アズールレーン&艦これ ~蒼き航路に集いし少女達~ 作:モンターク
久しぶりすぎてアズレン忘れてきた()
なお11話と12話は統合します。
内容的に
海に願いを(前編)
「なんだこれは!?」
帰還して真っ先に声を上げたのはエンタープライズであった。
なんとユニオン・重桜領の境目付近の無人島が遠距離により攻撃を受け、爆発をしたということであった。
「これは……核か…?」
自らそれを受けたことがある長門が連想するほどの威力であった。
「一体これは……やっぱりセイレーンですか?」
「そうと考えて間違いないわ。キリシマ」
クイーンエリザベスは紅茶のカップを回しつつもそう答える。
「ですが、陛下。事態は深刻です。もしもこれで基地を攻撃されたら…」
「ドッカーン。ひとたまりもないね」
軽くも深刻に答えるホーネットである。
なおW明石曰く最悪の場合、基地本島から半径数キロを巻き添えに消滅するらしい。
「関連性はまだ分からないけど、島の消滅より数時間前。重桜から正体不明の超巨大艦船が発進しているわ」
ヘレナがそう出した写真はどこか艦とはいいにくいものであるが、確かに艦であるものが写っていた。
「シェフィ、川内…この船…」
「はい。私どもが重桜の地下で見たものと特徴が一致しています」
「あーオロチってやつだよね……こんなのがに…じゃなくて重桜が作ってたなんて驚いたなぁ…」
そう3人が言うと加賀がその写真をよく見始める。
すると途端に苦い表情になっていた。
「……やっぱり…」
「どうしたんだ加賀?」
「エンタープライズ……これは間違いなくあちらの「私」が操っていると見て間違いないわ」
「なんだと?」
「まあ…」
その場の面々は加賀のその発言に驚く。
続けて加賀はこうも話す。
「恐らくはセイレーンに騙されて弱った心に付け込まれた…間違いなくね……何としても止めなければ…」
「……ああ。セイレーンの野望を打ち砕くためにも…だな」
「ええ」
エンタープライズ、加賀は決意を固めたのであった。
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一方、五航戦の翔鶴瑞鶴は通信式神であちらの自分達と情報交換していた。
「…で?やっぱりそっちの加賀が?」
『ええ…お陰で重桜は大混乱。なんとか追うように出撃できたけど……あちらは早くて…』
『本当に先輩がああなるなんて…』
あちらの翔鶴と言えど、さすがのこの行動には驚いてしまったようだ。
「ともかく、どこかでオロチを叩かないといけませんね…そちらの地点は…」
「あら?」
「!?」
「!」
五航戦の後ろにやけに聞き覚えのある声。
そう一航戦の赤城であった。
「翔鶴さん、瑞鶴さん?どうしたのですか?何か喋って…」
「あ、いえ!なんでもないですよ!?」
「そ、そうです!と、特に…」
『ちょ、どうしたの急に!?』
「あら?その声……確かあちらの……」
「ちょ!?」
まさかのここでバレてしまうのであった。
観念してとりあえずその事を話す。
「なるほど…これが通信端末なんですね」
『は、はい!赤城先輩!』
「そうかしこまらなくても大丈夫ですよ?厳密には違うようなものですし」
『そ、そうはいきません!で、今オロチの件について意見交換してまして!』
「はい、私達もつい先程オロチの地点へ向かうことを決定しました。やはり…加賀さんですよね?」
『そうです。加賀先輩がやらかしてしまいまして……』
『ちょ、翔鶴姉!』
「そちらの見解と同じようですね。早急に止めないと人類に悪影響を及ぼすことも……」
『はい……でも加賀先輩が何故そこまで追い詰められたのか……』
「……わかりました。では私達もそちらへ向かいます。では、また後ほど」
『了解です。加賀先輩』
ピッと通信が切れる。
そこへ顔色をうかがう五航戦の二人
「あの…怒ってないんですか?」
「怒る必要あります?今は争っている場合ではありませんし、あのときとは違うんですから」
「そ、そうですか……」
安心する二人であった。
一方、KAN-SENの五航戦は――
「あの赤城先輩…優しそうだったよね」
「ええ、こっちと交換してもいいかもしれません…」
「しょ、翔鶴姉…」
やはりといっていいか、違いに驚いていた。
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その後、アズールレーン・艦娘連合艦隊も出港した。
当然ながら、ジャベリン、ラフィー、綾波、ニーミと艦娘の吹雪、綾波、時雨、夕立もいる。
そしてKAN-SENの綾波は真剣な表情で前を見るが、そこに手を取るラフィーと艦船の綾波
「大丈夫。いける」
「うん…きっと」
「……はい」
それに対し自信がついたようで頷いて返す綾波。
なおニーミも同じように真剣な表情で前を見ているようで。
「どうしたの?ニーミちゃん」
「ジャベリン…いえ、不思議だと思いまして」
「確かに変だよね。全く違う艦がこうして一緒って。でもこれが普通になればいいなってジャベリンは思うな」
「……重桜、鉄血とも?」
「うん、皆一緒で」
「……そうですね」
なおその視線の方向で走り回っている夕立の姿あった。
「ぽいぽいぽい!ぽいぽいぽい!」
「ちょっ、そんなに走ると危ないよ?」
「大丈夫っぽい!うずうずして逆に動かないほうがおかしくなりそうっぽい!」
「そこ!走らないでください!」
言うまでもなくニーミは注意するのであった。
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一方のレッドアクシズは一足先にオロチ及びセイレーンに接触し、交戦していた。
上位個体まで出てきたその激しくなる戦いに、もちろん「加賀」はいた
「加賀先輩……」
「オロチは…やらせはしない!」
加賀と瑞鶴、翔鶴も交戦を開始する。
「どうしてセイレーンに手を貸すの!?こんなこと間違っている!」
「私はただ赤城姉様の願いを叶えるだけだ!」
「ああもう!いつもの澄まし顔はどこへ行ったのかしら!」
加賀とは二人がかりで交戦しているはずだが、オロチのバックアップなのか、それとも本人の信念かでむしろ互角以上の戦いであった。
「くっ、しまっ!」
「瑞鶴!」
「もらった…!」
その時、別の方向より烈風改二戊型が飛んできて、加賀を銃撃する。
「くっ!」
そのため瑞鶴への攻撃を断念し、一度後ろへ下がる。
「……!」
「か、加賀先輩…?」
「あちらの……」
「……」
弓道袴を身にまとい、サイドテールで髪をまとめたその空母。
だがその更に新たな改装が明石により緊急で施されたものであった。
「第一航空戦隊航空母艦「加賀」改め「加賀改二」、参ります」