アズールレーン&艦これ ~蒼き航路に集いし少女達~ 作:モンターク
数分後の海上では戦艦「大和」「武蔵」「長門」「陸奥」空母「赤城」「加賀」重巡「摩耶」「鳥海」軽巡「夕張」駆逐「吹雪」「綾波」「夕立」「時雨」の艦娘達。
そしてエンタープライズ、ベルファスト、ジャベリン、綾波、ニーミ、ラフィーと言ったKAN-SEN達も出撃していた。
「ですが、いいのですか?あの後でお疲れのはずなのに……」
「平気だ。赤城。そしてその「未確認海上生物」……あれは間違いなくセイレーンだ」
「はい。エンタープライズ様の言う通り、哨戒機からのデータを確認させていただきましたが、あの特徴はセイレーンです。ただ下級クラスのものでしたが」
「セイレーン……お前たちが戦う敵で良いんだよな?」
「はい、武蔵様。私達の敵です」
「本当に驚きの連続だわ……長門も当初は驚いてたのよね?」
「まあな。だがいずれなれるぞ陸奥」
艦娘・KAN‐SEN達がそう話していると、上空の自衛隊機より通信が入る。
『こちら航空自衛隊早期警戒管制機「キーパー2」、各艦娘へ。まもなくそちらは交戦距離に入るが、こちらの航空機が先行して対艦ミサイルを発射し、目くらましを行う。注意されたし!なおその後に護衛艦からも攻撃を行う!』
「こちら旗艦「大和」了解!各艦、対水上戦闘用意!」
大和の号令により各艦は艤装展開で戦闘形態に入る。
だがそんな時にエンタープライズは少しだけ考え事をしていた。
「どうかされましたか?エンタープライズ様」
「いや、ここは人類も頑張っているんだなと……人類は人類の兵器で艦娘を徹底的に支援している。内輪もめしてしまっている私達の世界に比べて……少し羨ましいな」
「……私達もそうなればいいのです。これから……」
「ああ、なれるといい…いや、なってみせるさ」
エンタープライズは迷いをある程度断ち切ったこともあり、表情は少し明るくなっていた。
(エンタープライズさん……良かったです)
そしてそれを見て、安心するジャベリンであった。
その後、航空自衛隊の航空機「F-2」「F-35」が現場空域に到着。
『スパロー3、Fire!』
『ブレイブ5、Fire!』
90式空対艦誘導弾及びJSMが発射され、深海棲艦とセイレーンは唐突な奇襲を食らった。
「敵の陣形が崩れたぞ!」
「ええ、砲雷撃戦用意!!」
長門及び大和の号令により艦娘も攻撃を開始。
姫・鬼級が居ないこともあり、作戦自体は滞りなく進行した。
だが――
(どうも様子がおかしい……)
エンタープライズはそれに引っかかりを覚えていた。
あまりにも手応えがなさすぎる……だが、罠にしてはやけに手薄すぎるとも考えていた。
「第三目標、撃破完了!」
赤城がそう確認した途端。
「!?…なんだ?」
艦娘・KAN-SEN達はセイレーンの残骸から突如として発せられた光に目を塞がれた。
その光は数秒立たずしてすぐに消え失せたのだが……。
「……エンタープライズ様!」
「どうした?ベルファスト」
「残骸があった地点に……ワームホールのようなものが開かれています!」
「なに!?」
海上にはワームホールのような…黒い大きなトンネルが突如姿を表したのだ。
まるで、何かと何かが繋がれたかのように……。
―――――――――――
その後、情報を受け、自衛隊により謎のトンネルの調査が開始された。
レーダーなどによる観測や陸上自衛隊の無人偵察機システム(FFRS)やドローンなどが投入され、その解析には数日ほどが費やされた。
結果、ワームホールは大型船舶一隻が通れるほどで、幅としてはパナマ運河のものよりは大きいと観測された。
そしてそのワームホールが続く先は、この近海と変わらない見渡す限りの海があり、無人機の距離限界もあり、そのワームホールの先の解析は進まなかったが、KAN-SENのエンタープライズが無人機で撮影された風景を見た途端、その世界は彼女たちの元の世界だと言う。
つまり帰れるということであるが、それを聞いて艦娘の赤城などあちらの世界に行っていた面々は「まだ終わっていないことを意味しているのでは?」と考えていた。
その結果、艦娘達も再びあの世界へ飛び込む決意をしたのである。
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「いいのか?赤城」
「提督……はい。ケリを付けないと行けない気がするんです。もう暫く、お暇をいただきますね」
「……ああ、根回しはこっちで勝手にやっておく」
「頼みます、提督」
こうしてKAN-SENと艦娘達は再びあの世界へ戻っていくでのあった。
やり残したことを終わらせるために……
だいぶダイジェストです。
すみません。