祝福の物語   作:高城 あきら

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ここで見捨てるわけにはいかない

 神也の体が持ち上がり、容赦なく叩き付けられた。

 防御すらできなかった彼は肉片を飛び散らせ、歩道橋の上で血の跡を付けながら滑る。

 吹き飛ばされた右腕がべしゃりとまどかの傍に落ちてきた。

 

「ひっ⋯⋯」

 

 ほむらは短い悲鳴を上げたまどかの傍に走りよる。あたりに鮮血がまき散らされ、彼女らの身体を汚すが、それに構っている暇はなかった。

 神也を攻撃した何者かがいる。しかしその姿を視認することができない。

 非常にまずい状況だ。ほむらは頬に伝う冷や汗をぬぐった。

 

 下手人は返り血で輪郭の一部が浮き上がっているが、それがどれほどの大きさか分からない上に、正体もつかめない。そして神也の安否もわからない。

 魔法少女なら辛うじてどうにかなるかもしれないが、彼はあくまで人間なのだ。しかし生きていてもらわなければ困る。

 

 ほむらは足元に転がる、顔が半分削られた神也を見下ろした。夥しい血液が広がり、ほむらの足元を濡らす。

 そのうち彼の身体が、がくがくと痙攣を起こしだした。

 

 失血性ショックの症状だ。

 ほむらは眉をゆがめたが、それだけだった。

 必要以上に動揺はしないし、冷静さを失うこともない。ほむらはただ目の前にいるであろう攻撃してきた存在に目を向けていた。

 

 (さそり)のような姿をしているのだろうか、神也の血が付いた部分がしっぽのようにゆらゆら揺れ、縦方向にはあまり大きくはなく、平たい構造をしているようだ。

 

 それだけの情報を手に入れると、ほむらは時間を止めた。

 そして銃弾を放つ。本当はロケット砲などの火力が高い兵器を使用したかったのだが、今いる歩道橋を破壊しかねない以上、それらの爆発物は使えない。

 だがどれだけ堅牢な殻を持っているもわからない。ほむらはひたすらに銃を連発した。

 

 時を再開させる。

 金属の弾幕が透明な何かを襲い、轟音を響かせた。そして陽炎のように空間が歪んだ。どうやらなにがしかの液体をまき散らしたようで、それすらも透明なようだ。

 

 耳をつんざくような甲高い悲鳴が上がった。それと同時に周りの景色が歪む。

 ほむらはそれでようやく理解した。目の前にいるのはやはり魔女だ。そして当然のごとくそれは結界を張っている。

 だがその結界が問題だった。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 相当隠密行動に長けた能力を持っているが、その分基礎的な能力は低いようだ。

 蠍のような見た目に反して装甲は薄い。

 

 ほむらに一瞬おくれて再起したマミと杏子が魔女に攻撃した。

 しかし魔女の方もぎちぎちと不快な音を立てながら、漏れ出た体液を体中に塗りたくると返り血が透明になり再び完全に姿を隠す。

 

 それを見たマミの反応は早かった。

 素早くリボンでまどかの身体を抱き寄せると、直線状に魔弾で弾幕を張る。しかし手ごたえがないと知るや、リボンでドーム状に全員を包み簡易的な障壁を作り出した。

 そしてすぐに外側でガン! と音がした。魔女の攻撃を防御することには成功したようだ。

 

「⋯⋯この状況、どうしましょう?」

「敵の出方が分からない以上、むやみに飛び出すわけにもいかねえ。かといってここに引きこもってちゃ、じり貧だ」

「加野神也にはまだ息があったわ。ここで見捨てるわけにはいかない」

 

 マミと杏子、そしてほむらが思案した瞬間。

 ガン! と外からまた音がして、空気が震える。魔女が執拗に攻撃してきているのだ。

 マミはとっさの判断で神也は防御壁の中に入れなかった。それは一目見ただけで助かりそうにもない神也よりも、恐怖に戦慄くまどかの救出を優先してのことだ。

 マミの判断は間違っているとは言えない。だがある意味神也を見捨てるような判断をしたせいで、彼女は罪悪感を抱いている。マミの表情からほむらにはそれが分かるが、今はそれをケアする時間がない。

 

 一瞬降りてきた沈黙の中、さやかは勢い良く手を挙げた。

 

「神也さんの治療ならあたしが何とかできそう。あとは、誰かが魔女の足止めしてくれない?」

「あの魔女の姿は見えないけれど、音や空気の揺らぎはあるわ。それだけの情報があれば、そこの二人が何とかするでしょう。私はまどかを守るわ」

 

 ほむらはマミと杏子に目を向ける。

 二人は互いに目を見合わせると、頷きあった。

 

「次に攻撃されたら」

「その音にめがけて攻撃、だな」

 

 杏子はにっと笑い、マミも微笑んだ。かつて師弟関係であったこともあり、二人とも有事の際にはこうやって連携を組める。

 

 ほむらはその様子を見て心配はいらないと判断すると、震えるまどかの手を取った。

 衝撃的な映像を見たからだろうか、顔色は悪く、眼に生気が宿っていない。

 今度は私が助けてあげる番だ。ほむらは優しく、それでいて固くまどかの手を両手で握り締めた。

 

「大丈夫よ、まどか。怖がる必要はないわ」

「ほむらちゃん、ごめん。私⋯⋯」

 

 まどかが恐怖に染められた目でほむらを見上げる。だがその眼には、恐怖以外の感情も渦巻いていた。それはほむらもよく知る色だ。

 

 自己嫌悪の色。

 

 またまどかは自分の無力さに打ちひしがれている。また自分には何もできないと考えている。そんな自分を変えたいと思っている。

 どうしてそうなのかと、まどかを問い詰めたかった。

 まどかにとっての幸福は、今の生活であるはずなのに。家族に囲まれ、友人に恵まれ、そして大人になってゆく。それが幸せであるはずなのに。

 なぜそれを変えたいなどと願ってしまうのだろうか?

 

「どうしてっ⋯⋯」

「ほむらちゃん?」

 

 気づけばほむらはそれを声に出していた。まどかも疑問に思ったようで、困惑した表情を浮かべている。

 心配はいらない、と言うようにほむらはまどかの手をぎゅっと握った。もしくは何かに縋りつくように。

 

 再び防御壁を叩く音がした。

 

「今よ!」

 

 マミがリボンを解き、それと同時に杏子が槍を横薙ぎに振るう。

 肉を切り裂くような音と共に、魔女の悲鳴が響いた。

 どすんと吹き飛ばされた魔女の身体が歩道橋の上に落ちる音の方へ、マミは射撃を開始。

 つぎつぎに飛翔する弾丸はそのほとんどが魔女に命中し、透明なしぶきを上げた。

 

 その戦闘音を背後に、さやかはそっと神也の身体に触れる。

 そして思わず唇を噛んだ。

 

 体が冷たくなり、血管が脈を打っておらず、呼吸もしていない。

 さやかがそっと目隠しを上にずらすと、焦点の合わない虹色の瞳があったが、普段よりも輝きがなく瞳孔が開き切っている。

 すなわち、さやかの目の前にいるのは生命を失った神也だということになる。

 

 さやかは項垂れ、瞼を固く閉じた。死んでしまったものを生き返らせるすべはない。試したことはなかったが、彼女には直感でそれが分かった。

 かっと開かれたままの目は閉じさせよう、そしてせめてもの手向けとしてあの魔女は倒さなければならない。さやかはそう思って神也の身体に触れようとしたその時だった。

 

「ぐ⋯⋯」

 

 神也の唇がかすかに動き、言葉を発した。

 さやかは考えるよりも先に、倒れたままの彼の身体を掴み、揺らす。

 

「い、生きてるの神也さん! まってて、いま治癒魔法かけるから!」

 

 さやかが慌てて神也に魔法をかけようとしたとき、突然その腕が掴まれた。

 神也が残った左手でさやかの腕を掴んでいるのだが、その力が問題だ。まるで万力のような力で、さやかの腕を軋ませる。

 

 さやかは痛みに顔を歪めた。魔法少女の身体にダメージを与えるなど、人間の力を超えている。そうしている間にも神也の手はぎりぎりとさやかの腕を締め上げ、爪が食い込んで血をしたたらせた。

 

 ぎょろりと神也の目玉が動き、さやかをとらえる。

 その瞳はいつもと変わらない虹色をしていた。それでもさやかには言いようのない不気味さを与える。まるで人形と目が合ったような、体の底がうずくような不気味さを。

 その瞳は怒りを持った目つきで、さやかのことを睨んでいる。

 

 突然ゆらり、と神也の身体がまるで操り人形のように起き上がり、戦い続ける魔法少女たちの方へ歩き始めた。ふらふらとした足取りはあまりにも不規則で、人間というよりも幽鬼のような軌跡を描く。

 さやかはつかまれたままの腕を引き、神也を進ませまいと抗うが、まるで意味をなさない。像にでも引きずられているみたいだ。

 

「しん⋯⋯や⋯⋯」

 

 うわごとのように神也は呟く。

 どろりと赤黒い塊が神也の左胸に空いた大穴から零れ落ち、歩道橋の上にべしゃりと音を立てて広がった。

 そしてそこから漏れ出す気配に、さやかは息を飲んだ。

 

 魔女の気配。

 

 さやかの本能が警鐘を鳴らすと同時、大穴から真っ黒なものが噴出した。

 とてつもない暴風がさやかに叩きつけられ、その体が木っ端のように吹き飛ばされる。

 地面に引きずられ、体制を整えようとしても吹き荒れる嵐に体を取られるせいでまともに受け身すら取れない。

 

 ようやくさやかの身体が止まった時、彼女はマミに抱き留められていた。

 

「大丈夫? 美樹さん」

「な、なんとか⋯⋯」

 

 そうしてさやかが立ち上がろうとしたとき、体を支えていた左手のバランスを崩し、また地面に突っ伏してしまう。

 地面が生暖かい。

 空は真っ暗で、星が瞬く代わりに無数の目玉が蠢き、その場にいる全員をとらえている。地面は脈打って真っ赤に染まっており、血管のようなものが無数に走っていた。

 

 魔女の結界だ。そして視界の先に()()はいた。

 

 体中から伸びる深紅の管。巨大な右腕の先に手は付いておらず、剣のように尖っているものの、対照的に人のように滑らかな左腕。顔は本来目がある位置に真っ白な二つの掌が覆っており、妙につややかな唇は固く閉じられている。

 この結界を支配する魔女だ。透明な魔女の結界を上書きして、その巨大な体躯を持つ魔女がみなの視線の先で鎮座していた。

 

 その魔女の足元に神也が倒れている。しかし誰も動くことができない。魔女が放つ異様な空気に誰もが縛り付けられ、魔女の動きを見ていることしかできない。

 次の瞬間、魔女が大きく口を開けたかと思うと、再び突風がその場にいる全員を襲う。

 そして同時に響いてくるすさまじい轟音。

 

 それは魔女の慟哭だった。悲鳴にも似たそれは、魔法少女たちに警鐘を鳴らさせる。

 ()()()()()()()()()()()

 

 魔女は身をかがめて跳躍し、その質量で何かを踏みつける。すると絶叫が虚空から上がり、ぶよぶよした地面を波打たせるものの、魔女はそんなものを気にすることもなく鋭利な右腕を振り上げると、その何かに突き刺した。

 

 ひときわ甲高い悲鳴が上がった。すると魔女が突き刺した右腕の先に、もう一つの黒々としたものが浮き上がる。

 それは神也の身体に大穴をあけた、蠍のような魔女だった。節足動物が動き回る不快な音があたりに満たされるが、刺したほうの魔女は当然気にすることもなくその右腕を脈打つ地面に叩きつけた。

 

 そして蠍の魔女へ向かって振りぬかれる凶刃。

 悲鳴はぱたりと止み、泣き別れになった上半身が遠いところで崩れ落ちる音だけが彼女たちに届けられた。

 

 残った魔女は空へ向かって咆哮する。それは勝利の雄たけびというよりも、むしろ泣き叫ぶような声だ。

 唐突にその顔がさやかたちへ向けられた。敵意を隠そうともせず歯をむき出している。

 

「冗談じゃねえぞ⋯⋯」

 

 杏子のつぶやきを、さやかは聞き逃さなかった。あれだけの強さを持つ彼女が悪態をつくほどの実力を持っているのか。さやかはそこになって初めて体の震えに気が付いた。

 残念ながら武者震いのような戦意溢れる生きの良いものではなく、恐怖に由来する震えなのだが。

 

 マミの手がさやかに乗せられる。そこから伝わってくる震えは、果たしてさやかと同種のものなのか、マミの余裕ある笑みからは判断がつかない。

 

 魔女が再び叫んだ。今度はさやかたちに向かって。

 

「やるしかないようね」

 

 マミがマスケット銃を召喚するのと、同時に魔女が突進してくる。

 マミはそれを避けることなく魔女の足元に銃弾を炸裂させると、地面が大きく脈動してその動きを鈍らせた。

 その一瞬を逃さず飛来する紅い流星。

 杏子が容赦なく魔女の顔面に向かって槍を突き刺していた。しかし、

 

「ちっ⋯⋯」

 

 右腕の刃に阻まれる。杏子は小さく舌打ちをした。

 彼女とて歴戦の魔法少女だ。得体の知れない魔女と戦ってきたことなど何度もあるし、その程度で今更怖気づいたりなどしないが、一切の手加減なく放たれた一撃がまるで先を読んでいたかのように右腕の刃で弾かれたのだ。

 マミの射撃の精度とタイミングは完璧だった。そうして生み出された隙が潰されたとあっては、実力の差を見せられたようで杏子としては気に食わない。

 

 マミの方も若干の焦りがあった。魔女本体ではなく地面を狙い打ったのは、単なる射撃ではあの魔女の装甲を貫けないと判断したからだ。

 魔力を込めることでダメージは与えられるかもしれないが、先ほど蠍の魔女に見せた俊敏さは警戒せねばならない。そうするとティロ・フィナーレを撃つほどの時間が果たしてとれるのか、マミには見当もつかなかった。

 

《佐倉さん、今のは最高速度よね?》

《⋯⋯だったら文句あんのかよ》

《いいえ、そうじゃないわ。あなたのスピ-ドについていけるあの魔女にちょっと驚いただけ。でもまるで、どこから攻撃が来るのか分かっていたみたいなかわし方だったわ》

 

 攻撃の手を緩めないためにも、マミと杏子の二人はテレパシーで会話をする。

 杏子は次々と襲い来る刃を回避しながら決定打には欠けるものの、確実に攻撃を食らわせ、マミは回転数こそ落ちるが杏子に当てないように、かつ魔女の攻撃を妨害しながら的確に銃撃していた。

 

 その戦いから目は離さずに、さやかはゆっくりと神也へ近づいた。いまだに倒れている彼の身体はやはり生気を宿していない。しかし可能性を捨てるわけにはいかなかった。さやかはゆっくりと神也の身体に触れようとした。

 

 その時だった。ほむらが突然さやかへ走り寄ってきた。そしてじっとさやかの眼を覗き込む。

 

「な、なに?」

「私は巴マミたちの援護へ向かうわ。その間、まどかのことをお願い」

 

 そう言われてさやかが目を上げると、まどかの瞳をとらえた。

 いまだに不安で揺らいでいる。そんな彼女を、マミと杏子ですら苦戦する魔女から守り切れるのか。さやかとしても少々不安だったが、ほむらがここに残るよりもいいだろう。さやかはできるだけ力強く頷いた。

 それをみてほむらが纏う空気を戦闘用のそれに変えた次の瞬間、彼女の姿が掻き消えた。と思うとすでに魔女の元へとたどり着いている。

 

 相変わらず不可解な魔法を使うなとさやかが思っていると、まどかの小さな手がさやかのそれを握った。

 

「ご、ごめんね、さやかちゃん」

「あー、なに。謝る必要ないって。まどか一人も守れないようじゃ、見滝原を守るなんて到底出来っこないしね」

 

 まどかを落ち着かせなければならない。さやかができるだけにっこりと笑うと、まどかも少しだけ微笑む。

 さやかは少しだけ安心してもう一度神也の方へ向くと、その体が光に包まれ、虹の結晶が彼の身体から無数に伸びていた。

 

「んな⋯⋯」

 

 その光景に、さやかが驚きに顔を歪めたそのときだった。

 風が彼女の背後を通り抜けた。何事かと振り向くと、そこにはなぜか長い髪を生暖かい地面に散らばせ、仰向けに転がっているほむらの身体がある。

 一瞬やられたのかと思ったが、ほむらは素早く立ち上がった。そしてさやかがほっと息を吐いた瞬間。

 

「にげて、美樹さやか!」

 

 しかしほむらの叫び声はさやかには届かなかった。

 何が起きたのか理解する前に、直観に突き動かされるままさやかはまどかの身体を突き飛ばす。

 何が起きたのか、さやか自身にもよくわからなかった。だが取らなければならない行動は、脳で処理するよりも早くさやかの身体に命令が届く。

 

“攻撃をよけろ!”

 

 さやかは咄嗟に身をひねる。すると魔女の凶刃がさやかの臍付近、ちょうどソウルジェムをかすめた。

 もう少しでまどかともども真っ二つにされるところだった。

さやかがほっと息を吐こうとした瞬間、

 

 その体が崩れ落ちた。

 

 一瞬、さやかには何が起きたのか理解できなかった。しかしそれは実感として訪れる。

 痛い。それは最初に訪れた。何が? ちがう。どこが? そうじゃない。

 ()()()()()()()。逃げないと。できない。()()()()()()

 

 さやかが絞り出すように悲鳴を上げ、痛みにうずくまってのたうち回るのを、魔女は無慈悲に見下ろしていた。そして魔女が右腕を振り下ろそうとしたその時、すさまじい衝撃が魔女に叩きつけられ、その巨躯が吹き飛ばされてマミたちの頭上を越え、遠くで地面に墜落する。

 

 神也がさやかをかばうように立っていた。だが息は荒く、眼は虚ろになっている。

 

 次の瞬間、結界が揺らぎ、現実の世界が戻ってきた。すなわち魔女が逃走したのだ。

 

 しかし彼らはそれで安堵することができない

 

「さやかちゃん? しっかりして、さやかちゃん!」

 

 さやかはソウルジェムに攻撃をかすめただけだ。それなのに今までに誰が受けたどのダメージよりも痛みに悲鳴を上げている。

 

「今のは危なかったね、さやか。もっと本体は大事にしないと」

 

 ほむらと神也を除く全員が事態を飲み込めていない中、キュゥべえの無機質な声が、歩道橋の上で不気味なほどみなの耳に届けられた。

 

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