる化け物に変えてしまったんだ……。」

 

「……もしかして、前にブレディが言っていた悲惨な状況って……。」

 

「……先程まで一緒になって戦っていた仲間が屍兵になって僕達を襲ってくるという状況だね……。僕達はね。生きるためにはどんなことでもしたさ。」

 

「……それってウード達もだよね?」

 

「そうだね。ウードもセレナもシンシアもブレディもノワールも……みんな必死になって戦ってきたんだ。」

 

アズールの話をアッシュは聞いていた。話を聞いているうちにいつの間にか彼の目から涙はなくなっていた。

 

「ねぇ……アッシュ。僕達は家族をもう守ることはできない。でも、君は違うだろ?……ロナート卿を助けるのは恐らく難しいと思うよ……。でも君の家族を守ることはできるよね?」

 

「あっ………。」

 

「……これは推測だけど、多分ロナート卿は君に後を任せるつもりで叛乱を起こしたんじゃないかな?」

 

「ロナートさまが……僕に……?」

 

「セイロス教と彼の間に何があったかは僕は知らない。きっとそこに事情があっただろうね。」

 

「………。」

 

「ただ一つ言えるのは、ロナート卿は君を大事に思っているからこそ何も告げすに叛乱を起こしたんだろうね。」

 

「それは……。」

 

「勿論、僕の推測も入っているし正確なことは分からないよ。でも、ロナート卿は信念を持って動き出した。それなのに君はここで立ち止まってしまうのかい?」

 

アズールの言葉にアッシュは返答をしなかった。ただ、彼の言った言葉がアッシュの心に響いていた。

 

「無理をするなとは言わない。でも……僕がロナート卿だったら、立ち止まった君の姿は見たいとは思わないと思うよ。」

 

そう言うとアズールは宿舎に立ち去っていった。残されたアッシュは、しばらく一人で考えていたが立ち上がると宿舎に戻っていくのであった。

 

次の日……青獅子の面々がクラスに入るとすこし気分の晴れたアッシュの姿がそこにあった。昨日までと変わって授業と鍛錬に集中して行うようになっていた。ディミトリ達は彼の様子を見て少し安心した様子で授業を受けるのであった。

 

◇◇◇◇◇◇

 

それから時は経っていよいよ課題の時になった。

 

青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の面々は戦の支度をするとガスパール領へと向かっていった。

 

ガスパール領に到着すると、出陣前の最後の準備に取り掛かりベレトたちは会話をしていた。

 

「武勇名高い"雷霆のカトリーヌ"さんとご一緒できるとは……ふふ、光栄ですね。」

 

「雷霆ってなんだ?」

 

「はん、知らないのか?これが"雷霆"……英雄の遺産の一つだ。遥か昔、女神より力を授かりし10人の英雄……その子孫に伝わる聖なる武具さ。つっても、今回は雷霆を振るう機会はない。アタシらの任務は事後処理だからね。」

 

英雄の遺産のことを知らないベレトにカトリーヌが自分の得物を見せた。彼は興味深そうにカトリーヌの英雄の遺産を見ていた。

 

「……やはり、ウードは目をキラキラさせているわね……。」

 

「う、うん。でもシンシアもカトリーヌさんの得物を見てるよ……。」

 

「まっ、あいつ等とってああいうものは羨ましいんだろうよ…。」

 

カトリーヌの得物をウードとシンシアは目をキラキラと輝かせてジーッと見ていた。その様子を見たセレナ達は呆れていた。当然カトリーヌはウード達の視線に気づいていないわけがなくこちらにやってきた。

 

「あんたらが青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)に編入した傭兵かい?」

 

「は、はいっ!」

 

「セテスから色々と話を聞いているよ……。おやっ?……あんた……隙がないね。」

 

「……初めて会った相手に警戒するのは当然だと思いますけど?」

 

「ははっ、言ってくれるね。」

 

初対面の相手に警戒するセレナの隙の無さにカトリーヌは興味深そうに見ていた。その後はウード達も一瞥して面白いものを見たという表情をした。

 

「……六人共良い目つきだね……。どうやら、六人共本物の戦場を知っているようだね……。」

 

「「「!!??」」」

 

「あはは……やっぱり、分かる人には分かってしまうんだね……。マークス様の時みたいだな……。」

 

「ちっ……いきなり何言ってやがるんだか……。味方同士だっていうのによ……。」

 

「おっと……。これはすまないね。シャミア以来に面白い奴らにあったからついつい観察してしまったよ…。」

 

カトリーヌの言ったウード達が本物の戦場を知っているということに青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の面々は驚いていた。ただし、なんとなく勘づいていた面々と事情を知っている面々は驚いていていなかった。

 

「あんたらの腕前は信用に値するだろうね。……でも観察はさせてもらうよ……。」

 

カトリーヌはウード達にそう告げるとディミトリ達との話に戻っていった。

 

「……なんだお前も気が付いていたのか。」

 

「……まっ、セレナの剣捌きやアズールの隙の無さから何となく勘づいていた程度だけどな。」

 

「最近訓練サボっていたのに……ちょっと見直したわ。」

 

「……見直した……って、どんだけ俺の評価が下がってんだよ……。」

 

「でも、あなたはナンパばかりして訓練サボってたじゃない……否定できるの?」

 

「ぐっ……まったくもって否定できねぇな……。」

 

カトリーヌの発言に勘づいていたシルヴァンはイングリットの彼の評価が下がっていることを知ってガックリとしていた。

 

「……まあ、勘づく奴はいると思っていたがな。」

 

「そ、そうね。あのカトリーヌさんって人を見ているとサイリさんを思い出すわね……。」

 

「確かに彼女を思い出すね。口調や立ち振る舞いは全く別だけどね……。」

 

「まあ、カトリーヌさんのことはともかく。……あのバカ二人はどうする?」

 

「どうするっていわれてもよう……。」

 

「放っておくしかないんじゃないかしら?」

 

カトリーヌに勘づかれたことを話している四人の傍でウードとシンシア(バカふたり)は本物の英雄の遺産に興奮して、浮かれていた。

 

「報告!敵が接近中です! 避けられません!敵の兵力が予想以上に多く、霧のせいで騎士団の包囲をすり抜けてきます!」

 

そんなこんなで戦い前の会話をしていると教団兵が駆け込んできた。

 

「おっと……ベレト、任務変更だ。総員、戦闘準備にかかれッ!」

 

「「「おぉっ!」」」

 

カトリーヌの号令で青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)は戦闘態勢に入った。

 

「こう霧が濃くちゃ、どこにどれだけ敵がいるんだか把握できないね。霧の中から敵が……囲まれたか?けど、厚く包囲できる兵力はないはずさ。分散した敵を各個撃破して、包囲を切り崩すよ!」

 

「霧の中から喚声が……すでに騎士団が戦闘を始めているようだな。」

 

「……なあ、カトリーヌ。」

 

「どうしたベレト?」

 

「……ガスパール領はこんなに霧が濃くなる地形なのか?」

 

「いやっ……そんなことはないね。」

 

「となると……霧を濃くしている術者がこの付近にいるな……。警戒担当は篝火を絶やさないよう警戒を怠るなよ。」

 

ベレトの指示を受けた警戒担当の面々は篝火を強くした。

 

「……そこかっ!アヴェイキング・ヴァンダー!」

 

ウードが霧に紛れて近づいてくる敵に気が付いて先制攻撃を行った。

 

「ぐっ……気づかれたか。」

 

「ちっ……霧を盾にしてくるとは面倒だね。」

 

ベレトの予想通り濃霧を起こしているのはロナート卿側だと知ったカトリーヌは舌打ちをしながら戦闘に入った。

 

「えっ!?あ……あれは……まさかっ!?」

 

「うおおお!領主様を死なせてたまるかああ!」

 

「まさか街のみんなまで戦場に……!?ロナート様は、どうしてこんな……!」

 

ガスパール軍との戦闘に入ると粗末な鎧を着た人々が此方に攻めてきた。

 

「やあっ!」

 

「ロ……ロナート様……」

 

「こ…これって……。」

 

「民兵か……いや……恐らくはロナート卿を守るために……」

 

ロナート卿を慕う民衆たちが粗末な装備をしながら、此方に攻めてきたのであった。民を斬ることを躊躇してしまった一部の青獅子の面々は負傷してしまうが、セイロス騎士団によって切り伏せられるのであった。

 

「ロナート様……どうか、生き延びて……おらたちの分まで……!」

 

「くっ……すまない……。こんなことが、許されてたまるものか……!」

 

ディミトリとアッシュは襲ってくる民兵を苦悩の表情を浮かべながら倒していた。

 

「見つけたっ!はっ!」

 

「ぐっ……見つかったか……。だがこの身尽きようともロナート様には近づかせぬ……!」

 

「あいつが術者だ!ノワール……討てっ!」

 

「はいっ!やあぁぁぁぁっ!」

 

霧の中を注意深く観察していたノワールが濃霧を発生させている術者を発見した。それを確認したベレトはノワールに討ち取るように指示をだし、ノワールは戦技『ブレイクショット』を放ってガスパール兵長を討ち取るのであった。

 

「よしっ!術者を討ち取ったか……これで……」

 

「……霧は晴れても、我が息子の無念は晴れぬ!腐った中央教会に主の裁きを……!!」

 

濃霧を起こしていた術者をノワールが討ち取ったことで霧が晴れて、ガスパール軍の姿が露になった。そして、鬼の形相をした一人の老将が此方の軍を……特にカトリーヌを睨みつけていた。

 

「皆の者かかれっ!我が息子を裏切った狂信者……雷獄のカサンドラを討ち取れー!」

 

「アタシの名はカトリーヌだ。女神の僕たるセイロス騎士団の剣、その身で味わいな!」

 

ロナート卿は霧が晴れた途端に全軍をカトリーヌ目掛けて進軍させた。

 

「フェリクス、アズール、セレナ、シンシア!カトリーヌの援護に入ってくれっ!」

 

「……いいだろう。」

 

「了解しました!」

 

「任せなさい!」

 

「まっかせてー!」

 

ロナート卿の狙いがカトリーヌであることを察したベレトはフェリクス達前線メンバーをカトリーヌの援護に回らせた。

 

「他の面々はディミトリとアッシュを援護しろっ!」

 

「「「はいっ!」」」

 

ベレトは大勢の戦力が押し寄せるカトリーヌに実力者四人を援護に向かわせた。そして、残りのメンバーを引き連れて最短距離でロナート卿目掛けて進軍するのだった。

 

「ロナート様はオラが守るだ!」

 

「……っ!きゃあ!」

 

「危ないっ!」

 

「あ……ありがとう。ウード……。」

 

「気にするな……。戸惑う気持ちは分かる……今は前に進むんだ。」

 

苦悶の表情を浮かべながら戦っていたアネットが奇襲してきた民兵に襲われたが、間一髪でウードが魔法で倒した。苦悶の表情を浮かべているのはアネットだけではなかった。他の面々も民からの攻撃をなんとかかわしながら倒していった。しかし、盗賊討伐の時と異なり彼らの士気は上がらなかった。

 

「ロナート様……もうおやめください!なぜ、こんな無謀な振る舞いを……!」

 

「そこを退くのだアッシュ!わしは……クリストフの無念を晴らさねばならん……!いくらお前であろうとも我が息子の復讐を止めることは許さぬっ!その為に……裏切者と女狐を……レアは民を欺き、主を冒涜する背信の徒!大義は我らにある!」

 

「だからって、こんなことは間違っています!街の人たちまで動員するなんて!」

 

「……ならば遠慮なく、刃をわしに向けよ!わしはもう、後には引けぬのだ……!いくら義息子であろうと容赦はせんぞっ!」

 

「ロナート様っ!」

 

アッシュは必死になってロナート卿を説得しようとするが、息子を失った怒りと哀しみでもうアッシュの言葉は彼には届かなかった。

 

「アッシュ!危ないっ、リザイア!」

 

ロナート卿はアッシュに攻撃を仕掛けてきのを見たメルセデスが彼を救うためリザイアを放った。リザイアを喰らってロナート卿が怯んだ隙にウードがアッシュを救出した。そして、今度はディミトリがロナート卿に向き合った。

 

「ロナート卿……。どうしても刃を交わす気か?」

 

「申し訳ありません、殿下……。あなたと刃を交えることになろうとは……」

 

「……ロナート卿。貴公の悲憤、察するに余りある。貴公を討つのは本意ではない、が……すまない。」

 

「殿下……我が子のため、民のため、私は、ここで止まるわけにはいかぬのです。道を開けられぬと仰せならば、押し通るしか……!」

 

「……ロナート卿……。」

 

ディミトリも説得を心掛けたが、聞く耳を持たないロナート卿はディミトリをよけてカトリーヌに突撃していった。その様子をディミトリは悲痛な表情で見ていた。

 

「雷獄のカサンドラ!貴様だけは……貴様だけは……このわしが!」

 

「……せめてアタシの手で送ってやるよ。主の身許へね……!」

 

そういうや否やカトリーヌはロナート卿に激しい連撃を繰り出して、一閃した。その攻撃で彼は呆気なく倒れこんだ。

 

「あの、女狐、め……ああ……クリストフ……父を、許せよ……。」

 

ロナート卿が討ち死にしたことでガスパール軍の士気が下がり、そこをロナート卿の義息子であるアッシュが説得したことで叛乱は終息を迎えた。

 

「……どうして、こんな。ロナート様は優しい方だったのに。街のみんなも、いい人ばかりで……僕は、そんなみんなを……殺してしまった。こうするしか……こうするしかなかった。それはわかっているんです。だけど……!」

 

「……無理をするな、アッシュ。」

 

「……ご心配をおかけして、すみません。……僕、ちょっと街の様子を見てきます。弟たちが、無事でいればいいけれど……。」

 

ロナート卿が戦死して叛乱を終わらせたアッシュは彼が叛乱を起こしたことにショックを受けていた。その様子を見た他の青獅子の面々は何も言えなかった。そして、アッシュは家族のことを思い出して様子を見に行くのであった。

 

それからしばらくして弟たちを引き連れたアッシュが戻ったのを見た一同はガルグ=マク大修道院に戻るのであった。その日は青獅子の面々は無言で宿舎まで戻っていくのであった。




因みにイングリットはシンシアと仲良くなり、彼女に頼まれてシルヴァン達に対する口調にしています。

ロナート卿の叛乱に関して、自分なりの解釈を入れさせていただきました。

アドバイスや改善点は常時募集しております。

オリジナルキャラを募集しております。ぜひお願いいたします。
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